仮面ライダーに変身できるけど何か違う   作:ザヨコぉぉぉぉ!!

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ゼンゼロすり抜け多すぎて泣く

※あとうまく投稿できてなかったみたいです申し訳ございませんでした。


金庫の持ち主

「ん?」

 

六分街にあるビデオ屋『Random play』で従業員として働いていたイッチこと「齋藤 恭弥」は店内にモップをかけていると、ポケットに違和感を覚える。

 

手を突っ込むと出てきたのは一切れの紙で開くと文字が書かれていた。

 

『恭弥氏、ミッションでござる

 

 

 

ホロウへ向かって剣と盾を持つデュラハンというエーテリアスを討伐せよ』

「(了解……)」

 

この手紙は恭弥をこの世界に転生させた神様からのミッション。

 

時折、こういった紙でミッションを要求してくる。

 

ある時は「過去へ行って○○を救助せよ」など時空を超えたミッションなども要求させることも多々ある。

すぐさまモップをその辺に置いて店長に一声かける。

 

「店長、すみません御手洗に行ってきてもよろしいですか?」

 

「うん、大丈夫だよ!」

 

ここのビデオ屋の女店長であるリンさんに一声かけると恭弥はすぐさまにトイレに入っていき、

 

 

《ワイズマン!》

 

時計型のデバイス《ワイズマンライドウォッチ》を起動させると、ウォッチはひとつの指輪へと変化して行った。

 

《DUPE NOW》

 

指輪をはめて手形のようなバックル「ウィザードライバー」に手をかざすと、隣に魔法陣が出現し現れたのはもう1人の恭弥だった。

 

「そんじゃあ、身代わりよろしく」

 

ギュイイィィィィンッッ……

 

「了解!」

 

そう言うと恭弥の後ろにジッパー状の扉「クラック」と呼ばれるゲートが開かれホロウの中へ入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、ホロウに着いたはいいものデュラハンってどういうエーテリアスなんだろ?」

 

ホロウ内に潜入していた恭弥は神様からミッションを受け、個体名「デュラハン」と呼ばれるエーテリアスを探してはいるものの、中々見つからない

 

と言うよりこれまで多くのエーテリアスを倒し過ぎてしまったのでどれがどれだが検討がつかないのだ。

 

取り敢えず、分からないので片っ端から探してみるしかないと行動に出ようとしたその時

 

 

ガツゥンッ!!!

 

「おぉっ!?……びっくりしたァ〜……」

 

目の前で鉄塊らしき物体が落ちてきた。もし、少し早いペースで歩いていたら頭に激突していただろう。

 

落ちてきたものはなんぞやと近づいてみると

 

「これは……金庫か?」

 

ダイアルが着いてある金庫だった。しかし何故こんなものが上から落ちてきたのかと考えていた時

 

 

 

『金……庫………かえ……せ』

 

「え?」

 

声がした方向へ振り返るとそこには身体中緑色の結晶を纏った銀髪の男性がよろよろとこちらに歩いてきた。

 

「エーテルによる侵食か」

 

"地球の本棚"にてこの世界の事を少し予習していた為、粗方わかっていた。

 

ホロウと呼ばれる空間に長時間いると適正の無い者は特にエーテル侵蝕されてしまい最終的には人を襲う無知なる怪物と化してしまう。

 

『ウッ……ガァァァァァァ!!』

 

右に長い剣に左は鉱物でできた盾を持ったエーテリアスに変貌してしまった。その姿を見た途端恭弥はある事を思い出す

 

「剣と盾の特徴を持つエーテリアス……なるほどこいつがデュラハンか」

 

『GAAAAAAッ!!!!』

 

デュラハンは雄叫びをあげると右手の剣で襲いかかってきた。

 

「おわ危ねぇッ!?」

 

右薙に振り下ろしてきたデュラハンの剣を前転しながら回避して距離を取っていき、黄色のベルト「飛電ゼロツードライバー」を取り出し腹部に翳すと自動的に腰に巻かれ、ゼロツードライバーのアタッチメント「ゼロツーリベレーター」を展開すると同時にベルトから「02」のエフェクトが飛び出す

 

 

ゼロツードライバー!

 

 

 

Let’s give you power!

Let’s give you power!

 

 

そして持っていたゼロツープログライズキーを起動すると衛星ゼア型のエフェクトが恭弥の足元から現れ、

 

 

ゼロツージャンプ!

 

 

広げていた両腕を左右非対称に回転させながら腕をクロスさせながら堂々と言った。

 

「変身!」

 

ゼロツーライズ!

 

Road to glory has to lead to growin'path to

change one to two!

 

仮面ライダーゼロツー!

 

"It's never over."

