夜渡りinキヴォトス   作:脱力戦士セシタマン

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ひけさね様、誤字報告ありがとうございます!


リブラがエデレと肩を並べている……だと……!?

リブラ、このままエデレを抜いてしまうのか……?


DLCが遂に来ました……がまだ筆者はやれてません!休日にやりまくりますよー!



定例会議と新たな脅威

 

 

 セリカ誘拐事件から数日後…………

 

 

「本日は対策委員会の定例会議をやります!」

 

(そう言えば、前にもあったな…………)

 

 追跡者は以前あった定例会議の事を思い出していた。あの時は追跡者が来て間もない頃だった故に追跡者は余り会話についていけなかったが、今回は参加出来そうだったので追跡者は楽しみにしていた。

 

「今回は教官と先生が初参加ですね☆」

「追跡者って前回は参加してなかったの???」

「えぇ。当時はアビドスで教師を務めるのに必要な知識をつけなくちゃいけなかったから、前回はある程度余裕のあった私だけ参加したのよ」

 

 レディは前回の定例会議の事を思い出していた。

 

「そうだったんだね」

「ですがその前に、この間のセリカちゃんが誘拐された件で分かった事があります」

 

 アヤネは淡々とした口調で言う。

 

「ヘルメット団の用いていた戦車の部品や銃器を確認した結果、キヴォトスでは使用禁止とされているものだと判明しました」

「?…………使用禁止!?……」

 

 追跡者は武器に使用禁止もへったくれもないと思っていたので彼にとって衝撃的な事実だった。

 彼が相手にしていたのは夜。最早武器の見た目が花束*1だろうと指輪の付いた指*2だろうと楽器*3だろうと振り回して殺さなければいけなかったのだから、尚の事驚いていた。

 

(でも、流石に花束程見た目に文句を言いたくなる武器は見かけていない……この世界は意外と見た目を重視しているのかもしれないな。銃をデコレーションしている者もいるし……)

 

「これらの出どころが分かれば、裏で手を引いている存在も分かるかもしれません」

「成る程な」

「もう少し時間は掛かりそうですが……判明したことがあればまた報告します」

「分かったわ」

「それでは、会議を始めます。今回の議題はどうやって学校の負債を返済するか、具体的な方法を議論しましょう。意見のある方は挙手をお願いします」

「はい!」

「はい、1年の黒見さん!」

「あのさ、まず苗字で呼ぶのやめない?なんか慣れないって言うか……」

「セリカちゃん……折角の会議だし……」

「いいんじゃない?おかた〜い感じで。今回は先生もいるし」

「俺はどうなんだ」

「追跡者さんは例外だよ〜?だって本当は前回参加する筈だったし……」

「うっ……」

 

 追跡者は何だかバカと言われているような気がした。

 

(確かにレディより勉学は苦手だが、鉄の目と無頼漢(戦闘狂達)執行者(変なの)守護者(鳥頭)葬儀屋(脳筋シスター)よりは得意だぞ)

 

 追跡者はかなり失礼な事を考えているが、その事には誰も気付かない。

 

「とにかく!……対策委員会の会計担当としてが校の財政は火の車よ!破綻寸前としか言いようがないわ!」

「会計?……セリカが?……」

「追跡者、そこはツッコんじゃいけないわ」

「このままじゃ廃校よ、皆わかってるわよね?」

 

 追跡者ツッコミはガンスルーされセリカが声を上げる。

 

「返済額は利息で788万!なんとか稼いでるけど、正直全然追いつかない!これまで通り指名手配を捕まえたり、ボランティアじゃあ限界があるわ。なんかこう、大きく一発当てないと!」

「…………宝くじでも買うのか?」

「違うわ!これよ!」

 

 そう言いセリカは1枚のチラシを皆に見せた。

 

「ゲルマニウム麦飯鉱石ブレスレットであなたも一攫千金、ねえ……?」

 

 追跡者からしてみてとても怪しかった。なんというか、何処か平等を謳う悪魔との取引の選択肢を見ているような感じがしていた。

 

「セリカ…………またなのね……」

 

 レディが落胆気味に言う。残念ながら地頭は駄目なようだ。

 

