これも楽しく読ませる事出来たら嬉しいです。
どうやら僕の生きる時間はそう長くないらしい。
そう思ったのは、病院の先生から何か言われて、両親が悲しんでいたのを見たからだ。
その時の僕はまだ小さく、先生が言う言葉が難しかった。
先生の言ってる事が分かった両親は僕を抱きしめて、「ごめんよ…ごめんよ…」と泣きながら話しかけていた。
父さんと母さんが凄く泣きながら抱きしめて来るから、その時の僕も釣られて泣いていた。
そこから僕の苦痛の人生が始まった。
僕は成長するたびに身体に走る痛みは強くなり、いつからか学校に行けなくなり、家での勉強になっていた。
他の子はいいなと単純に思っていたが、僕は自由に友達と一緒に出掛けて、いっぱい遊ぶ事が出来るクラスメイトがいいなと嫉妬を含んだ感情を持っていた。
そして月日は流れ、僕の身体は自分でも動かく事が出来ず、ベットの上で過ごす事が多くなった。
それに、呼吸するのも大変になり、酸素マスクをするようになっている。
そんな状態を診察した先生は、僕の隣にいる両親に向けて、
「……もうそんなに時間はないですね…あと3日です…」
と悲しそうに言い、自身の力不足に苛立ちを覚え、手を強く握りしめていた。
両親はそう言われ、寝ている僕に「もか…もか…」と泣きながら抱き締めていた。
僕の身体の状態は僕自身で分かっていたけど、先生からそう言われた事にショックを受けていた。
余命を言われた深夜、ベットに寝ていたが眠れなかった。
もう頭の中はもっと生きたかった、なんでこんな身体に生まれたんだろう、そんな考えがグルグルと周り、涙がボロボロと溢れてしまう。
死ぬのは怖い、そう思うのは誰でもある。
だけど、17歳で終わるのはどう考えても嫌だ。
そんな考えがどんどんと溢れていく。
考えてももう僕の運命は変わらないのは分かっている。
だけど、それでも願うなら…
「…神様…もっと僕は…生きたい…です…」
僕はそう弱い声でそう呟く。
神様なんて存在信じないけど、気を紛らわせるならと思った。
「…生きたいか?」
ふと聞いたことない大人の男性の声が聞こえた。
僕はなんとかその男性へと顔を向ける。
男性は黒いスーツを着てて、大きいハットを被っており、顔はよく見えないけど、なんだか若い感じる。
急に現れて怖いと思うのに、何故かその男性に怖くなかった。
男性は隣にあるスーツケースを開け、何かを僕へと渡してきた。
僕は震えた手でそれを受け取ると、それはパソコンに入れるディスクだった。
ディスクはかなり透明で名前は書いてなかった。
ディスクを渡し終えた男性はスーツケースを閉じて、
「これは貴方が生きたいと願い、それを叶える為に渡した」
「そのディスクをその機械へと差し込めば、貴方の状態が良くなる」
そう男性は言った途端に窓を開けてないのに突風が吹き、男性は急に消えた。そして、男性の立っていた場所には白い羽根が散らばっていた。
男性に気になるけど、僕は頑張って上半身を起き上がって、ベットに備わっているテーブルの上にあるパソコンに渡されたディスクを入れてみる。
そんな信じていいかと思うけど、その時の僕は生きる為に信じてみた。
渡されたディスクがパソコンへと入ると、画面がブツリと黒くなって、見知らぬ数字がたくさん現れて、僕は一瞬怖かった。
そして、何故か急な眠気が来て、僕はパソコンを起動させたまま眠ってしまった。
パソコンから流れるジジッと入力される音を聞きながら僕は眠った。
…もか…もかっ!!
父親の声が僕の名前を呼んでいる。
その声に僕は目覚めると、そこには僕を心配している両親の顔があって、病院の先生もいた。
「父さん…母さん…?」
と僕は父親と母親を呼ぶと、「「もかっ!!」」と強く抱きしめられた。
病院の先生は自身のパソコンを操作して、「あり得ない…」と言う。
先生はパソコンを閉じ、両親へ今のもかの状態を話す。
「ご両親様、今、もかちゃんの身体はもう治っております。奇跡です」
と両親へ向けてそう話す。
その先生の言葉に両親は「よかった…よかった…」と母親は両手で顔を覆って泣いており、父親は母親の背中を撫でながら泣いていた。
先生も奇跡の治りによかったと奇跡に対して喜んでいた。
だけど僕は奇跡じゃないと思っている。
あの後、パソコンからディスクを取り出そうとしたら無くなっていて、あの散らばった白い羽根を自然に消えていた。
あの男性はもしかして神様だと僕はそう思い、ありがとうと神様に対して祈った。
数日後、身体からいつも感じていた痛みはもう無く、今はもう外へと出掛け、自由に楽しんでいる。
闘病続きによる気持ちの弱さはあるけど、少しずつ良くなろうと頑張っている。
「行ってきます!」と僕は部屋から出て、元気に外出する。
もかが部屋から出ると、操作してないパソコンが勝手に起動し、パソコンの画面には白い姿で天使の輪っかが付いているもかの姿が現れる。
天使の姿のもかは閉じた部屋の扉へ視線を向け、
『行ってらっしゃい、もう1人の僕』
『僕は君に呼び戻されたもう1人の僕、だから、どうか元気で』
と言い見守っていた。
日常のもか、電子のもか、2人のもかが誕生したが、それでも歩き出していた。