問題児たちと黒い義肢を持つ転生者が異世界からが来るようですよ?   作:夜空 太陽

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黒夜「勉強しろ馬鹿」
そろそろ泣いていい?




本編どうぞ!


お菓子と変革者

俺達はクソ野郎に喧嘩を売って帰ってた。

 

「ふぅ、三日は長かったかな?」

 

コンコン

 

「黒夜入るぜ」

 

十六夜がノックをして入ってきた。

 

「十六夜どうした?」

 

「ヤハハ、箱庭に遊び行ってくるけどお前も行くか?」

 

どうするかな?

 

行く必要もないしいいか。

 

「俺はいいや土産頼むな」

 

「ヤハハ!了解!行ってくるぜ!」

 

「ああ、そうだ十六夜二ついいか?」

 

「ん?何だ?」

 

「一つ、黒ウサギに手紙でもいいから一言、言っとけ」

 

「あと一つは何だ?」

 

「ノック二回はトイレだ」

 

「あ...」

 

十六夜は忘れてたと言わんばかりに驚いてた。

 

 

 

 

 

コン、コン

 

力の違う二回のノックがなった。

 

「どうぞ」

 

「黒夜」

 

「暁くん」

 

「ん、久遠に耀かどうした?」

 

久遠と耀がバスケットを持って入ってきた。

 

「...これ」

 

すっと耀がバスケットを出した。

 

「何だこれ?」

 

バスケットの上に乗っていた布を取った。

 

中に入っていたのはクッキーだった。

 

「クッキー?」

 

「...うん」

 

「耀が作ったのか?」

 

「ううん、リリが作った」

 

耀は首を二回軽く横へ振った。

 

「あとで礼を言わないとな」

 

リリとはノーネームに所属している狐っ子だ。

 

敬語を使っている所が昔の花音にそっくりだった。

 

つーか、割烹着着てたな。

 

「そうね、というか今なら私ブラックコーヒー飲めそうだわ」

 

「「なんで(だ)?」」

 

久遠は呆れてこう言った。

 

「はぁ、まあいいわ。あともう一つ言っておきたいことがあるの」

 

「ん?何だ?」

 

「よくやったわ暁くんスッゴいスッキリしたわ!」

 

「ん、黒夜超GJ」

 

白かよ、まあ無口キャラだし似合ってるけどさ。

 

「ありがとな二人とも」

 

「じゃあ黒ウサギのとこに行くからね」

 

「ガールズトーク超ワクワク」

 

耀はすごく楽しそうだ。

 

つーか、本当に白みたいだな。

 

「あ、そうだ久遠」

 

「なに?暁くん」

 

「黒夜でいい」

 

「分かったわ黒夜くん。じゃあ私も飛鳥でいいわよ」

 

「分かった飛鳥」

 

「むぅ、黒夜」

 

耀が不機嫌だ。

 

どうしよう。

 

撫でとこ。

 

「フニャァ」

 

猫みたいだ。

 

「ほらほら、黒ウサギとガールズトークすんじゃないのか?」

 

「黒夜」

 

「何だ耀?」

 

「テクニシャン」

 

「な!///」

 

久ど...飛鳥が顔を赤くする。

 

「ちょっと待て!飛鳥絶対お前の考えてるのとは違うぞ!あと、耀!お前意味分かってんのか?」

 

「?」

 

耀は首を傾げる。

 

「分かんねぇのかよ!はぁ、黒ウサギのとこ行け」

 

「「うん(ええ)」」

 

「あ、そうだ十六夜にも言ったけど」

 

「なに?」

 

「ノック二回はトイレだ」

 

「...あ」

 

「?」

 

飛鳥は十六夜と同じで忘れてたと言わんばかりに驚いてた。

 

耀はまた分からなかったのか首を傾げていた。

 

 

 

 

 

 

コンコンコン

 

ん、今度は三回だ。

 

誰だ?

 

「失礼します」

 

凛とした鈴のような声とともに入ってきたのは花音だった。

 

「かの...桜木ど、どうした?」

 

ヤバイ、今は桜木って呼ばないとな。

 

「あの...ノーネームの昔の仲間を助けるためにゲームをすると聞いたのですが...」

 

「だったらなんだ?」

 

「わ、私もメンバーに加えては頂けないでしょうか?」

 

「何故だ?お前には戦う力は無いと聞いたが?」

 

「いえ、私には回復の力があります!闘いながら回復することが...「足手まといだここにいろ」

 

「でも!」

 

できるだけ戦場に出したくないだからどうにかして止めねぇと。

 

「お前、何か隠してるだろ?」

 

「はい、私には回復の光の力と人の精神を傷つける光の力があるんです」

 

「それを黒ウサギには?」

 

「言ってません」

 

「じゃあ、なんで俺に言ってくれたんだ?」

 

「あの、その、よく分からないんですが黒夜さんなら大丈夫かなって...」

 

もしかしたら少しだけ記憶が残っていたのか?

