明らかに生まれる世界線を間違えたクリスが行くデルタルーン 作:リューオ
気が付くと、ゴミの山に埋まってた
「う~…、ゴミ山のお陰で命拾いしたな。行こうぜ…」
俺とラルセイは山を下り、スージィは山の上に乗る
「お、見ろよ!オレはこのゴミ山のボスだー!なんつってな」
「おーい、んな所にいたら危ないぞー」
足場が崩れて転落した。ほら言わんこっちゃねぇ
「イテッ…!」
「スージィ、大丈夫?」
「ヘッ、こんくらい全然ヘーキだぜ。こんなもん、ただの…っ!」
「しゃあねえなぁ。ラルセイ」
「アレだね?」
スージィに近づいて、ラルセイと2人で回復魔法をする
「うぉい!何す…る…」
「どうだ?痛みあるか?」
「あぁ!?ったりめーだろ、オメーらが近寄ってきただけで…。…あー、まあ、酷くはなってねーかな。それ、どうやるんだ?その…、何だ、回復?って奴」
「回復魔法の事?簡単だよ。誰だってできる。もしよかったら、教えてあげようか?」
「俺は神の心の水属性を使ってるから、ラルセイのと分野が違うんよ」
「ヘッ、『血しぶき爆発魔法』とか以外興味ねーな。まーでも、お前がどーしても教えてーなら、聞いてやってもいいぜ。それにほら…、自分で出来ればお前らに近寄られずに済むしな」
「うん。じゃあ、今度一休みする時に教えてあげるね!」
先へ進むと分かれ道になってた
「分かれ道か。二手に分かれるのがいいけど、誰がどっち行く?」
「じゃあオレは、ラルセイとこっちに行く!」
「え、えぇぇ!?ちょ、クリス…!」
もう片方の道に行くとそこは都会だった。看板を見るに、ここは『サイバーシティ』らしい
横断歩道を通って行くと、ノエルらしき人影が見えた
路地裏に入り、ポップアップを逃がして追いかける
「やっぱノエルだったか」
「え!クリス!?何で…」
<私の可愛いノエルちゃん?*1>
ノエルは建物の陰に隠れる
<ノエちゃん、ノエたん、どこ行ったのかしら?アンタと私は、手を組んだの忘れたの?アンタにはまだ、自分の意志で下僕になる仕事が残ってるでしょ?*2>
それ、手を組んでるって言わなくね?クイーンは俺に気付く
<クリス>
「よっ、クイーン。俺は今、二手に分かれて単独行動中だ」
<どうやら、私の同志はESCキーでエスケープしたようです。こうなった以上、私のチームメイトを見つける為に、アンタと私は一時停戦する以外に選択肢はない…>
「クイーン様!ボクの素敵なクイーン様!どこですかー!」
<ヤバイ!私はいない事にして!>
クイーンはノエルの上に隠れ、バートリーが来る
「よっ、バートリー。俺は今、二手に分かれて単独行動中だけど、クイーンとノエルはどこ行ったんだ?」
「あの2人は…、どこかでレトロゲームをやっていて忙しいのさ!今頃、きっとプレイヤー画面でボクを待っているよ!無駄にノリのいいBGMを聞きながらね!ハハ!ハハハハ!」
「おーし、じゃあ北斗の拳でオメーをボコしてやんよ」
「…はぁ。こうなった以上、ボクのチームメイトを見つける為に、どうやら君とボクは、一時停戦する以外に選択肢はないようだ…」
<え、二股停戦は反則です!>
オイバカ喋んな!
