異世界に来たら先生になった件   作:御神梓

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これで、アビドス編第一章は終わりじゃぁあ
次の章はアビドス編第一章の再編が終わり次第執り行います

26/01/05 大事な部分をコピペミスっていました。


六十四話

 シロコ達の魔国連邦(テンペスト)滞在はあっという間に時間が過ぎ去っていった。シロコ達にとって魔国連邦(テンペスト)は全てが未知の塊で興味がそそられる物ばかりであり、一つ一つ質問して調べて居たら時間が足りない程に。

 ガゼル王とは、国家の運営について、何を特産として稼いでいるのか、アビドスを復興させるのに使えそうなものは何かないかを聞いていく。あと、俺がこっちでどんなことをしていたのかの質問もしていた。加えて、ガゼル王も俺がキヴォトスでどんなことをしていたのかを聞いていた。この後、追加でガゼル王にお説教をされることになった。

 次の日の明朝には、ガゼル王達は自分達の帰って行った。これで、俺がこっちの世界に帰ってきた理由と目的は殆ど果たせた。とはいえ、ここしばらくの間俺が不在だったため、当初の予定にはなかった問題解決の為に、もうしばらくの間俺は仕事をしなくてはならない。その為、ホシノ達にはまた今日一日、俺無しで魔国連邦(テンペスト)を回ってもらうしかなかった。

 全ての事が住んだのはさらに翌日、キヴォトスに帰る予定の日の帰る予定直前にようやく全ての仕事が片付いたのだった。

 

「ほんっとぉにすまない、こっちの仕事が一行に片付かなくて、君達と一緒に居られる時間を取る事ができなかった」

「いいよ、元々無理を言って私達を連れてきてもらったんだから」

「はい、それに皆さんとても親切で、困ったことがあったら直ぐに手を貸してくれて、問題なく手掛かりになりそうなことを調べる事が出来ました」

「そう言ってもらえるとありがたいよ」

「ん、ご飯も美味しかったし強い人とも戦うことができた」

 

 ホシノ達と同行することができなかったことに謝罪をするが、ホシノ達は十分に魔国連邦(テンペスト)を楽しむことができて、調べたいことも調べられたようだった。

 

「シロコのそれはともかくとして、アビドスの復興に使えそうな知識は得られたか?」

「はい、とってもです」

「ならよかった」

 

 当初の目的であった、アビドス復興の為に魔国連邦(テンペスト)を社会見学することは成功したとみてよさそうだ。

 

「これから帰ることになるが、忘れ物はないか?」

「はい、大丈夫です」

「ん、大丈夫」

 

 今回の経験がどのようにして彼女達に影響を与えるのかは、俺でもシエルこの先どうなるのかは予想できない。それでも、少しでも良い未来へ向かえるようにはなったと信じたい。

 

「それじゃあ、帰るぞ」

 

 俺は帰って来た時と同じようにこちらの世界とあちらの世界を繋げて、穴を作り出す。俺はその穴を通り、アビドス校舎へと戻る。俺に続いてホシノ、シロコ、ノノミと穴を通り抜けて帰ってくる。

 

「うへぇ、そんなにアビドスから離れていたつもりないのに、すっごく久しぶりな気がするよぉ」

「二晩程度ですから、これまでの私達だったら離れていても一晩位ですから」

 

 ホシノ達はこちらに帰ってきて、自分達の故郷を懐かしむ。やっぱり、砂漠で生まれ育った彼女達と森の中で環境が違いすぎるのか、こちらの環境をしっかりと噛みしめている。

 俺はタブレットを取り出して、俺が不在の間に溜まったメールや新しい仕事が来ていないのか目を通して確認する。

 

「ねぇ、リムル先生、もうちょっとだけ時間貰ってもいいかな?」

 

 連邦生徒会とゲヘナの風紀委員会から来ていた仕事のメールを確認しているとホシノから話しかけられた。俺は手にしていたタブレットをしまい、あ、アロナちゃんと仕事はこなすからその大量の書類を持ってこけないで。

 

「何かな?」

魔国連邦(テンペスト)を見て回って分かったことがあるんだ」

 

 

 早速魔国連邦(テンペスト)を回ったことで、何かアビドスでやれることを見つけられたのだろう。俺はホシノ達がどんなことを答えを見つけてくれたのか楽しみになった。

 

「今のアビドスには圧倒的に人手が足りていない。この人手の問題を解決できなくちゃ、アビドスを復興させることなんてできない」

「そうだな、前にも話をしたけど、今のアビドスにはとにかく人は足りないな」

「だから、アビドスの生徒をどうにか増やしたい」

「うん、う~ん?うん、まぁこっちじゃそうか・・・」

 

 人手だけならばわざわざ生徒という枠組みに収める必要はない気がするけれど、ここはこういう世界だったな。

 

「でも、今のアビドスにたくさんの生徒を引き入れられるような何かはない。借金が無くなったとはいえ、どうする方法もない」

「言い方は悪いが、何もないアビドスに沢山の生徒が来るきっかけが欲しいと」

「うん、何かいい案はないかな」

「そうだな・・・」

 

 俺は先ほどしまったタブレットを取り出して、連邦生徒会と風紀委員会から送られてきた物を見る。そして、添付されていた資料をホシノ達に見せる。

 

「これなんか、どうかな?」

「どこの学園にも所属していない生徒達?」

「リムル先生!?もしかして」

 

 多少リスクがある選択ではあるが、これはアビドスにもどこの学園にも所属できていない彼女達にとっていい救済になるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな問題はあれど、一つ一つ解決していき、着実に答えへと近づいて行くリムル=テンペストだったが。

 

 

《ユニークスキル拒絶者(こばむもの)を獲得しました》

 

自身の存在が、この世界の歯車を大きく狂わせている事になって居るのを知るのは、まだ先のことだった。

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