※Chapter2のネタバレを含みます。
言語説明:
能力分類:正式にこう分類されている、と言うよりはあくまで通称名に近い。
見方によって容易に変動するし、成長・変異を経て分類が切り替わることもよくある為人によって呼び方が微妙に違ったりする。
一般的に「訓練階層」に於いての分類分け、最初に与えられたモノを基準に大きく三つに分けて呼ぶ。
此処からさらに細かく分裂したり他要素を取り込むので、他者から「こう」だと思われても別物であることは普通にある。
一番大きい変異要因は「当人の自意識」「無意識に求めたもの」「他者からの認識、伝達」辺りだと言われている。
◇法則干渉型
一般的な地上における物理法則に干渉する特異性の分類。全体の七割弱が此処に属する。
この分類に属する場合は基本的に身体能力面も向上する為、恐らく自分の能力に耐えられるだけの器を与えられる形だと思われる。
代表的なのは重力に干渉して軽量化/重量増加や移動速度に干渉しての瞬発性向上。
或いは「燃焼」などの現象に干渉している面から「付与」分類も此処に属する。
一応主人公も運動方程式、等加速度運動に干渉している為此処に属するが、
一般的に探索者の外聞的な評価は『本来有り得ない事象を起こす』ことで付けられることが多い為評価は最低値。
(同様に単純な物理法則への干渉であっても、傍目からすると”有り得ない速度で移動している”ように見えるので此方のほうが評価が高くなる)
◇創作者型
二番目に雑多な分類。全体の二割強が此処に属する。
この分類の一番大きい特徴は「何か『迷宮』探索に役立つモノを作り出せる」こと。
逆に言うならばそれが出来れば戦闘能力の大小なんてものは一切判別されない。
なので、此処に属するからと言って戦えない訳では無いし、逆に戦えるとも限らない。
一つだけ言えるのは、この分類に属する相手に喧嘩を売ったら正しく詫びられなければ死ぬ。
◇特殊型
上記二つに最初から属さない分類。全体の一割にも満たない数が属する。
一番明確な特徴としては『武具と特異性が一体化』して具現化・出現することにある。
なので当人が戦う、と言うよりは何かに戦ってもらったり事前に準備を整えて嵌めるような形での戦闘方法になる。
俗に言う”サモナー”や”テイマー”、”罠使い”のような存在が知られている。
一番有名なのは現在四十階付近を探索する『獣の女王』と呼ばれる狼型の幻体を操りつつ自身と一体化して戦う女性。
◆伝承再現型
『迷宮』内で拾った武器が一定条件を満たすことで変化する存在。
飽く迄
一見唯のボロボロな存在であることが多い為、発見されても見逃されたり捨てられたりするケースが散見されるとか何とか。
現在の日本で知られている例は南総里見八犬伝に記される『村雨丸』と呼ばれる刀一例のみ。
上記の『獣の女王』が発見、三十階守護者戦で覚醒させたという噂だけが広まっている。
■主人公
Name:
Age:15
Job:学校二年(国立第一探索者学園高等学部二年)
外見:
やや茶色が混ざった黒髪、髪型は自分で切っているので適当。
ただ相手と視線を合わせるのを控える為に前髪で目を隠しているモブっぽい外見。
(これは視線で狙いを見切られやすい、と言う先輩方のお優しい訓練の結果を含む)
服装は主に制服かワイシャツ、探索用装備は回避型、布タイプ。
能力:『浮石』
武具:石塊→鉄塊⇒『殺生石』:ミサキ(大凡五十程度に砕け散った破片達の総称)
特異性:浮遊
:「物体を浮遊させる」特異性→「効果範囲内の物体を規定重量まで任意操作出来る」特異性。
この能力の応用・発展として「一定空間内の把握」「並列思考」を身に付けている。
この特異性は、武具が大元ではない。
希少性:A(こんなモノを望む奴がいない)
精密動作性:B(重量による)
効果範囲:―(現在成長中)
空間解錠:B(消耗品型の次に拡大傾向にある)
武器:
仕込み杖、各種薬品、状態異常薬、回復薬、鉄球等。
主に投擲するものを利用して遠距離攻撃、近付かれた場合は格闘技での牽制を行う間に武具を操って急所を砕くのを得意とする。
