晴れときどき恋心 ~幼馴染が可愛すぎる~   作:miyaaaaa

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図書委員

「それじゃ、今日の委員会活動始めるぞ」

 

 

 

放課後の図書室で、俺と光は図書委員の仕事を始めることになった。晴人とあかねは体育委員で、今日は体育館で何かの準備をしているらしい。

 

 

 

「空くん、今日は返却された本の整理からやろうか」

 

 

 

光が提案してくれる。図書委員なんて仕事をしないでもバレないものでもあるが光はまじめだしいい人なので毎回ちゃんと仕事をしている。俺たちは返却ボックスから本を取り出して、それぞれの場所に戻していく作業を始めた。

 

 

 

「光って、いつから図書委員やってるんだっけ?」

 

 

 

「1年の時から。本が好きだからね」

 

 

 

光が柔らかく微笑む。確かに、光は休み時間によく本を読んでいる姿を見かける。

 

「空くんは?どうして図書委員に?」

 

 

 

「特に深い理由はないな。静かな場所が好きだし、図書室の雰囲気が落ち着くから」

 

 

 

「そっか。確かに空くんっていつもそんな感じだもんね」

 

 

 

「おい、どういう意味だ。」

 

 

 

二人で本を棚に戻しながら、なんとなく会話が続く。図書室の静かな空気が心地よい。

 

 

 

「ねえ空くん、最近あかねちゃんの様子どう?」

 

 

 

光が不意に聞いてきた。

 

 

 

「あかね?いつも通りだと思うけど」

 

 

 

「そう?なんだか最近、ちょっと元気ないように見えたから」

 

 

 

光はあかねのことをよく見ているんだな。俺は気づいていなかった。

 

 

 

「勉強のことで悩んでるのかもな。この前、家で勉強教えたけど、結構苦戦してたし」

 

 

 

「空くんは、優しいね」

 

 

 

「そんなことはない。幼馴染だから当たり前だろ?」

 

 

 

光が少し複雑そうな表情を浮かべた。

 

 

 

「幼馴染、か。あかねちゃん、幸せ者だね」

 

 

 

「え?」

 

 

 

「空くんみたいに信頼できる人が隣にいるって、すごく心強いと思うよ」

 

 

 

光の言葉に、俺は少し戸惑った。そんな風に思われてると思はなかった。

 

 

 

「光だって晴人がいるじゃないか」

 

 

 

「うん、晴人には感謝してる。でも、空くんとあかねちゃんの関係って、私たちとはまた違う感じがするんだよね」

 

 

 

「違う感じ?」

 

 

 

「なんて言うか...すごく自然で、お互いを大切にしてる感じ」

 

 

 

光が本を棚に戻しながら、優しく言う。

 

 

 

「二人とも、もっと素直になれたらいいのにね」

 

 

 

「素直って...?」

 

 

 

「ふふ、なんでもない。気にしないで」

 

 

 

光が微笑んで話題を変えた。

 

 

 

作業を続けていると、図書室のドアがそっと開いた。

 

 

 

あかねが顔を覗かせたが、俺と光が並んで作業している姿を見ると、何も言わずにドアを閉めて立ち去っていった。

 

 

 

俺はそれに気づかなかったが、あかねの心の中には小さなモヤモヤが生まれていた。

 

 

 

(二人で図書室で...いいな...)

 

 

 

あかねは廊下を歩きながら、自分でもよくわからない気持ちに襲われていた。

 

 

 

光と空、なんだか息ぴったりだったな...

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