自衛官だったけどスネークになったので世界大戦を阻止してみた 作:みどり色
皆さん、お疲れ様です。
みどり色です。
いやいやいや、お待たせして申し訳ございません。
他作品の投稿に集中していたのと、シンプルにサボ・・・少しバタバタしていまして()
べ、別にこの作品の評価が悪過ぎて書く気が起きなかったとかじゃないからね!?
□前回まで—————
なんかよく分からないけどバーチャスミッション後の絶賛重症スネークに転生した陸上自衛官が強制・・・高い志で全面核戦争を回避する為にスネークイーター作戦に臨むことになる。
ザ・ボスに協力しようとしてタイムパラドックスしたり、現地協力員のEVAと修復不可能な程の溝を作ったり、色々想定外のことが重なりオセロットがつい口を滑らせて『愛国者はらりるれろ』という合言葉をナチュラル回答してタイムパラドックスしたりと、もう滅茶苦茶でしたとさ。
Fin☆
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<チョルニ・プルド>
なんかよくわからないタイミングでタイムパラドックスを受けた俺はすぐ横の沼地に飛ばされていた。
EVAたんとの関係を修復することが目下の最優先事項なのでとりあえず無線を飛ばしてみるが反応がない。
・・・バイクを運転している最中だからだよな、うん。
決して嫌われているからではない筈だ。
決して。
んっんん!!
そういえばここにはワニキャップがあったはずだ。
完全なネタ装備だが、原作ファンの俺としては手に入れない訳にはいかない。
これは全面核戦争を回避することよりも優先される。
EVAたんにフル無視されている現状では最優先事項と言っても過言ではない。
とりあえず沼に入らないように向こう岸に渡る方法を探すが・・・無理そうだな。
えぇぇぇぇぇぇ、この沼入るの?
なんかワニが大量発生してるんですけど・・・()
っていうかそもそも沼だから色が悪いし臭い。
この沼は、死んでいますよね?(某お祭り男風)
『あいよ! どうしたスネーク?』
俺は兵器や装備の専門家———訂正、もの凄い専門家に無線を飛ばす。
あー、彼の声を聞けるだけでもこの世界に来た甲斐があるというものだ。
藤原ニキ、アンタ早すぎるよ・・・・・
「シギント、この沼地を迂回して例の研究所に辿り着くルートは無いのか?」
『は? どうして俺に聞くんだ? そういう事なら少佐に—————』
『何故私に無線をしない?』
「やっべ」
シギントとの無線にゼロ少佐が割り込んで来る。
本当のことを言ったらお説教が飛んでくるのは間違いない。
『軍人のクセに汚れるのが嫌なんて何事だ! 軍人の風上にも置けん奴だ!』とか『そんなことで任務を完遂できるとおもっているのか!?』とか。
どうにかして誤魔化さなければ・・・・・
「いや少佐、特に理由はない」
『? そうか。だがEVAからの情報ではその沼地を抜けるのが一番の近道だ。のんびりしている時間は無いぞ、沼地を抜けるんだスネーク』
「どうせアンタはティータイムだろ。優雅なもんだ(ボソッ)」
『ん? 何か言ったか?』
「・・・任務に戻る」
俺は一方的に無線を終了させ、向こう岸へ渡る為の最短ルートを探す。
なんとか全身浸からなくても渡ることができそうな場所を見つけた。
それでも下半身は確実にぐちゃぐちゃだ。
・・・ちょっとセンシティブだったかな?
それにしても—————
あかん、ワニワニパニックだ。
え?
分かりにくい?
つまりワニのバーゲンセールだ。
え?
はい、すみません。
ワニが大量にいます()
排除すればいいのだろうが食べもしないのに殺すのも違う気が『ぐうぅー』よし、食事にするか!
恐る恐る近づいてみるが意外と襲ってこない。
割と大人しい?
しかしその存在感は感動すら覚える。
まるで恐竜のような姿にオラ、ワクワクすっぞ!
・・・・・場所も相まって白亜紀にでもタイムスリップしたようだ。
まあ、白亜紀になんの恐竜が居たのか知らないけど。
「パラメディック、目の前にワニがいるんだが?」
『恐らくインドガビアルね、インドやネパールの淡水域に生息するワニよ』
「インドやネパール?」
『研究用として連れて来られた個体が逃げ出して野生化したそうよ』
「なるほど、つまり外来種という訳だな?」
『そうなるわね。大型のワニで雄の生態は6メートル以上にもなるそうよ。でも外来種かどうかが気になるの?』
「当たり前だ! その土地は長い時間を掛けて固有の環境を形成していくんだ。どこの馬の骨かも分からない連中に荒らされてみろ。それこそ戦争が起きるぞ」
『・・・ちょっと大げさかもしれないけどあなたの言うことも一理あるわ。近年では外来種の問題や生態系、自然環境の破壊が問題視されてきているわ。でも以外ね、あなたがそんなことを気にしているなんて』
「それはどういう意味だ?」
『いえ別に?』
「で・・・・・」
『味でしょ? 安心して、なんでも鶏肉みたいで美味しいらしいわよ』
「そうか!!」
『・・・・・』
なんだかとても失礼な視線を向けられた気がする。
だが原作の無線では凶暴化しているとかなんとか言っていた気がするんだが・・・
まあなんとかなるだろう!
