ごろごろ読むだけの人様、誤字報告ありがとうございます!
今日の夜投稿する予定でしたが、忙しい為昼に投稿させていただきます。
DLC、良かったですね〜。DLCの感想を箇条書きでざっと書いていきます。
・瓦礫の王
良ボス。レディで初見野良マルチで粉砕してしまったのが少々残念。遺物は無頼漢で採用の余地ありか?
・安寧者たち
ムズい。遺物が強い。でも俺の使うレディは相変わらずナメフル鉄貨を装備している。
・大空洞
ムズい。でもこれから探索していく楽しみがある。
・学者
爽やかイケオジ。ただし夜渡りがグルメレースだし壺おじだし感覚共有おじさん。ジャーナルは考察見ないとよく分からなかったけど、なんとなくお労しい人。
・葬儀屋
暗黒衣装がエッ過ぎる。意外とお目目クリクリでびっくりした。アビリティもスキルもアーツも全部強え。
・深き夜
無頼漢のビルドを試してレートが800溶けた。やっぱ深度5を無頼漢で戦える人は尊敬する。
こんな感じですかね。
DLCキャラは勿論出していく予定ですよ。
「「「「「「!!!!!」」」」」」
「…………どうした?顔に何か付いているか?」
「い、いえ、そうではなくて……」
「?……」
対策委員会と便利屋68の皆は余りの衝撃とその顔の美しさに言葉を失っていた。
肌は透き通るように白く、その顔立ちはキヴォトスでも5本の指に入る程に美しく整っていた。
目に隈があり少々顔色が悪くも見えるが、風が吹けば吹き飛んでしまいそうな程儚い美しさのせいか気づく者はいなかった。
「……何だか様子がおかしいぞ?」
「追跡者…………余りにイケメン過ぎて皆驚いているだけだと思うけど……」
(ふふふ……兄上、そう言えばイケメンだったわね)
先生は追跡者の鈍感さに内心やれやれと思いつつ状況をえた。
だがレディは懐かしい位にしか思っていなかったのでそこまで動揺していなかった。寧ろ兄上の良さが広まって嬉しい限りだった。
「……セリカ?顔が赤いぞ?……いや、ホシノもか?」
セリカは以前の誘拐されていた事件で追跡者に抱きしめられていた事を思い出した。
セリカだけではない。その他の対策委員会の面々も、それぞれ事情はあれど色々あった事を思い出し、赤面していた。
そもそも、人間の女性しかいないような環境下で(顔が見えていなかったとしても)イケメンがお姫様抱っこしたり*1膝枕で耳掻きしたり*2したり事故で押し倒したり*3するのは破壊力が高すぎるのである。
先生は後程上記の話を聞くが、『その内誰かに食べられる(意味深)んじゃない???』と感想を述べていた。だが、先生も大概な事が分かるのは暫く先の事である。
「……大丈夫か?もし体調が悪いなら俺が運んで」
「大丈夫だよ!?!?!?」
お姫様抱っこされた経験のあるホシノが真っ先に答える。次お姫様抱っこを食らえばホシノは追跡者の事を好きになってしまうかもしれない。
恐らく他の対策委員会の皆もそうだろう。だが、委員長として……いや、人として追跡者の恋路を応援しなければならないと思い、若干素が出かけたが声を張り上げ断る。
「そ、そうか……」
ズルズルズル………「早く食べないと麺伸びるわよ?」
「あぁ、そうだった。いただきます」
レディは呑気にチャーシュー麺を食べていた。
その余りの動揺のなさに対策委員会の皆は更に驚く。
(肝心のレディさんが全く動揺していない!?)
(もしかして本当は知っていて!?)
(ん、違う。反応を見るに多分知らなかった。なら導き出される答えは……)
(それは?……)
(私達が知らないだけで教官とレディさんはもう既に
(そ、そんな事が!?)
