ニンジャスレイヤー・in the・ニューエリー都 作:オロロンチョチョパー
ゼンゼロ未プレイかつ、ニンジャスレイヤーの漫画を追えてないにも関わらず深夜テンションで書いたものです
初めての作品と言うのもあって誤字脱字などあると思います
それでも良いと言う方はどうぞお読みください
草木も眠るウシミツアワー、雨に濡れた新エリー都をビルから見下ろす男がいた。
男は赤黒い忍者装束を身に纏い腰には聖なるヌンチャク、見るもの全てを射殺さんとする眼、極めつけはメンポに刻まれた「忍殺」の二文字。
そう、彼こそがニンジャスレイヤーである!
読者の皆さんは非常に困惑したことであろう
『アイエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?』
『アバッ…アバババババババババーッ!』
『なんで新エリー都にニンジャ!?』
実際皆さんの困惑はタダシイ
何故彼がこの世界にいるのか
その疑問に答えるため時はさかのぼる
マルノウチスゴイタカイビル、かつてニンジャクラン同士の抗争に巻き込まれ、フジキドが妻子を失いニンジャスレイヤーと成った場所にて二人の男が激闘を繰り広げていた。
一人は我らがニンジャスレイヤー
もう一人は亜空間を行き来するフェイズシフト能力を持ち、他次元から引き寄せたアンタイ・ウェポンを使って戦うザイバツ・シャドーギルド所属のニンジャ
『ダークドメイン』である
先の攻防でニンジャスレイヤーは背中への打撃が加えられ、ダークドメインもニンジャスレイヤーによって、側頭部に蹴りを入れられていた。
互いに次の攻防で全てが決まる、そう直感した
先手を取ったのはダークドメイン、ニンジャスレイヤーめがけてチョップ突き放つ、ニンジャスレイヤーはヌンチャクで応じるもダークドメインのフェイズシフト能力によって虚しく通過! チョップ突きはヌンチャクを誘うフェイントだったのだ!
「死ね!ニンジャスレイヤー=サン!」
ニンジャスレイヤー目掛けて左チョップ突きを放とうとする
だがニンジャスレイヤーのヌンチャクは亜空間転移防御を誘うフェイントであった。
内回し蹴り!だがこれも引き続き通過!タツジン!
が……
(…な、なにぃ!?)
おお…見よニンジャスレイヤーの蹴り足のさきを!
絡めたヌンチャクが!足を支柱に回転している!
(亜空間転移防御は持って 一秒から二秒、回転するヌンチャクの暴風の中キサマは、実体化するしかない!!)
プロペラめいたヌンチャクが、実体化したダークドメインを捕らえる!
ヌンチャクに当たり宙へ舞い上がったダークドメイン この瞬間を見逃すニンジャスレイヤーではなかった!
ヌンチャクはガラガラヘビめいて跳ね回り、その全てがダークドメインへと向かう
赤熱し炎を纏うヌンチャクはさながらサンズデーモンの炎鞭か
あるいはドラゴンの舌か!
無慈悲な攻撃の嵐からダークドメインを決して逃さない!
「ィィィィイイイイイイイイイイ…ヤヤヤヤヤヤァァァァァァァァー!!!!!!!」
ダークドメインの身体が左右真っ二つにされる!
サ・ヨ・ナ・ラ
ダークドメインの身体が爆発四散する!
「バ…バカナー!」
「フーウンク!」
ダークドメインの部下であるニンジャ二人は彼の強さをよく知っていた、そのため敗北は無いと思っていた
だが彼らの眼前に見えるものはダークドメインの爆発
そして、彼を葬ったニンジャスレイヤーの姿である!
「引くぞ」
ダークドメインの部下がそう言ったのを皮切りに、残ったニンジャ達はその場を後にした
イクサが終わった
先程の喧騒が嘘のように辺りは静寂に包まれた
「ぁあなた…あなた生きて…」
「あぁあああ…」
「パパァーァ…」
ニンジャ同士の抗争に巻き込まれながらも、唯一生き残ったマサタカ一家を見てフジキドはただ
(フユコ…トチノキ)
今は亡き自らの妻子の名前を小さく呟いた
全てが終わり、この場を後にしようとしたその時であった!ダークドメインのジツ似た『ナニカ』がその場現れた
(これは!ダークドメイン=サンのジツ!生きているか!?いや、そんな筈はない確実に息の根を止めた!)
