白兎がカビゴンになるのは間違っているだろうか 作:桃です
ご飯を食べた後、ベルは少し眠って目を覚ますとザルドとアルフィアと一緒に運動するんだ。
たまには俺もベルと一緒に運動しようと思い、外に出た。
「では、ベル昨日教えたことは覚えているな」
「うん、お義母さん達が投げる石を躱しながら距離を潰してタッチする遊びだよね」
「………」
俺はそれを聞いて自分の耳を疑い、聞き間違いじゃないことを知ってマジかこいつらと思いドン引きした。
ベル、それは遊びじゃない。遊びという名の処刑だという言葉が口から出そうになるも本人が楽しそうにしているため言えないエレボス。
というか、手加減しているとはいえLv.7の投げる石を搔い潜ってタッチするって無茶が過ぎるだろ!!
これも内心で思うエレボスはとりあえず様子を見守ることにした。
「用意が出来た、始めるぞ」
ザルドがそう言ってくるのを聞いて、その方向を見るとその手には鷲掴みにされている「岩」が握られていた。
「ちょっとまてぇえええええええええええええええええええええええええええええええっ⁉」
「なんだエレボス、うるさいぞ。というか、私の可愛いベルとの戯れの時間を邪魔する気か?」
「邪魔する気はないけどちょっとだけ話させて!!ザルド、お前何持ってる?」
「何と言われても石というしかないが?」
「なるほど、世間一般ではお前の今持っている物は「岩」って呼ばれているんだよ」
「そうか、この程度の大きさでは石でしかないというのにな」
「全くだ」
「はっはっは、お前らの常識で語るなと心の底から言ってやるよ」
呆れた様子でそう言ってくる二人に本音をぶつける。
「エレボス様、大丈夫ですよ」
「ベル…」
そんな後、ベルの口からとんでもない事を聞くことになる。
「はい、頭に直撃しても少し痛いくらいなので大丈夫です!!」
「………アルフィアとザルド、ちょっと来い。ベルはこれからの運動のために準備体操でもしておいてくれ」
「? はーい」
俺は極力二人の教育方針には口出ししないと決めているがこれに関してはマジで説教することにした。
一時間後、説教を終えてベルの元に戻るとそこには森の動物達と昼寝をしているベルの姿があった。
「あぁ、尊い」
「アルフィア、
「うかつなことを言うなエレボス、送還されるぞ」
そんな会話があったのはベルには内緒。
そうやって幾日が過ぎた頃、僕が畑作業から戻ってくるといつも座っている場所にエレボス様が居なかった。
でも、違った。エレボス様はやることがあると言って出かけてしまった。
いつ戻ってくるのかも解らないとお義母さんと叔父さんに言われた。
僕は寂しかった、どうして面と向かって行ってくれなかったのかと。
そうすれば決心が鈍ると言っていたとお義母さんから言われ、僕は何も言えなかった。
そんなこと言われたら行かないで言ってしまうであろう自分の姿が想像がついた。
だから、僕はもっと強くなりたいと思った。
いつかまたエレボス様に会えた時に大きくなったなと言ってもらえるように…。
「随分と長居してしまったな」
そう言いながらベルのいない間に俺は家を出る、この家から俺が居なくなると聞けばあの子は嫌だと言うだろう。
それを聞いてしまったら俺の覚悟が揺らいでしまう気がした。
だが、それではだめだ。
「俺が始めた事だ、ケジメはつけないとな」
この身を“絶対悪”と定めたならそれを突き通すのが正解だ、中途半端は一番悪手だ。
「だから、ベル天界から見守ってるぜ。お前の紡ぐ“英雄譚”を」
そうして、俺は邪神エレボスとして“絶対悪”であり“必要悪”を貫き天へと還った。
「大好きだぜ、
あと出しですみません、アーディについて(本日23時59分まで)
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生存
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死亡