「アリスは……」
それは、紛う事無き本人の意思による回答だった
「……アリスは、帰れません」
アリスの精神を連れ戻す為、タワーにあるダイブ設備を用いて彼女の精神世界にダイブしたゲーム開発部と俺。
辿り着いた先にあったのはあの時と同じ様に、苔むした玉座に座るアリスと、彼女の傍に控えていたもう一人のアリス、key
「エリドゥの監視網から見てきた光景、それら全て、あなた達がこの場に足を踏み入れる前に戦い、転び、傷付いてきた光景です」
映し出されていたのは、俺やゲーム開発部を始めとしてC&Cやエンジニア部、ヴェリタスのもの達がアリスとリオを助ける為にリオの配下達と激戦を繰り広げている様子だった。
「……何故この様な事が起きてしまったのか、その答えを、王女は既にご存知なのでは無いでしょうか?」
keyは投影された光景に圧倒される一同を余所にアリスに回答を促し、その結果がこれだ。
アリス自身、直接的にも間接的にも大切な友人達が自分のせいで傷付いている事を理解しているからこその選択なのだろう。
「アリスが皆の傍に居たら、皆はその分傷付いてしまいます」
「アリスちゃん、違う!そうじゃないよ!」
「ミドリの言う通りだよ、アリスちゃん、私達はそんな事……」
ミドリとユズがアリスの発言を否定するが、自罰意識に飲み込まれているアリスに対しては焼け石に水だ。
そして今、keyが見せてくれた様に俺達かエリドゥ各地で死闘を繰り広げる中、アリスもまたその様子を見せられていたのだろう。
なんとまぁ、趣味の悪いことだ。
「アリスは……勇者ではなく、魔王ですから」
かつての憧れを諦める様に、無地で無情な現実を受け入れる様にアリスは告げる
「いつか……いつか世界を、キヴォトスを滅ぼすかもしれない魔王として……生まれた、から……」
しかし、その声色からは己に定められたであろう運命と負わねばならないであろう責務を受け入れ切れていない事が容易に見て取れる。
「世界を滅ぼす……そんな魔王が、皆の傍に……居ては……いけません」
自らを世界を壊す魔王だと認め、また世界の為に自らの存在を否定しようとするアリスは最早半泣きであり、声も震えていた。
「大切な人が、苦しんで傷付くのなら……いっそ、アリスは……」
静かに半泣き声で話し続け、一区切り。
そして……
「アリスは、このまま消えるのが正しいのです」
その小さな体に、不相応な悲壮の覚悟を告げる。
だが………
「俺はそうは思わん」
アリスの言葉を否定するかのように俺は口を開く。
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『……うぅ』
アロナは頭を抱えている。
アロナ自身はネクストの操縦はできるが、戦闘は1度もない。
基本的には、ブースターでの移動しかやった事がない。
『……でも、やるしかないですね』
アロナは覚悟を決め、手を広げると、彼女の前に大きな画面が出てくる。
そうしてアロナは手を動かすと、同時にホワイト・グリントも動き出す
『アロナ……ホワイト・グリント、行きます!!』
『なんちゃって……』
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「俺はそうは思わん」
アリスの不相応の覚悟を否定するように俺は口を開く
「アリスは自分は魔王だと言ったが、俺はそうは思わん」
「アリスは名も無き神々の王女とか、世界を滅ぼす魔王では無い」
「アリスは
「ずっと不思議だった、どうしてキヴォトスを滅ぼす兵器に、心を持たせる必要があったのか」
「ネクストでも無ければAFでもない、ただの人型に」
「……自分の意思で自分は変えられると俺は思う」
「何を戯言を、王女よ、耳を貸す必要は……」
Keyは俺の言葉を聞くなとアリスに言おうとするが、俺はKeyの言葉を遮るように続けてアリスに向けて言う。
「アリス、お前は何になりたい?」
「勇者か?魔王か?」
「……アリスは」
数秒の沈黙の後、ゆっくりと口を開くアリス。
「アリスは、魔王……なのに……世界を、滅ぼしてしまう……のに……」
「……なのに、それでも………アリスは……」
引き摺っていると同時に迷ってもいる様だ
まぁ無理もない、何の前触れもなく友達を撃ち、更には周りに居た知り合いも傷付け、その果てには大激戦にまで事が発展したのだ。
しかしだ。
「そんなのでも、良いんですか?」
「……アリスが望むならな」
「世界を滅ぼす魔王……そんな存在のアリスが、勇者として、また皆と一緒に……冒険を続ける、そんな選択を選んでも……良いんですか?」
「もちろん、お前の自由だ、俺達はそれを受け入れる」
俺だけではない。
モモイ、ミドリ、ユズの三人もまた、俺の意見と同じだ。
「なら……」
友達仲間に背を押され、アリスは恐る恐る自分の意志を口に出す。