ニンジャスレイヤーが目の前に現れた『ナニカ』について困惑しながらも考える時間実に一秒未満、だがその一秒未満によって彼はその『ナニカ』に飲み込まれてしまう、フジキドに宿るニンジャソウルであるナラクが見ていたならば『オバカ!』『ウカツ!』とフジキドに言っていたことであろう
(クッ!ウカツ!早急に外に出なければ!)
ニンジャの身体能力によってこの『ナニカ』の外に出ることは容易い、だがそれを邪魔するかのように緑色をした化け物達に行く手を阻まれる
「ええい!オバケ共!そこを退け!」
緑色のオバケ共を倒す、カラテで、スリケンで、ジュージュツで、進み続けるそしてついに『ナニカ』から脱出する事が出来た
しかし
「なん…だと」
そこはフジキドの知る世界ではなかった、マルノウチスゴイタカイビル周辺と違う街並み、所々に生えている緑色の鉱石のようなもの、先程散々相手取った緑色のオバケ共、どれもフジキドのいた世界では見たことのないものばかりであった
「何処…だと言うのだ此処は…」
困惑しながらも、ニンジャスレイヤーは辺りを見渡すため近くにある廃ビルの屋上へと向かった、道中剣と盾を持つオバケ、犬型のオバケ、両腕が肥大化したオバケ、それらを倒し屋上へ到達する
(此処は明らかに異常だ、緑色のオバケ共、このビルの案内図に書かれた見たことのない文字)
ニンジャスレイヤーは少々困惑しながらも冷静に此処が何処てあのオバケ共はなんなのか思案していた
(私は、ダークドメイン=サンのジツに似た『ナニカ』に飲み込まれた、ダークドメイン=サンのジツは他次元の武器を取り出す事も、他次元の中に相手を落とし消滅させることも出来る、もしこれがダークドメイン=サンの放ったジツならば私はとうに死んでいるだが、私が今も生きていることを考えるとこれはダークドメイン=サンのジツではない?とにかく今は情報が欲しCABOOM!…つ!)
ニンジャスレイヤーが考えを巡らせていると突如遠くから爆発音が聞こえる
ニンジャスレイヤーは即座にジュージュツの構えを取り音のなった方に目を向ける
(此処が何処か分からぬ以上ヘタに動けばキケン、だがあの爆発の場所に行けば何かわかるやもしれぬ…ふむどうしたものか)
ニンジャスレイヤーが考えている内に二度目の爆発を聞く、ニンジャスレイヤーはその爆発を聞いたと同時に結論を出した!
(考えるのは後回しだ!後悔など行ってからすれば良い!邪魔するものいるのならば!全て倒せば良い!)
ドウグシャ製のロープと常人の三倍近い脚力を使い、ビルからビルへ乗り移っていく
(見えた!剣と盾のオバケが3体!作業服の人間を襲っている!急がねば!)
「クソ!!なんだってデュラハンが3体もいやがるんだ!!」
「バカヤロー!!そんな事考えてる暇があったらさっさと逃げるぞ!!」
「誰か!手ぇ貸してくれ!」
「手ぇ貸してやる!逃げるぞ!」
「待ってください工具が!」
「バカッ!工具なんか後で良い!今は逃げるぞ!」
「まっ、待って!!置いてかないでくれ!!」
「ッ!アイツを助けないと!!」
「よせ!!止まれ!!」
制止を振り切り仲間の元へ走り出す!おお…なんと美しいユウジョウ!
「大丈夫か!?」
「あっあぁ、だがこッ腰が抜けッ抜けてしまっ「俺が担ぐ!!」っうお!?」
だが、現実はムジョーであった
「よし!これで…っ!」
作業員が仲間を担ぎ上げたと同時にすぐそばまで来ていたデュラハンと目が合ってしまった!即座に走り出そうとするが「ックソ!」恐怖からか体が動かない!
デュラハンが二人を見下ろす
(俺は、こんなとこで死ぬのか…)
禍々しい剣を振り上げる
「俺は…」
振り下ろす
その時であった!!
