白兎がカビゴンになるのは間違っているだろうか   作:桃です

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救命

椿さんとの試し切りの翌日、僕は一人で24階層の探索をしているとカビゴンと過ごした夢の中で食べたきのみが群生している領域があった。

 

「これはオレンの実にモモンの実、チーゴの実それにクスリソウにゲンキノツボミがある!!」

 

僕は気分が高揚して採取に乗り出した。

 

「これくらいあれば十分な量のキズくすりとかが出来るぞ!!」

 

そう、僕は夢の中で出会ったカビゴンとはぐれた際に夢の住人に保護されてクスリソウなどの調合の仕方を教わったんだけど、まさかダンジョン産の植物だとは思わなかったなぁ。

 

そうやって意気揚々と帰っていると、僕の鼻がある臭いをかぎ取った。

 

その臭いの特徴は鉄臭かったつまり、血だ。

 

すぐに血の匂いの濃い場所に向かうと、そこには多くの冒険者が血塗れになって集まっていた。

 

「くそ、セレニアしっかりしろ!!」

 

「ごめん、厳しいかも…」

 

「もうダメだ…」

 

「諦めんな、しっかりしろ!!」

 

その冒険者の多くが獣人で、重傷者も多く一番酷いのがヒューマンの女性。

 

僕はただならぬ気配に冒険者達の所に駆け寄った。

 

「どうしたんですか⁉」

 

「俺達が下層を探索している時に怪物の宴(モンスター・パーティ)に遭遇しちまって重傷者がたくさん出ちまって回復薬(ポーション)も全部使い切っちまってよ、あんた済まねぇが回復薬(ポーション)分けてくれねぇか⁉」

 

獣人の男性が懇願してくるのを見て僕は見捨てることは出来ずこう言った。

 

「今から薬を調合するので止血など出来る範囲の事をお願いできますか⁉」

 

「あぁ、分かった!!」

 

クスリソウとオレンの実を調合キズぐすりからピーピーグサと調合していいキズぐすりからのゲンキノツボミと調合してすごいキズぐすり完成!!

 

「これ人数分あるので飲ませてください、飲むことが出来ない人には傷口に掛けて!!」

 

「ありがてぇ!!」

 

獣人の冒険者たちは薬を受け取って仲間に飲ませたり掛けたりすると傷は見る見るうちに回復していく。

 

「すげぇ、あっという間に治っちまった!!」

 

「でも、セレニアが目を覚まさねぇぞ!!」

 

「!! これを飲ませて!!」

 

それはクスリソウとゲンキノツボミで調合したげんきのかけらである。

 

「解った!!」

 

そうして、げんきのかけらを何とか飲ませることに成功すると…。

 

「あれ、私死んだんじゃ…」

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおおっ!!セレニアが目を覚ましたぁああああああああああっ!!」

 

その場は歓喜に包まれた。

 

「ありがとう、アンタのおかげで仲間を失わずに済んだ!!」

 

「いえいえ、困ったときはお互い様ですよ」

 

そうして、僕は護衛として【ヴィーザル・ファミリア】の皆さんと一緒に地上に戻るのだった。

 

 

 

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