あわてん坊の筆者はサンタの代わりにプレゼントとして投稿します。昼に。
遂にクリスマスですが筆者は余りそのような感じはしないです。月日の流れって早いですね。
いつかけんぼー様の隻狼×ブルアカのクロスオーバー作品とコラボしたいなーと思いながら書いてます。コラボするとしたら執行者が出てからになると思いますが…………
あと、最近やっぱりナメフルって強いんじゃ?と思い始めています。(掌ドリル)
「おはよう、アヤネ」
「おはようございます。先生」
「アヤネはどうしてこんな早い時間に?」
「えっと……今日は利息の返済日でして……準備しないといけないんですよ」
先生はアヤネを見つけ、アヤネと共に学校に向かっていた。
「朝早くから大変だね」
「でも、教官とレディさんは学校に住み込みなので」
「………………あれ?二人に任せればいいのでは???」
「いえ、正確な金額まで知っているのは私ぐらいなものなので……」
アヤネはそう言いながら眼鏡を上げる。二人はそんな他愛もない会話を交わしながら、学校へ向かった。
…………………………………………………………
「……お待たせしました。変動金利を諸々適用し、利息は788万3250円ですね、全て現金でお支払いいただきました。以上となります。カイザーローンとお取引いただき、まいどありがとうございます!来月もよろしくお願いいたします」
ブロロロロロ……
「はあ、今月もなんとか乗り切ったねー」
「……完済まであとどれくらい?」
「309年返済なので…………今のを入れると……」
「言わなくていいわよ。正確な数字で言われるとストレス溜まりそう…………どうせ死ぬまで完済できないし、計算しても無駄でしょ!!」
「…………」
「シロコ、あの車は襲っちゃ駄目よ」
「ん……」
「襲うならもっとバレない車にしなさい」
「レディさん…………そもそも車を襲うのが駄目だと思いますよ……」
「そう言えば、追跡者さんは?」
「追跡者は…………恐らく寝ている」
「ホシノちゃんと似て寝坊助さんなんですね☆」
ホシノは自分と同じで済むならどれだけ良かった事かと思い、とても歯痒い思いをしていた。だが、それは胸中に留めた。
「ま、とりあえず今は目の前の問題に集中しよう。教室に戻ろうか〜」
「うん、そうだね」
…………………………………………………………
「それで……今回分かった事が幾つかあります」
「ほう……」
そう言いながら、追跡者は相変わらずぐったりと椅子にもたれかかるように座っている。
このような場でさえ眠気が襲いかかり、少々うとうとしてしまうが何とか堪え会議に耳を傾ける。
その様子にホシノは内心心配していたが、それを態度に出すことはできなかった。
「まず前回の襲撃者の件からです」
「調べた所私たちを襲ったのは、便利屋68、という部活です。ゲヘナではかなり危険で素行の悪い生徒として知られています。便利屋は頼まれた事をなんでもこなすサービス業者で…………」
「ゲヘナだと起業が許可されてるの?」
「それはないと思います…恐らく無断で起業したのだと」
「あら…校則違反ってことですね。悪い子たちには見えませんでしたが…」
追跡者は鉄の目と組んでいる者がまともとは思えなかった。
「次にヘルメット団の裏に付いている存在のことですが…………どうやらヘルメット団の兵器はブラックマーケットから来ているものでした」
(鉄の目といた便利屋68も同じスポンサーがついていた……と考えて良さそうね)
「そうです。あそこでは中退…休学…退学…様々な理由で学校を辞めた生徒が集団を形成しており、連邦生徒会の許可を得ていない非認可の部活もたくさん活動していると聞きました」
「便利屋68みたいに?」
「はい、便利屋68もブラックマーケットで何度も騒ぎを起こしていると聞きました」
「私からもいいかしら?……」
レディは鉄の目から聞いた話を皆に伝えた。
「鉄の目から『ブラックマーケットを調べてみるといい』と聞いたわ…………恐らくブラックマーケットに黒幕に関わるものがあるのかも」
「成る程な」
「よし、じゃあ決まり、ブラックマーケットを調べてみよ。意外な手掛かりが出てくるかもしれないしね」
…………………………………………………………
「ここがブラックマーケット…」
セリカがその大きさに圧倒され言う。まるで大都市に初めて来た人のような反応だった
「わあ、すっごい賑わってますね!」
「そうだね。小さな市場を想像したけど、まちひとつぐらいの規模だなんて。連邦生徒会の手が及ばないエリアがここまで巨大化してるとは思わなかった」
「そこまで巨大化しているなら恐らく私達の探す相手は相当な組織である可能性もあるだろう」
「うへ〜、私たちは普段アビドスしかいないからね。学区外は結構変な場所が多いんだよー」
「ホシノ先輩は来たことあるの?」
シロコは追跡者も抱いた疑問をホシノにぶつける。
「いんやー、私も初めてだねー。でも他の学区には結構へんちくりんなものが多いんだってさー」
「ちょーでかい水族館もあるの!アクアリウムっていうの!いってみたいなー。うへ、お魚……お刺身……」
「…………今度作ろうか?」
「じゃあお願いしようかな〜」
「みなさん、油断しないでくださいね。そこは違法な武器や物が取引されている場所です。何が起こるかわからないんですよ?何かあったら私が……きゃあ!?」
アヤネが驚いた声を上げる。
タタタタタタタタ!!!