正面から近づくのは危険そうだし、後ろから攻めてみるか?
一番安全なのは銃だが、可能な限りナイフでのキャプチャーにも慣れておきたい。
そっと近づいて—————
「ぐはぁぁぁぁ?!」
強靭な尾による攻撃が俺の腹部をクリーンヒットした。
お陰で腹が割れてしまった。
あ、元々割れていたな!
改めて良い身体をしている。
まるで無垢な子供のようだ。
・・・・・今の発言は捕まるやつ()
っていうか倒れた時に“何か”が口の中に入って来たんだけどなんだろうか?
意識する前にこの身体がオート租借を始めてしまったから確認できなかったんだけど。
悪い物とかじゃないよね?
美味くはないが口の中がピリピリして癖になる味だった。
そして独り芝居の後のワニ肉は不思議と塩味の強いものだった。
そしてナイフでキャプチャーするならもっと小型の動植物にすると心に誓った。
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<ボルシャヤ・パスト中継基地>
その後、俺は無事にワニキャップを手に入れてなんとか中継基地の手前まで進んでいた。
原作通り沼地の孤島?みたいな所にワニキャップがポツンと落ちていたんだけど、そもそも誰が置いたんだろうか?
そこに辿り着くために使ったロープも誰が張ったんだろうな。
・・・・・いや、やめておこう。
こんなことを気にしだしたらキリがないし、なんかよく分からないけど考えちゃいけない気がする()
ここは中継基地というだけあってそれなりの数の兵士が確認できる。
人が多いということはそれだけ食べ物や武器・装備なんかも手に入るということだ。
だが、その前に俺にはやることがある。
全面核戦争だとか特殊部隊の母だとかなんて今の俺の頭にはカケラも無い。
それとは比べ物にならない程に重要なタスクが存在するのだ。
それは—————
「っ、はぁ~間に合ったぁ」
トイレだ。
いや実はずっと我慢していたんだよね。
小便をその辺でするのにそこまでの抵抗は無いが、大の方は自衛隊時代から穴掘ってするというのがストレスだった。
いやね?
極限になれば勿論するんだけどね?
好き好んではしないじゃん?
ま、まあ中には野糞する方が気持ちが良いとか言っていた頭のおかしい奴もいたけどな()
『スネーク、身体をよく見て!?』
「なんだ急に? 今はあんまり元気がないな・・・」
腹痛いし。
『そこじゃない! 毒よ!』
「毒ぅ?」
神聖な個室トイレで無粋な無線が入ったと思ったら、その声の主はやぶ医者からだった。
俺の息子の元気がないこともかなりの問題だが、やぶ医者の口から出た言葉は無視できないものだった。
『あなた、いつイチゴヤドクガエルを食べたの?』
「なんだそれ?」
『イチゴヤドクガエルは中南米の熱帯雨林が原産のカエルよ。プミリオトキシンと呼ばれる強い神経毒をもつことが知られているわ。昔の人はその毒を矢に塗って狩りに使ったそうよ。そこの個体は通常よりもかなり巨大化しているから、食べたら確実に食中毒になるわ』
「・・・・・」
『聞いてる?』
「・・・ああ、危険そうなイチゴだな」
『イチゴじゃない、カエルよ!』
「カエルぅ? そんなもの食べた覚えは無いぞ?」
『おかしいわね、レポートには間違いなくあなたが食べたことが記録されているわ』
「さすがの俺もヘビやワニがいるのにわざわざカエルを食べたりはしないさ(笑)」
『何故?』
「満足感に欠ける」
『普通の人はそもそもヘビやワニを好き好んで食べはしないのだけれど(ボソッ)』
「なに?」
『なんでもないわ。とにかくすぐに解毒剤を服用して。いいわね?』
そう言うとやぶ医者は一方的に無線を切った。
失礼な奴だ。
良いのは顔だけか?
っていうか、腹の調子が悪いのも息子に元気が無いのも食中毒が原因だったのか?
なんか癪だけどとりあえず薬飲んでおくか。
◇
最高だ!!
さっきまでの不調が嘘のように身体が快調だ。
やっぱり食中毒だったのかな?
