まのさばNGif集   作:ミズハ

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キャラ崩壊あります。
再度の警告ですが、ネタバレしかないので注意です!


①ポンコツなゴクチョーと黒幕たち

①ポンコツゴクチョーと涙目の黒幕

 

 

 

 

全員初集合の場面

 

 

「私はメル……主の命令で動いているだけなので」

 

(えっ!?……今メルルちゃんって言おうとしなかった!?)

 

「ウチの聞き違いか……?このフクロウ、今氷上のことを主って呼んだ気がしたんだが」

 

「困りました……ごまかしきれないみたいですね、失敬失敬」

 

「そ、その……ぐすっ、酷いですゴクチョーさん、今日の日の為の準備が台無しじゃないですか……!」

 

「シェリーちゃんも、ミステリーが一瞬で解決するのはどうかと思います!低まりますねー!」

 

 

「低まるってなんでやがりますの!?」

 

「えーわかんないです笑」

 

 

「氷上メルル、貴方が黒幕だったのね」

 

 

「もういいです……今回はこれで終わらせます……」

 

 

「やめろメルル、この流れは正しくない!なにかが決定的に間違っている……!」

 

 

「皆さんのこと、大好きでした……!宝物のような時間をありがとう!」

 

 

「いやいやあてぃしら初対面だから!無理やりいい話だった風にすんなし!」

 

 

「はわわ……ゲームシステムが崩壊しちゃった!」

 

BAD END

 

 

②ポンコツ黒幕と目立ちたいレイア

 

 1章中盤

 

 

「やっほー、ココたんだよー!なんとなんと!今日はあの超大型芸能人、蓮見レイアからコラボ要請がありました!」

 

 

エマ達囚人はココの配信を見ていた。同接数は10……つまり死亡したヒロを除く全員だ。

エマの近くには仲良くしてくれているメルルがいた。

 

「どうやら重大発表があるみたいでーす!パチパチパチ」

 

 

(ココちゃんとレイアちゃんから絶対配信見てくれって頼まれたけど、どうしたんだろう?何か脱出への手がかりでも見つけたのかな?)

 

 エマの胸に僅かな光が宿る。幼馴染のヒロは死んでしまった。これ以上仲間の少女たちに死んで欲しくはない。

 裁判がどういうものなのかは分からないが、この牢屋敷から脱出できれば関係なくなるだろう。

 

 思いを巡らせるエマとメルルが配信を固唾をのんで見ていると、レイアが画面上に現れる。

 どこかレイアは興奮しており、普段よりも更に張り切って見えた。

 レイアが語り始める。

 

 「同時接続数は全員……よく見てくれているねきみたち!いきなり本題に入ろう!この牢屋敷はなぜ作られたのか、なぜ裁判制度というものがあるのか……私は常日ごろから疑問が止まらなかったんだ!!」

 

 (レイアちゃん、配信者のココちゃんよりテンション高い……!)

 

 「レイアさん、何か手がかりを見つけたんでしょうか……?」

 「どうなんだろう?」

 

 エマとメルルはレイアの熱量に圧倒されていた。

 

 「その後推測を重ねた私は、この牢屋敷は私たちを魔女化させるためにあるのではないかという結論に至ったんだ……そしてつかんだ!この牢屋敷の黒幕の正体につながる、決定的な証拠をね!」

 

 レイアが自分のスマホを取り出すと、そこから人物の音声が流れ始めた。

 

 「目立ってる彼女を殺さないと、一番になれないよ?かわいそうに」

 

 (殺人示唆……!それならレイアちゃんが牢屋敷の黒幕だと思うのも納得だ。それにしても、この声ってどこかで聞いたことあるような……?)

 

 「毎晩耳元に聞こえてくる謎の声!これを録音しようと思ったら、出来てしまってね……普段と話し方を変えているようだけど、様々な演技を沢山聞いてきたスターの私なら分かる!」

 

 レイアの芝居がかった仕草は、最早エマの耳には入らなかった。

 

 (嘘だよね、メルルちゃん……!)