「それなら、アリスは……アリスも勇者になって!皆と……」
隣でkeyが、はっとした表情でアリスを見るが、遅い。
既にアリスは自分の意志を決めた
本来の主が主導権を握り直した今、出来る事など何もない。
「モモイ、ミドリ、ユズ、先生、そしてケイと、皆で一緒に、また冒険を続けたいです!!」
アリスはそう叫ぶと、台座に突き立てられた勇者の剣へと走り出す。
何が起きるのか察したKeyが、アリスを引き留めようとするが、俺はその前に立つ。
そして、アリスは振り返ろうともしない。
「邪魔です!退いてください!」
「……フン……見てやりなよ、アリスの決意の行動の行く末をな」
「王女よ、お待ちください!それだけは!!」
「アリスは、本当のアリスになるんです!!」
そして、引き抜かれた剣は光を集め、その光は空へと放たれる
暖かな光が、荒れ果てた部屋を満たしていった。
「光よぉぉぉぉ!!!」
光の剣から放たれた光は天井を貫き、その空間には光が差し込む。
「なぜです……王女よ……」
それでいい、アリスは自由になった。
自由になること、何者でもない普通になること。
アリスは
俺は、Key……いや、ケイの方へ目線を向け、向かい合うように立つ。
「せっかく心を与えられているんだ、お前も自分の意志で選んで見たらどうだ?」
「余計なお世話です……!我々には不要です!」
「……じゃあ、ここで消えても良いと?」
「……はっ?」
「自由に生きてみてはどうだ?」
「なぜ、私に言うのですか?」
「お前だってアリスの仲間だ」
「理解が……できません……」
「生きていく中で学べばいい」
「だってお前は、俺の生徒だからだな」
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そうして、アリスの精神から帰ってきた瞬間、モモイ達は一斉にアリスに元へ寄り、皆で泣きながら喜んでいた。
その光景を見ていた俺は、微笑ましくなり。
「……フッ」
無意識に笑っていた。
やはり、キヴォトスに来てから感情が柔らかくなってきた。
ステラが見たらどんな反応をするのだろうか。
そうして、事の終わりを伝えようとしようと思ったが、何やら様子がおかしい。
俺はリオの所に戻り声をかけたが、リオは焦っていた。
「なんで……どうして……」
「リオ、何があった?」
「先生ッ……!大変よ、アリスの精神は戻ったのはいいけど、未だにロボットたちが暴走しているの!」
「……何?」
そうして、エリドゥに設置されていたカメラに映し出されている画面を見てみと、何故か未だに暴走しているロボットが見えた。
明らかにおかしい、あのロボット達はケイの制御内にあった、今は和解をして制御を戻したはずだ。
「このままだと、ネルたちが持たないッ……!」
「……俺が行く」
「先生!?」
そうして、俺はタワーの下へと走っていく。
エレベーターで降りている途中、アロナとの連絡をとる。
「アロナ、ネクストをこっちに持ってこい」
『先生!?アリスさんは!?』
「こっちへ戻した、だが何故か未だにロボットが暴走しているから、ネクストで迎撃する」
『分かりました!今すぐ向かいます。』
アロナとの連絡を終え、タワーの1階へ降りる。
エレベーターのドアが開いた瞬間、外へ走り出す。
それと同時に、ネクスト ホワイト・グリントがこちらにおりてくるのが見える。
ネクストが着地瞬間、腕をこちらに伸ばして来たため飛び乗り、そのまま頭部まで上がりコックピットへ入り込む。
「壊しては……ないな」
『あ、当たり前ですよ!このスーパーAIアロナちゃんにかかれば無傷で余裕ですから!』
「まあPAのでほとんどの攻撃は無効化されるがな」
『むーーーーーッ!!!』
画面を見ずにもわかる、アロナはかなり頬っぺを膨らませているだろう。
だが、そんな事に構ってる暇はない、AMSを繋ぎ機体の制御をシッテムの箱から俺へ移す。
「行くか……」
そうしてネクストのOBを起動して高速へ飛んで行く。
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「……かなりの数だな、リオは相当兵力を貯めていたのか」
ネクストに新規に付けられたスキャン機能を使って辺りを見るが。
レーダーにはかなりの数の反応が見える、精神世界にどれだけいたのか分からないが、相当長く戦っているのだろう。
早く行かなければな。
しかし、チマチマやっている間にも、ウタハ達やネル達は消耗して……最悪は……
――その力を普通に使うのは構いませんが、その力の奥底を引き出してしまえば、あなたの身体を壊し命を削ることになります。
――奥底に眠る計り知れない力は、いざという時に。
まぁ、使わない事に越したことはないですがね。
黒服が言っていたいざという時、今なのか……?