「またって何よ!」

「セリカちゃん!これ詐欺ですよ!」

「へっ!?」

「騙されちゃってますね☆」

「全く、セリカちゃんは世間知らずだねー。気をつけないと悪い大人に騙されて取り返しのつかないことになっちゃうかもよー?」

 

 追跡者はホシノがほんの僅かに暗い目をしていたのを見逃さなかった。

 

「え〜っと……それでは次の意見を……」

 

 

 

 

 

 

 こうして会議は進んでいったが、出てくる案は銀行強盗*4やスクールアイドル*5など、中々良い案は出なかった。

 唯一追跡者の作るピタパンを移動販売しようと言う意見が通りそうだったが、保留となり正午を迎えようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

「中々いい案が出ませんね…………」

「出ないならラーメンでも食べに行こうよ〜」

 

 ホシノはラーメンに行きたいらしい。追跡者も同様また食べに行きたかった。

 

「そうだね。私もお腹が空いてきたし」

「ん、じゃあ行こう」

 

 こうして、何だかんだで柴関へ行くことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日も柴関ラーメンで頼む」

 

 今回もまたもレディと二人きりでカウンター席に座っていた…………というより、座らされていた。

 ノノミが主導となって『女性の心を掴むには』をレディがいないタイミングでレクチャーされ、先生に何故か『頑張って!!!』と肩を叩かれ、どういう事なのか訳が分からない(知力C)まま隣に座っていた。

 

「追跡者…………今度は兜を脱いで食べてみるのはどうだろうか?…………兜を取ればより香りを感じられるのではないだろうか?……」

 

 レディは追跡者に兜を取ってみるように提案した。何故提案したのかと言うと…………

 

(…………兄上の素顔が久々に見たいわ〜……)

 

 と言う、わがままであった。それは円卓にいた時でさえ素顔を見せてくれなかったからだろう。そしてただでさえ長い事顔を見れていない事もあり、追跡者の素顔を忘れていたのもある。

 

「うーむ…………しかし…………」

「私もそれが良いと思います〜☆」(素顔が見れるチャンスですね!)

「ん、私もそのほうがいいと思う」(ん、確かにこれはチャンス)

「うへぇ〜……兜はやっぱりないほうがいいよ〜」(レディさんとの話題作りにも丁度いいね〜)

「私もそのほうがいいと思うよ?」(アヤネ、これはチャンスだから合わせて!)

「は、はい?……わ、私も兜を取って食べるのをオススメします」(こ、これでいいのでしょうか?……)

((((アヤネちゃん、それでいいぞ))))

「そうか…………」

 

 追跡者は彼女らが目で会話していることにすら気付かない程悩んでいた。

 

(あの『ラーメン』の良い香りが更に感じられるのは……だが何か起きた時に…………)

 

 追跡者がそう悩んでいた時に柴関の入り口の扉が開き、見慣れない紫髪の少女が入ってきた。

 

「あ、あの…………ここのお店で一番安いメニューっておいくら位でしょうか?…………」

「一番安いものだと…580円の柴関ラーメンです!看板メニューで、とても美味しいですよ」

「あ、ありがとうございます!」

 

 そう言って、紫髪の少女は店を出てしまった。

 

(……随分変わった事を聞くお客さんね)

 

 セリカが思っているであろう事をレディも内心思いながらも、まあそういう事もあるだろうと追跡者の方に意識を向けようとした時だった。

 

 

 ガラガラガラ………………

 

 

「えへへっ、やっと見つかった!600円以下のメニュー!」

「ふふふ、ほら,何事も解決策はあるものよ。全部想定内だわ」

 

 先程の紫髪の少女と共に何人か入ってきた。そこまではレディにとって良かった。だがその何人かに目を向けていると、レディはその仮面の裏で目を見開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その中に、()()()()()()()()()()()()鉄の目が混ざっていたのだから。

 

 

 

 

 

 

 

「なんか、見るからに怪しい見た目の人が居るけど?……」

「ん、多分あの人は暗殺者」

「シロコちゃん、そういう冗談は失礼になるのでは?……」

 

