ダヨーンとシェーブックの友達DAKARA 作:Camille Hayami
【金銀木犀かおる頃 前篇】
ジェノベーゼとお素麺と阿里山バイハオ烏龍茶にくだものがたりの和紅茶とニナスティーのアールグレイとライチティーとジャスミン茶といただく。
ローズピカケが一輪、そろそろ開花しそうな金銀木犀かおる頃のお庭のお手入れをする。
凛として禅な佇まいにも似たガーデニングの心得を会得したのちに、十六頁の本文原稿のチェックをして、タイトルに貼り付けたオイシイしまえながワッフル付箋をシーブックから速水きゅんの原稿用紙の余白にレイアウトしてみる。
どうしても付箋紙は紙に貼ると糊の付着があり、付着した糊を丁寧に取り払うと、けんじゃの顔はパアッと明るく晴れ渡り、ロンネフェルト高崎さんの袋に三十六枚の原稿用紙を収納した。
ゆうしゃとけんじゃはゴールド銀行で生活費を出金して、カーチャンに七万ゴールドと一七〇〇〇ゴールドの封筒を渡した。
いつものルーチンなのだが、心なしかいつもよりしゃっきりとした気分を感じていた。
一七〇〇〇ゴールドの封筒はクリスマスリングとクリスマスカードのお代で、カーチャンの外出ついでにカーチャンの端末から支払ってもらう感じだ。
ゆうしゃとけんじゃはこれでそれぞれのお誕生日に配達してもらったクリスマスリングのエンチャントを楽しみにワイワイ雑談するのだった。
残りは大晦日までのクリスマスプレゼントなどのお代を封筒にしまい、きちんと保管しておく感じで、今月はドラクエⅠ&Ⅱのお代の封筒も作ろうとあれこれ試行錯誤する。
それもまた楽しき事ナリと感じる今日この頃。
幸福感マシマシなアドベントに向けて、色々作業を進めながら、ゆうしゃとけんじゃは日々たおやかな暮らしをエンジョイしていた。
秋津風にキアゲハが伴走する麗しの胡蝶の夢見宮にて日々のガーデニングを楽しみながら過ごす。
端的に凛として禅であり、侘びさびにも似た静謐なる禅の世界がそこにあるとエーデルワイスの先生は青空が似合うお日さまスマイルでニカッと笑って、カロル先生と一緒に毎日のお勉強をみてもらう。
エーデルワイス流学習法とエーデルワイス流モーニングとゆうしゃとけんじゃは呼び親しんでいた教室棟の喫茶店エリアでの毎日はとても楽しくワクワクとした驚きと感銘に満ちていた。
【金銀木犀かおる頃 後篇】
モンキチョウが窓辺の薔薇の花の蜜を集めに舞っている麗しの胡蝶の夢見宮のお庭で、ニュアンスカラーよりのはちみつ色に朝陽は輝き、金銀木犀かおる頃の胡蝶の季節の有終の美を飾るようで微笑ましい光景だと感じながら日々をたおやかに暮らすエッセンスのようで愛おしかった。
ゆうしゃとけんじゃは美しい四季の彩りに育まれながら、毎日を精いっぱい過ごす。
日々は数多の感動や驚きに満ちており、情操教育の何たるかを体験しているかのよう。
秋の虫のフルコーラスに耳を澄まして、シャインマスカットと阿里山バイハオ烏龍茶といただいて……そうして秋の味覚を楽しむのだった。
明日はお絵描き教室だねとお誕生日カードやクリスマスカードを毎週のお絵描き教室でコツコツと描いていたゆうしゃとけんじゃはこれで十六枚描けたと喜びひとしお。
去年のお誕生日月にハイラルエディションとエトワール・ボックスを買って、そこからお絵描きをはじめてまたお誕生日月がやってきて、丸一年間程の間で十六枚はコンスタントに描けていると思う。
シャインマスカットとジャスミン茶をいただきながら、ふたりでちょっとゆっくりシエスタ休憩を楽しんだ。
午睡のフィーカをゆったりと楽しんで、リフレッシュする。
そして明くる朝、調子の良い鍛冶屋のような大工さんの奏でる音色を聞きながら、今日もモンマルトル通り一丁目の忍者屋敷のペントハウスのアトリエでお絵描き教室を楽しむゆうしゃとけんじゃだった。
芝生の上でサッカーしたり、睡蓮鉢の楊貴妃メダカに餌やりをしたり、トロピカルドリンクをいただきながらハンモックで揺られたりした。
とても面倒見の良いサンタ・グラーフはいつも決まって毎週のお絵描き教室でトロピカルドリンクを作ってくれる。
それは自家製の秘伝のレシピで作られた魅惑のトロピカルドリンクなのだ。
阿里山バイハオ烏龍茶が旧暦九月一日の賞味期限なので、アンディ兄貴からのクリスマスプレゼントでもらった三種の阿里山烏龍茶を楽しんでいたゆうしゃとけんじゃは本当に美味しくいただけてとても光栄なことと日々感じていた。
上空を通過する航空機群を眺めながら、清らかな秋の青空が優しい色調で輝くのを様々なお茶とトロピカルドリンクをブレンドしたシャインマスカットのドリンクをいただきながら、味覚の秋をそうして楽しむのだった。
【よからぬブルース ブルースター編 前篇】
トロピカルドリンクは最初はモルゲンタウをベースとしていたが、ある時のけんじゃの体調からライチティーをベースにレシピをカスタマイズしており、楊貴妃メダカを睡蓮鉢に放流したのも、ご縁かな。
