明らかに生まれる世界線を間違えたクリスが行くデルタルーン 作:リューオ
厨房にいたマウスホイールを逃がし、大広間のドアを開けようとするが開かなかった
「え、鍵掛かってる?鍵なんてどこにあんの?」
<ウェルカム。豪華絢爛!晩餐会でぼろ儲けの時間よ>
大量のテーブルが現れる
<絶品料理の皿の内たった一つに、鍵が隠れています。鍵探し、中毒性の高い運ゲー>
そう言ってモニターが切れる
「はぁ!?この皿、全部調べるとか無理ゲーだろ!」
「この量だもんな…。まぁ、んな事しなくても…」
俺はブラックホールで扉を破壊する
「ほいっと、こんなもんよ。ほんじゃ突撃ィィィィィィィィ!」
2人をバイクに乗せて走り、3階に上がるとバードリーが待機してた
「クリス、スーザン、バイクに乗る程無事で何よりだ。さあ急ごう!」
本棚が動いて階段が現れる
「ここに、屋上への隠し通路がある!ノエル場を電撃的、速やかに救出しなくては」
「おう。行くぞクリス」
「…俺はいいや。アイツを安心させる事ができんのはスージィだけだ、行ってこい。俺はラルセイと一緒にクイーンの気を逸らしに行く」
先へ進むと酸性の湖があった
「これは、酸液の湖!?」
<ああ、無料プールね。大丈夫、その内、家族みたいに愛しくなってくるわ>
「何でそんなものがここに?」
<酸液はこの館の動力源&飲むと愉快になる。それじゃバイバイ、ハハハ>
モニターが切れ、バイクで渡る事にした
「あはは、うん。本来のバイクとは違う気がするよ…」
「後はどうにかクイーンさんの気を逸らさないと…」
<おー私は今、完全に気を逸らされてます~。クリスのバイク、凄くイカしてるじゃない>
これ、作戦読まれてね?そう思ってると、ジオラマが見えてきた
「このちっちゃなお家なのは何だろう?」
「ジオラマじゃね?」
<ゲスト用の素敵な南国風ヴィラよ>
「ちっさ。ヴィラってなんだよ」
<郊外やリゾート地にある高級別荘の事よ>
「あ?コテージとどう違うんだ?」
<コテージは自然の中の別荘で、場所によって呼び方が違うの>
「はえーサンガツ」
渡ってる途中で分かれ道が見えてきた
<クリス、バナナ拾って>
「クリスは、クイーンさんの言いなりにはなりません!」
バナナを拾って食う。うめぇ
「う、うん。いいよクリス。バナナは体にいいもんね」
暫く乗ってるとラルセイが話題を振る
「ねえクリス。僕ね、思うんだ。クリスと二人きりで過ごすのっていいなって。変、かな?」
「俺も同じだ」
「そう言ってもらえて嬉しいよ。クリス達に初めて会った時、第一印象で嫌われないか凄く心配だった。顔も隠して皆に見えないようにしてた。僕、『友達になってもらうには、どうしたらいいんだろう』って考えて、『きっと親切にすればいいんだ』って思ったんだ。でもね、今は少し違う事を思ってる。友達ってそれだけじゃないよね」
「スージィは自分勝手だし、失礼極まりないし、嫌味ばっか言うしな。だが、そこがいい!」
「そうだね。今日そんな風に思い直したよ。もちろん、クリスもそんなクリスだからいいなって」
「俺もそんなラルセイだからいいんだよ。他のダークナーじゃ考えらんないよ」
「え、ええ?そんな事言われたの初めてだよ…」
話をしてると、大量の家が塞いでたから停止する
「ラルセイ、大量の家だぞ」
「あああああ、ムシケラズよ…。余の現れる事、二度と無しと思ったんだったら残念でしたー」
その声と共にルールノーが現れた
「にょーほーほー!おかパイレーツ共よ!汝ズをでいびい・じょうんずの元へいざ送らん!」
「でい…何だって?…っとそうだ!ランサーが大変な事になったんだった!体調がおかしくなっちまってよ…!」
「やや?げっぷはさせてみたカナ?後、中世風大根おろしとか飲ませるといいかもしれず。…って、さような些事にかまけている暇無し!余はこの島を制圧し、しかる後、汝ズを成敗す!」
「へぇ、やろうってのか?上等だ!掛かってきやがれ!」
「心して見よ!汝ズを滅すですとろいやー…、この何かデカいのの姿を!」
ルールノーの船のハリボテが落ちると、何時ぞやの未確認複合侵蝕体が現れた
「未確認複合侵蝕体!?あの3人が言ってた修理ってのはそれだったのか!まあいい!さっさとケリを着けるぞ!」
2回家を4つ占領してバトルを終わらせる
「見よ!げぇむの決着のつきし様を!やや!此は解せぬ!汝ズの持ち家の、何で余より多いワケ!?バトルかたやめ~~い!」
バトルが終わり、武器をしまう
「あー、あはは…!どうやら汝ズの勝利ナリ…。なーんつって!まだ余のうえぽん性能の1パーしか出してませーん!あああああ!ムシケラズよ、とくと見よ…!ルールノー・カァドーのリァル・パゥワァーを!」
ルールノーが未確認複合侵蝕体の力を解放としようとした瞬間、石化し始めた
「うっそーーーん」
「あ、そうか。お前も適応できないのか」
写真を撮ってボートを降りる
「ボート、楽しかったね」
先へ進む。段々屋上が見えてきた
「ねえ、クリス」
「スージィの事が気になるのか?…んー、アイツの事だから何だかんだ上手く行ってるかもだけど、まぁ気になるかな?」
「目を閉じて思い浮かべてみようよ。スージィは今何をしてるかなって」
ラルセイに言われた通りにする
上手く行ってるようだけど、スージィがイケメン過ぎるんですがそれは。というかもう付き合っちゃえよ!