現状武具を利用した場合、猛毒を撒き散らす尖った鉄片がやたらと襲ってきて中毒死するか失血死するか打撃による圧死かを選べる。死ぬ。
解説:
『自由を追い求める』少年。
Chapter2に於いて武具の派生覚醒条件を満たした為相棒を得た。
覚醒条件は『数多の血肉を喰らう』『失われた毒を補給する』『外部から砕いて貰う』こと。
本来得るべきものではないが、抱える負担が脳に悪影響を与えかねない部分もある為負担分配を兼ねてなんか生えた。
面倒くさそうにしているが良く面倒を見ているらしい。
■相棒
Name:ミサキ(妖狐種)
武具(媒介):『殺生石』(砕けた破片であり、名を持つだけの石でもある)
解説:
任意操作の脳への負担を和らげるために生まれたペットみたいな武具。
存在自体が特異性の発展系、俗に言われる『術理』に近い。
指示を受けることで破片を射出・操作出来るが、その本質は言葉に出さずとも意志を伝えられるもう一つの思考と言う点。
離れた場所から同一の特異性を操作できる二人、という便利性を突き詰めた結果とも言える。
■後輩達
Name:
Age:14
Job:学校一年(国立第一探索者学園高等学部一年)
外見:
灰色に近い白色、首元から両肩を越える程度のセミロング。
前衛職として動くには邪魔な程度には胸や尻の成長が目立つ少女。
警戒心がやや強く、内側に入ると急に甘えるようになる番犬タイプ。
服装は主に制服かワイシャツ、私服は
能力:『雷剣』
武具:半両手剣→十拳剣(拳十個分の長さを持つ剣。本質は剣其の物よりも隠すその鞘)
特異性:付与
:「属性を付与する」特異性→「自身の体内を中心に神経や肉体に付与・強化する」特異性。
この能力の応用・発展として「超速反応」を身に付けている。
また、純粋な肉体強化能力とは異なり「自分の身体能力の成長」とは別の係数で計算される模様。詳細不明。
現状は『雷』『火』属性を有する。
術理:
『
詠唱:
「小鳥遊流合戦術法、剣ノ道カラ外レ」
「
「震エ、
解説:
術理その一。対大多数向け、生命体向けであり対人に於いては見せ札。
鞘と剣に雷をチャージし、込められるだけの力を込めた上でぶっ放すだけの制御を放棄した荒業。
より正確に言うと制御する気がない大技であるため、発動後は一定時間行動が出来なくなる。
但し、この存在を知っていると余計に次の術理の技に嵌まるという特性がある。
『
詠唱:
「小鳥遊流合戦術法、剣ノ道カラ外レ」
「
「纏エ、
解説:
術理その二。対人向け、対単体向け。「殺し札」。
鞘と剣に雷をチャージし、自身に制御できる範囲で抑えることで磁石の反発を利用した居合を放つ。
けれど本質はこの後。抜いた刃に炎を纏わせることで熱を伝播して磁石の効果を消し、再度電磁を纏わせて吸引力を与える。
併せ引き戻す方向に炎のブーストを加速させ、見えない速度で鞘に引き戻すような一閃を振るう。
欠点は鞘に戻す、という行為を絶対的に必要とする為彼女の本領を一時的に失わせてしまうところ。
希少性:C(前衛職としては割と有り触れている)
精密動作性:A(自身の強化の為微調整が可能)
効果範囲:E(触れなければ使用不可)
空間解錠:D~C(武具に付与が難しい分此方に回っている)
武器:
半両手剣、懐刀、回復薬、付与薬。
主に剣術(刀術)をベースとした戦闘技術として応用しているため、実力を完全に発揮できているとは言い難い。
その本領は
解説:
『叶うはずのない現象を斬る』事を追い求める本能が武士系少女。犬系。
術理をいきなり二つも開発したアホ。尚もう一つ札がある。
順番に「見せ札」「殺し札」「相打ってでも殺す札」。
技なんて呼べるものではないので窮地にでも追い込まれないと絶対使わない。
呼称:「先輩」
Name:
Age:14
Job:学校一年(国立第一探索者学園高等学部一年)
外見:
黒髪ロング、若干白髪が混じった色合いが腰まで伸びている。
主に着ているのが和服やその簡略着である為、一見すると人程の大きさの和人形とも見間違えられる。