余りの動揺のなさに勘違いが更に加速し続けていた。
「お前…………本当はイケメンだったんだな」
ズルズルズル…………「そう……なのか?」
「…………自覚なしか」
「???」
「凄くカッコイイわ!」
「もしかして、鉄の目さんも?」
白と黒の髪の少女ことカヨコがダメ元で素顔を見せてくれないか鉄の目に聞いてみる。
ズルズルズル…………「やはりきちんと顔を出して食べた方が美味いぞ」
追跡者も鉄の目の素顔が気になり、顔を見せるように誘導する。これでも食べながら喋らない行儀の良さは流石はお兄ちゃんである。
「ふむ……」
「私もみたいな〜」
「そんなに見たいか?」
「み、見たいです!」
「ならいいだろう!俺の素顔を見て驚くなよ!」
鉄の目は威勢良く答える。仕事柄もありキヴォトスに来る前までは中々素顔を出せなかったが、ここでは指名手配されている訳でもなく暗殺等の恨まれるような事もしていなかったので割とノリノリで素顔を晒そうとしていた。
何より鉄の目は、追跡者が顔を出ししたならそのノリに合わせたかった。鉄の目の追跡者と違いおもしれー男であった。
そしてその神秘のべールが剥がされた。
「「「「お〜!」」」」
この場にもう一人、白髪碧眼イケメンが君臨した。
「鉄ちゃんイケメ〜ン♪」
「まあ、それなりには整っている方だとは思う」
鉄の目はちょっと照れ気味にそう返す。
「なんていうか……追跡者さんは幸薄イケメンだけど、鉄の目さんはなんか危なそうなイケメンだよね」
「あ、分かります」
「危なそう……か」
自分の素性を考えれば中身も危ないが、そうとは鉄の目は言わなかった。
「どこぞの最強の呪術師みたいだね」
「なんだ?術式パナしたほうがいいか?」
「いやいい……ていうか知ってるんだ」
「バトルマンガはあらかた読んでいるからな」
先生が知らなさそうと思ってそう言うが、鉄の目は知っていた。流石はバトルには熱い男である。
「鉄ちゃん、スマイルくださ〜い」
「俺はその店の店員じゃないぞ…………だがくれてやろう!」
ニコッ
鉄の目は爽やかな笑顔を見せる。
「貴方……そう言うキャラだったっけ???」
余りの鉄の目のはしゃぎっぷりに、レディがツッコミを入れる。
「もう『施設』のようなしがらみもなくなったしな」
「ほら、教官!教官もスマイルスマイル」
対策委員会の皆も折角ならと追跡者にスマイルを要求する。
「こ、こうか?……」
が、返ってきたのはガチガチと音のなりそうな程ぎこちない笑顔だった。
「これはスマイルの練習が必要ですね☆」
そんなこんなで対策委員会は便利屋68と楽しい時間を過ごした。
…………………………………………………………
「凄くいい人たちでしたね!」
教室にてアヤネがそう言う。純粋に楽しかったのか、いつもより声の調子が良かった。
「そのことなんだけど……」
「?」
少しレディは気まずそうに告げる。
「彼女ら、このあと私達の学校に襲撃してくるわ」
「え!?」
「ちょっと!どういう事!」
ノノミが驚きの声を上げ、セリカが相変わらず文句を言うように聞いてくる。
「さっきの仲間と話した時の取引で、情報を色々と貰ったのよ」
「でも……それって罠って可能性もあるよね~」
「そうかもしれないが、鉄の目は律儀な奴だ。嘘は付いていないだろう」
「それと、傭兵も雇っているようだけど……」
「ん、それはまずい」
「大丈夫よ。向こうは知っての通りお金がないから傭兵は定時になったら帰ってしまうみたいよ」
「でも、向こうはどうしてそんな事を教えたのでしょうか?」
「鉄の目の方は襲撃そのものより、夜の方が気になるみたいでね。襲撃は失敗する前提で調査に力を入れるらしいわ」
「成る程」
レディの言っている事が信用出来るかどうかぱっと聞いただけでは分からないが、レディの知性は皆信用していたので信じた。
「私達は耐えるだけでいいわ。鉄の目の相手は私がする」
「……それって、八百長ってことかな?」
「つまりはそうよ」
「…………そろそろ来るぞ」
「え?どうして教官が?」
「勘だ。俺は元より勘が鋭い」
「本当です!傭兵と先程の方々が前方15キロ先に!」
「さて……俺は……」
「ん、言わずもがな」
「…………そうか……」
少々意気消沈気味に追跡者は言う。折角無頼漢の気遣いで武器を色々と貰えたというのに、それを振れないのは些か悲しかった。
「…………と言うか以前は何故レディ出撃出来たんだ?」
「レディさんは喰らわないから」
この時追跡者はレディのダブルステップを練習しようか本気で悩んだそうな。
