ダヨーンとシェーブックの友達DAKARA 作:Camille Hayami
*アイスキャンドルフェスティバル*
2月22日(日)
【ワシントンのお誕生日は猫の日のお絵描き教室】
ひさびさに忍者屋敷のペントハウスのアトリエでお絵描き教室……という訳で前日、エーデルワイスの先生から渡された二個目のテレポストーンを使ってみてねとのこと。
一個目のテレポストーンは名もなき島の名もなき開拓村につながっていたけど、二個目は忍者屋敷につながっているのかな?なんておはなしをゆうしゃとけんじゃはしていた。
そんなわけで早速テレポストーンを使ってみようとなり、テレポストーンをかざすと空間が歪んだ。
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芝生のきれいなデッキに出て、それが乗り物であることに気づいたゆうしゃとけんじゃはエーテライト脇の居住空間が気にはなった。
居住空間に入るとまず温室となっており、茶碗蓮の睡蓮鉢の中を覗くと楊貴妃メダカが泳いでいる。
ゆうしゃとけんじゃは夏祭りを思い出していた。
温室をつきあたりまで散策すると湖の中に乗り物が浮かんでいる事に気づいたゆうしゃとけんじゃは、湖の水上に係留された船舶か建物なのか、多分両方かもしれないと芝生のデッキを考えてもみると、ここは船着き場みたいな錯覚を覚えた。
温室の中はとても暖かく美しい南国の花々が咲いていた。
温室の中央にロッジがあり、ゆうしゃとけんじゃはロッジに入ると、アトリエのようになっており、室内にはハンモックが六つ置かれていて、傍には暖炉も見えた。
ちょっと疲れたので、ゆうしゃとけんじゃはロッジのハンモックで休憩することにした。
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目が覚めると、サンタ・グラーフとカミーユとシーブックが温室で栽培して収穫したフルーツやお野菜をチェックしていて、ゆうしゃとけんじゃは三人にいつもここで食べ物を作っていたのと聞かされた。
美味しそうだねとリストランテでウェルカムメニューをごちそうになった。
湖で釣れたお魚ちゃんに温室で栽培して収穫したお野菜とフルーツをごちそうになり、五人は腹ごなしを済ませてから、アトリエで暑中見舞いのグリーティングカード作りに励んだのだった。
サンタ・グラーフはゆうしゃとけんじゃとカミーユとシーブックに言い伝えを聞かせた。
この世には七つのテレポストーンがあり、七つのテレポストーンを集めると*しんりゅう*が現れて願い事を叶えてくれるらしいのだと。
そこでゆうしゃとけんじゃは二つのテレポストーンをまじまじと眺めた。
一個目のテレポストーンには星ひとつ、二個目のテレポストーンには星ふたつのエンチャントルーン文字が刻印されていたからだ。
サンタ・グラーフはテレポストーンをゆうしゃとけんじゃにファーザークリスマス学園の美術室で一個目を配ってから、日々しんりゅうレーダーでテレポストーンを探して回っていた。
見事七つ目のテレポストーンが集まれば、おばあちゃんもトーチャンも生き返るかも……とそんな言い伝えを教えてあげたのだ。
というのもサンタ・グラーフのパラレル夢世界でサンタ・グラーフの想い人が亡くなってしまい、そのパラレル夢世界でサンタ・グラーフは七つのテレポストーンを見事発見して、しんりゅうに生き返らせてもらった過去があるのだ。
そこで平和は生まれて、サンタ・グラーフは世界を滅ぼすのをやめたそうだ。
タイムパラドックスは確かに存在するのだ。
チャイコフスキーが片手間に作った山中の湖というバレエの元ネタなのだ。
山中の湖というその壮大なる物語の中に七つのテレポストーンの言い伝えがあるそうなのだ。
お姫様はグレゴリー・ペックの中のマロリーさんとの説もあれば、シーブックの嫁なのでは説もある摩訶不思議な山中の湖の物語なのだ。
そんな今日は山中の湖のアイスキャンドルフェスティバルのおまつりがあるそうなので、夜はキャンドルの灯りと花火が夜空を彩って、ちょっとロマンティックだから二つ目のテレポストーンを渡したんだとサンタ・グラーフは笑う。
ゆうしゃとけんじゃは温室の楊貴妃メダカで夏祭りの夜店と忍者屋敷の睡蓮鉢を思い出していたけど、リンクしているんだとフシギダネと微笑んだ。
カミーユとシーブックは今日は冬まつりが楽しみだねなんてやはりにっこりとしており、のどかなおまつりの日を楽しんでいた。
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*リストランテでわかさぎを*
ゆうしゃとけんじゃとカミーユとシーブックとサンタ・グラーフは氷上ハウスとドーム船でわかさぎを釣りに出かけた。
わかさぎはたくさんいるんだよなぁと観光船でクルーのベテラン・フィッシャーマンは言っていたからだ。
リストランテでわかさぎのマリネとか食べれたら良いよねなんて会話をしながら各々わかさぎ釣りを楽しむ。