雰囲気が落ち着きすぎており、基本的に呼吸以外では外部とのやり取りを拒む傾向にある。
服装は和服、私服も和服、探索用装備も和服、純粋な布タイプ。高級品。
能力:『廻糸』
武具:振動糸×2(当人の意思で振動し、これを介して言葉を伝えたり相手を刻んだりする)
特異性:過回復
:「相手の身体を過剰に回復・破壊する」特異性。
この能力の応用・発展として「治癒」「身体状態の把握」を身に付けている。
通常の回復能力の応用としてではなく、破壊が前提にある為攻撃的な超絶希少特異性。
術理:
『
詠唱:
『我が穢れ』
『流れて、流れ』
『冥府へと』
解説:
自身の武具の一本の制御を放棄し、自律した意志のままに操る技。
白い方は自己防衛用であり、近付く敵に自動で反応して触れ、爆散させる。
黒い方は他者委任用であり、触れずに操作出来る相手に一時的に操作可能な武具へと変異する。
この状態だとスピーカーのように空気へと振動を委ねることで声を発することが出来るようになる。
希少性:AAA(本来存在しない、過去の影響で変異している)
精密動作性:B(現在能力の効果強度調整中)
効果範囲:C(糸が届く範囲内)
空間解錠:C(分類としては遠距離に属するバグ枠の為それなりに広い)
武器:
振動糸、懐刀、回復薬、付与薬。
そもそも他に武器・武具を必要としないが、素手で触れるのが不味い相手向けに刃物を呑んでいる。
解説:
『嘗てから継がれてきた血を目覚めさせた』超絶復讐系天才少女。猫系。
常に繋がっている状態、から離れていても触れられれば良い、と思考を変換した。
結果生まれたのが自律する兵器。
糸単体の時よりも接する面積が拡大しているので触れると死ぬ。
呼称:「センパイ」
■先輩達
Name:
Age:16
Job:学校三年(国立第一探索者学園高等学部三年)
外見:
染めた金色の髪を持ち、整えられた前髪とは裏腹に後ろ髪は雑に伸ばしている。
幾つもの耳飾りを付け、顰め面をしやすいので一見不良に見える。
(これは嘗ての自分の印象を消すためでもあるが、趣味でもある)
服装は主にツナギ、探索用装備は防御・回避両立、皮タイプ。
能力:『■■』
武具:■■(詳細不明)
特異性:■■
:詳細不明。物品生成、金属加工、戦闘を全て実行可能な特異性。
その万能性と引き換えに、操るための技術を初期段階では欠損して習得している。
希少性:C+(それなりに目立つが専門性と引き換えに万能性を得ている)
精密動作性:B(対象による)
効果範囲:D(干渉物・生成物に依って変化する)
空間解錠:B(消耗品型の次に拡大傾向にある、創作者としては少なめ)
武器:
詳細不明。
解説:
『身の回りのモノ全てを利用する』事を望んだ少年。
本質は義妹を護るために全てを切り捨て、地の底に落ちた元名家の傍系の少年。
義妹が(迎えに行く前の段階で)懐きまくっていたので自然と兄貴分として面倒を見ている。
が、それはそれとして捨てようものなら四肢くらいは砕いてもいいかな、と自然に思ってる。
常連客の一人から狙われている。
呼称:「零」
Name:
Age:16
Job:学校三年(国立第一探索者学園高等学部三年)
外見:
自称「女を捨てた女」だが、露骨に胸や脚などが目立つ(気楽に脱ぎ捨てられる)格好をしている。
現状出ている女性陣の中で一番背が小さく、一番スタイルが良い。
服装は主に下着+白衣や寝間着、自分の一張羅を白衣だと自認している節がある。
探索用装備は回避特化、布タイプ。
能力:『禁知』
武具:なし(知識が武具。傍目からは分からないように投擲用の武器を常に保持している)
特異性:禁知
:彼女自身が望んだ事により、失われた知識を引き継ぐ「■女」としての資格を持つ。
現状五つの「■女」としての知識・技能・術理を保有するが、発動に条件を要するモノは使用できない。
代わりになるものを用意すればまた別だが、それを作成する材料が足りないため現在は薬を主軸にしている。
希少性:B+(創作者としては普通だが、隠された側面の希少性が極めて高い)
精密動作性:E~A(対象への興味次第)