ゆうしゃとけんじゃは夏祭りの金魚すくいの屋台で楊貴妃メダカをもらい、サンタ・グラーフの屋上庭園の睡蓮鉢に放流すると、納涼花火のスターマインがドーンと打ち上がるのを眺めた夏の夜の夢から季節はすっかり秋めいて旧暦九月に入っていた。
旧暦九月かぁ……秋の深まりだねと三人はシャインマスカットを頬張りながら、フィーカする。
それから屋上庭園と教室棟とお庭と窓辺の鉢植えに灌水作業を済ませて、如雨露に汲み置きのお水をためた。
ブルースターの花苗が届く頃にローズピカケの花が咲く……ブルースターエアラインズの父子の良きお話を思い出しながら、鉢植えで栽培しよう。
エーデルワイスの先生とカロル先生が喫茶店エリアにやってきたゆうしゃとけんじゃとサンタ・グラーフにライチティーを煎れて注いで、シャインマスカットといただいて、まったりと。
それはダヨーンとシェーブックの友達DAKARAと名付けられていた十四行詩の物語だ。
よからぬブルース【ブルースター編】のなかに後の世に謡われる有名な十四行詩があるのだった。
トーチャンのお誕生日から一カ月が経過して、けんじゃの妹が買ってきた極ばんしん亭のバースデーロールケーキをふと思い出しながら、ブルースターエアラインズのよからぬブルースを考えた。
まさに詩人の境地なのだ。
カルペ・ディエム……その日を掴めである。
それはやはりよからぬブルースなのだ。
喫茶店エリアのジュークボックスからフランク・シナトラのフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンがどこからともなく聞こえて流れていた。
やがてパワー・オブ・ラブへと代わるそのメドレーがよからぬブルース【ブルースター編】のアレンジメントなのだった。
【よからぬブルース ブルースター編 後篇】
愛のチカラって不思議なものさ……ビーバームーンの満月の女神が微笑むプロムにて歌うのは【よからぬブルース】ブルースター編である。
そしてドラクエⅠ&Ⅱの発売日が近づいてきた。
ぬいぐるみとさとりの書といぬぐるみとねこぐるみ。
まさに夏よ再びテ・ア・ラ・メゾン状態のデロリアンの日にタイムトラベルするかのようで……居心地が良かった。
そして戻ったゆうしゃとけんじゃはサンタ・グラーフからそれぞれ七枚のゲームコインを手に入れた。あわせて十四枚のゲームコインだ。
所でまた空飛ぶデロリアンがロード?とのテロップと共におおぞらをまう。
そしてサンタ・グラーフの屋上庭園の芝生の上に停車して降りたゆうしゃとけんじゃは未来の世界に来ていた。
未来の世界?
ここはみらいデパート……時の交差点だと言われている。
ゆうしゃとけんじゃはみらいデパートでドラクエは手に入るのだろうかと首を傾げた。
大丈夫。四次元ポストに届くわとみらいデパートの女支配人は言った。
四次元ポスト?
*チリンチリン♪何か届きました*
おや?
【四次元ポスト】
四次元ポストに届いたのはドラクエⅠ&Ⅱだった。
みらいデパートの女支配人にゆうしゃとけんじゃはお代を渡した。
そしてみらいデパートの女支配人はお代を郵便屋さんに渡してみらいデパート郵便局の便箋をゆうしゃとけんじゃに渡した。
便箋はジパングの景色が東海道五十三次風に描かれていた。
今日はハロウイブ……港の見える展望台でバターブレッドサンドと栗の蒸しパンとライチティーと阿里山バイハオ烏龍茶といただいて……軽く腹ごなししたゆうしゃとけんじゃは、旧暦九月だからみらいデパートに飛ばされたのかなと思いつつも、ハロウィンランチを美味しいお茶といただいて、ヌン活していた。
明日は紅茶の日だね……そんなお話を交わしつつ、サーバー間トラベルを思い出した。
サンタ・グラーフの忍者屋敷はみらいデパートが隣接されており、みらいのサンタ・グラーフはどこにいるのかなとぼんやり思いながら食べた。
市庁舎前マルクト広場の食材で作るイレブンジス・ティーはとてもおいしかった。
そしてみらいデパートで迎えた紅茶の日のお茶会と十一月三日の秋祭りに招待されて、みらいの世界に飛ばされたけど、まんざらでもない。
そんなゆうしゃとけんじゃは彼らなりにみらいの世界に馴染もうとしていた。
秋祭りはみらいの世界でも受け継がれているんだねとゆうしゃとけんじゃは懐かしい思い出の世界にそっとふれるのだった。
おばあちゃんと婦人会のバザーとか婦人会のバザーの隣で毎年作品を販売してよく売れた事など。
サンタ・グラーフはゆうしゃとけんじゃを迎えに忍者屋敷の隣のみらいデパートで話を聞いていたので、すんなりと合流できたので、お絵描き教室も楽しんだ。
明日は秋祭り……楽しみだねと三人で屋上庭園の芝生の上で秋晴れの青空を見上げては、そんな風に思うのだった。