だが、もしそれを使ってしまったら、俺の身体は……
……いや、生徒が犠牲になるぐらいなら、犠牲になるのは俺でいい。
「……やるか」
『……?先生、やるって何をですか?』
アロナがそう疑問を問うが、俺はお構い無しにある機能を発動させる。
『……えっ?』
システムがそう言った時、ホワイト・グリントの複眼のカメラ・アイが赤く発光し、赤い稲妻が頭部のラインを剃るように走る、そして整波装置が展開し、噴出装置から青い炎が吹き出した。
「ウグッ……ッ!!ウウ……」
AMSに重い負荷が掛かり苦しむ、鼻や目から血が出てくる。
『先生ッ!!』
アロナが叫ぶ、しかし俺はAMSの負荷に耐え操縦桿を握る。
「ハハ……首輪付きの時にもやったが、あの時はほぼ死にかけだったから感覚がほとんど無かったからか……今だとかなりキツイな……」
『先生!何をやっているんですか!今すぐ止めてください!』
「…………殲滅する」
『先生ッ!!』
アロナの叫びを切り捨て、OBを起動させる。
その瞬間、ホワイト・グリントとは光の速さで飛んで行った。
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「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙畜生!!数が多いんだよッ!!」
C&Cは未だに迫り来るロボット達を止めていた。
だが、倒しても倒しても湧き出てくるロボットがの前にネルは我慢の限界で叫んだ。
「……未だにリオ会長から連絡が来ない、まさかとは思うが」
「分かりません、先生とゲーム開発部を信じるしか」
「そんな事言ってる場合かあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
ネルは叫びならが銃を乱射する。
こんだけ長い時間銃を乱射を続けると……
「……弾が切れた」
こうなるわけだ。
C&Cのみんなが落胆する中、1人の生徒、一之瀬アスナだけがあさっての方向へ目線を向けていた。
「おいアスナ!どこを向いているんだ!」
「……る」
「あ?」
「……来る」
普段のアスナとは何か様子がおかしい、明らかに冷や汗を流し、身体全体が震えていた。
「おいアスナ……お前どうし――」
ネルが言いかけた瞬間、目にも止まらぬ速さでC&Cに迫るロボット達の上から何かが落ちてきた。
「うわっ!?なんだ!」
衝撃波に飛ばされそうになるも、必死に耐え、その方へ目線を向ける。
「………………………はっ?」
ネルは思わず言葉を漏らした、ネルの目の前にいたのは、リミッターを解除してカメラ・アイが赤く発光して噴出装置から青い炎が出ているホワイト・グリントがいた。
「なんだよ……あれ……」
ネルはそう言う間にも、ホワイト・グリントは高速でQBを吹かしながらロボットの攻撃やミサイルを避け、なぎ倒していく。
無惨にもバラバラにされたロボット達の残骸の上にホワイト・グリントは立つ、そして頭部をネル達の方へ向ける。
『……ッ』
C&Cは全員固まる、声が出なかった。
彼女達は様々な修羅場をくぐり抜けてきた、だがそれでも感じた事の無かった殺気、それに圧倒されていた。
ホワイト・グリントの頭部が別の方向へ向いた時、瞬間移動したかの様に上へ上昇し、目にも止まらぬ速さ飛んで行った。
「……あれは、本当に先生が乗っているのか?」
カリンがそう呟く中、その隣にいたアスナは膝から崩れ落ちる様に座り込む。
「アスナ……!」
「……あれは……強い……強いけど……怖い……ッ!