 

キーの挿入と同時にイエローとレッドのバッタのライダモデルが出現。

ゼアのエフェクトによりアンダースーツが、2匹のライダモデルにより各色の装甲が形成され、最後に「02」のエフェクトが首元にマフラーの様に装着されることで変身が完了する。

 

『お前を止められるのはただ一人…俺だ!』

 

 

 

 

 

クリティホロウ 古い地下鉄分岐駅某所にて

 

「──今のところ、エーテリアスの姿はない」

 

「よ、良かった……走りすぎて足の油圧ロッドが折れるかと思ったぜ」

 

先程までエーテリアスからの追跡を繰り広げていた邪兎屋のビリーとアンビーは一安心とばかり胸を撫で下ろしていた。

 

 

 

「適度な休息を取ることを提案する。いい?プロキシ先生」

 

『お疲れ様、2人は休んでて見張りは私がするから』

 

「ありがとう、プロキシ先生」

 

「ふぅー…さっきは危なかったぜ。店長があそこから俺達を連れ出してくれて助かったぜ!…流石は『パエトーン』、相変わらず頼もしいな」

 

 

パエトーン…ホロウ探索をガイドする非合法の後方支援ナビゲーター「プロキシ」の中でも、飛び抜けた手腕をもつことから与えられたプロキシの異名である。

 

『いやいや、プロキシの役目を果たしたまでだよ』

 

「ニコの事だから、節約の為に自力で対処するように言ってくるのかなと思ったら……まさかあのパエトーンを探してくるなんて…私達はエーテリアスの領地から脱出出来なかったはず。ありがとう」

 

 

お礼を言うのは銀髪ショートボブで、右のもみあげを三つ編みにしている少女「アンビー」

 

「ところで、店長に聞きたいことがあったんだけどよ。店長の店の設備って、ボンプと感覚を同期できる上にホロウ内部ともリアルタイムで通信できるんだろ?治安局やホロウ調査協会より、よっぽどすげぇじゃねぇか!」

 

『まぁ、そんな感じかな?』

 

一体のボンプに対し、凄い褒めてるのは"知能機械人"と呼ばれる人型ロボット「ビリー」

ボンプ越しに話しかけているのはなんと恭弥が務めているビデオ屋の店長リンの声だった。

 

ビデオ屋の兄妹には裏の顔があり、それこそ先程説明した伝説のプロキシ「パエトーン」そのものだったのだ。勿論彼らは恭弥にはこの事を知らせていない。

 

 

「そんな切り札があるなら、なんで調査協会に加入しねぇんだ?もっと贅沢な暮らしができるのにょ!俺らみたいなホロウレイダーと働いてたら、メリットよりリスクの方が高いだろ?」

 

ビリーが質問し、リンが答えようとした時だった。

 

 

 

ドガァァァァァァンッッッ!!!

 

「な、なんだぁ!?」

突如として巨大な爆発が起こり、今いる某所の壁から何かが突き破ってきたのが見えた。

 

「壁が壊されて…ッ!?」

衝撃と共に砂煙から見えたのは既にボロボロ状態のエーテリアス「デュラハン」と呼ばれる個体だった。

 

「おいおい!あのエーテリアス、もう死にかけてんぞ!?」

 

「ッ…いえ、まだもう一体いる!!」

 

壊れた壁から歩きながら現れたのは金糸雀色に輝く仮面、真紅に輝く触覚と手甲、随所に輝く銀色の差し色を持つ容姿の怪人で首元にはマフラーに相当するパーツが見える。

 

『な、なにあれ?エーテリアスには見えないけど』

リンが首を傾げながら言うと怪人「仮面ライダーゼロツー」はドライバーについてるキーを押し込むと

 

ゼロツービックバン

 

「フッ!」

 

ゼロツーは超高速移動しながらデュラハンに何度も蹴りこむ連続キックを放つ。

 

縦横無尽に駆け巡りながら何発か蹴りこんだ後にトドメの一撃を放った。

 

『Gaaaaa………』

 

威力が強すぎるが故にトドメの一撃はデュラハンの身体を貫き爆散し塵となった。

 

「凄い……あのエーテリアスを一瞬で」

 

「あ、あぁ!まるでスターライトナイトを間近で見てるような光景だったぜ!」

 

その戦いぶりを見ていた一行ははしゃいでいたものの、あの怪人が何者か分からない以上リン達は警戒を続いている。

 

ゼロツーはデュラハンの討伐が終わるとこちらに振り向き、右手に何か持っていたようでそれを見せつける。

 

『これは君達のものだろう』

 

「あ!それ親分の金庫!」

 

『投げるよ』

 

ポイッと投げてビリーがそれをキャッチしたのを確認するとゼロツーは

 

『それじゃあ、俺はこれで……』

 

「待って」

立ち去ろうとしたものの、アンビーに呼び止められるゼロツーは足を止める。

 

「まずは礼を言わせて、ニコが懸命に探していた金庫を見つけてくれてありがとう」

 

『どういたしまして』

 

「それで、貴方は何者なの?先程の戦闘から見て只者では無いことは分かる」

 

『そっか、けど俺には時間が無くてな、長居するつもりは無いから自己紹介だけはしておこう

 

仮面ライダーゼロツー

 

それが今の俺の名前だ』




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