 

 エマがおそるおそる近くで配信を見ているメルルに振り返ると、メルルはぐすんと泣いている。

 

 「氷上メルルくん……!犯人は君だ!キミがこの牢屋敷の黒幕だったんだね!!!」

 

 少女たちが衝撃の事実に慄いている中、ココがレイアに突っ込んだ。

 

 「黒幕が分かったのは良かったんだけどさ、なにかレイアにはメルちゃんへの対抗手段あるん?」

 

 「……え?」

 

 レイアはぽかんとした表情でココを見つめ返す。

 

 (黒幕を突き止めたレイアちゃんが、無計画にこんなことをするわけがない。きっと対抗策はあるはずだ).

 

 エマは近くにいるメルルから距離を取りながら、画面のレイアを期待の眼差しで見つめた。単なる目立ちたがり屋でもなければ何か打つ手があるのだろうと信じて。

 

 しかし、レイアの体と表情は固まっていた。弱弱し気に微笑を浮かべる。

 

 「……弱ったね」

 

 (もしかして、これって詰んじゃった!?)

 

 「もういいです、もう今回はこれで終わらせます……皆さん、大好きでした!」

 

 「メルルちゃん……黒幕ってバレたら毎回それ言う決まりあるの?」

 

 「宝物のような時間をありがとう!」

 

 「ボク達まだそんなに長く過ごしてないよメルルちゃん!後普通に声でバレるのすごく間抜けだよメルルちゃん!」

 

 BAD END

 

 

③黒幕もお茶目になりたい

 

 

 「耳を塞げ桜羽、お前が一番危険なんだぞ!」

 

 「そうですわよ、今のアンアンさんなら誰かにエマさんを殺せということだって!」

 

 「アンアンちゃんは、もうそんなことしないよ」

 

 (アンアンちゃんの気持ちが分かるのは、きっと誰より……ボクだ)

 

 エマは、心中で大きく頷く。

 

 「皆で桜羽エマを殺せええええ!」

 

  いや、やっぱり分かっていなかったかもしれない。

 

 「空気を読もうよアンアンちゃん!」

 「処刑されそうなのに空気なんて読めるか!空気が読めたら自作自演の飛び降りなんて企まない!わがはいは、空気を読まない!!」

 

 「それ、今言っちゃだめなやつ……!」

 

 「エマさん、ごめんなさい。でもエマさんを殺さないと!」

 「逆らえませんわー!」

 

 じりじりと近寄ってくる少女たちに、エマが恐怖した……その時だった。

 

 「処刑されてるアンアンちゃんが何か持ってる……?」

 

 【ドッキリ大成功】

 

 エマはぽかんと口を大きく開く。しばらくした後に、なにやら見覚えのある少女たちがずらずらと裁判所に現れた。

 

 「よくできましたね。貴方たちを選んで正解でした」

 「すまない。ユキのいたずらに手をかすことは正しくない行為だと分かってはいたのだが」

 「やるからには全力で!それがドッキリのモットーだよエマくん!」

 「のあも演出、色々手伝ったんだよ!」

 「あはは、おじさんは死んでないよ。しんぱいかけちゃってごめんね……」

 「どうだ、惨劇はもうおきない!わがはいが笑い飛ばしてやったぞ!!!」

 

 エマは死んだと思われていた少女たちが実は生きていたことに一瞬喜んだが、すぐにふつふつとなにかマグマのような感情が沸いてきた。

 

 「……シェリーちゃんたちも、このドッキリは知ってたの?」

 

 「もちろん知ってましたよ!知らなかったのはエマさんだけです。今までの殺人と裁判は、全部大魔女のユキさんがつくった幻影と催眠だったんですよ!」

 

 (ボクだけが、ずっと仲間外れだったんだ……)

 

 一人になるのは嫌だった。たったそれだけの理由。

 

 「あああああ!!!」

 

 「いけない、エマが魔女化しかかっている!」

 「かわいそうですね、エマ。……困りましたね。メルル、エマの治療を頼みます」

 「エマさん……!嫌ですだめです、絶対に魔女化させません……!」

 

 エマは薄れゆく意識の中で、安らかに思った。

 

 (なんか全部台無しだけど……誰も死んでなくて本当に良かった……)

 

 HAPPY END ?

 

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