 アビドスの皆も鉄の目の格好を見て訝しんでいた。

 

「5名様ですか?席にご案内します。」

「いや、一杯しか頼まないから、大丈夫」

「一杯だけ……?どうせなら、ごゆっくり席へどうぞ。今は空いてる時間帯なので、空いてる席も多いですよ?」

「おー、親切な店員さんだね!ありがとう、それじゃお言葉に甘えて」

「あ、わがままのついでに箸は4膳でよろしく!優しいバイトちゃん」

「え?…………まさか一杯を四人で分けるつもりで?……」

 

 セリカは追跡者に判断能力を、レディには頭を鍛えさせられたお陰で原作よりは頭が働くようだった。それでも、会議での惨状を見るにステータスにすれば知力は確実にDではあるのだろうが……

 レディはそれより入ってきた少女達が余りに貧乏過ぎる事に内心驚いていた。

 

「ご、ご、ごめんなさい。貧乏ですみません!お金がなくてすみません!」

「あ、い、いや……そんな謝らなくても……」

「いいえ!お金がないのは首がないのも同じ!生きる資格なんてないんです。虫ケラにも劣る存在なのです。虫ケラ以下ですみません…………」

 

(相当自己肯定感が低い子なのね……)

 

 だがレディはまだ知らない。紫髪の少女の凶暴さを。

 

「はあ、ちょっと声でかいよ…………ハルカ、周りに迷惑……」

「そんな!お金がないのは罪じゃないよ!胸を張って!」

「……へ?」

「お金は天下の回りものってね。そもそもまだ学生だし!それでも小銭をかき集めて食べに来てくれたんでしょ?そういうのが大事なんだよ!」

 

 そんな会話の最中、鉄の目とレディは目が合った。

 

「俺はカウンター席に座る」

「え〜、鉄ちゃん折角一緒に食べるんだから一緒に座ろ〜よ〜」

 

 白い髪の幼女(?)が少しニヤけた顔でそう言う。

 

「すまんな…………話しておきたい知り合いがいる。俺の分はいい」

「分かったわ!」

 

 鉄の目は赤髪の少女からそう言われるとすぐさまカウンター席の方へ向かった。

 

「え?いいの?」

「アルちゃん、鉄ちゃんの話聞きたいんじゃなかったの〜?」

「いいえ、あれは恐らく裏取引をするつもりよ。余り邪魔はしないほうがいいわ」

「本当かな〜?」

「本当よ!」

 

 そんな仲間(?)の会話を横目に、鉄の目はレディの方へ近づいた。

 

「相席、いいか?」

「…………えぇ……」

 

 レディは警戒心を最大限に強めた。追跡者は相変わらず兜を脱ぐべきか脱がざるべきか悶々としているが、彼女達にとって夜を終わらせる事を妨害した言わば敵である。

 そんな相手を、ただ放っておくつもりはなかった。相手が何かを伝えるつもりらしかったので、情報を抜き出すつもりで手出ししていないが、返答次第では腰に差してある短剣で首を刎ねるつもりだった。

 

 そして、対策委員会の皆からも敵視を受けていた。

 

(どうしてお前が隣に座る!!!)

 

 と、先生も含め思っていた。見るからに怪しい男がわざわざレディの隣に来て座ったのだ。

 対策委員会はレディがナンパされるんじゃないかとヒヤヒヤしていた。そして追跡者に対しても、

 

(兜なんてどうでもいいでしょ!)

(ここは追跡者さんがいい所を見せないと!!!)

 

 と対策委員会の皆と先生は思っており、今すぐ追跡者をはたきたい衝動に駆られていた。

 だが、生憎追跡者は『ラーメン』のその味と香りに魅入られ、兜を取るか取らないかで悩んでおり鉄の目のことになど気付いていなかった。それに第一、追跡者は夜の王になった故に、鉄の目が夜を終わらせる事を拒んだ事など知る由もなかった。

 

 

「あなた……久しいわね……」

 

 こうしてレディと鉄の目の静かな戦いが始まった。

 

「あぁ……こうやってお前と食事を摂るのは何時ぶりだろうな」

「さぁ……私には分からないわ」

 