それと同時に、銃声と火薬の匂いがした。
「銃声だ」
シロコがそう呟く。
「こら待てや!」
「う、うわああ!まずいです!つ、ついてこないでくださいー!!」
「こっちだ!!!」
「そうは行くか!」
ブロンドの髪の制服を着た少女と水色の服と髪の裸足の少女が追いかけられている。アヤネが「あれ、あの制服……」と呟いていた。心当たりがあるのだろうか。
だが追跡者とレディは先導していた少女に見覚えがあった。
「邪魔だっ!!!」
そう言いながら先導していたつり目の少女は走る勢いのままシロコに向かって飛び蹴りを繰り出す。
「ん!」サッ!
ドスッ!「ぐはっ」
だがシロコは咄嗟に回避し、後ろにいた先生に腹部にクリーンヒットした。
「せ、先生ー!!!」
「大丈夫か!……」
「う……うん……大丈夫だよ…………」
腹を抱えて蹲っている。見るからに大丈夫じゃなさそうだった。
「う、うわぁ!!!す、すみません!」
「ふん、その程度で倒れるとは……男なら根性を見せんか!この腑抜け!」
「復ちゃん駄目ですよ!知らない人に飛び蹴りなんかしちゃ!」
「…………あの馬鹿の目でももう少し根性見せたぞ……」
復ちゃんと呼ばれた小さな水色髪の少女はそう言いながら、追跡者に目を向けた。
「ほう?……貴様ら、生きていたのか。どうやらあの馬鹿の目の言っていたことは本当のようだ」
復ちゃんと呼ばれた少女の呟きは詳しくは聞こえなかったが、彼女の事を追跡者は確かに知っている。
「その……お知り合いですか?…………」
「あぁ」
「彼女は元々私達の仲間の夜渡り、復讐者よ」
アヤネの質問に追跡者は淡白に返事し、レディが詳しく説明する。
だが何故か、追跡者は復讐者の目線には敵意があるように感じていた。
「お前…………今は許すが怪しい事をするようなら、そこの巫女が何と言おうとお前を殺すからな」
お前というのは追跡者の事だろう。
追跡者は相変わらずだと思いつつも、その言葉の真意をすぐに理解した。
「そのような事はもう起こさない。必ずだ」
「………………成る程……お前も存外人らしいようだな」
「え?……え?……」
「どういう事!?」
レディはどういう事か分かっていたのでそれを黙って聞いていただけだが、対策委員会や先生、復讐者と共に居たブロンド髪の少女も訳が分からず混乱していた。
「……あぁ、すまない。私達夜渡りの問題だ。今解決した」
「あはは……ならいいのですが……」
「あ!思い出しました!その制服…………キヴォトスでも有数なマンモス校の一つ、トリニティ総合学園です!」
「そう、そしてキヴォトス1のお金持ち学校でもある!だから拉致って身代金をたんまり頂こうってわけさ!」
「拉致って交渉、なかなかいい財テクだろう?くくくっ」
不良達がアヤネの言葉に合いの手を入れるが如く答える。
「二人とも、それは駄目よ。身代金は身元がすぐバレるからリスクが」
「レディ…………そもそも誘拐が駄目だ」
レディは相変わらずやんちゃである。追跡者はツッコミながらもその様を兜の中で微笑ましく見ていた。
「……申し訳ないけど…………追跡者、お願い……」
未だに痛そうに蹲る先生の言う「お願い」とは、気絶させろということなのだろうか。
追跡者はそう考え、不良達に近づいた。
「あん?やんのかてめ」ゴン!!!
「なにしやが」ゴスッ!!!
