無名のリンクス 先生になる   作:雨垂れ石

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掴み取ったもの…手放さなかったもの…


対策委員会エピローグ

 

アビドスの出来事から1週間が経過した

あれからアビドスに顔を出してはいないが…あいつらの調子はどうだろうな…

そう思っていると…スマホから通知音が鳴り、確認するとアヤネから連絡が来ていた。

どうやら動画を送ってきたらしい

動画を再生する

 

『それでは、アビドス対策委員会の定例会議をはじめます』

 

『ここしばらく色々なことがあり…借金は無くなりましたが…それでもアビドスの状況はあまり良くはないです』

 

『ん…このままだとアビドスの復興も当分先』

 

『そうだね〜でもせっかく長いこと続いた借金も終わったし…ちょっとゆっくり昼寝でもしない?』

 

『うんうん! このところすっごく忙しかったですし、のんびり過ごすのは大賛成です!』

 

『何を言ってるの! 確かに借金は無くなったけど…そんなことしてる暇なんて無いんだから!』

 

『セリカちゃん……! そうです! この記録だって、先生に見てもらうんですから、しっかりしてください!』

 

『対策委員会の一員として言わせてもらうけど、今もまだ私たちは危機の真っただ中にいるの! 生徒の数もお金も余裕なんて全然無いの!』

 

『う、うん……』

 

『というわけで、最新のトレンドを調査してきたわ! これ、何なのか分かる人いる?』

 

『えっと……パソコンの部品?』

 

『これはグラフィックボードって言うんだけど、これでスキャンコインっていう仮想通貨を採掘するの! 仮想通貨っていうのは……な、なによ!? 何でみんなしてそんな、生暖かい目線で見てくるの!?』

 

『セリカの詐欺話はさておき、もっと良い方法がある…これを見て、この経路で建物に侵入すると……』

 

『どっちも却下〜』

 

経過報告という形でアヤネから届いたメールには、対策委員会の平和な光景が映っていた…

ようやく…まともな生活が出来るようになったか…

 

『……対策委員会は、相変わらずこんな感じです借金は無くなりましたが…それでもまだまだ私達には解決するべき問題が沢山あります……でも、本当に良かったです』

 

『またアビドスに顔を出してください、ホシノ先輩とシロコ先輩が凄く寂しがっています』

 

そうして動画が終わり、メッセージの最後にはあの時のパーティで対策委員会、風紀委員会、便利屋、傭兵や大将達との記念写真が載せられていた

真ん中には対策委員会と風紀委員会が集まりその中心には俺、ホシノとヒナが俺を挟む感じに、便利屋、大将、傭兵達も同様に対策委員会と風紀委員会を挟み込むように集まり、みんなが集まっているその後ろではホワイト・グリントが見守るように佇んでいる

………みんないい笑顔だ……俺だけほぼ無表情なのはどうかとは思うが…

まぁみんなが笑っているなら…それでいい…

 

俺はその写真を何枚か印刷し、額縁に入れ…寝室や執務室に置く

改めてその写真を見てみると自然と笑みをこぼす…

ここに来てから随分と表情が柔らかくなってきた気がする…

いい事だな…

 

「さて…」

 

気持ちを入れ替えて執務室の椅子に座る…

アビドス件もあってあまり連邦生徒会からの仕事はやってはいない

暇がある時にはちょびちょびとやってはいるが…かなり溜まったな…

これはしばらくアビドスに行けそうにもない…

まっ…これは自分が招いた事だ…仕方がない…

………けど…さすがに1人で捌ききれるかな…

 

「………アロナ…手伝ってくれるか?」

 

『はい!もちろんお任せくだい!』

 

そうしてアロナと一緒に溜まっている仕事を片付ける…

 

 

 

そういえば…カイザーの件だが…

あのカス(理事)は生徒を誘拐した事によりカイザーPMC理事の座を降ろされ…カイザー自体から失脚したらしい…

あの作戦のあとヴァルキューレに身柄を引き渡したはずが…指名手配になっている…

指名手配…つまり逃げたと言う事だ…妙だな…頭ごとノノミのミニガンでスクラップにしたはずだが…

ヴァルキューレ側にカイザーを手引きしているやつがいるのか?

それともカイザー側が何かしたという可能性もあるが…

どっちにしろ…もうアビドスに手を出す事はないだろう…

 

それとも黒服の件だが…

やはりと言うか…奴の目的も正体も不明…

神秘を使った研究や実験をしていると聞いたような…

まぁどっちにしろ…警戒しなければならない…俺とは敵対しないとは言っていたが…信用は出来ない。

 

「………はぁ…」

 

まだまだ問題は続きそうだ…

 

 




※後書き
4ヶ月も続いた対策委員会編はこれにて完結です
10万以上も書いたんか…よく書けたなとは思っています…
さて…いかがでしたか?
初めての小説で色々ミスはありましたが…楽しんでいただけたら嬉しいです
首輪付きやアナトリアの傭兵ではなく、ある1人の無名のリンクスが先生となっていますが…どうですか?
あまり先生に向いているかと言われたら…まだまだですかね…
小説自体は…個人的にはもう少しACfAの要素を擦っていもいいとは思う…
ほかの小説を呼んでいると…自分のは少し物足りない感じが凄い…
まぁ…そこは慣れていくしかないですかね…
ACfAは一応3周目の天敵ルートまでやりました、クリアまで全部ホワイト・グリントでぶっ通しでやりましたよ…最後のミッションはまじで疲れた記憶が…
ブルアカの方は…最終編まで来ましたが…ガシャの石集めでなかなか進めれず…ノアも…アルもまだお迎えはできていません…
リンクス先生の方のアロナは紫封筒を絶対出してくれそうですけど…こっちのアロナと言ったら…

さて…今後についてですが…時計じかけの花のパヴァーヌ編は各生徒の絆ストーリーを書いてから開幕するので…当分先です
アビドスは全員、便利屋はアルとカヨコ、ゲヘナ風紀委員はヒナという感じに絆ストーリーを書いていきますのでよろしくお願いします
改めてまして…対策委員会編を読んでくださいましてありがとうございます
絆ストーリー
時計じかけの花のパヴァーヌ編
もよろしくお願いします

リンクス先生の大切な人『ステラ・エリン』をどのような登場させるか

  • 幻覚や幻聴として登場
  • 転生して『生徒』として先生と行動
  • 転生して『人間』として先生と行動
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