旋律の英雄   作:紡縁永遠

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実技試験

 「今日は俺のライブへようこそ!エヴィバディセイヘイ!」

 「「ヘイッ!」」

 「おっ、受験番号3005、3006、ナイスな反応ありがとな。実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?」

 「「イェーイ!」」

  「入試要項通り!リスナーにはこの後!30分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!O.K?」

 「演習場には”仮想敵”を()()、多数配置してありそれぞれ『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある!各々なりの“個性”で“仮想敵”を()()()()にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ!もちろん、他人への攻撃等アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」

 

 親父というか、これは乗るのが決まりだ。俺とカナデ以外は乗っていなかったが。

 

 「質問よろしいでしょうか?プリントには四・種・の敵が記載されています!誤記載であれば日本最高峰の恥ずべき痴態!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!」

 

 何か考えがあるからな記載かもな。

 

 「オーケーオーケー。受験番号7111くん。ナイスなお便りサンキューな!四種目の敵は0P!そいつはいわば()()()()!各会場に一体!所狭しと大暴れするよう『ギミック』よ!戦わず逃げることをお勧めするぜ!」

 「ありがとうございました!失礼いたしました!」

 「俺からは以上だ!!最後にリスナーへ我が校の”校訓“をプレゼントしよう。かの英雄ナポレオン=ポナパルドは言った!真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者と!!更に向こうへ!”Pius Ultra!!”それではよい受験を!!」

 

 Pius Ultraか、限界を越えろ確かに必要で、ブレイブだ。自身で決めた限界ほど越えられないものはない、始めから越える前提を叩き込む、楽しくなりそうだ!

 カナデと別れて受験会場に行く。

 広いな、この中にどれだけ仮想敵がいるかだが、問題はこの目と血がどこまで通用するか、まぁなるだけなるか。

 

 『はいスタートー』

 「ブレイブ・イン!」

 

 スタートの言葉が聞こえた瞬間に走り出して、トバスピノの獣電池を起動する、フルートバスターを取り出して走り出す。

 

 『どうしたお前らァッ!実戦じゃあカウントなんざねえんだ走れ走れぇー!既に賽は投げられてんぞー!』

 

 「荒れるぜー、ハァっ!」

 

 一体、二体、三体、四体……

 

 「あれ?弱いな……試験だから強いと思っ…危ないなぁ…」

 「どけ!」BOOM

 「すごいなぁ…爆発系の個性か…っと、一応破壊しとかないとな!」

 

 0ポイントの、仮想敵デッカイなぁ、うん、借りよう、

 

 「ブレイブ・イン」ザクトォルッ!「斬楽章ブレイブフィニッシュ!よしっ!残りも倒さないとな!」

 

 ザクトルの獣電池を利用した斬撃で0ポイントの仮想敵を倒す。案外脆くて鈍重だったので、カナデでも簡単に倒せるはずだ。

 

 

――――――

 

 

 『はいスタートー』

 「ブレイブ・イン!」

 

 ゼロ番の獣電池でオカリナを取り出し装填して、トバスピノのメロディを奏でる。オカリナにかけられた鎖が外れて、周りの仮想敵を倒していく。操れる鎖は最大六本、今は四本で対応している。

 

 「♪〜♪♪〜♪♪〜〜♪」

 「あっ…」

 「大丈夫?」

 「転んだだけだからウチは大丈夫、でも0ポイントが…」

 「分かったあれは、私が止めるから下がってて、ブレイブ・イン」ブンパッキィ!「激楽章ブレイブフィニッシュ♪〜♪♪〜〜♪」

 

 ブンパッキーの獣電池を借りて、鎖の先にエネルギー状の鉄球を形成して0ポイントの仮想敵に叩き落とす。あっけなく破壊されるので拍子抜けだ。

 

 「すっごぉ…」

 「急がないと他が狩られちゃうよ」

 「あっそうじゃん、助けてくれてサンキューな」

 「またね…」

 

 トバスピノのメロディに戻して、残った仮想敵を倒していく。早く終わるといいな。

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