天使の翼?天使の楽園と何か関係が…?考察ノートに書いとくか
バードリー…、空気読めよ…
回想が終わった瞬間、上からスージィが降ってきた
「ヘヘッ、待たせたな」
「別に待ってないよ!(なーんてね!今のは嫌味!ホントは待ってたよ!)」
「お前、もーちょっと嫌味の意味勉強した方がいいぜ」
「それはデートの合流時に言う事なんだわ」
先へ行くとクイーンが待ってた
「そこまでだクイーン野郎!」
「お前の計画をここで終わらせてやる!」
<ああ、お馬鹿な子供達。ナイスタイミング。これより世界を征服します。そこで見ていなさい。ノエルはもう私の物、あの子の意志に変化が生じるのは時間の問題。ノエルは自らの力を解放します。そしてこの世界は「ノエルはバードリーが助けたが?」へぇ、じゃあこれ誰?>
ケーブルに繋がれたバードルが現れた
「やっぱ作戦読まれてんじゃねーか!?とりあえずやるぞ!」
クイーンとのバトルが始まり、ケーブルを緩めるのを優先する
「クイーンさん!ライトナー達はどうなるんですか!彼らを幸せにするのが、僕達の務めでしょう!?」
<だからそうしてるじゃないの。ライトナー達は既に、私と私の眷属の虜>
アシッドシールドが出現する。丁度いい、アレを試してみるか
「凍てつくせ!スノーグレイブ!*1」
手から竜巻状の吹雪が出て、アシッドシールドを凍結させる
「凄いよクリス!魔法が使えるようになったんだね!」
「スノーグレイブって名前カッケーぞ!」
<冷たい光の恍惚の中、来る日も来る日も、愉快な動物達や、甘いお菓子のゲームの画面をひたすら眺めている。その画面を指先でつつき、快楽を享受している。そうやって苦しみから逃れているわ。ところが最近、町のインターネットが消失。このままでは、彼らが享受していた安息の地が消えてしまう。そうなったら一体、誰がノエルを救うの?あの娘の奇妙で悲しい検索項目、一体誰が検索結果を返してやるの?>
そうだった、ディセの姉貴が行方不明になって、ノエルは姉貴を見つける為に…
<そこへ現れたのが騎士です。騎士がこの素晴らしい闇の世界を誕生させた。道は開かれた、後はこの闇の世界を拡張するだけ。世界が闇に包まれれば、もう誰も苦しまなくていい。皆で私の館で、何不自由なく暮らせます。毎日私を崇めて暮らせる。彼らも幸せ、私も幸せ。だから、抵抗は止めて闇の新時代の幕開けを喜びなさい>
「皆をケーブルで操るなんて、間違ってます!」
<え、そんな事するなんて、言った覚え無いわよ>
「バードリーを操ってるんですがそれは」
<ああ、これはこの子だけよ。アンタらもケーブル繋いでほしいの?>
「断る!」
<お遊びはここまでです。私の攻撃には耐えたようだけど、気づいていなかったでしょう?私がずっと必殺技をダウンロードしてた事に。温かき我が胸に抱かれ、暗黒の統治の元に死滅しなさい>
視界がエラーウィンドウに遮られながらも回避をする
<もっとイカした技になる筈だったけど、インターネットがダウンしちゃって。今の必殺技、ホントはネットのトレンドとかも入れる予定だったのよ>
最後にケーブルをとことん緩める
<お馬鹿な子供達、中々やるじゃない(ズッ)ちょっと!何やってるのアンタ!何で制御ケーブルが機能してないの!?>
「心優しい同志達が、見逃してくれたからだ。ここからは自由にやらせてもらう!」
バードリーのケーブルが外れてこっちに加勢する
「クイーン!3人相手のバトルはシミュレーション済みかもしれないが、4人相手ならどうだ!」
<シミュレーション実行:VS4。…これは、私間違いなくやられるわね。ただし…わー何アレ、ちょっと見て>
他3人は後ろを見てしまい、クイーンは逃亡する
「あ、待て!そんなレガシー的手段を使うなんて、卑怯だぞ!こ、この…」
バードリーはその場に座り込み、3人で駆け寄る
「くっ、ダメか…」
「バードリー!」