…………………………………………………………
「誰かと思えばあんたたちだったのね!!ラーメンも無料で特盛にしてあげたのに、この恩知らず!!」
便利屋68に対し容赦のないセリフをセリカをぶつける。(レディと鉄の目の取引を抜きにすれば)全く持ってその通りだったので、追跡者は黙ってその様子を見ていた。
「あははは、その件はありがと。それはそれでこれはこれ。こっちも仕事でさ」
「残念だけど公私はハッキリ区別しないと。受けた仕事はきっちりこなす」
「もう!学生なら、もっと他に健全なアルバイトがあるでしょう?それなのに便利屋だなんて!」
ノノミの発言に対し追跡者もレディも鉄の目がいる時点で若干お察しではあった事は言わなかった。
「ちょっと!アルバイトじゃないわ、れっきとしたビジネスよ!肩書きだってあるんだから!私は社長。あっちが室長で、こっちが課長で…………」
「社長、ここで言っちゃうと、余計薄っぺらさが際立つ」
「そう言えば、鉄の目って社員なの???」
レディは純粋な疑問を鉄の目にぶつける。
「社員ではない。あくまで協力関係を結んでいるだけだ」
「その通りよ。だからって、掌を返すことなんてさせないけどね」
アルがそう言っているが、既に鉄の目によって情報がバラされていると言うほぼ裏切り行為に等しい事をしていることなど知る由もない。
「誰の差金か、は……答えるわけないか。力尽くで聞き出す」
「ふふふ、それはもちろん企業秘密よ?」
「俺はあの古臭い服を来た女を相手にする。他は頼む」
「勿論よ。総員、攻撃!」
…………………………………………………………
「さて…………タイマンとなったわけだが……」
「……どうやるつもり?」
「それは勿論…………」
そう言いながら鉄の目は弓をしまい拳を構える。
「
「拳!?」
「あぁ。今回は
「わ、分かったわ……」
(本当にこれで誤魔化せるのかしら???)
レディは若干不安に思ったが、鉄の目はレディと追跡者に関しては
そしてお互い殴り合うのは初めてだが、二人とも何故か既視感だけはあった。*4
「じゃあ早速!」
鉄の目は疾走で距離を詰め、殴りかかる。それをレディは華麗な身のこなしで躱す。
「それじゃあ当たらないわよ!」
「知っている!」
鉄の目は華麗な身のこなしの合間を狙い、拳を振り被る。
「危な……」
それをレディは咄嗟にガードしようとした。
「ふん!」
「!!!」
だが鉄の目は勢いのまま飛び膝蹴りを繰り出し、レディは体勢を崩す。*5
(まず!……)
「破!!!」
鉄の目が渾身の拳での致命の一撃をレディに叩き込み、レディは力なく倒れてしまう。
「…………っ!!!」
だが、レディは直ぐ様体を転がして立ち上がり、また殴り合いが始まった。
「ふん!」
「ぐっ!」
だがレディとてやられっぱなしではない。ダブルステップで躱し確実に隙を突く。
「そこっ!」
「!?……」
そして鉄の目の拳をパリィし、渾身の致命を叩き込む。
鉄の目は倒れるが、二人は当然こんな物で倒れる訳がない事は分かっていたので、鉄の目が起き上がるなり二人共再び全力で殴り合う。
それこそ、顔面に当たろうとボカスカ殴り合っていた。
(す、ステゴロ???)
(八百長の筈だけど、本気で殴り合ってない!?)
追跡者も先生も、その様子を心配しながら見ていた。
「ぐっ……!」(強い!……)
「どうした?その程度か?」
だが、レディは隙のない鉄の目の拳に追い詰められていた。技量も筋力も鉄の目に叶わないのだから、当然と言えば当然である。
「はぁ……はぁ……円卓にいた時はこんな動きしていなかったわよね?……」
「…………こちらに来た時に格闘術を習得する機会があってな」
「でも……負ける訳には行かないわ!……」
「…………何故だ?」
「教官として……かしらね?」
「そうか……だがこちらも仕事だ。手を抜く訳には行かない」
これは八百長の筈だが、鉄の目がバトルは全力でやりたいタイプであり、レディの方も負けず嫌い故にお互いその事を忘れて全力で殴り合っていた。
それこそ、お互い顔がボコボコになろうとも殴り合い続けていた。
「追跡者!そろそろ止めないと!……」
「分かった!」
先生はこれ以上美形の二人が目も当てられない姿になって欲しくなかったので、追跡者に止めに走って貰った。
追跡者は正直鉄の目に関してはどうでもよかったので、レディを説得し、鉄の目をぶん殴るつもりでいた。妹には甘いが他の者には酷い扱いをする、中々過保護なお兄ちゃんだった。
タッタッタッ……!