「おや?今、何か聞こえなかったかい?」
「都会の環境音だろ、ここでも聞こえる位だし」
「ああ。何だ。とにかく!ボクは先に行っているから、遅れずに来てくれたまえ!」
「行けたら行く」
「それ来ない奴だよね!?…え、本当に来ないの?」
バートリーはそうツッコミながら行き、クイーンが降りる
<クリス、私との停戦の一環として、バートリーの気を逸らしつつ、ノエルを捜しなさい。何故なら、バートリーはまあ、別に悪い奴じゃないけど、大分ウザいだけで>
「禿同」
<でわでわ~>
クイーンも行き、ノエルが出てくる
「クリス、あのね、もしよかったらその…」
「三又停戦になるけど、それ反則じゃね?」
別にオメーと戦ってねぇし
「あはは、何それ!クイーンに従うより、クリスといた方がまだマシだよ!それとクリス、いつもと喋り方が違うけど、そっちの方が凄くいいよ!」
「そう言ってもらえると助かる。こっちが素だしな」
ノエルが仲間になった
「ね、ねえ。スージィはどこにいるか知ってる?」
「さあ?」
先へ進むとパズルがあり、説明書を見る。なるほどなぁ
スイッチを踏むとネズミが出てきた
「ネ、ネネ、ネネネ…ネズミ!?」
ノエルは大きく飛ぶ
「ゴメンクリス、何とかできる?穴がもう一つあるから、そっちへ誘導する…とか?」
俺はもう一度スイッチを踏む
「クリス!ネズミは壁にぶつかると、こっちへ来ちゃうから…!」
その後、普通に解く。ノエルの反応マジで草
「ふぅ、こ、これでもう大丈夫かな」
先へ進むとウィルスンが道を塞いでた
「そういや、ノエルはこの世界での戦い方は初めてだよな?アイツで説明するよ」
ウィルスンでバトルの説明をした
「分かった!ドラゴンブレイダーと大体同じね!で、敵に優しくすれば、見逃して勝つ事も出来るって事?」
「そういうこった!」
「で、その為に、私はこんな変なコスプレしてるって事?」
「まぁ、闇の世界に来ると見た目も変わるしな。俺も見た目をキュアアルカナシャドウにしてるし」
「あ、やっぱり?クリスはエクリプスシャドウも、似合うと思うよ!」
キャッスルタウンに帰ったら着替えるか
先へ進むと観覧車の広告があった
「わぁ凄い!大きいね!これに比べたら、お祭りで乗った奴なんておもちゃみたい!ねえ、クリスはどう思う?スージィは観覧車とか…。やだ、私ったら何聞いてるんだろ?」
「もしアイツが乗らんかったら、俺が代わりに乗るよ」
「どうせ、てっぺんに来たらゴンドラを揺らすつもりでしょ?小さい頃、お祭りで一緒に乗った時みたいに。クリスの企む事なんてお見通しだよ!だからお断り!」
ちぇ、バレたか。近くにアドソンがいたので話しかける
「セ・シ・ボン!若い2人が平日の夜におデートですか。でしたら、おニューのおデートシューズなどいかがでしょう?」
「え、ちが、誤解です!クリスと私は…、ただの友達?(小っちゃい頃からずっとご近所同士で、色んな事を一緒に経験してきたから…、お互いの事、誰よりもよく分かってる気がする時もある。けど、どうしてかな。友達って言いきるのは何だか違う気がする…)」
「んー…、友達とは別になるのかな?わりぃ、俺もよく分かんねぇ」
(え、それって、どういう意味?いい意味じゃ…ないよね?)
「友達とは違うのでしたら、おデートシューズではなく、凍てつく指輪はいかがでしょう?」
凍てつく指輪?何か名前からして縁起でもない感じがするな…
「え?指輪?あはは…、ごめんなさい。私達には必要ないと思います!」
「俺らそういう仲じゃねーし」
「何を仰います!良質な装備を整えませんと、強くなれませんよ!」
「強くって…、ここはそういう世界でもあるけどさ…」
「何か納得いってない感じ?」
「『納得』は全てに優先するぜッ!!」
「ジャイロ・ツェペリ?」
「…で、値段は?」
納得できないけど、とりあえず値段を聞く事にした
「たったの$114514です!」
妖怪1足りないッ!1足りないんですけどォォ!