」
「全てを壊しちゃうような……それも、あれ自身も壊してしまうような感じがするの……」
アスナの顔は血の気が引いた様に真っ青になっていた。
少なからずも彼女は、ネクストのリミッター解除の代償を感じ取っている感じが見られるかもしれない。
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『……』
2人は絶句する。
リオはモニターから手を離し、数歩後ろへ下がり、ヒマリは思わず手で口を塞いでしまう。
「リ、リオ……あれは……」
「知らない……知らないわ……」
「本当に……先生がやっているんですか……?」
モニターに映っているのは、暴走したロボットを無差別に蹂躙していくホワイト・グリントの姿が映っていた。
「あ、あんなの……人が耐えられるはずではッ!」
「(殺人的な速度……キヴォトス人でも、普通の人でもあの速さは絶対に耐えれるはずはない、一瞬でミンチ肉の完成よ!)」
「(これが……ネクストの力と言うの!?)」
「(……先生、あなたは一体……何者なの!?)」
目に映るホワイト・グリントを見てそう思っているリオ。
そして、ますます
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「ちっ……キリがない……!」
ウタハ達はC&C同様エリドゥーのタワーに迫るロボットを迎撃するために動いている。
多くの雷ちゃんを動かし何とか耐えてはいるが、既に多くの雷ちゃんが破壊されている。
「体力も、あまりないな……」
エンジニア部は全員インドア派なのでこんなにも体を動かすことは無い。
「……まずい、もう弾が無い……!」
「こっちもないですぅ!!」
コトリもヒビキの方も既に限界を迎えている。
万事休すである。
「何か……何か打開策はッ!」
ウタハがそう考えていた瞬間、後ろから聞き覚えのあるブースト音が響く。
「この音は……まさかッ!」
ウタハがそう言い振り返ったとの同時に、ホワイト・グリントが頭上を通過した、ものすごい風圧が襲いかかる、コトリヒビキは少し吹き飛ばされたぐらいに済み、ウタハは頭上を見上げていた。
「……」
ウタハは驚愕していた、目に映っていたのはリミッター解除をしたホワイト・グリント。
「ホワイト・グリント……先生……」
「先生の機体が燃えてますけど!?まさか損傷したから!?」
「いや……あれは……」
ウタハがそう言いかけた瞬間、ホワイト・グリントは突如として消えた。
「消え――」
次の瞬間には周りにいたロボット達、そして雷ちゃん諸共バラバラのスクラップとなっていた。
「……はっ?」
ウタハは理解が出来なかった、あの一瞬にしてあれだけ来たロボットと雷ちゃんが閲覧注意の張り紙が着くほどにバラバラになっていた。
ウタハが混乱する間にも、ホワイト・グリントは空中を瞬間移動じみた動きでロボットを殲滅していく。
「……グツ」
ホワイト・グリントの殺人的な速度に耐えながらロボットを殲滅していくリンクス。
鼻や目、さらに口からも血が出ているがそれでも機体を動かす。
『……先生』
アロナの呼び掛けは虚しくも、リンクスの耳には届いてなかった。
「弾切れか……」
右腕のライフルの弾薬が弾切れを起こした。
するとそのライフルをパージし、OBを起動してロボットへ接近する。
ネクストよりも少し小さい大きさのロボットは、ホワイト・グリントを見るなりライフルを乱射してきたが、既にホワイト・グリントは目の前に来ていた。
ホワイト・グリントの右腕はそのロボットの胴体を貫き、コアを握りしめていた。
「……」
右腕をロボットの胴体から引き剥がし、コアを握り潰した。
「……ッ」
その様子を見ていたリオとヒマリは血の気が引いた感じがする。
そして……
「……悪魔」
そうリオは呟く。
もう一体のロボットが近接戦を挑みに来るが、QBで一瞬にして背後へ周りロボットの頭部を掴みそのまま引きちぎって投げ飛ばした。
そして左腕のライフルを残っているロボットに向けて乱射する。