「ハハ…、ちょっと虚勢張ってはみたものの…。実はもう、あのケーブルに…ボクのジューシーなエネルギーエキスを、吸い取られてしまってね…」
弱ったバードリーは仰向けに倒れる
「バードリー大丈夫か!?今回復をしてやる!」
水属性と草属性の乗算で回復させると彼は起き上がる
「ありがとうクリス、少し元気が出たよ」
「よし、それじゃ俺らはノエルを助けに行く!これでも食って休んでろ!」
通路を走るとクイーンがいた
<騎士。咆哮の騎士が今日ここに、この世界を誕生させた。長いその手を空へと伸ばし、意志を呪いとして込めた刃を地に突き立て、泉を出現させた。…でも、騎士が生み出した世界は図書館と言う、限定領域を超えての展開は不可能。更なる闇を生み出すすべさえあれば…、全世界を闇で覆い尽くす事も出来るのに。…そこまで考えて、私が気づいた。この力、意志の力、この決意の力は、全てのライトナーが保有するものでは?つまり、強い決意を抱く者なら、誰でも闇の泉を生み出す事が可能なのでは?そう、騎士が姿を消したのならば、すべき事は一つ。新たな騎士を誕生させるまで>
少し奥には、物理的に手に縛られたノエルがいた
<私の可愛いノエルちゃん、巨大な手への縛られ心地はいかが?>
「…」
<それは何より、じゃあ世界征服についてはどう思う?>
クイーンはスージィのルードバスターによって吹っ飛ばされ、ノエルは解放された
「スージィ!助けに来てくれたの!?何でかな?私、きっとスージィが助けに来る気がしてた」
「あー、そうなのか?」
「え?あ、えっと、…はっ!待って、大変!どうしよう!皆今すぐ逃げて!早く!」
地響きと共に巨大なクイーンが現れる
「クイーンさん!?」
<アンタら気づかなかったみたいね。私の館のど真ん中にあった、超巨大ロボットに>
「え、まさかアレ!?てっきり像かと思ってた…」
「どうしよう…、これじゃ絶対勝てっこない…!」
「え?」
「クイーンからずーっと聞かされたの、『最終形態』の彼女は無敵だって!クリス、前世の記憶から最終形態に対抗できるもの無い!?」
「2階建てサイズの未確認複合侵蝕体か、5~6階なら入るであろうニネヴェぐらいしかねぇ!」
「うん、無理だね!」
<そろそろ世界征服しちゃってOK?>
「スージィ、無理だよ。諦めよう?」
「誰が諦めるかよ!最終形態だぁ!?んなもん、怖くねーな!変身ぐらい、クリスだってできるぜ!クリス!星だ!」
「え?お、おう…」
とりあえずフルカスモードになる
「な、何!?それ!?」
「これがクリスの究極の形態だ!」
「どういうわけか、星の神になっちゃったんだよね」
<まあ大変、これで戦力が互角になりました。じゃあこっちも遠慮なく、出力全開で行かせてもらいます>
叩きつけた衝撃で通路から落ちてしまう
「わ!お、落ちるーーー!」
「ラルセイ!クリス!どうすんだ!何か方法考えろ!」
「何かって、腕をパタパタするとか!?」
「ブラックホールの吸引力で出来るか?」
「恐るるなかれ!暗い所で光る鎧の騎士、見参!」
「バードリー!?」
バードリーのコースターに乗って助かった
「クリス、スージィ、体力が回復するまで僕は、戦闘に参加できそうにない。でも、助っ人たちを連れて来たぞ!刮目して見よ、同志達よ!」
後ろには仲間達も乗ってた
「YO!お前達!クイーンに立ち向かう旅の途中で」
「色んな仲間が出来ただろ!?」
「俺達のガラクタ再利用スキルで」
「その仲間達を改造してやったぜ」
「皆で力を合わせられるようにねー!」
「その件、余も貢献せし」
「クリス!スージィ!ここに披露しよう!究極の学校提出用課題作品を!」
「デザインは任せな!」
彼はどこからか例の金の像を出す
「この輝かしい土台に…」
「俺の最強JPEG!」
「警告灯!」
「ハッピィな…、ユゥキ…」
「ニャー」
「ボクの電力!」
「チュウ」
「出来たての手料理!」
「整理整頓!」
「そして、最強素材…。この未確認複合侵蝕体!」