「ノエル$1ある?」
「あるけど…」
有り金はたいて凍てつく指輪を手に入れた。うぅ…、懐が…、懐がぁ…
次のパズルは踏んでる間は消えるタイプのようだ
「コレ、押してる間だけは消えるみたいだな」
「クリス、そこに立ってて!」
ノエルが向こうのスイッチを押して俺も行く
次の路地裏で指輪を眺める
「へー、スノードームが付いてるのか。縁起でもない名前なのに」
「クリス、一言余計じゃない?」
「いやだってさ、ドラクエはともかく普段使わない言葉だぞ?*3ぜってー、ろくでも…ん?」
神の心を出すと共鳴してる感じがして、近づけてみると指輪の力が吸い込まれた
その際、強力な氷技の『スノーグレイブ』が使えるようになった。後で
「クリス、今の何!?」
「神の心。詳細は分からん。…いる?スノーグレイブ使えなくなったけど」
「いるけど、スノーグレイブはいらない」
「だよな」
凍てつく指輪を装備させて進むとクイーンがいた
「この声は…!気づかれないように何とか誤魔化して!」
ノエルは撤退し、俺はクイーンに話しかける
「よう、また会ったな」
<あら、また会ったわね>
「こんな路地裏で何やってんだ?」
<ノエルを捜してながら、ついつい4杯も飲んじゃったわ。このお子様にも安心の純度100%バッテリー液>
グラスを地面に投げつけた。相当酔ってんな
<大丈夫、今のは投げ専グラスだから安全よ>
「お、おう…。あ、コレいる?前世で使ってたバッテリーだけど」
何故か持ってた新エリー都のバッテリーを渡す
<あら、このバッテリー凄くいいわね。気に入ったわ>
お気に召したようで何よりです
<ねえ、クリス。クリスリスリススリスリス。アンタと停戦メイトになって思ったんだけど>
あー、そんなのあった気がするな
<アンタと私は数学的波長が同じな気がするの>
「俺、転生者だぞ?共通点なくね?」
俺の頭に肘を乗せる。乗せんなし!
<だってアンタ、訳の分からない事しないじゃない。自分の意見を言うとか。私に捕まった時、デカい声で叫ぶとか、ジーニアス・テーマパークを建設するだの言いだすとか、私には理解不能。他の連中が、私に全然感謝しない理由不明>
「何でだろうね、自分でもよく分かんないや」
またグラスを地面に投げつけると爆発した
<あらやだ。今のはEXTRAデンジャラスグラスだったわ>
「危ねぇなオイ」
<クリス>
「何だ?」
<私は皆を笑顔にしたいだけ。その為に、自分が悪者になるのは悪い事?>
「やってる事は間違ってると俺は思う。けどそうなると、始まりの主の器として生まれた俺はどうなる?」
<それは「…答えなくていいよ、どうせ誰にも分かんないから。でも、生まれてよかったと俺は思う。そのお陰で、アキラやリン達に出会えたんだし。今世でも、始まりの主の器としての事を忘れて、こうやって冒険するのも凄く楽しいんだ」そう…。ただ、折角こうして停戦メイトになったんだし、この関係を思いっきりエンジョイするのもいいかもね>
「俺としても、俺の存在に関わる秘密を気楽に話せる人が増えて嬉しいよ」
何時ぞやのアーケードゲームが降ってきた
<さっきのゲーム、プレイアゲイン?凄く、楽しかったじゃない。アンタと私、2人きり。楽しい一時だったじゃない。停戦メイト水入らずで>
上から金の像が降ってきてアーケードゲームを潰してバートリーもやってきた
クッッッッッッソダセェ…。コイツをサンドバッグにするか
「クイーン様!いやー捜しまくりましたよ!見て下さいよコレ!クイーン様とボク、2人の(パチンッ)な、何だコイツはああぁぁ…」
氷と岩属性で出来たウリディンムを召喚して、バートリーを連れて行かせる
「行くなら今の内だぞ」
<それじゃ遠慮なく、Alt+Tabするわ。あら、その顔イカしてるぅ>
クイーンは路地裏へ行き、ノエルが来る
「はぁ、よかった…。変装が上手くいったみたい。変な格好だけど、ずっと隠れてる訳にはいかないしね。さあ行こう!」
「…段ボールは外しとけよ」
段ボールでアリアの頭部を作り、街でフレーバーティーとマネキンを買って下の方へ道路を横断するとゴミ箱があって、中にあった茨で出来た指輪を拾って眺める
「これって、茨の指輪?」
「ステとスノーグレイブの消費魔力半減はいいけど、見た目がアウトすぎる」
消費魔力半減とステを複製して、俺が所持する事にした
その先で行く手を塞いだマウスを逃がして、次のパズルの場所に来た
卵?言ってないけど貰ってる。何に使うんだろ?
