問題児たちと黒い義肢を持つ転生者が異世界からが来るようですよ?   作:夜空 太陽

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ちなみに黒夜の格好は連太郎の高校の制服です。



自己紹介と黒うさぎ

俺は金髪の青年に湖から引き上げられ近くにある岩に立て掛けられている。

 

濡れたままだと寒いのでジャケットを脱いでYシャツとズボンになっている。

 

「し、信じらんないわ!! まさか問答無用で引きずり込んだ挙句空に放り出すなんて!!」

 

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ、石の中に呼び出された方がまだ親切だ」

 

「……いえ石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

「俺は問題ない」

 

「そう、身勝手ね」

 

「ここ・・・どこだろう?」

 

「さあな」

 

金髪の青年がさっぱり切り捨てた。

 

「まず間違いないだろうけど一応確認しとくぞ。

お前たちにも変な手紙が?」

 

「そうだけど、まず"お前"って呼び方を訂正して。

私は久遠 飛鳥そこのあなたは?」

 

黒髪の女の子・・・久遠が茶髪の女の子に問いかけた。

 

「・・・春日部 耀」

 

茶髪の女の子・・・春日部が静かに言った。

 

「そこの野蛮で狂暴そうなそこの貴方は? 」

 

「見たまんま野蛮で狂暴な逆廻 十六夜だ。

粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれ」

 

ふーん、十六夜ってそこまで凶悪でも無いと思うけどな。

助けてくれたし。

 

「最後に右側の腕と脚の無いグロテスクな貴方は?」

 

接合部がバラニウムでできてるからそこまでグロテスクじゃない気するけどな。

 

「暁 黒夜 十七歳だ。落下中も言ったが義肢は整備中だ。

痛くもないから移動以外は心配しなくてもいい」

 

そう言うと久遠と春日部が安心したように軽くため息を出した。

 

「で、呼び出されたはいいけど何で誰もいねえんだよ。

この状況や"箱庭"とか言うものを説明する人間現れるもんじゃねぇのか?」

 

「そうね、なんの説明もないままでは動きようがないもの」

 

「・・・この状況に対して落ち着きすぎてるのもどうかと思うけど」

 

確かにというか俺は一回死んでるからまだ分かるけど何でこいつらこんなに落ち着いてるんだ!?

 

「ーーー仕方ねぇな」

 

はぁと十六夜にため息を吐いて本当に仕方なく。

 

「そこに隠れている奴にでも話を聞くか?」

 

「そうだな」

 

「い、イヤー」

 

茂みの影から何かを背負ってうさ耳を着けたバニー嬢のような格好をした女の子が現れた。

 

ん?うさ耳?

 

「さすがは、この黒うさぎが召喚した御四人様ですね~

いえ、隠れてたわけではないんですヨ?

出るタイミングが測れなかっただけで・・・」

 

黒うさぎと名乗った女の子がメチャクチャ焦って言ったが問題児たちは聞く耳を持たない。

 

「なんだ、貴方も気づいていたの?」

 

「当然、そっちの猫を抱いてる奴と腕と脚の無い奴もぎづいていたんだろ?」

 

「風上に立たれたら嫌でもわかる」

 

「武道やってるやつなら直ぐに気づく程度にしか気配隠れていなかったからな」

 

「や、やだなぁ御四人様。

そんな怖い顔で見られると黒うさぎは死んじゃいますよ?ここは一つ穏便にお話を聞いていただけたら・・・」

 

「断る」

 

「却下」

 

「お断りします」

 

「どうでもいいけどその背負ってるの何だ?」

 

「あっは!とりつくシマもないですね♪

ああ、この中に暁 黒夜さんは居ますか?」

 

「ああ、俺だ」

 

「これはある人に貴方に渡してほしいと言われた物なのですが」

 

俺は黒うさぎから鞄を受けとり中を見るとバラニウム義肢が入っていた。

 

「俺の義肢だ!」

 

義肢を掃除機のアタッチメントのようにカチッと接合部に着けると立ち上がり手を握って開いたりして感覚を確かめた。

 

「よっしゃ、しっくり来た!」

 

「これを」

 

黒うさぎが俺に手紙を渡してきた。

 

「ヤハハ!なんだ?ラブレターか?」

 

十六夜が茶々を入れてきた。

 

「違います!」

 

「そんなハッキリ言われるとなんかへこむな」

 

「ああ!ごめんなさい!そんなつもりじゃ!」

 

「うん、知ってるwww」

 

「このおバカさま!」

 

「フベラッ!」

 

黒うさぎにハリセンで叩かれた地味に痛いな。

 

まあ、いいか。

 

俺は手紙を開いた。

 

[僕だよー

いやー、すまない義肢を着けてないことを転生させてから気が付いてね♪

半年前の箱庭に行ってある人に渡してもらうよう頼んだんだ♪

後、チート級の能力を義肢と義眼に着けておいたからそれで許してね♪じゃあねー]

 

「はぁ・・・やっぱりアイツかよ」

 

[PS.絶対充電が切れず壊れない音楽プレイヤーも入れておいたからね♪]

 

「あ、あった」

 

鞄の奥を漁ると赤いウォークマンとイヤホンが入っていた。

 

春日部が狩りをする猫のように気配を隠してそ~っと黒うさぎに近づいて。

 

「えい」

 

「フギャ!!」

 

春日部が思いっきり黒うさぎのうさ耳を引き抜きにかかった。

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!! 触るまでなら黙って受け入れますがまさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとはどういう了見ですか!?」

 

「好奇心のなせる技」

 

「自由にも程があります!」

 

「へえ? このウサ耳って本物なのか?」

 

「………じゃあ私も」

 

十六夜が右の、飛鳥が左の耳を掴む。

 

何か、長そうなのでウォークマンにイヤホンを接続して音楽を適当に流してみた。

 

おお、ピアノから始まったいい曲だな、ってthis gameかよ!

 

あいつどんだけノゲラ押しだよ!

 

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