明らかに生まれる世界線を間違えたクリスが行くデルタルーン   作:リューオ

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大盤面

草原が終わり、次は赤と黒の市松模様の場所に来た

 

「『光に足を踏み入れれば、元の地点へと戻る』…?どういう事だ?」

 

「床が光った所を踏むと最初に戻るんじゃないかな?」

 

「なら、アレの出番か」

 

腰の音動機のスイッチを押してビッグシード・フェイクを呼び寄せて乗り、光る床を飛んで進む

途中で遭遇したポンマンを逃がし、更に先へ進むとランサーに出くわし、ビッグシード・フェイクを降りる

 

「ハッ…ハッ…ハ…、遂に『大盤面』に辿り着いたようだな…」

 

へー、ここ大盤面って言うのか

 

「我が城への道のりの半分を踏破するとは…、敵ながら天晴だ。だが、残念だな…。この先へは一歩たりとも通しはしない!ボク様の家来達にブッ潰されてただの血だまりになるがいい!ビッチャビチャの!チャップチャプの!きったない血だまりにな!」

 

ランサーは笑いながらバケツを出す

 

「どうだ?ムラサキガール。今のは怖かったか?」

 

「な、何でオレに聞くんだよ!?」

 

「何故なら、ムラサキガールは悪役演技が上手だからだ!ボク様もそんな風に怖くなりたいのだ!」

 

「え、お前…。ア、アタシみたいになりたいのか…?」

 

「なりたい!!」

 

「フン、バッカじゃねーの。まあでも…、今の笑い方は悪くなかったぜ。それに、オレらを血だまりにするってセリフもいい線いってるな」

 

「話に割って入る形で悪いが、そのバケツは何だ?」

 

「血を入れる用だ」

 

血を…?

 

「…あー」

 

「床を汚すと怒られちゃうから…。とにかく、お前のご意見に感謝する!お陰ですんごい怖くなれた気分だ!」

 

「…あ、いや、そりゃよかった。ハハハ」

 

まぁ、スージィも満更でもないのならよかったか?

 

「…それで、お前の家来はいつ来るのだ?」

 

「…あ!そうだった!浮かれすぎて連れて来るの忘れた。だが、次こそはお前達…、あー…。えと…、さっきからずーっとピエロちゃん達って呼んでる訳だが…、お前達って公式チーム名みたいの無いの?」

 

「無いが?」

 

「そうだよクリス、チーム名を考えよう!」

 

「いや、考えなくていいから」

 

チーム名か…、気が進まないけどアレを提案してみるか…

 

「気乗りはしないが…、『パエトーン』はどうだろうか…?」

 

「あ!いいねソレ!」

 

「悪くねぇんじゃねーか?」

 

「だが、一つ欠点を挙げるとすれば…」

 

「すれば?」

 

「『何者か(ビビアン)の声が俺だけ聞こえる』と言った所か」

 

大目に見てくれよビビアン…!

 

『グーなのです。クリス様なら、この世界のパエトーンとして活躍する事間違いなし!私も応援するのです』

 

あれ?何かやけにあっさりしてるな。もっとこう…、失言すると即座に心臓を貫かれるような圧をかけてくるのかと…

 

『虚喰いのクリス様にそんな事するわけがないのです』

 

あ、そう…

 

「クリス、どうしたの?」

 

「何か許された。あっさり」

 

「許されたんならよかったぞ!んじゃ、またなパエトーン!ボク様は、アフタヌーンミルクを吸収する時間だ!」

 

ランサーはバケツを持ってった

ポンマンを逃がし、ダークバーガーやクソデカい骨付き肉を食いながら先へ進み、道中にいた住人に話を聞く事にした

 

「ドウドウ!ちょいと待ちなぃ!ポンマン共は不気味だが、奴らは王様に従ってるだけだぜ。俺達『盤面』の領民にゃ、昔はちゃあんとお殿様がいなすった。平和でいい時代だったぜ。それが今となっちゃ、どうだい…。そのお殿様まで王様の家来にされちまってよぅ…」

 

「恐れる事はない。我々は愚劣なポンマンとは異なり、自らの意志で行動する。私、ミスター・ソーシャルは極めて知的であるからして、暴君などに屈しない!…だが、もちろん屈しろと命じられれば別だがね。王は極めて恐ろしいお方なのだ」

 

その王とやらが家来にされ、仕方なく命令に従ってるような感じか?