皆と力を合わせて完成したライトナー用『黄金魔神ギアゴルド』で立ち向かう
<これは…、戦い甲斐がありそうね…>
電子の世界での最終決戦が始まった
<話し合いの時間は終了。ここからはバトルのみの時間です。ハハ、なーんてね。アンタの顔に蹴りを入れつつ、喋らせてもらいます>
「上等じゃオラァ!」
クイーンの腕を掴んで背負い投げをして叩きつける
<ノエルは自分の力に気付くべき。自分の意志、自分の決意の力に>
投げてきたボールをチャージブロウで返す
<あの娘は刃に力を注ぎ生み出せる。闇の泉ネオをいくつもいくつも生み出せる>
蹴りをカウンターをぶちかましてラウンド2に突入する
<その結果、世界が闇に包まれればあの娘、及び世界中の皆は恐怖も苦しみも無い恍惚の中で暮らせる。クリス、スージィ、アンタらも協力したくない?自分の夢の世界(=私の夢の世界)を生み出すのよ>
「結局、自分の世界を作りたいだけだろ!」
<スージィ、アンタの顔に空手チョップを差せてくれたら、好きなだけスケボーあげます>
「ヘッ、いらねーよ!」
<クリスは一番大事な停戦メイト。クリスにも好きなだけ…、クリスの好きなもの何だっけ>
巨乳とムッチリ太ももだけど言わねぇし、言ってもどうにもなんねーだろ
奴のミサイルをシールド発生時の衝撃で破壊する
<あらやだ、もう一人いたの?協力すれば、アンタら全員超絶強くて、超絶カッコよくなれます。ちなみに、私はアップグレード不要。既に完璧。グラスからレーザーだって撃てちゃう>
ブロックスピンでラウンド3に持ち込む
<クリス、スージィ、後もう一人。アンタらは確かに、私の対戦相手に相応しい。よって、アンタらの黄金魔神ギアゴルドの真の目的を思い出させてあげます。それは、アンタらをボコる事。私の必殺技で>
蹴りを避け、巨大ボールをチャージブロウで返す
<バトルパワーダウン…、オーバーヒートアクティブ…、よく聞きなさい。ここはアンタらの勝ち、でも私にはまだ隠し玉がある。アンタらは絶対に手に出来ない。ロケットパンチよ>
「ハッ、ロケットパンチはこっちにもあんだよ!死なば諸共だ!」
クイーンが高く飛びあがってロケットパンチを撃ち、こっちもロケットパンチを撃って相撃ちになり、俺達は通路に落ちて、ギガクイーンもボロボロだった
<ノエルちゃん、さっきあげたブローチの針を地面に突き刺すのよ。そうすれば、私達の新世界が誕生する>
「で、でも」
<どうしたの?ノエルもそれを望んでいる筈。言って分からないなら、残量1%のバッテリーを使って、スージィを1ピクセル大に切り刻むしかない?>
「…させない。そんな事、私が絶対させない!貴女の言いなりになる事を、私が望んでると思う!?まっぴらよ!操り人形でいる限り、私は幸せになんてなれない!どうして分からないの!?」
見込んだ通り、ノエルは変わる事が出来たな
<…ノエル。どうやら私の計算は、不正確だったようです。…ノエル、私の事は考慮に入れず、自分の力で自分が幸せになれる世界を選択しなさい>
クイーンが停止する
「…クイーン?クイーン!大丈夫?」
「バッテリー切れみたいだな」
「でもこれで、闇の泉を封印できるよ」
全員、しんみりした雰囲気になる
「…皆、どうしたの?」
「今のクイーンの言葉、自分が幸せになれる世界を選択しなさいって。私、クイーンが支配する世界で暮らすのは嫌。でも、そうじゃないなら、この世界もそんなに悪くないのかも」
「え?」
「ねえ、スージィもそう思わない?」
「あー、オレ?まー言われてみれば、クリス、確かにこの世界の方がよくねーか?仲間もいっぱい出来たしな」
「そう思いたいのは山々なんだけど…、このまま放置しても良くない気がするんだよね…。ラルセイ、そこんとこどうなるんだ?」
「このままだと『咆哮』を招いてしまうんだ」
ラルセイは語り始める
「光が闇に飲まれる時、泉が空を覆う時
全ては
泉より巨人が出現し、この地を破壊し尽くすだろう