効果範囲:―(物品によって変動するため評価対象外)
空間解錠:AAA(消耗品特化型の為、この部分にリソースの大半が注ぎ込まれている)
武器:
詳細不明。隠している方が強いでしょ、とのこと。
解説:
『未知を追い求める』事を望んだ少女。
特異性を操作するのではなく、一部侵食されかけている。
この程度で済んでいるのは自身の欲望を制御するだけの理性と、『自由』という外へと解放する特異性の恩恵を浴びているため。
それを自覚するから、彼女はずっと惹かれ続けている。
呼称:「零くん/君」
Name:
Age:17
Job:探索者(国立第一探索者学園高等学部卒業:最低勤務期間残り三年)
外見:
太い黒縁眼鏡で顔の半分近くを覆う、一見すると弱気そうな赤髪の女性。
冷徹な面と弱気な面と、その二つの性格を使い分ける人。
体格は隠れ巨乳、とかそういうタイプのアレ。
服装はゆったりとした服を好む、探索用装備は防御、革鎧に鉄板を貼り付けたポイントアーマータイプ。
能力:『拒壁』
武具:タワーシールド(彼女の身長を越える高さの盾、彼女が握る時のみ軽々と持ち上げてみせる)
特異性:拒絶
:「事象を拒絶する」特異性。複数枚張れるバリアのような能力。
この能力の応用・発展として「複数枚設置」「常時防御」を身に付けている。
術理:
『
詠唱:
『第一次元、指定』
『第二次元、拡大』
『第三次元、確定』
解説:
術理その一。対大多数向け、対人向け。
宇宙空間のような場所を作り上げ、体内の液体を蒸発・爆散させる非人道的な技。
窒息死する前に体内が膨れる実感を味わった上で死ぬので二重に地獄。
基本的に襲撃された場合にのみ使用する。
希少性:B(前衛職、タンクとしても防御特化は珍しい)
精密動作性:B(任意設置可能。これまた珍しいが攻撃には使用できない)
効果範囲:C(ある程度視覚の範囲に設置可能)
空間解錠:E(武具と幾つかの消耗品を収めるのが手一杯)
武器:
タワーシールド、メイス、回復薬。
殆ど盾で押し返す、殴る、そういった戦い方。
攻撃役がいてこその存在だが、彼女はそういった存在さえも拒絶する。
解説:
『汎ゆるモノを跳ね除ける』事を追い求めてしまった女性。
詳しい過去は余り語りたがらないが、俗に言う毒親で屑親の元に生まれたらしい。
呼称:「零くん」。好きな相手の友達。大事な後輩。
■友人
Name:
Age:15
Job:学校二年(国立第一探索者学園高等学部二年)
外見:
黒髪ショート、割と何処にでもいそうな眠そうな目が特徴的。
一個人として埋没する
――――という側面を強く持つ為に、周囲に埋もれる格好を心掛ける少年。
実はコンタクトを嵌めており、瞳の色がややくすんだ紺色が特徴的。
背格好、見た目は全て平均的な格好をしている。
能力:『軽刀』
武具:短刀(投擲具としての側面を持つ、苦無のような形をした複数本で一つの武具。無限回収可能。)
特異性:軽業
:『自らを軽くする』特異性→『自身が認識したものを”軽く”扱わせる』特異性。
その性質上、草のような噂を広めたり回収したりとした手段の他、『存在定義』を軽くすることで消失させるような奥の手を持つ。
但し、周囲からの認識次第で発動難度が変わる為基本的には情報収集・暗殺用として認知している。
希少性:D+(自身の重量変動特異性はそれなりにいる、変な扱い方へ発展させた為1ランクアップ)
精密動作性:B-(自身認識以外でも変動する為、自分に対してのみの場合A評価)
効果範囲:E~B(自身~噂の拡散範囲。俗に言う”友達の友達”くらいまでは広まる)
空間解錠:D(本質は近距離戦闘型である為狭い)
武器:
詳細不明。
解説:
『周囲から軽く扱われている』事を理解していた少年。
先輩を助けたことで食われかけた、がその妹にセービングされた。
いい加減くっつけばいいのに、と呆れた目を向けられていたらしい。
呼称:「アホ」「バカ」「友人」「親友」その他多数。唯一の友人。
明日番外編一話挟んだ上でChapter3開始予定です。
場合によって一日程度お休みいただくかも。