ちょっと、主人公の設定で悩んでいたことがあって・・・
でも色々吹っ切れました。これからは、皆様が不快にならない程度に自分の好きなように作品を作っていきたいです。
これからも、よろしくお願いします。
一通り自己紹介を済ませた俺とイッセーはソファに座った。
「粗茶ですが」
「あ、どうも」
「ありがとうございます。朱乃先輩」
朱乃先輩がお茶を淹れてくれた。
ちなみに呼び方については下の名前でいいと言われたので、朱乃先輩と呼んでいる。
祐斗に関してはそのままで、小猫は後輩なので呼び捨てになった。
「おいしいです」
「あらあら、ありがとうございます」
イッセーがデレッとした顔で感想を言う。
確かに美味い。
だがイッセー。気持ちは分かるが、胸を見るときはもっとさりげなく見た方がいいぞ。
「朱乃、あなたも座りなさい」
「はい。部長」
朱乃先輩がリアス先輩の隣に座る。
全員の視線が俺とイッセーに集まる。
「単刀直入に言うわ。私たちは悪魔なの」
まあ、予想通りか。
リアス先輩たちと天野夕麻が普通の人間じゃないのは分かっていた。
だって、俺が普通の人間に劣るわけがないんだがら。
「あら、あんまり驚いていないのね。それとも信じてないの?」
俺に向けられた言葉だろう。イッセーが信じてないのは顔を見れば分るし。
「信じてますよ。ただ、予想通りだっただけです」
「・・・どうして?」
怪訝な顔で聞いてきたので、俺の推測を話してやった。
「な、なるほど。ずいぶん自信を持っているのね・・・」
説明をしたら納得してくれたが、「普通の人間が俺に勝てるわけない」と言ったら顔を引き攣らせていた。
おそらく信じていないのだろう。
・・・まあ、別にいいけど。
「ち、ちょっと待ってくださいよ!」
俺たちが話を進めているとイッセーが口を挟んできた。
「なんなんですか?悪魔とか普通の人間じゃないとか。才斗、お前もなに普通に納得してるんだよ!」
受け入れられないか・・・
まあ、しょうがないだろう。こんな話受け入れろって言う方が無茶だ。
だが、お前も薄々気づいているんじゃないか?イッセー。だって・・・
「―――天野夕麻」
リアス先輩がその名を口にしたとき、イッセーの雰囲気が変わった。
そうだ、イッセー。お前も見ただろう。彼女の黒い本性と翼を。
「あの日、あなたは彼女とデートしたわね?」
「・・・冗談ならここまでにしてください。正直、その話を聞いて、自分の感情を抑える自信がありません」
・・・イッセーの声を聞いて、俺は
イッセーがこんな声を出すなんて、よっぽど好きだったんだな・・・
―――許さねぇ
イッセーに、俺の友達にこんな思いをさせた天野夕麻を絶対に許さない。
「彼女は存在していたわ。確かにね」
リアス先輩はハッキリそう言うと、懐から一枚の写真を取り出した。
「自分が存在していた証拠を念入りに消していたようだけど、私たちが独自に撮った写真は残っているわ」
リアス先輩は写真を指差して言った。
「この子よね?天野夕麻って」
イッセーはその写真を見て、心底驚いた顔をした。
だが、俺は見てしまった。
イッセーが彼女の存在した証拠を見て、一瞬、安堵したのを・・・
「な、なんで彼女が・・・」
「・・・そうね。彼女の正体を説明するにはまず、私たちについて詳しく説明しないといけないわね」
リアス先輩はそう言って、説明を始めた。
リアス先輩の言ったことは(イッセーにとって)驚きの連続だった。
天使、堕天使、悪魔の三大勢力について。リアス先輩たちの普段の活動や、悪魔の仕事について。イッセーが殺れた理由、
あの日、イッセーにチラシを渡していた女性はリアス先輩の使い魔だった。通りで違和感を感じたわけだ。
最初は半信半疑だったイッセーも、自分の背中から翼が生えてきたら信じるしかないようだ。