ィィィィィィイイイイイイイヤヤヤヤヤヤァーーーーーーーー!!!!!!
突如として現れたニンジャスレイヤーが、剣を振り降ろそうとしたデュラハン目掛け飛び蹴りを放ったのだ!!
「………!?」
デュラハンは何が起きたか知らぬまま、消滅
「人を襲うオバケ共め、今此処で死ねい! ィィィイイイヤァーーーー!!!」
残った2体のデュラハンにツヨイスリケンを放つ!1体へ防ぐ事が出来ずそのまま消滅!もう1体は盾で防ぐ事が出来たもののその衝撃からか盾が粉々になってしまう!
その隙を逃すニンジャスレイヤーではなかった!
(一枚のスリケンで倒せぬのなら何枚でも放つまで!)
イイイイイイイヤァーーーー
ニンジャスレイヤーの放ったスリケンが全てデュラハンに向かう!スリケンの雨から逃れることは出来ず!残ったのは、ネギトロめいたデュラハンの残骸のみ!
それらが消滅したのを確認したニンジャスレイヤーは、辺りが土煙で立ち込めるなか襲われていた作業員に話しかける
「オヌシら、大事ないか」
「…ハッハイ!アリガドウゴザイマス!」(デュラハンを、しかも3体も一瞬で倒すなんてこの人は何者なんだ!?)
ニンジャスレイヤーについて考えていると後方から「オーイ!お前らー!」「生きてるかー!」「返事してくれー!」安否を確認する声達が土煙の中から近付いてきた
「俺ら二人とも無事でーす!」
その言葉をきいた作業員達は安堵し二人に近づき安否を確かめる
「無事か!ケガはないか!」
「ハイ!俺ら二人ともケガ一つないです!なっ!」
そう言い作業員が横をみるとそこに力なく倒れている仲間がいた
「オッオイ!大丈夫か!」
「…………」
心配になって声をかけるも返事はしない
「…オイ、まさか…」
頭の中で最悪のパターンが脳裏をよぎる、そんな事は無いと自分に言い聞かせるがその考えを遮るようにニンジャスレイヤーが近づき脈を測る
「どっどうなんだ!?死んじまったのか!?」
「案ずるな生きておる、気絶しているだけだ」
「そう…か、よかった」
緊張が解けたせいかドッと疲れが押し寄せてくる
「なぁアンタ、アンタがこの二人を助けてくれたんだろ?本当にありがとう」
「いえ、お気になさらず」
「そうか…にしてもアンタ何者なんだ、デュラハン3体を一瞬で倒しちまうホロウレイダーなんて聞いた事がないぞ?」
「シツレイ、アイサツがまだたった」
「ドーモ はじめまして ニンジャスレイヤーです」
「そうか、ニンジャスレイヤー=サン、改めて二人を助けてくれてアリガトウ」
「…そう…か」
「…?」
(彼らは剣と盾のオバケを『デュラハン』と言う固有名称で呼んでいた、ホロウレイダーという単語も聞き覚えはない、彼らなら何か知っているやもしれん)
「シツレイ、幾つか聞きたい事がある、先ずここはどこなのだろか?」
「ここか?ここはホロウの中だ」
「…では先程私が倒しオバケはなんだ?」
「オバケ?あれはエーテリアスのデュラハンだ、知ってるだろ?」
「…ホロウ…エーテリアス」
ニンジャスレイヤーが頭の中で幾ら記憶を遡ってもこれらと類似したようなものはなかった
「…ひょっとしてアンタ知らねぇのかい?」
「あぁ」
「……一体どんな所から来たんだいアンタ」
「それは…「っいや!すまない忘れてくれ!恩人にあれこれ聞くのはシツレイだった!」…そうか」
「さて、両方とも知らねぇのなら簡単な説明をする『ホロウ』は全てを飲み込む災害だ、通信は出来ず飲み込まれたら最後、街は荒廃しエーテル結晶があちこちに生えやがる、オマケに内部は入り組んでいて別の所に飛ばされる『裂け目』ってのがある」
「エーテリアスっていうのはホロウ内部に居続けた生物、自立機械がエーテルに侵食され"異化"しちまった奴らだ、どのホロウにもこいつらは絶対にいる」