「行き止まり?」
「下にパズルがあるな」
ノエルが下のパズルを調べる
「んー、スイッチも反応しないみたい」
ノエルが乗ってる床が揺れ始めた
「わ!ゆ、床が!たた、助けて!」
「えーと…、こうか!」
パズルで出たネズミでノエルを飛ばす
「クリス!ちょっと!何する…、あ、あれ?ごめん、助けてくれたんだよね?」
次の床が崩れ始めた
「わ、わ!こっちも崩れる!クリス、何したのか知らないけど、そのまま続けて!」
「あいよ!」
「ああ、クリス。パズルg「ウリディンム、どっか適当な所へ連れてけ」その手には乗るものか!」
「■■■■―――!」
解いてる途中でバートリーが話始めたので、ウリディンムに連れ去ってもらおうかと思ったら、パリィと攻撃で撃退した際に、パズルを解く
へぇ、撃退するとかやるじゃん。ホロウレイダーの見込みありそうだ
「なっ…、どういう事だ…。一体、どうやって解いたんだ!?」
「どうって、普通に?」
「フン!壊れた時計も、1日1回は正確な時間を示すものさ。いいかいクリス、もし、誰かに聞かれたら、このパズルを解いたのはボクだからな!まぐれで解いただけなのに、君の手柄にするのは筋違いだ!いいかい!?特にスージィにはちゃんと伝えてくれたまえ!そうしないとスージィは、ボクにやたらと偉そうな態度を取るだろうからな!」
バートリーは先へ行く。俺が解いたって言おっかなー?
緊張が解けて階段に座る
「お疲れ…」
「はぁ。何か私、ネズミ怖くなくなったかも。何かちょっと、かわいく思えてきた…かも?行こっか。…クリス?」
「…え?あ、悪い。行こうか」
「大丈夫?回復してあげるよ?」
「お願い…」
疲労から回復して先へ進むとバートリーがいた
「…げ」
「ノエル!?どうしてクリスと一緒にいるんだい!?」
「えっと、これは、その…」
「一応、停戦してる」
「停戦!?クリスと…!?ハハ、ハハハ!そんなのはありえない!」
「ありえない?何でだよ?」
「何故なら、それでは二股停戦になってしまうからだ」
「停戦くらい別にいいだろ」
「安心したまえ、我が同志ノエル。君が本当に言いたい事は、ちゃんと分かっているよ」
「そうなの?」
「言ってみろ。採点してやる」
「無理矢理付き合わされているけど、君は本当に乗り気じゃない。そうだね?君が今、クイーン様と一緒にいないのは、そういう訳なんだろう?」
「バードリー、分かってくれるの?」
「ああ!もちろんさ!君は、無理矢理クリスに付き合わされている!クリス!お前は誘拐犯だ!お前とボクの停戦はここまでだ!」
「…お前は0点だ。ウリディンム、ノエルを守れ」
ウリディンムを呼び出す
「またアイツかい!?もう連れて行かれるのはごめんだ!」
バートリーとの戦闘が始まった。え、バードリーだろって?どっちも似たようなもんだろ
「クリス!さっきのパズルがまぐれで解けて、調子に乗っているな!ボクの弱みにつけ込めばボクを倒せる。そう思いついて、ボクの一番大切なもの、ノエルを誘拐したんだろう!」
「乗ってるのは調子じゃなくて疲労だし、漬け込むなら肉がいい」
「上手い事言ってる場合じゃないよ!?」
「だがボクは、お前が一生掛かっても手に入れられないものを色々持っている!見よ!同志達よ!」
ケーブロイドを草属性で眠らせて逃がす
度々聞いてて気になった事がある。どうしてバードリーは俺を目の敵にするんだ?そして、アイツの言う手に入れられないものって何だ?