 

「ホッホッホ…。こ~れはこれは…、ここで会ったが100秒目…。にっくきパエトーンめ。良い子のお嬢ちゃん、ないしはお坊ちゃんは今の内に引き返す事だ」

 

「ランサー、今度は何だ?」

 

「ホッホッホ…。ボク様はただ警告しているまで…。この先にとんでも無く危険なものが待ち受けているとな!ホッホッホ!実際、ボク様は今物すごーく困っている!何故なら!それが怖くてお家に帰れないからだ!」

 

「マジか…、どんだけヤベェ奴なんだよ…?」

 

どんな奴かと思えば、いつぞやのK.ラウンドだった

 

「あ!君は!こんにちは」

 

「あまり怖いイメージが無いが…」

 

「おわわ…、クリス…。凄いな!お前はコイツが怖くないのか!?」

 

エーテリアスやサクリファイスと比べたら…、まぁ…ね?

 

「ああ、それとコイツは何をしてくる?」

 

「うーむ、確か…」

 

K.ラウンドは王冠を被ると巨大化してきた。足がきめぇ!にしこくんかよ!?

 

「敵を圧死させるんじゃなかったかな」

 

とりあえず、スージィの攻撃を避けることの大切さを説明したが、理解できてなかったようだ

スージィが倒す前に逃がさないと…!

 

「ラルセイ、王冠を落とす手は無いか!?」

 

「お辞儀するのはどう?」

 

ラルセイの言う通りにお辞儀をすると、K.ラウンドもお辞儀をした。これなら行けそうだ!

 

「いいぞ!このまま続ければ、王冠を落とせる!スージィもやるんだ!」

 

「ケッ、誰が。王冠を落としたきゃ…、ブン殴ってブッ倒せばいい!」

 

スージィの攻撃を俺がパリィして阻止する

 

「ラルセイ!俺がスージィを抑えている間にお辞儀して王冠を!」

 

「分かった!」

 

ラルセイはお辞儀し続ける

 

「クリス邪魔すんな!」

 

「するに決まってんだろ!そんなにモンスター倒したけりゃ、モンストかモンハンでもやってろ!」

 

「さっきと口調違くないか!?」

 

「こっちが素だ!てか、攻撃すんのやめろ!」

 

「フン、誰がやめるか!敵に怖気づいたと思われるだろ!」

 

パリィを続けてたらK.ラウンドの王冠は落ち、元の大きさに戻る

 

「や…、やったのか!?」

 

「凄い!ピエロちゃん達、マジ勇者!これで僕様の人生、後20分は安泰だ!」

 

「だろ?もっと褒めてくれていいんだぜ…?」

 

「えっと…、スージィ…?スージィなりに頑張ってくれたのは分かるんだけど…、今のは…スージィのお陰っていうより…、むしろ…スージィが攻撃しようとしたら、余計大変な事になっちゃうんだよ。始めから優しく接していれば…、そもそも戦う必要すらなかったかも」

 

「ラルセイの言う通りだ。俺は不要な戦いはしない主義だからな」

 

「はあ?何寝ぼけた事言ってんだよ?アイツ、滅茶苦茶狂暴だったじゃねーか!クリスのせいで食い止められなかったけどな!」

 

俺は頭を抱える

はぁ…、コイツはホントにバーサーカーなんだからな…

 

「それに、さっきは兵隊達を脅すような事言ったよな?」

 

「アイツら敵だろ。敵は脅してナンボだろ」

 

「そうそのとーーーりッ!」

 

「お前は黙ってろ。…それだけじゃない。無害な人のケーキを食ってさ…」

 

「アレは…、まあ、ケーキもオレの敵だからな」

 

「あのね、スージィは不服かもしれないけど…。君は勇者なんだ。平和な未来をもたらす力を持ってる。だから…、もう少し勇者らしく振舞うように心がけてくれないかな?」

 

「そうだな…。言われてみると確かに…。今んとこ、オレは勇者失格だよな?」

 

「え?まぁ…、うん」

 

「分かった。ラルセイの言う通りだ。オレは変わる。もう腐った勇者はやめだ。オレは今から『悪者』になってやるぜ!」

 

スージィはそう言うとランサーの方につく。そ…ッッ、そうきたかぁ~~~~ッッ

 

「え…、ホントに!?僕様のチームに入ってくれるの!?」

 

「ああ、その方がオレには向いてそうだ」

 

「スージィ、そんな…「ラルセイ、今は好きにさせよう」で、でも…」

 

「スージィ、お前が敵になるのなら…」

 

俺はミアズマの力をほんの少しだけ開放する

 

「俺 は 容 赦 は し な い」

 

「ク、クリス…?」

 

「は、早く行くぞランサー!」

 

「安泰だった20分がすぐになくなりそうだぞ…」

 

2人は退散する。この程度でビビってるようじゃ、俺には勝てないぞ☆

 

「クリス…、今の何…?」

 

「ん?力をほんのちょっと開放しただけだけど?」

新作を書くとしたらどれがいいですか?参考程度になるし、いつか全部やりたい

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