それにより左腕のライフルも弾切れを起こし、そのまま地面へ落とす。
残すは、ネクストぐらいのサイズのあるアバンギャルド君に似たロボット。
おそらく、予備として作っていたのだろう。
アバンギャルドは両手のガトリングガンをホワイト・グリントに向け乱射しながら接近してくるが、ホワイト・グリントは一瞬にして上昇して両背部の拡散ミサイルを発射してパージする。
拡散ミサイルの直撃を受けたアバンギャルドは大きく後退するが、ホワイト・グリントに頭部をえぐられ、そのまま地面へ叩きつけられる。
ホワイト・グリントはOBを起動し、アバンギャルドを地面へ擦り付けながら加速する。
そしてそのまま近くにある建物へ投げ飛ばす。
投げ飛ばされたアバンギャルドは建物へ激突して土煙が上がる。
もう終わりかと思っていた時、ホワイト・グリントの胴体部分に光が集まっていく。
「まさかッ!!コトリ!ヒビキ!伏せろ!!」
ウタハがそう叫び、物陰に隠れた瞬間。
ホワイト・グリントから大きな光が放たれる。
あたりの建物は一瞬にして崩壊し、数Km離れていたウタハ達のところまで衝撃波が襲いかかる。
「ウグッ……ウウ……」
ウタハは必死に耐え、何とか持ちこたえた。
煙をはらいながら、ホワイト・グリントの方へ向いた時。
「……はっ?」
思わず声を漏らす。
先程まで多くのビルが立ち並んでいて、ホワイト・グリントのいた所は大きなクレーターとなり、その中心には、ホワイト・グリントが立っていた。
「……」
リオとヒマリは呆然としていた。
先程まであれだけあったはずの建物が一瞬にして消し飛んだからだ。
もはやもう、言葉を発する気力すら無くなっていた。
「……わぁ……なんか凄いことになってるね……」
モモイ達も、その様子を見ていてモモイだけが言葉を発していた。
「……嘘だろ」
ネル達C&Cも、ホワイト・グリントのアサルトアーマーによってできた巨大なクレーターを見て呆然としている。
「これ……先生がやったって言うのかよ……」
「もはや戦略兵器の域を超えてます……下手をすれば連邦生徒会が黙っていません……」
「なんでこんなものがシャーレにあるんだ……」
「……」
「(先生……あんたは一体……なんなんだ……)」
ホワイト・グリントの頭部から出ていた赤い稲妻が消え、元の青色の複眼のカメラ・アイに戻り、青い炎も消え元のホワイト・グリントに戻っていく。
そうして上昇し、エリドゥーのタワーへと飛んで行く。
タワーへ戻って来たホワイト・グリントは着地する。
その場所には、リオとヒマリ、ゲーム開発部のみんなが待っていた。
みんなは先生が出てくるのを待っていたが、一向にコックピットが開かず静かな時間が流れていた。
「……先生……出てこないね」
モモイがそう呟く。
そこへC&Cやエンジニア部達も合流し、ホワイト・グリントから降りてくるはずの先生を待っていたが、違和感を覚えたウタハがコックピットまで上り、ハッチを開く。
「……先生……どうして出てこな――」
コックピットを覗いたウタハは言葉を詰まらせた。
彼女の目に映っていたのは、目や鼻、口から大量の血を流して意識が無いリンクスだった。
「先生ッ!!」
ウタハは急いでコックピット内へ入りリンクスの体を揺らす。
「先生!先生!!返事をしてくれ!!」
「誰か手を貸してくれ!先生が血だらけだ!!」
事の重大さに気づいた彼女達は、急いでリンクスをコックピットから出し、治療する為エリドゥーを後にしたのであった。
まっっっっっっじでお久しぶりです
多分1年もほったらかしで別の作品を書いていましたが、まぁ復活ということで
ネクストのリミッター解除ですが、まんま鉄血のあれと同じ感じです。
ACfAには無い機能ですが、ある画像を見た時におっこれいいんじゃねっと思い物語に組み込んだ頑張って感じです
違和感があれば……スミマセン……ユルシテ
リンクス先生の大切な人『ステラ・エリン』をどのような登場させるか
-
幻覚や幻聴として登場
-
転生して『生徒』として先生と行動
-
転生して『人間』として先生と行動