TAXI Archive 作:ヴァルキューレ警察マルセイユ分校
吾輩はタクシードライバーである、今はダニエルって名前だ。
こいつは結構前の話になるんだが俺がこのイカれた世界に飛んできた時それはそれは調子に乗ってたのよ、ほら!異世界転生とかあるだろ?それでスッカリ主人公気分に浸ってた俺はタクシー運転手として大事な客さん相手に強気に大金をふっかけ全能感マシマシで爆走してたって訳よ!
でも直ぐに折れたね、モノホンのチートに出会って。
いやぁあの時は極太のレーザービームに焼かれ掛けたもんだからマジで2度目の人生の終わりを感じたねぇ…
でもその後は特に何もなく普通に良好な関係を築けてるってんだから人生分からんね……
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-ゲヘナ学園-
「ン~!やっぱりゲヘナで食うハンバーガーはうめぇな!無秩序に突っ込まれてる肉と旨味調味料の暴力で食えば食う程不健康になる美味さだねぇ!」ムシャムシャムシャムシャゴクン
「久しぶりね、ダニエル」
「お、来たか空崎、んで、(ムシャムシャ)今回の要件は?」
「正体不明の連続強盗犯達の確保よ」
「…珍しい、空崎パワーでやれる相手じゃないんだな」
「えぇ…」ピッピッピッ
「それでこれが犯行現場に残ってた防犯カメラの映像」
えーっとどれどれ?覆面…うわ悪趣味な覆面…ってかやけに仕事が早いな…まるで中の事が丸見えかのような手際じゃないの……って…!?
「……これマジ…?こいつらが乗ってるのって
「えぇ、しかも強盗の手際も早い上に車も無駄に早いからわたし達が到着するも間に合わない、それにこれ以上風紀委員の人員をこっちに割きたくない」(それにこれ以上手こずったらマコトに何を言われるか分からないし…)
「だから連絡してきたと」「そういう事」「報酬は?」「100万でどう?」「よし乗った!」
「ありがとう、貴女なら乗ってくれると思った」
やっぱり100万円だと口が勝手に動くよね。
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-2日後、ゲヘナ学園付近-
『空崎委員長!ターゲット確認しました!現在ターゲットは包囲網を強行突破後81-45方面に向けて逃走!』
「ありがとう、直ぐに向かう…!」
「出番?」
「うん、いくよ」
「よしっ、【ピッ】出発進行!」キィィィィ!!!
「っ…!」(やっぱりいつ乗っても慣れないわね、この速さ)
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-???-
「ガハハハ!金だ金だ!ニヤニヤ教授万歳!」
「これで念願のついにスカイラインヘルメット団の家が買えますね姉貴!ありがたやーニヤニヤ教授…」
『順調そうですね?』
「えぇ!それはもう!上手く行きすぎて笑いが止まりませんよニヤニヤ先生!」
『でしたら良かったです、これから温泉開発部の開発工事を複数箇所で行わせます、風紀委員の数もこれで随分と削れる事でしょう、後は私が出したルート通りに行けば』
「難なく逃げ切れるって訳ですね先生!ありがてぇ…!至れり尽くせりだ…!」
『えぇ…ただ嫌な予感がします、早めに離脱を』
「えぇ!分かってますよ先生!ここまでしてくれたんだ!絶対成功さs「姉貴!」何だ!!」
「後ろから凄い早いのが付けて来てます!」
「な!!何処の奴だ!」
「タクシーです!!」
「タクシーだと!?」
『………よりによって特大中の特大の変数でしたか…』
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ブォォォォン!「空崎!」
「えぇ、あれが今回の強盗犯」
「どうする空崎!」「真横に付けて」
「わかった空崎!」ブォォォォン!
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「姉貴!あそこに乗ってやがるのはゲヘナの風紀委員長だ!?追いつかれたらヤバい!?」
「チッ!タクシーだか何だか知らねぇがこんなところで捕まる訳にゃ行かねぇんだよ!撃て!撃ちまくれれ」
「分かりやした姉御!オラぁ落ちろぉ!」ズガガガッ!
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「おー!お相手さん随分楽しいパーティグッズを出してきやがったな!お友達が泣いて喜ぶ…ッね!」
あいつら速度をつけ過ぎて銃の狙いがめちゃくちゃだな…でもこれなら仕掛けれる!
「空崎!これから真横につける!こっちでドア開けるから撃て!」
「えぇ、任せてちょうだい」
5…3…1…
「今だ空崎!ブッパなせ!」ガチャ
「えぇ、これでおわり…」スッ…
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「クソっ!弾が奴の車をすり抜けてきやがる!?」
「チッ!パラパラ銃じゃ時間稼ぎにもなりゃしないか!」
「姉貴!この先カーブ!」
「ちぃっ!曲がりかよ!」ガゴン!キィィィッ!(ここは速度を落とさず曲がって一気に差をつけてやr
ブオオオオオ!!! !?)
「おいおい嘘だろあのタクシーコーナー前でスピードを出しやがるだと!ブレーキとアクセルを間違えやがったのか!?」
「姉御!頭とられます!」
「クッソ!!先行されガチャ…え?」
(な、も、もしかしてあいつが速度を上げたのって…!?)
「ッタイヤがやられた!?」キィィィィィィィ!!!
(クッソ最初ッからタイヤ狙いかよ!?でもあのタクシーもあの速度じゃ対応しきれねぇ!このままダブルクラッシュだ!!)
《vib:1》キィィィィィィッ!!!
(ま、曲がった!?あの速度で曲がりきっただと!?な、なんつー度胸とコーナリング技術…!)
「チ、チクショォォォォウ!!アタシのガレージ建築計画がぁぁぁぁぁぁ!!!」
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「はい決着16分45秒!」
「おつかれさま、ダニエル」
「おー、空崎もおつかれ、しっかしこいつらなんだったんだろうな」
「それはこれからきっちり調べあげるわ…」
「あぁ空崎、折角だし風紀委員に引き渡した後飯食べに行かねぇか?休んでねぇだろ?仕事」
「…よくわかったわね」「目の隈誤魔化しきれて無いぞー」
「……わたしは何時になったらゆっくりと休めるのかしらね…?」
「おーよしよし可哀想な空崎だこと…今日は1日足替わりになってあげるわ」
「…ありがとう、助かる…」ピピピッ!「電話…」
ピッ「……… わかった、直ぐに行く」ピッ
「あー…問題発生?」
「えぇ、温泉開発部の爆発騒ぎ20件、謎の巨大生物の出現、生徒同士の銃撃戦が25件、それが同時に起きたわ」
「……どこから攻める?」
「巨大生物の方から攻めるわ、現場の部隊が全滅したらしいから」
「オッケー空崎速攻で終わらせよう、んで今日はゆっくり休も!な?」
「そうね、今日は徹夜せずに終わるかしら…」
「今日も定時に終わらせるんだよ空崎【ピッ】出発進行!」キィー!
野生の風紀委員長
この後無事残業1時間で終わった、仕事が終わらなすぎ&上からの無茶ぶり横槍叱責でストレス溜まりまくり、男だったらハゲ散らかし所を委員長パワーで何とかしてる、鬼強い。
ダニエル
最初は車毎焼き払われかけたからかビビり散らしてたがに社畜しまくってる姿が可哀想だったので栄養剤やらよく効く睡眠薬やらブレゼントしてたらいつの間にか友達になってた、車乗ってる時だけはちょっとだけバカじゃなくなるけどやっぱりバカ。