白兎がカビゴンになるのは間違っているだろうか   作:桃です

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試し切り

僕がヘファイストス様にお願いしたこと、それは本拠(ホーム)の建設費の立替である。

 

土地代は僕がダンジョンで稼いだお金で支払うも本拠(ホーム)の建設費には程遠い故にヘファイストス様に立て替えてもらい一時的に資金繰りに余裕を持たせるため。

 

それをヘファイストス様は少し悩んだが了承してくれた。

 

「いやぁ、ベル君僕達の本拠(ホーム)が出来るのが楽しみだね」

 

「そうですね。でも、ヘファイストス様のおかげでもあるんですからしっかり働いて返さないと」

 

「そうだね」

 

そんな会話をしながら僕は立ち上がる。

 

「それじゃあ、ダンジョンに行ってきます。神様もバイト頑張ってください」

 

「うん、ありがとうベル君頑張るよ」

 

そう、神様は現在【ヘファイストス・ファミリア】の支店(テナント)で借金返済のためにバイトをしている。

 

これも早く借金を返済する為だ。

 

 

 

ダンジョン二十四階層を越えて僕は下層の二十五階層に足を踏み入れた。

 

「ここが新世界…」

 

僕は目の前に広がる水都に目を奪われるも切り替えて先へと進むのだった。

 

巨蒼の滝(グレート・フォール)の周囲を警戒しながら進んでいくと、ブルークラブの大群に遭遇し交戦する。

 

【10万ボルト】

 

先制攻撃は僕が先手を取り電撃で一気に数十匹を魔石と怪物素材(ブルー・クラブの鋼殻)へと変わるもなお前進してくる。

 

「多いな」

 

そう言いながら僕は戦闘を続ける。

 

【まるくなる】【ころがる】

 

技を組み合わせて発動させると、想像以上の威力を発揮してくれた。

 

「なるほど、技によっては組み合わせて威力を強化できるのか!!」

 

良い事を知った僕は技の組み合わせの研究をする事に決めたのだった。

 

「ふぅ、これくらいにしておこうかな」

 

僕の足場には大量の散乱している魔石と怪物素材(ドロップアイテム)それら全てを回収して地上にへと帰還するのだった。

 

地上に戻ってきて今回は魔石だけを換金して怪物素材(ドロップアイテム)は【ヘファイストス・ファミリア】に売り込むことにした。

 

ちなみに魔石の換金額は790万ヴァリスである。

 

「凄いわね。これだけ良質の怪物素材(ドロップアイテム)は初めて見るわ、よく集めたわね」

 

「運が良かっただけですよ」

 

大量の怪物素材(ドロップアイテム)を前にヘファイストス様は鍛冶師の眼になっていた。

 

「それでこれ全部を買い取りでいいのよね」

 

「はい、それでお願いします」

 

そうして、買い取られた怪物素材(ドロップアイテム)の総額は3140万ヴァリスだった。

 

 

 

次の日、今日もダンジョンに向かおうとした時一人の女性に話しかけられる。

 

「おぉ、お主がベル・クラネルだな。主神様から話には聞いていたが山のような体をしておるな!!」

 

「えっと、どなたですか?」

 

声をかけてきたのは褐色肌に和装の左目に眼帯を付けた女性だった。

 

「おっとすまんすまん、まだ名乗っておらんだな。手前の名は椿・コルブランド、一応【ヘファイストス・ファミリア】の団長をしておる」

 

「ヘファイストス様の眷族の方だったんですか」

 

「うむ、それでお主に頼みごとがあってな。少しいいか」

 

「はい、構いませんよ」

 

頼み事と言われて居候をさせてもらっている身としてはそれに報いたいと思っていた所だった為、丁度良かった。

 

「おぉ、感謝するぞ!!」

 

そうして、僕と椿さんは大量の武器や防具をもってダンジョンに向かうのだった。

 

そこで行うのは「試し切り」、椿・コルブランドの試し切りは自身が製作した武具の具合を見て庁瀬がどのように入れるべきかというのを確認する為である。

 

それは全ての武具を試すまで終わることなく延々と続けるため、同派閥の団員からは避けられているためベルに声を掛けたら二つ返事の了承されたため意気揚々とダンジョンに向かうのだった。

 

そして…。

 

「椿さん、この剣重心が少しブレてます」

 

「なに、ではこの盾はどうだった?」

 

「傷も入って衝撃吸収が甘いと思います」

 

「そうか、なるほど。素材の配合に甘さがあったのか…」

 

武具の事を話しながら試し切りは夜まで続くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ポケモンの一部の回復アイテムとかきのみって?(02日00:00まで)

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