白兎がカビゴンになるのは間違っているだろうか   作:桃です

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【ヘスティア・ファミリア】オラリオ入り

器の昇華(ランクアップ)を果たした僕はお義母さんに言い渡された条件を満たした。

 

でも、v.2になって身体に違和感を感じた為お義母さんに相談すると違和感の正体は器の昇華(ランクアップ)による感覚のズレだということ。

 

その説明を受けた後、僕はお義母さんと叔父さんに感覚のズレを治すため一週間遅らせてからオラリオにやってきた。

 

途中出会った商人のおじさんに頼まれて護衛の仕事をしながらオラリオの話を聞いた。

 

そこで僕はエレボス様が天界に還った事を知る、最初その話を聞いた時は信じられなかった。

 

オラリオは一か月前まで暗黒期と呼ばれる最悪の時代を迎えていて、闇派閥(イヴィルス)という邪神の眷族達が暴れ回っていたらしい。

 

それらを率いていたのが僕の知っている男神、エレボス様だというのだ。

 

あんなにも僕の事を大切に想ってくれた神様が❝絶対悪❞を名乗るなんて・・・。

 

でも、エレボス様がいつも僕に大事なことを教えてくれた。

 

だから、そうなる必要性があったんだ。

 

自分から世界の敵となるくらいの想い(なにか)が・・・。

 

エレボス様が何をしようとしていたのかはわからないけど、それでも僕にとっては確かに死にかけていたところを救ってくれた恩神なんだ。

 

そうやって自分の中で完結させていると、商人の人が声をかけてくる。

 

「坊主、見えてきたぞ。あれが迷宮都市オラリオだ」

 

「あれが…オラリオ…」

 

「あそこで始まるんだ、僕達の眷族の物語(ファミリア・ミィス)が!!」

 

そうして、僕とヘスティア様はオラリオ入りするのだった。

 

 

 

検問を終え、都市の中へ入ると周囲の人達からの視線が向けられている。

 

「神様、なんか見られてますね」

 

「ベル君、君を見ているんだよ」

 

「何でですか?」

 

「{そりゃ、君みたいな大きな体をしていれば気になって見ちゃうだろうぜ}」

 

ヘスティアは内心そう思った。

 

神様の言葉の意味を解らないが立ち止まっていてもしょうがないので、とりあえずヘスティア様の神友であるヘファイストス様の元に行くことになった。

 

「神様、ヘファイストス様ってどんな神様なんですか?」

 

「鍛冶を司る女神さ、しかも天界の神匠とまで呼ばれる鍛冶師なんだ」

 

「そうなんですか、凄いですね」

 

「そうだろう!!」

 

ヘスティア様は嬉しそうに神友であるヘファイストス様の事を話されるのだった。

 

 

一方、ベルがヘスティアと共に迷宮都市オラリオに旅立った後のアルフィアとザルドは武装を整え家を出た。

 

「ベルには出来るだけの事を叩き込んだ。ようやくだ」

 

「あぁ、あの子が成長していくのを見守り続けることも考えたが…。やはり、ゼウスの教育が染みついてしまっている。腹立たしい」

 

怒りで顔を歪めるアルフィアにザルドは問いかける。

 

「あれでもマシなんだろうが…、そんなことよりアルフィアまずはどこへ向かう」

 

「まずはヘラを見つけ出す」

 

「まぁ、そうなるわな」

 

「そして、ゼウスを捕らえあの子の苦痛を一垓倍にして苦しめる」

 

「そうだな」

 

こうして、アルフィアはザルドと共にゼウス処刑を目標に旅に出るのだった。

 

因果応報でしかないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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