それに・・・
「ドラゴン波!!・・・ぷっ」
「おい!笑うなよ!!」
兵藤一誠、高校二年生にして全力のドラゴン波、頂きました。
いや~、笑った笑った。
いくら一番強いと思う人物の姿を真似ろって言われても、まさかドラゴン波をやるとは・・・
さすが、イッセー。
「まあまあ、そのおかげで、カッコイイ籠手が出てきたんだから・・・ぷっ」
「だから、笑うな!」
顔が真っ赤なイッセー、そりゃあ恥ずかしいよな。
そんな、俺たちを見てリアス先輩は微笑んだ。
「うふふ、やっぱりあなたたち面白いわね。ねえ、私の眷属にならない?」
そう問いかけてきた。
眷属。俺たちを悪魔に転生させたリアス先輩の下で働くってことか・・・
「拒否権はあるんですか?」
「あるにはあるけど、その場合あなたたちを生き返らせるために使った道具を返してもらうことになるから・・・死ぬわよ?」
まあ、予想通りか。
つまり、俺たちが生き残るためにはリアス先輩たちの仲間になるか―――皆殺しにして逃げるしかないってことか。
「それに、悪魔になると色々いいこともあるわよ」
いいことねぇ・・・
「悪魔には階級、つまり爵位があるの。転生悪魔が成り上がるのは大変だけど、最初はみんな素人だもの」
胡散臭いCMみたいなこと言うな・・・
「やり方次第ではモテモテの人生を送ることもできるわ」
「マジすか!?」
さっきまで、眷属にならないと死ぬと言われてビビッていたイッセーが、いきなり叫んだ。
「ええ、本当よ。爵位をもらえば自分の眷属を手に入れられるわ」
「じゃ、じゃあ、美女だらけの眷属であんなことやこんなことをやっても・・・?」
「まあ、あなたの眷属ならいいんじゃない」
それを聞いたイッセーはプルプルと震えだした。
そしていきなり叫びだした。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉっっ!!俺、部長の眷属になります!!そして、ハーレムを作ります!!」
イッセーが堕ちた。
わが友よ、なぜにお前はそうなのだ・・・
「うふふ、いい子ね、イッセー。私のことは今日から部長と呼びなさい」
「はいっ!部長!!」
・・・まあ、お前がいいならいいけど。
「それで、才斗。あなたはどうするの?私の眷属になってモテモテの人生を送りたくないの?」
「興味ないです」
ぶっちゃけ、ハーレムとか興味ない。
・・・勘違いしてもらっては困るが、俺はゲイじゃないぞ。ただ、イッセーみたいに性欲を理性で抑えられない獣ではない。
それに、自分で言うのも難だが、俺の顔はイケメンの部類に入る。普段は目立たないように前髪を長めにしているが、ちょっと整えれば祐斗にも負けない自信がある。なので、その気になれば女には困らないだろう。
「そう、困ったわね・・・あ、そうだわ、悪魔になれば寿命が延びるわよ」
寿命?
「・・・どのくらいですか?」
「そうねぇ、個人差はあるけど一万年は生きるかしら」
なるほど、それは魅力的だ。
俺だって死ぬのは怖い。寿命が延びるなら喜ばしいだろう。
それに、悪魔になれば天野夕麻を―――俺の友達を傷つけたクソ堕天使を倒す機会もあるかもしれない。
「・・・わかりました。俺もリアス先輩―――いや、部長の眷属になります」
「そう、よかったわ」
俺の返事を聞いて部長は嬉しそうに微笑んだ。
イッセーも嬉しそうにしている。
こうして俺の悪魔生活は始まった。
どうでしたか?
説明の部分は原作を読んでいただく形になります。申し訳ございません。
あと、登場人物の名前に誤字がありました。申し訳ございません。
もし読んでいて、矛盾点や誤字があったらぜひおっしゃてください。
ご協力、よろしくお願いします。