「そうか、説明感謝する」
「気にしないでくれ、他に何か分からねぇとこはあるか?」
「では、エーテルとは?」
「エーテルってのはホロウ内部を満たしてる小さな粒子の事だ、長時間接触してると生物をエーテリアスにしちまう危険なもんだが、結晶化したやつを加工すれば電力、合金、さらには爆薬なんかにもなっちまうもんだ、俺等はそれを採るために来たんだ」
「ふむ、外に出るのは難しいのだろうか?」
「外に出てぇのなら俺等と一緒に来るか?このことを上司に報告しなきゃなんねぇからな」
「同行して良いのか?」
「構わねぇ、アンタにはあの二人を助けてもらった恩があるからな」
指を指した方向に目をやる、気絶から目を覚まし助け出そうとした作業員と供に、生きて外に出られる事に二人で喜びを分かち合っている姿を見る
「…そうか度々…感謝する代わりと言ってはなんだが、道中奴らが襲ってきたら私が倒そう」
「そりゃ心強ぇ!頼りにしてるぜ!よし、お前ら外出るぞ!社長に報告だ!」
「「「「ハイ!!」」」」
威勢の良い返事とともにホロウの外に向けて歩き出す、気絶していた作業員が助けようとしてくれた作業員に感謝を告げる
「なぁ、助けてくれてありがとうな」
「いや、俺はなにも出来なかった、むしろ俺も助けられた側だ…あの人に」
そう言い赤黒い忍者装束の男にめを向け感謝を告げる
「なぁ、貴方が俺等を助けてくれたんだろう、ありがとう…本当にありがとう」
「俺も改めて礼を言わせてくれ…ありがとう」
助け出そうとした作業員と気絶していた作業員がニンジャスレイヤーに礼を言う
「いえ、お気になさらず」
「いや、貴方がいたから俺等二人はこうして生き延びれたんだ、だから感謝しないと、なぁ?」
「あぁ、こうして無傷て家に帰る事が出来るのも、貴方のおかげなんだ、本当に感謝してもしきれない」
「ならば…どういたしまして」
自らの感謝の言葉が目の前の恩人に届いたような気がして互いの顔を見る
外を目指す道中、作業員に襲い掛かるエーテリアスを何度も返り討ちにするニンジャスレイヤー、背後からの奇襲、数の暴力、近接戦闘、その全てに対応する彼の圧倒的な力の前にエーテリアスは何もできずに消滅する、そうこうしている内についにホロウの外に出ることに成功する
「やっと外か」「よし!生きて帰れた!」「…疲れた…休みてー」「ハラ減った、飯食いてー」
ホロウを出た時にはすでに日は落ち雨が新エリー都を濡らしていた
「ニンジャスレイヤー=サン改めてありがとう、アンタのおかげで全員無傷で帰れる」
「いえ、こちらこそありがとう、おかげで外に出る事が出来た」
「…なぁ、アンタさえよければ社長に合ってみないか?」
「オヌシらの社長にか?」
「あぁ、もしかしたら何かしらの恩赦が貰えるかもしれない、それにアンタ住む所に宛はあるのか?」
「…」
実際、この世界に来たばかりのニンジャスレイヤーにそのような宛はなかった
「アンタ程の腕前だ恐らく、社長は雇ってくれるだろうそうなれば、衣食住の心配に困らない…無理強いはしないし出来ない……どうだ?」
「せっかくのお誘いだがスマヌ、私にはどうしてもやらねばならぬ事がある」
「…そうか…ならしかねぇ、達者でなニンジャスレイヤー=サン」
「あぁ、オタッシャデー」
地面を蹴り上げビルからビルへ移動し遠くを見渡す場所へ移動する
(ここはネオサイタマでも、私のいた世界でもない)
(憎むべきニンジャいない世界だ)
(その世界で私はどう生きる)
(いや、帰るのだ)
(あの世界に)
(憎むべきニンジャがいるあの世界に)
(帰るのだ)
(なぜなら私は)
(
ここまで読んでくれてありがとうございます
実際に書いて見るととても大変でした
続きはまたいつか書こうと思っています