自由?意志?
「そうともクリス!お前と違って、ボクには頼れる仲間がついてる!お前一人では、到底ボクらに敵いはしない!」
「もう逃がしましたが?」
「仲間を…逃がした?フン!きっと、クイーン様と一緒にボクを探しに行ったんだ!」
「いや、その理屈h「黙れクリス!とにかく黙れ!」
仲間を自慢したり、周りの人に強く当たったり…、仲間が欲しいのかそうじゃないのかどっちかはっきりしろっての
「どうする?別の仲間を呼ぶ?」
「そ、そんな必要はない!さっきの奴らがすぐに戻ってくる!」
「どうして、私を攻撃するの!?」
「心配いらない、全て計算通りさ!」
パリィでバードリーの武器を弾き飛ばす
「チェックメイトだ」
「ク、クソ…!」
「バードリー、大丈夫?クリス、もうちょっと優しくしてあげても良かったんじゃ…」
「優しく?ハッ!ハハッ!ハハハハハ!イージーモードにしてやっていたのはボクの方さ!」
「疲れが見えてるぞ」
「自分のフルパワーを抑えるのに、くたびれただけだ!ノエル、これでは君を救うのは楽勝過ぎる。クリス!君はもう少し『ちから』のステータスを上げてきたまえ。精進すればいつの日か、ボクの相手が出来る程度になれるかもしれない」
俺の役職は『命破』で属性は『流明』なんだわ。だから、ステを上げるなら体力っすね
「フッ、時々自分のカッコよさが怖くなるよ…」
そう言ってバートリーは先へ行き、俺達も行く
<ノーエールーちゃーん、どこ行ったのー?>
ノエルが段ボールを被ると同時にクイーンが来た
<一緒にバッテリー液パイ食べましょう?>
「ありゃ、また会ったな。これで何度目かな?」
<あらクリス、丁度良かった。アンタ、ノエルを見なかっ「クイーン様ぁー!ボクの華麗なクイーン様ぁーー!!」うーわ、ギガヤバ!クリス、早く乗って!>
3人で車に乗って、バッテリー液パイを食う。悪くないな
「クイーン様ー!どこですかー!クイーン様の為にボク、ゲーマーゼリーパイを作りました!フム…、ここにはいないようだな」
バードリーは他の所へ行き、車を出てくすねたバードリーのパイを食う。結構いける
<ふう…、間一髪。クリス、それ誰?私の顔面認識ソフトでは識別不可能。…けど、何かちょっとどことなーく、イカしてる。てゆうか、寧ろロボット的>
ビリーや青衣も気に入るかな?