 レディがそう言うと、鉄の目は水を一口飲みこう言った。

 

「ここの世界には慣れたか?」

「えぇ、ある程度は」

「そうか…………俺の方もようやく慣れてきたところだ……」

「そう」

「……本題に入ろう。まず、お前から……聞きたいことがあるのだろう?」

 

 レディは自身の思っている事を言い当てられ内心不服に思いつつも、近い席に聞こえない声の大きさで質問した。

 

「貴方……()()()()()()()()

「……と言うと?」

「とぼけないで頂戴。貴方のせいで夜が長引いたわ」

「それは、そこのそいつも同じようなものだろう」

「それは……そうかもしれないわね…………でも、貴方は自分の為だけに夜を終わらせる事を拒んだ」

「あぁ」

「だから、これからどうするつもりなのかしら?」

 

 レディはこっそり腰の短剣に手を伸ばす。返答次第ではすぐに殺して、拘束するつもりだった。

 鉄の目は死に生きる者。それ故に聖律を宿した刃でなければ完全に殺すことは出来ない。それでも、殺した直後は動けない。殺して拘束し、聖律を宿した刃を見つけどうにかするつもりでいた。

 

「…………俺は夜の王を打ち倒す為に戦うつもりだ」

 

 

 だが、鉄の目から想定外の返答が帰って来た。夜を終わらせる事を拒んだのに、今更夜を終わらせようとするなどレディには理解できなかった。

 

「どういう事?」

「俺は夜が続けば死なずに戦い続けられると思った。夜が明ければ俺は死ぬ定めだったからな」

 

 鉄の目は出来る限りレディが容認してくれそうな事実を伝える。それでも、謝罪する上でそれなりに素直に話すつもりでもいた。

 

「それで、気付けば俺はこの世界に飛ばされた。俺はこの闘争に満ち溢れた世界を夜如きに破壊されるのが不服でな。だから、夜の王を打ち倒す事に協力したい」

「成る程、ねぇ…………」

 

 レディは内心頭を抱えていた。だが、夜に対抗出来る仲間は多いほうがいい。何より鉄の目の戦闘能力はかなり高く、こちら側についてくれるなら心強い。

 

「だから、この店で物騒な事をするのはよせ。お前にとっても良い事はない」

「っ!…………分かったわ」

 

 レディは先程の自身の思惑が殆どバレていた事に驚いた。

 

(これが経験の差なのかしらね……)

 

 

 鉄の目に人生経験の違いを見せつけられ、レディは負けたような感じがした。だが、彼女は中々お転婆であり負けず嫌い故にいつの日かリベンジするつもりだった。

 

「なら……これからまたよろしく頼んでいいかしら?」

「あぁ。依頼料の方だが……」

「……ごめんなさい、生憎私達には……」

「いい。気にするな。その代わり円卓に招いて欲しい」

「勿論そのつもりよ。この地図の場所の椅子に座れば行けるわ。かつて円卓にいた魔女様もいるはずよ」

「分かった。感謝する」

「それと……」

 

 レディと鉄の目の様子を見ていた対策委員会と鉄の目と共にいた数人は多種多様な反応だった。

 

 鉄の目と共にいた数人の方は…………

 

「流石は裏社会に溶け込む存在ね!」

「はい!お待たせしました!熱いので気をつけて!」

「ひぇっ、なにこれ!?ラーメン超大盛りじゃん!」

「ざっと、10人前はあるね……」

「こ、これはオーダーミスなのでは?ではこんなの食べるお金ありませんよう……」

「いやいや、これで合ってますって。580円の柴関ラーメン並!ですよね!大将?」

「ああ、ちょっと手元が狂っちまった。気にしないでくれ」

「大将もああ言っているんだから、遠慮しないで!それじゃ、ごゆっくりどうぞー!」

「う、うわあ…」

 

 来た柴関ラーメンの量に驚きながらも、食べようとしていた。

 

 

 一方対策委員会の方はと言うと…………

 

 

ズルズルズル(どうしましょう!追跡者さんを兜を取るか取らないかで悶々とした状態をどうにかしないと!)