 

「分かった、そのかわり俺のそばにいろ絶対に傷つけねぇ...」

 

「分かりました」

 

「...本当は行かせたくねぇんだけどな」ボソッ

 

「何か言いましたか?」

 

「い、いやなんでもない」

「これ、どうぞ」

 

小包にドーナッツが入っていた。

 

「何だこれ?」

 

「作ったのでよかったらどうぞ」

 

「あ、ありがとう」

 

「では、失礼します」

 

「ああ」

 

「あ、そうだ」

 

「どうした、桜木?」

 

「花音」

 

「は?」

 

「花音でいいですよ」

 

花音はニッコリ笑ってそう言った。

 

「ああ、じゃあな花音」

 

 

 

 

俺は花音が置いていったドーナッツを一口齧る。

 

モサッ

 

はは、変わんねぇな牛乳足んなくてモサモサし過ぎて...でもすげぇ旨い。

 

「本当に変わんねぇな...本当に旨い」

 

少し涙が滲んできた。

 

「居るんだろ...テト」

 

「...うん」

 

そういうとテトは直ぐに現れた。

 

「何で花音は記憶を失ったんだ?」

 

テトは本当に申し訳なさそうに答えた。

 

「ごめん...どうやら箱庭に来てから精神的ショックを受けたみたいなんだ」

 

白夜叉のところで遊び半分で謝ったときとは違って本当に申し訳なさそうに謝った。

 

「俺みたいには助けられなかったのか?」

 

「うん、花音が転生したのは半年前なんだ。花音が転生した後直ぐに複数の反社会組織が暴動を起こしたんだ。そして、国連が全勢力を持って壊滅させたんだ」

 

「おいおい、条約はどうした!?」

 

「非常事態だから破棄したらしいよ」

 

「おいこら、国連」

 

「で、それから死者が増えすぎてアフターケアが出来なかったんだ。

でも、黒夜が転生する前の日にすべてが終わったんだ」

 

「おかしくないか?転生する奴等がいれば仕事が多いんじゃないのか?」

 

「違うよ、普通は元の世界に適当に送るだけなんだよ」

 

「え?それはおかしくないか?じゃあ俺と花音はこの世界に転生したんだ?」

 

「変革者(イノベーター)」

 

「そうだ!それはいったいなんなんだ!」

 

「その名の通り君と関わった人の運命を少なからず変革させるっていう力だ」

 

「...運命を変革だと?俺はそんなことしたことがないし。そもそも、そんな力使ったことがない!」

 

「それは正しく言えば力ではなく君の存在そのものなんだよ。そして、君をあの世界には置いては置けない。だから元の世界に転生させずにこの世界に送ったんだ。そして、桜木 花音彼女が君の影響を一番受けた」

 

「...俺が花音を殺したってことか」

 

「悲観する必要はない。君と出会わなきゃ彼女はもっと悲惨な運命を辿っていた。聞きたいかい?」

 

「ああ」

 

「彼女は高校卒業後国境なき医師団に所属し戦地に行くが反社会組織に捉えられ娼婦のような目に「止めろ!」

 

ズガン!

 

俺は無意識に壁を殴っていた。

 

左腕で殴ったため罅が入った程度ですんだ。

 

「ごめん言い過ぎたね」

 

「悪い、イライラし過ぎた」

 

「死んでも忘れても好きな人と居れるのが一番いいと思うよ」

 

「そう...だな」

 

「そうだ!今日は最後の特典の調整がすんだんだ」

 

「最後の特典?」

 

「うん、君は僕が作った世界で修行したよね」

 

「ああ」

 

「その鍛えた分の能力の上昇をまだしてないんだ。ゲームの前に調整がすんでよかったよ」

 

「どのくらいの能力なんだ?」

 

「十六夜を10としたら9くらいかな?」

 

「十分チートだな」

 

「そうだねチートだね」

 

「その体に変えるのか?」

 

「うん、これからやるけど体の見た目は変わらずに能力だけをあげるからね♪」

 

「分かったやってくれ」

 

「うん!分かったよ!フェアリーテイルのセカンドオリジンを開く様なものだから滅茶苦茶痛いよ!」

 

「は?」

 

「イックヨー!」

 

「グアァァァ!!」

 

「この部屋完全防音にしておいてよかった」

 

「だ...から、壁なぐ...ても誰も来なかったのか」

 

「わーお!喋れるのかい!?」

 

「朝には傷み治まるから頑張ってね♪」

 

そう言い親指を立ててテトは消えた...

 

 

 

 

「イッテェェェ!!」

 

そして、俺の体に悶絶するような傷みが駆け抜け続ける。

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