追跡者は無言で不良を沈めた。
「この程度造作でもない…………それよりお前は?」
「わ、私、阿慈谷ヒフミと申します!先ほどはありがとうございました。その……みなさんがいなかったら学園に迷惑をかけてしまうところでした……それにこっそり抜け出してきたので……何か問題を起こしたら……あうう……想像しただけでも…………」
「どうして…………こんな所に?…………」
先生がフラフラになりながら立ち上がる。
「あわわわ!先程は私の仲間が申し訳ありません!」
「だ、大丈夫……」
まだ大丈夫ではなさそうだが、先生はこんな事で折れるような人ではない。
「そ、それで……私がここに来た理由は探し物がありまして…………もう販売されていない代物なんですが、ブラックマーケットには密かに取引されてるらしくて…………」
「もしかして……戦車?」
「もしかして違法な火器?」
「化学兵器とかですか?」
「…………結晶杖?」
「いや、
「えっ!!?いいえ、えっとですね…ペロロ様の限定グッズなんです」
「ペロロ?」
「はい!これです!ペロロ様とアイス屋さんがコラボした、限定のぬいぐるみ!限定で100点しか作られてないグッズなんですよ!」
そう言ってペロロ様とやらを追跡者に見せて来た。
「ね。可愛いでしょう?」
「わあ☆モモフレンズですね!私も大好きです!ペロロちゃん可愛いですよね!私はミスター・ニコライが好きなんです!」
追跡者は最近の若い人はこれが可愛いのか……と何処か遠い目をしていた。
「いやー、何の話だが、おじさんにはさっぱりだなー」
「ホシノ先輩はこういうファンシー系に興味はないでしょ」
「最近の若い人にはついていけないな……」
「ホシノ先輩、歳の差ほぼないじゃん!」
(……ホシノからしてみてもやっぱりヤバい見た目らしい。まだリムベルドにいた化け物共よりは可愛げはあるが……)
「ところで、アビドスの皆さんはなぜこちらへ?」
「……探し物だ」
「そう、今は生産されてないものだけど、ここならあるかなって」
「そうなんですね、似たような感じですね!」
追跡者は、復讐者が来た理由が気になり質問しようとした…………が、ここでアヤネから通信が入る。
「みなさん大変です!四方から武装した人が向かってきてます!」
「いたぞ!あいつらだ!」
「よくもやってくれたな!痛い目に合わせてやる!」
「先ほど追跡者さんが撃退したチンピラの仲間のようです!」
「ん、望むところ」
「反省出来ないのなら…………」
「教官、ステイ」
「………………」
「何、私が暇つぶしの相手にでもなってやる」
「大丈夫か……数が多いぞ……」
目の前にいる不良の数に驚きながら、自身の手伝いがなくて良いのか追跡者は不安だった。
「大丈夫。私が何とかするから」
先生は短くそう答えた。
(相当指揮能力に自信があるようだが…………前回の人数差もどうにか対応した男だ。任せてみるか……)
追跡者は先生の腕を信じ、自身は護衛に回ることにした。
「分かった。頼む」
「今回は私も護衛に回るわ」
「レディさん!?」
「ん、これが本来あるべき状態」
「そうだけど…………!」
「セリカちゃーん、レディさんに甘えすぎちゃいけませんよ〜☆」
「もう!分かってるから!」
…………………………………………………………
戦況を大雑把に見ているが、中々上々である。
(セリカ……あれを当てるようになるか………………戦車!?……シロコに当た…………いいカバーだノノミ)
追跡者は対策委員会の皆が戦う様子を上機嫌で見ていた。教え子達の成長は見ていて楽しいと感じているようだった。
「随分機嫌がいいな」
「あぁ、アビドスの生徒達に戦闘指南をしていてな」
「成る程、通りで」
「一つ気になったのだけど……復讐者はどうして
レディは追跡者と同じ質問を抱いていたようだった。
「それか?それなら
「土産???」
「少し世話になった奴らがいてな。そいつらの為に色々持って帰ってやろうと思ったまでだ」
そう言う復讐者の手には、何処か名残惜しそうに
「成る程、そういうことだったのね」
「…………どうやら終わったらしいぞ」
復讐者がそう言うと、不良達が後退していく光景が見えた。
一旦切りがいいのでここまでとします。年末年始は投稿頻度を上げられるか分からないですが上げたいです。
アビドス編に出現する夜の王の予想をもしよろしければ投票お願いします
-
グラディウス
-
エデレ
-
グノスター
-
マリス
-
フルゴール
-
リブラ
-
カリゴ