明らかに生まれる世界線を間違えたクリスが行くデルタルーン   作:リューオ

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闇の世界

~???~

 

気付いたら妙な場所にいた

服はジェーンの服の上に、アンドーの作業着を重ねてる感じだ。それに…

 

「ここはどこだ…?」

 

とりあえず道なりに進む

道中にパズルがあったけど、大した事じゃなかった

 

「スージィ!どこにいる!」

 

「その声はクリスか?こっちだ!」

 

声の方に行き、パンクな姿のスージィと合流する

 

「お前が無事でよかった」

 

「つーか、お前の服見て思ったけどよ」

 

「何だ?」

 

「声と言い、その姿と言い…。クリス、お前ホントに男か?」

 

「失礼だな、俺は正真正銘男だ。それより、ここは一体どこだ?」

 

「さあな。とにかく、こっから出る方法を探さねーと。よく分かんねーけど、全部テメェのせいだからな。テメェが何とかしろよ。オレは後ろからついてく!」

 

「早く行こうか」

 

「…いや、1人で行くわ」

 

俺が居合の格好で足に力を入れたら、スージィが先に行く

 

「おい…見ろよ…、誰か手ェ振ってるぞ?何か用があんのかな…?」

 

見上げると誰かがいて、突然弾幕で攻撃してきた

 

「っ!」

 

悠真の弓でスペード型の弾を射抜く

 

「早く逃げろ!」

 

スージィは先に行き、俺はカリンのチェーンソーに乗って逃げる

 

「クリス、飛び降りるぞ!」

 

崖を飛び降りて空中を蹴って加速する

着地してスージィと合流すると、そこは町だった

 

「スージィ、無事でよかった」

 

「お、死んでなかったか。そりゃそうだよな。で?ここが何なのか分かったか?」

 

「ここが町なのは分かるが…」

 

住人はいるのかどうか調べてみたが、どうやらこの町は無人のようだ。これ以上は調べようがない

 

「何だコレ…、城か?」

 

「そのようだが、何故物置の中に城がある?」

 

「よくぞ参った、勇者達よ…!」

 

「誰だ!」

 

声が聞こえ、俺はプルクラの銃を構える

 

「恐れるな…。我は敵ではない。さあ、2人共前へ…」

 

言われた通り前へ進むと、フードの人物がいた

 

「よくぞ参った。我はこの王国の王子…。そしてここは、闇の王国である。クリス、スージィ…。これより我が国に残る言い伝えの話をしよう。『いつの日か、2人の光の勇者が現れる時…。…時空が語り継ぐ、古き予言が成るだろう』勇者達よ…、我の話を聞いてくれるか…?」

 

「聞こうか」

 

「よろしい。では…」

 

フードの人物は語り始める

 

「昔々、密かに語り継がれる言い伝えがあった。

それは夢/希望の伝説。

それは光/闇の伝説。

その伝説の名は『DELTARUNE』

『幾千年もの長きに渡り、光と闇は調和を保ち、世界は平和に包まれてきた。

しかし、この調和が乱されれば、恐ろしい災厄が見舞うだろう。

天は恐怖の闇色に染まり、地は恐れおののきひび割れる。

母なる大地の鼓動は高まり、遂には息絶えるだろう。

そうして、全てが終焉を迎えたかに見えた時、希望の光を称えし3人の勇者が地の果てより現れる。

人間。モンスター。闇の国の王子。

彼らだけが闇の泉を封じる事が出来る。『天使の楽園』を破壊できる。

彼らの働きにより、再び調和がもたらされ、世界は破滅の危機より救われるだろう。

闇の泉はこの地を形作る源泉。現在は王国の中心にあり、天高く闇を噴き上げている。

しかし、最近になってもう一つの別の泉が出現。これにより、光と闇の均衡は次第に崩れ始めている…』」

 

なるほど、均衡を保つのが俺達の役目なのか

 

「クリス、スージィ…。長い話をよく聞いてくれた。其方達2人こそが伝説の勇者であると我は確信している。いかなる敵が立ちはだかろうとも…、世界を救う事が出来る勇気の持ち主であると。さあ、デルタの戦士達よ!今こそ、己の運命を受け入れるのだ…!」

 

「いいだろう。普通の暮らしが出来てるのに、世界が終わるのは御免だ。スージィはどうする?」

 

「あー…、やだね。オレが?伝説の勇者的な何かだって…?いや、ねーわ。人違いだろ」

 

「ででででもスージィ…。君がいないと世界が…」

 

「だから知らねーっつの。世界が滅ぼーがどーなろーが…。オレの知ったこっちゃねーから。つか、むしろガチで滅んだ方が面白そうじゃね?っつーわけで、クリス…。コイツの伝説ごっこに付き合いたきゃ…、1人で勝手にやってくれ。オレはこっから出る方法を探す」

 

「あ、スージィ…、待って!」

 