「お前は!……」
「ふん!!!」ゴスッ!!!
鉄の目の横から、キレイな右ストレートが顔面にヒットした。
「ゴフッ!」
「追跡者!…………まだよ!私はまだ!……」
「レディ……ボコボコになり過ぎだ」
「それは…………!……」
レディは自身の頬を触ってその状態に気付いたようだった。
「…………すまない……」
「いい、気にするな…………そ れ よ り」
「…………………」
殴られて倒れていた鉄の目は起き上がっていた。
「ここまでボコボコにしてくれたんだ…………覚悟は出来ているな?」
「待て、その女も望んだ事だぞ」
「…………そうなのか?」
「……いいえ?」
「!?!?!?」
レディは鉄の目を裏切り追跡者に甘えることにした。兄も兄だが、妹も妹である。
「それに、八百長にしてはやり過ぎだ」
「……………………」
追跡者の正論に反論出来ず、鉄の目は後ろを振り向き逃げを決め込もうとする。
「逃がさん!!!」パヒューン!
バッ!!!
ガシッ!「!?」
追跡者はクローショットを巧みに使い、鉄の目の背中にめがけタックルし、掴みかかる。
「待て!何を!……」
そしてそのまま持ち上げ……
ゴン!!!
ジャーマンスープレックスで硬い地面に鉄の目の頭を叩きつける。
「っ…………」
鉄の目はたまらず気絶してしまった。鉄の目を離し、追跡者はレディの元に向かう。
「……大丈夫か?」
「えぇ…………」
「…………よく考えたら祝福に触れば元通りになるのでは?」
「…………そう言えばそうね……」
「鉄の目、すまん…………?」
「追跡者、鉄の目は気絶してしまっている…………やり過ぎだな」
「…………」
その時、追跡者は今度鉄の目に合ったらラーメンでも奢って許しを請おうと決めた。
因みに、傭兵達は既に撤退しており追跡者の様子を対策委員会の皆はこっそり見ていた。
「ん、流石」
「やっぱり変な男が寄り付いて来るのは嫌だったんですね☆」
(どうしよう……ステゴロを止めさせるつもりだったのに制圧してる……)
「先生?」
「!?……どうしたの!?」
「いえ、追跡者さんと合流したほうが良いのでは……?」
「そ、そうだね。おーい!追跡者〜!」
かくして、襲撃事件は一先ず幕を閉じた。
…………………………………………………………
外は暗く、夜が更けていた。
ザクッ!!!
「ここまでいるとは……」
辺りには亜人が倒れ伏しており、血溜まりが出来ていた。その中には剣を持つ亜人や、女王と思われる大きな亜人もいた。だがその亜人達は、すぐに灰になったように崩れ去っていった。
追跡者は夜な夜な一人で夜の勢力を潰して回っていた。セリカ誘拐事件の時に朝になるまで帰ってこない事をツッコまれなかったのはこうした事情からだった。
「……まだ……まだやらなくては」
追跡者には時間がなかった。追跡者は日に日に衰弱しており、その事は対策委員会の者やレディには隠していた。大抵給食を作り終えた午後は対策委員会と会わずに眠っていることが多いので、対策委員会にはバレてはいなかった。
「…………」
夜の中、ただ一人駆ける。
息は白く、いつの日か相対した夜の王を思い起こす寒さだった。
誰もいない廃墟の立ち並ぶ砂漠は寒々しく、静寂ばかりが続いていた。
「…………!」
だがその内、追跡者は思いがけない人物と出会った。
「追……跡者……さん?」
「…………ホシノか」
二人はばったり遭遇してしまった。
アビドス編に出現する夜の王の予想をもしよろしければ投票お願いします
-
グラディウス
-
エデレ
-
グノスター
-
マリス
-
フルゴール
-
リブラ
-
カリゴ