「成る程……。とどのつまりあなたたちは先回りを考えているというわけなのですね?」
ホムラの言葉にカガリは頷く。
「そういうことだよ、ホムラ。リーダーは何を考えているか知らないけれど……、少なくとも私はそれを許せなかった」
「私もそう思っていたのだけれどね、そしたらこの子も同じことを考えているというじゃないか。だったらタッグを組んだほうがいい……。そう思ったわけだよ」
「この子、って。私とあなたは同い年のはずだけれど?」
「身長差がまったく違うじゃないか。少なくとも、君と私じゃ全然違う。そりゃ年齢違うと言われてもおかしくない話だろう? ……ま、ここでへんな雰囲気になっても意味はないからあまり話はしないけれど」
「取り敢えず今のところはこれくらいかな。情報整理も全然うまくいっていないし。リーダーには私から話しておくから、あなたも協力してくれる?」
「……仕方ないですね。マグマ団の不利益になることを、みすみす放っておくわけにもいきません。話を聞くことにしましょう」
「ありがとう、ホムラ。……きっとあなたはそう言ってくれると……思っていた」
そしてホムラはカガリたちのほうへと向かった。
◇◇◇
「それじゃ、先ずは状況確認と行こうじゃないか。簡単なことだが、今スカイ団はあるポケモンを呼び出そうとしている。そのポケモンは空に住むポケモン。カイオーガとグラードンの戦いのとき、それを鎮めようとして現れたポケモンのことだ」
「それは、どういうことだ。イズミ。陸と海と……空?」
「普通に考えればわかる話なんじゃないかい? まあ、それはおいておいて。やつらは空を支配するつもりらしいが、それ以上に、さらにあるものを手に入れようとしているらしい。それは小さなツボだ。名前は確か……『いましめのツボ』というらしい。それを使うことでどうなるのか、それははっきり言って解らない。けれど、それとフーパというポケモンが関係することは判明している」
「フーパ……?」
「フーパというポケモンはどんなポケモンも『呼び寄せる』ことが出来る。それこそ次元を超えて、空間を超えて。だからそのポケモンを使うことにより、最悪、世界を征服することだってできるでしょうね」
「そんなポケモンがスカイ団の手に渡れば……」
ホムラの言葉を聞いて、カガリとイズミは頷いた。
「そう。何を仕出かすか解らない連中にそのような夢のような能力を持つポケモンを確保されてしまえば、それこそ何が起きるかわからない。だからそれよりも先に、私たちが何とかしようと――そう思っているというわけ」