もちろんライフジャケットは着用してのフィッシング体験だ。
わかさぎは確かにたくさんいて、サンタ・グラーフの釣りっぷりは見事だった。
ホクホク顔でリストランテの厨房にわかさぎを持ち寄り、イタリアンシェフに教わったわかさぎのマリネを仕込む。
仕上げはシェフにおまかせ。
テーブルに座って雑談を楽しんでいると、ウェイターがわかさぎのマリネとかをテーブルに配膳してくれた。
わかさぎのマリネにパンにフルーツにお野菜にスープにグリューワインティーにシナモン・キャンディス……。
そんな感じで軽食喫茶を楽しんだ。
ここは山中の湖のリストランテ……。
美味しいわかさぎのマリネとかのお料理を楽しみながら、猫の日のスカイランタンを楽しむ予定だ。
らんらんちを楽しんだ後、アトリエに戻って、おまつりの時間帯までちょっとシエスタ休憩を楽しんだ。
暖炉のぬくもりと落ち着いた効果音がリラクゼーション効果半端なかった。
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*わかさぎ釣りスポット*
そしてゆうしゃとけんじゃはディート神父からもらった*おもしろ地図*を開くと、オートマッピングで山中の湖のわかさぎ釣りスポットやエーテライト脇の温室やロッジにリストランテに船着き場がマッピングされていくのを眺めていた。
綺麗なもんだよねとサンタ・グラーフやカミーユやシーブックも覗き込む。
おもしろ地図には*山中の湖村*と現在地が表示されている。
スペインの村からはテレポストーンでしか直接はつながっていないけれど、フィロソフィア王国からはアクセス可能みたいだねとカミーユはおもしろ地図を興味深く眺めていた。
海図もオートマッピングされるんだろうか……ふとサンタ・グラーフが素朴な疑問を投げかけながら、みんなにしょうが&ゆずティーを淹れて、ちょっと温まっていた。
何だか落ち着いていて良い雰囲気だなとシーブックは思った。
穏やかな三連休の山中の湖村での出来事だった。
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アトリエで少し休憩していたら、アイスキャンドルフェスティバルのおまつりの時間帯になり、五人は暖かい温室からそれを眺めた。
キャンドルにスカイランタンに花火がうちあがる。
幻想的な景色が温室の南国の植物や花々と混じり合って、夏祭りっぽさもそこはかとなく感じる。
そういえば睡蓮鉢の楊貴妃メダカは忍者屋敷の睡蓮鉢を温室で冬越ししているんだ。
ここなら食べ物もお魚も両方とりやすいしねとサンタ・グラーフはゆうしゃとけんじゃにそんな説明を加えるのだった。
三連休の日曜日の夜……リストランテでディナーを食べて、ロッジに戻り、暖炉のあるハンモックで揺られながら眠りに就いた。
おやすみなさい良い夢をとお休み前の挨拶を交わしながら眠り支度をして、ハンモックで今日も一日楽しかったねなどと語らいつつも、五人は夢まどろむのだった。
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*大輪の花火が夜空を照らす*
大輪の花火が夜空を照らす……そんな夏祭りの夢をみていた五人は不思議な夢世界を旅していた。
夢の中では夏祭りに重なっていて、これは夢なんだねとゆうしゃとけんじゃは思った。
とても楽しい夢を見て、目が覚めたらすっかり朝……。
リストランテでモーニングを食べてから、温室の手入れをしたり、楊貴妃メダカに餌やりしたりして、まったりと過ごしていた。
お帰りはね、こちらなんですとサンタ・グラーフにロッジの向かい側にあるあずまやに案内された。
あずまやの床は隠し階段になっており、ファーザークリスマス学園のパティオのあずまやみたい。
隠し階段を降りると地下の貯蔵庫になっていて、まっすぐ道なりに進むと、旅の扉があった。
という訳で五人は旅の扉に入ると、やはり貯蔵庫の通りになっていて、道なりに階段をあがると忍者屋敷のペントハウスのアトリエのある屋上庭園のあずまやに出た。
へーこれは便利だねとゆうしゃとけんじゃは思っておもしろ地図を開くと、オートマッピングされて、地図がスペインの村につながった。
五人で軽く芝生の上でサッカーボール遊びしたりして、屋上庭園の水やりを済ませてから、ペントハウスのアトリエのエレベーターで二階まで、隠し階段から一階に降りて、玄関からモンマルトル通りに出た。
そして喫茶店エリアのある教室棟とガレージとお庭と窓辺の鉢植えに朝の灌水作業などを済ませて、如雨露に汲み置きのお水を*まんたん*にためておく。
侘び寂であり静謐なる禅の世界なのだ。
そこから先はいつも通り……ちょっとした冒険だったねと五人は笑ってエーデルワイスの先生とカロル先生からライチのトロピカルドリンクを注いでもらった。
カロル先生力作の対戦ゲームのテーブル席で一時間だけゲームを楽しみながら……。