問題児たちと黒い義肢を持つ転生者が異世界からが来るようですよ? 作:夜空 太陽
短編は書いたことはあるのですが連載は完全に初めてです!
書き上がり次第の更新なので不定期に成りがちになるでしょうが読んでくれたら嬉しいです!
俺には、親が居なかった。
居なかったというのは妥当じゃ無いな。
俺の両親は十歳の時に殺されたのだ、それも両親の友人の手でだ。
両親の機転によってクローゼットの中に隠された。
俺は、クローゼット隙間からそいつの顔を見た。
どうやら、両親は友人が横領をしていることを察し告発しようとしていたらしい。
それを俺は警察に発言したが、証拠不十分でそいつは逮捕されなかった。
両親を失ってまもなく俺は孤児院に引き取られた。
しかし、俺は両親が友人に裏切られ殺された事がショックで人間を信じられなくなってしまった。
その時だった、俺の前に彼女が現れたのは。
「ねえねえ、私と遊びませんか?」
彼女はアルビノで髪が白く、目が蒼かった。
そのせいで、2歳の時に孤児院の前に捨てられていたらしい。
それなのによくもまあ、明るく育ったものだ。
何故、親に捨てられて人を信じられるのだろう?
何故敬語なのかは後に聞いた話だが孤児院だと外から来る人に敬語を使うので癖になってしまったらしい。
「いやだよ、どうせ君も俺を騙すんだろう」
「ふぇ?なんでですか?私はあなたを騙しませんよ?」
どうせ、嘘だろ。
「そもそも、何で俺なんだよ、他の奴でもいいじゃないか」
「えーと?分かりません!」
「は!?分からないって自分で言っといてそれかよ馬鹿か?馬鹿なのか?」
「うー、馬鹿じゃあるません!、馬鹿って言った方が馬鹿なんです!」
「良いことを教えてやろう、それは、馬鹿の言い訳だ」
「うー」
彼女は、頬を膨らませて抵抗している。
ははは、何かこいつをからかうのが面白くなってきたな。
「あ!やっと笑いましたね!」
え?俺が笑った?
俺は、自分の唇に触れると少しほんの少しだが唇の角度がつり上がっていた。
「わ、笑ってねぇよ!」
「うそです!」
彼女はからかうように笑ったが確かに安堵感と喜びをなぜか浮かべていた。
「嘘じゃねぇよ!」
俺は否定したが、顔が熱くなっていくのを感じた。
「あ、照れてますね」
「だ・か・ら!照れてねぇって言ってるだろ!」
「まあ、良いじゃないですか!」
「良くねぇ!」
「それよりも!」
「なんだよ?」
「友達になりましょう!」
「はぁ?嫌だよ」
俺がはっきり否定すると彼女は泣き出しそうになった。
「分かった、分かった!考えといてやる!だから泣くな!」
「本当ですか?」
涙目╋上目遣いのダブルコンボに実に不覚ながら可愛いと思ってしまった。
「あ、ああ、本当だ。だから泣くな」
「はい!」
彼女は涙目になりながらもとても嬉しそうに笑った。
その笑顔に俺の中の人を信じられなかった冷たい氷のような心が溶け始めたのを感じた。
それが、俺、暁 黒夜と彼女、桜木 花音の初めての会話だった。
おそらく、俺はこの瞬間から彼女の事を好きになってしまったのだろう。
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