ズルズルズル(ん、私達が用意したサインも届かない)

 

「つ、追跡者?」

「うーむ……うーむ……」

 

(話しかけても駄目だ!)

ズルズルズル(うへぇ〜……やっぱり味噌が一番だよね〜)

「あ、あの、レディさん?」(じゃあレディさんの方を……)

「…………?……あら、ごめんなさい。今少し()()()()があって、今は会話に混ざれないわ」

「そうですか……」(大事な話!?!?)

 

 この通り、パニック状態である。

 

「……成る程、ありがとう。改めて、これからもよろしく頼むわ」

「あぁ」

「……どうやら気を利かせてくれたみたいね。彼女達の所に行ってあげたら?」

 

 対策委員会の皆が慌てている内にレディが鉄の目との会話を終えたようで、レディは共にいた少女の元へ行くよう伝えた。

 

「…………そうだな……それでは、()()()

「えぇ、また」

 

(どうしましょう!きっとナンパ成功ですよ!また会おうってお話を!……)

(いえ、まだそうと決まった訳ではないと思います!連絡先の交換をしていませんし……)

「…………あぁ、それでさっきはどういう用で私に?……」

「あ、はい!?……追跡者さんがずっと悶々としているので……」

「…………本当ね……追跡者、早く食べないと麺が伸びるわよ?」

「……!?…………麺が、伸びる???」

 

 追跡者はようやく現実世界に帰って来たようだ。

 

「えぇ、余り美味しくなくなってしまうから早く食べたほうがいいわよ?」

「そうか……」

「あの……先程のお方とは…………」

 

 アヤネは勇気を出してレディに質問した。

 

「あぁ、彼はかつての仲間の夜渡りの一人よ。協力関係を結ぶ為に、色々と交渉していたのよ」

「そうだったんですね…………」

「よ、良かった〜…………」

「ん、ヒヤヒヤさせないで」

「???」

 

 一方鉄の目の方はと言うと……

 

「すまない。戻って来るよう言われてな」

「それで、一体どんな事を……」

 

 赤髪の少女が純粋無垢でキラキラした目で鉄の目に質問した。

 

「それは話せない。だが、有益な交渉が出来た」

「そう、残念ね…………」

「そっか。それじゃあ、食べよう。はい、これ鉄の目さんの分」

「感謝する」

「それじゃあ…………」

「「「「「いただきます!!!」」」」」

 

 

ズルズルズル…………

「「「「!!」」」」

「美味しい!」「なかなかいけるじゃん!こんな辺ぴな場所なのに、このクオリティーなんて!」

 

「でしょうでしょう!美味しいでしょう?」

 

 いつの間にかノノミが5人の近くにいた。

 

「あれ?……隣の席の……」

「うんうん、ここのラーメンは本当に最高なんです!わざわざ遠くから来る人もいるぐらいです!」

「ええ、わかるわ。いろんなところでいろんなのを食べてきたけど。このレベルのラーメンはなかなかお目にかかれないもの」

 

 そんな会話を横目に、追跡者は覚悟を決める。

 

「レディ」

ズルズルズル…………「ん……どうしたのかしら?」

「俺は、兜をとって食べようと思う」

「「「「「!!!!」」」」」

 

 その言葉に対策委員会と先生も反応する。

 

 

「この人は?」

「あぁ、追跡者だ。夜渡りとして協力関係にあったが、兜を取った姿は見たことがないな……」

「もしかして、激レア???」

「えぇ、そうよ。円卓の管理者だった私でも見たことがないもの…………」

 

 そして追跡者はその兜を取った。

 

「「「「「「!!!!!!!」」」」」」

 

 レディはその顔を見て、思い出した。

 

 

 

 追跡者は、金髪碧眼のイケメンであった事を。

 

 

 

*1
ヴァレーの花束

*2
指輪指

*3
使者の笛系統の武器

*4
シロコ「ん、これで完璧」 レディ「こんな計画じゃ全然ダメよ」 シロコ「ん!?」

*5
追跡者「子供をそう言う目で見るのは許せんな」ゴゴゴゴゴ……!






 追跡者は金髪碧眼の超絶イケメン。異論は認める。

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