<クリス、ノエルを捜しましょう。皆乗って>
俺が車を運転する事になった
<ライトナーはいつも、『道路交通情報』を検索してる。ノエル…、折角車ぶつかり放題なのに…>
「光の世界ではそうはいかないんだよ」
<クリス、バナナを拾って!>
バナナを拾って食う。うまい
<カリウムゲット。もうすぐ交差点、そこで停車します>
交差点は渋滞してた
<うーわ、ギガ勘弁!渋滞してるじゃない!?さてはまた、道路に犬が乱入したわね?クリス、ちょっと横断歩道のボタン押してきて>
「反対側にそれっぽいのが見えるから、それを押せばいいんだな。行ってくる」
路地裏に行くとゴミ箱が勝手に開いた
「はい皆さん、こんにちわ?私です!皆大好き、ナンバーワンセールスマン1197、スパムトンG.スパムトンです!*4」
ソイツは俺を見つける
「おおっ!貴方、ひょっとして…。ライトナーですね?ですね?寂しい夜に一人ぼっちですか。友達みな、構ってくれないか、貴方ベトベトスライムキモいから」
「失礼だなぁ!?」
スライムにはなれるけどさ!?
「売上右肩、右肩下がりですか。ゴミ箱の中で暮らしてますか」
スパムトンは笑った後、ゴミ箱を殴った
「そんなハート寂しい貴方に、スペシャルオファー!人生のコントロールを失ったなら、運命の糸を掴んで手繰り寄せる事です。しがないスポンジとして、4.99ドルの人生嫌々行きますか?それとも、ビッグ!ビッグ!ビッグになりますか!」
「は?え?」
4.99ドル?何で?
「今がチャンス!貴方もビッグに!どうすればなれるか?必要な物、一つだけ。それは■■■■」
また笑い始めた。え、何て?
「気になりますね。■■■■欲しいでしょうね。そんな貴方に朗報です!手に入れる簡単。私に見せるだけ。貴方のハート型のアレ。貴方、ライトナーでしょう?貴方の光、見せてナンボでしょう?ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
「ああもう!商談に乗ればいいんだろ!乗れば!…で、ハート型のアレは無いけど、これはどうなんだ?」
俺は神の心を見せる
「これは!凄い!そんなチェス型のアレ、初めて見ました!目に焼き付けました!半額セールのDVDのように!貴方、とっておきお買い得あります」
「あ、じゃあ詳しく…」
「いいお返事、スライム君!こんなお買い得、貴方の吹けば飛ぶチックなムシケラサイズ人生で一度きり!」
「今買わなきゃ損…って事か?」
「私もかつてはビッグでした、誰よりも。でも今は…。ここは一つ、誠意を見せて下さい」
「悪いけど金はやらんぞ」
逃がしまくってそれなりに持ってはいるけど…
「そうです。お金の話違います!私、セールスマン。お金の為じゃない!」
「で、金じゃなかったら何が欲しかったんだ?」
「私が欲しかったのは自由。自分の商談、自分で舵取り、そして時には朝っぱらから■■■■。羨ましい?憧れる?貴方もなりたい?スパムトンみたいに?商談に乗りなさい」
「まぁ、乗るけど…」
「素晴らしい!君は中々ガッツがある!私の胃腸にガッツンと一撃!ご安心下さい、商談保険ご用意しました。しかも保険料はたったの1000クローメ。お買い得過ぎて怖い!値下げしすぎて私の知り合い死!」
「いや、いらねーから」
「な…!?持ってないのか?現ナマ!?ハハハ!嘘だろハハハ!やめ、笑い死ぬ!やめて殺さないで。今、別の商談を」
「はよ言え」
「ご安心下さい、私、誠実。貴方の口座情報と裏面に記載の番号、それだけくれ、そしたら1000クローメ無料でプレゼント」
「だからいらねーっての」
「な…!?いらない!?君は正にビッグ!私と同じくヤケクソ。でも、欲しいもの分かってる。そうでしょう!?最後の商談です、乗りますか!?決めるのは貴方!無理にとは言いません」
「乗る」
「では、商談成立です!お買い上げありがとうございます!では、次の手順のご説明…、私は手作りショップのアドレスで待っています。ショップ所在地は『ゴミ捨て場内エリア:修理の為閉鎖中』」
ジェットコースターから落ちた所か。…あれ、あそこにそんな場所あったか?