笑い声と共に、スペードの人物が乱入してきた

 

「ホッホッホー!勇者共は早速、逃げる気満々だな…。まだ僕様の存在にすら気付いていないというのに!これでパパ上から『自慢の息子で賞』を貰えるぞ!」

 

「お前は何者だ」

 

「僕様は…悪者だ!そしてお前達は、ピエロちゃんだ!闇の泉を封じるつもりだろう!?そして…お前達ピエロちゃんは…、世界を永遠の闇から救うつもりだろう!?」

 

「あー…」

 

「しらばっくれても無駄だぞ…。お前達が東へ行く事は分かり切っている!帰るにはそっちへ行くしかないからだ!しかーし!このランサー様が阻止してやるのだ!既に完璧な作戦を用意してある!手順はたったの2つ!ステップ1、お前達をボッコンボッコンにする。ステップ2、お前達は負ける!」

 

「そうか…。スージィ、奴を撃退させる。自転車を狙え」

 

「ああ!」

 

「そこまでだ!この自転車は勝利を燃料にひた走るッ!」

 

「遅い!」

 

「オラァ!」

 

ランサーが突撃してきた所を、この世界に来た時から持ってた自前の槍*1でパリィして転ばせた所をスージィが自転車に攻撃する

 

「待って!たんまたんま!自転車がガス欠しそう…!己…、悪運の強い子ちゃん達め!今回は“ドロー”という事にしてやる…。だが次は、お前らが敗者さんだぞ!ワハハハハ!さらばだ敗者さん!!早く帰らないと晩御飯に遅れちゃう!!」

 

ランサーは撤退すると王子は戻ってきた。撃退できてよかった…

 

「2人共、大丈夫ですか…?」

 

「ああ、大丈夫だ。そっちはどうなんだ?」

 

「ボクは大丈夫です。えと…、まだちゃんと自己紹介してませんでしたよね…。ボクは「あのさ、そのフードいいかげん脱いだらどーだ?モゴモゴ言ってて何言ってっか全然分かんねーんだけど」あ…、そ…そうですよね…」

 

奴はフードを脱ぐと、本来の姿を見せる

緑の服と帽子に赤いマフラーを巻いてた

 

「初めまして。ボク、ラルセイと言います。クリスさん、スージィさん、お目に掛かれてとっても光栄です!ボク達、きっといい友達になれると思います!だから「家に帰るには東へ行きゃいいんだろ?」そう!東へ行くとそこには「分かった。んじゃクリス、学校でな」

 

「スージィ、団子でも食ってからいけ」

 

「お、悪いな」

 

スージィに俺お手製のライズの団子*2を渡すと一口で食った

 

「やっぱクリスが作る団子はウメーな。じゃ、学校でな」

 

スージィは城を出る

 

「あ…。えと…、2人だけになっちゃいましたね…。クリスさん…。ボクは確かに王子なんですけど…。い…今はボクの治める町に住んでる人は、1人もいなくて…」

 

「だから開かなかったのか」

 

「だから、ここで1人でずっと待っていたんです…。貴方達2人が来るのを。ずっとずっと。だから…、会えて本当に嬉しいな。クリス…って、呼んでもいいかな?仲良くしてくれたら嬉しいな」

 

「ああ。俺もラルセイって呼ぶからな」

 

「スージィを探しに行こう。きっと南東の方へ向かったはず。さあクリス、キミがリーダーだよ!」

 

マネキンがある所で、この世界での戦い方をラルセイから学んだ

 

「え…っ!大扉が開いてる!?」

 

「ランサーが来たのはそう言う事だったのか。ラルセイ、この扉の先へ行くと予言の旅が始まるんだろ?」

 

「うん。だけど…ボクはキミが自分の意志で決める事も大事だと思うんだ。この世界には本当に色んな人達がいる。大切なのは、その人達とどう接するかだと思う。だから、なるべく誰とも戦わなくて済むようにしよう。そうすれば…、この物語はハッピーエンドを迎えられると思うんだ」

 

「戦わずに済むならそれでいい。悲惨な結末を迎えるのは俺も嫌だからな」

 

「やっぱりキミは勇者だ!一目見た瞬間、そう思ったよ。それじゃ、頑張ろうね」

 

「ところで、この町に食堂と温泉…無いか。あったら良かったな」

 

「温泉と食堂かぁ…。あってもいいね!皆を癒せるよ!」

 

「この扉をくぐる前に、飯にしようか」

 

それぞれの椅子と焚火台と食材を出して着火する

 

「どれにする?」

 

「ボクは魚と、エビと、オイルにしようかな」

 

「俺は肉、チーズ、蜂蜜だな」

 

2人で飯を食った後、扉をくぐる

とうとう俺達の旅が始まるな…。心が躍る

*1
元は団子の串

*2
クリスは料理が上手いし旨い

新作を書くとしたらどれがいいですか?参考程度になるし、いつか全部やりたい

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