生き延びたダークナー達も闇に屈し、やがて1体また1体と石と化すだろう
ライトナー達は頼るべき者も無いまま、終わらぬ夜を永遠に彷徨うだろう
そんな世界を楽園と呼ぶか…?」
いつの間にかいたバードリーを含めて全員驚く。もちろん俺もです
<あらやだ、そうなの?全然知らなかった>
「え、知らなかった!?でも、クイーンさんの計画は…」
<私はただのコンピューター、全能じゃない。騎士の行動に基づいて推測してただけ。世界を滅亡させて何か良い事ある?(答え:無い)>
「…そりゃそうか」
「そ、そうだったんだ。よかった!」
「まさかそんな事が起きるなんて…。ノエルの為に新しい泉を誕生させようかと思ったけど、それだと迷惑をかけてしまうな…」
<バードリー、大丈夫分かります。バッテリー充電しながら考えました。他者の心を正しく分析するなんて不可能です>
「え、クイーン様。ボクの気持ちが分かるんですか?」
<いや、分かんないけどw。ノエルに悲しんでほしくないだけ>
クイーンは笑いながらそう答えた
「あはは、でも2人が少しでも分かり合えてよかった」
「どうやら僕達全員、中々よいチームになれたのでは?」
<いやいや、無い無い>
ギガクイーンは退場する
「ノエル、お前クイーンにビシッと言ってやったな。やるじゃねーか」
「そ、そう?」
「おう。あーでも、もうすぐ目ェ覚まさなきゃだろ?」
「え?(そっか、これ夢なんだ。ドキドキしっぱなしで、すっかり忘れてた)うん、そうだね。でも、これからもこんな夢、もっと見られたらいいな」
「なあノエル、目ェ覚めたらさ、何つーか、その…」
そこにクイーンが登ってきた
<じゃあ皆、そろそろEXITする時間ね。『プログラム:バイバイ_ゲンキデネ.EXE』を実行します。アンタらとのお別れ寂しいわ。ノエル、アンタは無駄にいい子。スージィ、アンタの勇気はバカと紙一重。クリス、アンタは星の魔神とは関係なくアンタらしくいなさい。バ、バートリン…だっけ?>
「やだなぁクイーン、コイツはツイッターだよ」
「バードリーだ!」
やっぱコイツはこの弄りがいいな
「クイーンさん大丈夫!ここでお別れしなくても、クリスにキャッスルタウンへ連れて行ってもらえば、他の仲間と一緒にそこで暮らせますよ!」
<あら、『プログラム:バイバイ_ゲンキデネ.EXE』を削除します>
「うし!じゃ、ここへ来た目的を果たすか!…なあノエル、目ェ覚めてスージィに会ったらさ、あいつ、その…。アイツに尻尾なんてねーからな!」
「あはは、うん分かった!」
「秘密とかでもねーから!(行こうぜクリス!)」
「あ、待って!クイーンに聞きたい事があるんだ」
<あら、何かしら?>
「俺は誰かのクローンだけど、それが誰だか分かるか?踏み込んではいけない領域かもしれないのは分かる、けど聞きたいんだ」
「前々から思ってたけど、クリスって原神のアルレッキーノに似てる所あるよね」
<ノエルの言う通り、アンタは原神というゲームに出るアルレッキーノが元ね>
「僕も知っているぞ!アルレッキーノは、かつてはペルヴェーレと呼ばれてて―――」
クイーン、バードリー、ノエルからアルレッキーノのアレコレを聞く。クリーヴの事や、お母様改めクルセビナの事も全て聞いた。正直、何もかもが腑に落ちた気分だ
「―――って所かな。分かったかい?」
<あ、でもアンタの神の心については分からないわ>
「…いや、充分だ。今までの疑問が解消されて、凄く爽やかな気分だ。新しいパンツを履いたばかりの、正月元旦の朝のように…な」
「終わったか?もう行こうぜ」
2人で闇の泉に行く
「クリス。また、ここに辿り着いたな」
「そうだな。咆哮の騎士が何なのかは分かんないけど、この泉を生み出してるのは確かだな」
「でもさ、それってホントに悪い事なのか?闇の泉が現れて、色んな事が前より全然面白くなったよな?」
「悪い事かどうかは…、俺にも分からんよ。それじゃ、封印するか」
俺は闇の泉を封印する