「ただし、一人で来る。そして最後に大事な事…!いいねとチャンネル登録をして、更に■■■■をゲット!ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
スパムトンは笑いながら去ってゆく。何だったんだ…?
信号を押して渋滞を解消させるとクイーンの車が来た
<はい乗って>
車に乗る。やっと一休みできる…
<クリス、ノエルを捜します。ハイビーム点けて>
点けるとクイーンの顔が映った。バットマン?
<このクイーンシグナル見たら、ノエルはすぐに駆け付けます>
「なぁ、何でそこまでしてノエルを捜すんだ?」
<どうしてって、この街は危険だからに決まってるでしょ。どこかで壁にめり込んで、動けなくなってたら大変よ?カリウム不足で弱ってしまうわ>
「要は心配してるって事でいいのか?」
<このまま見つからなかったら心配ね>
「…何でノエルなんだ?弱いから簡単に下僕に出来るからなのか?」
<ハハ、違います。逆逆、あの子は強いから>
「は?アイツが?」
ノエルにゃ悪いが、そんなイメージ無いな…
<クリス、車止めて>
車を止めて降りると爆発した
<ふぅ、冷や冷やしたわ。いつまでたっても爆発しないから。ここからは歩きね、一旦お別れよ>
「ああ」
<クリス、ノエルを見かけたらあの娘に伝えて。私はノエルの好きなものを完全に把握してます。証拠を見せろと言われたらこれを>
クイーンからミックステープを受け取る
「確かに受け取ったぞ」
<ではでは~>
クイーンは去り、ノエルは段ボールを脱ぐ
「何となくだけど、もうすぐこの街を抜けられる気がする。行こう!」
そうなのかな?
「はぁ、さっきはヒヤッとしたね。不思議な世界、大きな街、信じられないような事が起きて頭がグルグルする。…またパズルかな。私、そっちを歩いてみるね」
2人で過去を語り、最後に着く
「ノエル、俺の事についても話をするよ」
「クリスの事?」
「異世界転生って知ってるか?」
「知ってるよ。日本のアニメでよく見るよね」
「俺は…、前世の記憶を持ってるんだ」
歩きながら新エリー都での事を話す。生い立ちやロスカリファの事も全部話す
「クリスってゼンゼロの世界から来たんだ…。生まれる世界間違ってない?」
「よく言われるじゃんね☆」
「でもやっぱり、辛い事もあったんだよね?」
「それでも生まれてよかったと思うんだ。そのお陰で、アキラやリン達に出会えたからね。今世は、始まりの主の器との因縁も無く、こうやって冒険するのも凄く楽しいんだ」
クイーンの笑い声が聞こえた
「どうしよう、戻ってきた!私、そこの屋台に隠れるね!」
<ちょっと見てて>
クイーンは瓶をすべて倒す
<やるでしょ>
「やるじゃんね☆」
<賞品は?>
「え、あ、はい!」
クイーンは賞品を受け取る
<ハハハ、やった。…あ、でもやっぱいらないわ>
俺に渡していった。正直、ノエルとクイーンは一度会って話してもいいんじゃないかと思ってきてる
後ろから2人が来た
「ハハハ!どーだ見たか!」
「アハハ、スージィ!アレは戦う為のものじゃないってば!」
「お前が決めんな!見てろよ!」
「おう、随分と仲良くなったみたいだな」
「あ!クリスー!」
「おう!クリス!オレの新しい攻撃技見てくれよ!」
波動拳の挙動で俺に撃つと、極微量に回復した
「ヘヘッ、どうだ!回復マスターの爆誕だぜ!」
「そう!スージィこそが、真の回復マスターだよ!」
「あー、ラルセイに嫌味の言い方教えたのは間違いだったな」
「あれ?クリス、それは何?誰かへのプレゼントかな?」
「ほい、ラルセイ」
ラルセイに渡す