たまにはやぶ医者も役に立つんだな、うん。
元気になったらなんだか腹が減って来た。
確か詰所の隣に食糧庫があったはず・・・あったあった。
とりあえず—————レーションばかりだな。
保存が効くしカロリーも高いけど味が悪すぎるからノータッチだ。
ちなみに自衛隊の戦闘糧食は各国に比べればかなり美味い。
まあそれでもわざわざ食べようとは思わないけど()
記憶が確かならカロリーメイトがあったはずだ。
粉っぽいし腹に溜まらないけどまあ贅沢は言っていられないだろう。
コンパクトだから持ち運びにも便利だしな。
もう一度言うが別にわざわざ食べたい訳ではない。
現代日本で生まれ育った俺はバカ舌のアメリカ人とは違うんだ。
・・・大塚〇薬の関係者とアメリカ人がいないことを祈ろう()
そう言えばこの基地の武器庫にTNTがあったはずだ。
武器庫の中に弾薬や爆発物を保管しておくというのはあり得ないことだが、現地調達の身からするとありがたい。
ついでに通信施設、食糧庫とあわせて破壊しておこう。
俺は巡回している兵士達を無力化しながら武器庫、通信施設、再度食糧庫と周って行く。
その際に兵士に見つかりそうになったため、掘られている塹壕?に飛び込んだんだがたまたま最重要アイテムの一角を見つけた。
それは“ネズミ捕り”だ。
何も知らない人からすると『頭でも沸いたのか?』と思うかもしれないがとんでもない。
これは伝説のUMAをキャプチャーする為の必須アイテムなのだ。
『何故UMAを捕まえる必要があるのか?』だって?
分かってるくせに~
わざわざ言わせようとするなんて、さてはドSやな?
んっんん!!
早く設置しに行こう。
◇
俺はボルシャヤ・パスト南部まで戻り、中継基地との境に手に入れたネズミ捕りを何個か設置する。
その後、中継基地とボルシャヤ・パスト南部を行ったり来たりする。
なんか馬鹿みたいだな俺()
っていうか全然取れないんだけど?
おかしいなー、場所は合っている筈なんだが・・・・・
何度か繰り返したその時、アイテム発生の効果音が鳴った(気がした)。
「お、捕れてる捕れてる」
俺はネズミ捕りにかかった生物を手に取る。
短いヘビのような形で胴体の中央部が膨れているこの生物は—————
『ツチノコをキャプチャーしたのね!?』
『なんだって!?』
『ホントか、スネーク!?』
「あ、あぁ」
突然耳に挿しているイヤホンから驚きの声が聞こえてくる。
っていうか俺の行動の何から何まで把握されているようで怖いんだけど・・・
なんでそんなタイムリーに分かるのよ()
『よくやった! さすがはザ・ボスの弟子だ!』
『ああ。君を送り込んだ甲斐があったというものだ! さっさと任務を終わらせてそいつを連れ帰ってきてくれ。絶対に食べたりするんじゃないぞ。いいな!!』
少佐は言いたいことを言い終えると一方的に無線を切った。
・・・なんだか腹が立ってきた。
意味も分からないまま任務に放り出されたと思ったら、さっさと任務を終わらせてツチノコ持って帰ってこいだぁ?
ちょっと自分勝手過ぎやしませんかね?
食っちまうか?
確かゲームで間違えて食べちゃったときは『最高だ!』だった気がするし美味いんだろう。
知らんけど。
ツチノコは俺の強靭な腕からどうにか逃れようと『チーチー』言いながらもがいている。
コイツの鳴き声ってチーチーなのか。
クソほどの役にも立たない情報が手に入った所で俺は自らの手に握られた物体を見下ろす。
するとツチノコは脱出を諦めたようにジッと俺の瞳を覗き込んで来きた。
「・・・・・」
【・・・・・】
「そ、そんな目で見てもダメだぞ。俺はお前を食うと決めたんだ」
【(うるうるうるうる)】
ツチノコの潤いが感じられる瞳からは今にも涙が零れ落ちそうになっている。
おい、無駄に知能高いのやめてくれないか?
こんな設定(?)知らないぞ・・・
「ま、まあもう少し肥やしてからの方が食べ甲斐があるか」
【チー!】
ツチノコを握る力を緩めてやると俺の身体を這っていき、弾帯に取り付けているユーティリティーポーチに潜り込んで行った。
「おい、勝手に入るな」
【チー?】
少しゴソゴソしたと思ったらポーチから器用に顔を出してきた。
コイツ、教えても無いのにハウスを習得しやがった()
「・・・落ちるなよ」
【チー!】
こうして、成り行きではあったがスネークの任務に道連れができたのだった。
はい、お疲れ様でした。
無線が面白いMGS3ですが以外に書くのが大変・・・というか面倒?
細かい単語とか覚えていないのでYouTubeで無線を観て書いてます(笑)
特に考えていた訳じゃないんですけど、何故かツチノコが仲間になってしまいました()
今後の扱いもあまり深く考えていないのでその場のノリということで!
それではまた近いうちに——————