「ええ!?僕にくれるの?クリス、僕こんな風にプレゼント貰ったの初めてだよ」
「なら、大切にしないとな」
「ぼぼ、僕もクリスの為に何か賞品当てるね!ボール1つ下さい!」
「オイ!ちょ待てよ!」
制止虚しく、ボールはノエルに当たって段ボールが取れてしまった
「え、ノエル!?…何でそんな所にいんだよ?チートかよ」
「え、えっと、その…」
「フン。ま、無事でよかったけどよ。クイーン野郎に攫われちまったから、何気に心配したぞ。…あれ、てかお前、クイーンの手下になったんじゃねーのかよ!?」
「え!?ち、違うの。話を聞いて!」
「一応敵っす」
「は!?ちょっと!何言ってるの!私達、停戦したでしょ!」
「ペルヴィジョークじゃんね☆」
「え?」
「私、クイーンに見つかるのが怖くて…。でも、皆といたら守ってもらえたりするのかなって」
「守る?」
「まぁ、見つかるのも時間の問題だしな。一緒に行きたきゃ、ついてってもいいよ。見つかったら、その時はその時じゃんね☆」
「クリスの言う通り、ついてきたきゃ、ついてきてもいいぜ。ただし、足引っ張るなよ?」
「も、もちろん!」
「でぇじょうぶだ、ノエルは強いぜ!俺が保証するからよ!」
「それとクリスがね、私の定位置はスージィの後ろだって…」
「まあ、クリスがそう言ったなら?」
「言ったじゃんね☆」
言ってないけど、まあいいや
先へ進むと館が見えた
「見て!泉まであと少し!アレがクイーンの館だよ!」
「え、待って!ここへ来ちゃったら私…!」
<クリス、ノエルを連れてきてくれたのね。でも、残念ながらこれでクリスとの停戦メイト関係は解消です。ノエル、こっちへいらっしゃい>
「で、でも…。私…」
「ノエル、一度クイーンとマジに話し合ってみても、いいんじゃないか?」
「でも…」
「そうでもしないと、ノエルは変われない。そう思ったんだ。だから、ね?」
それを聞いたノエルはクイーンの所へ行く
<ノエルちゃん、そんな悲しい顔しないの。残すは最終ステップのみ>
シリアスな雰囲気の中、バードリーが来た
「クイーン様!素敵麗しいクイーン様!やっと見つけた!そこらじゅうの中古ゲームショップを捜し回りましたよ!あらら?ノエル。どうしたんだい?何だか微妙な顔をして」
「お前空気読めよカス」
<OK、プランBです>
檻はノエルを収監していった。そこはバードリーだろ
「え!?何するんですか!」
<どうやら、ノエルの意志は、力ずくで解放するしかないようです。ノエルの顔をロボットに改造すればいいかしら?>
「そんな、話が違う…。ボクが協力すれば、そんな事はしないって…」
<嘘変数、TRUEに設定>
「2人で天才活しようって約束したのに!こんなのフェアじゃない!」
何だよ天才活って
<では、ここはフェアに行きましょう。皆公平モード発動>
俺達も収監される
<さっき、調整しておいてよかったわ>
「どうして…、信じていいって言ったじゃないか!自分はゲーマーだからって!」
<バードリー、私はモバイルゲームしかやりません>
「あ、俺はソシャゲやってるぞ。FGOだろ?ウマ娘だろ?プリコネ、ブルアカにトリッカルにモンスト!」
<あら、私もFGOとウマ娘とモンストやってるわ。今度フレンド登録しましょう?>
「やったぜ」
「今言う事じゃなくないかい!?」
<私の計画実行をアンタらの内、1人に手伝わせます。その1人とはノエルの事です。後の子達は自分のお部屋に行ってなさい>
俺達は部屋に収容される
「えっと、僕は…?」
<あらやだ。アンタ、まだいたの?オリは4つしか作ってないわハハハ。どうしましょう、困ったわハハハ>