現役女子高生、ダンジョンマスターを謳歌してます   作:竹槍至上主義者

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第五話であります!色々書きたいことを書いてたら9000字超えてました!平均的に5000時ぐらいにしようとしてるんですけどねえ...まあご容赦ください。


5:擬人化とライブ参戦決定...

「じゃあ解体していくんだけど...これ手動で解体するのめんどくさいから解体ツール作った方がいいよね?」

 

「ええ、推定600体の死体ですからね...」

 

「新しいの作るよりも解析ツールと融合させようかな」

 

(カスタマイズ)

 

で、これを死体にかざして

 

「解体」

 

うわぉ...死体が全部肉と素材と魔石に変わった。結構グロイ...

 

「これはなかなか...今度からはちゃんと整列してから解体した方がいいな」

 

「そういえばこのお肉って食べれるのかな?」

 

「...協会の公式HPにアクセスしましたが、どれも高級食材として取引されていますね」

 

へぇ、高級食材ねぇ...とりあえず焼いてみよう。

 

「食べてみよう!ってなわけでエネルギーをチャージして...」

 

「ご主人様!?なぜENキャノンをチャージしてるんですか!吹き飛びますって!」

 

「大丈夫大丈夫。出力を低めにするから。多分いい感じの焼き加減になるはず」

 

「ちょっと待t『ピュンッ』」

 

やっぱり、私の予想は合ってた。いい感じの焼き加減になったね。じゃあ三人には悪いけど早速いただこうかな。

 

「じゃあいただきまーす!」

 

「ちょっと待ってくれ、艦長」

 

「ん?どしたの?」

 

「我々は精神情報化生命体だ。故に全員機械の身体、なら感覚を共有することもできるのではないか?」

 

あ、感覚共有。できるのかな?とりあえず試してみよう。

 

「えと、じゃあとりあえずやってみる?」

 

「ああ、........できた。よし、食べてみてくれ」

 

「了解、今度こそいただきまーす!」

 

ムシャムシャ

 

「「美味い!」」

 

今食べたのはアルティメットボアの肉!噛んだ瞬間に肉汁としょっぱさが口の中に広がり、そのあと波の様に甘さが押し寄せてきた。

 

「二人も感覚共有してみろ!これは美味い!」

 

「んー?どれどれ?...うま!なにこれ美味しすぎるでしょ!」

 

「高級食材と言われるのも納得ですね...」

 

「これだけあればストックとしても十分でしょ。これは普通の食事には戻れないなぁ...」

 

これは定期的に狩りをする必要性が出てきた。

 

「それよりもだよ、私が三人に狩を命じた理由!それは魔石とDPの確保!ということでこちらで96階層の復興を進めていきまーす」

 

「ま、待て!待ってくれ!肉は残してくれるんだよな?」

 

「まあ少しは残すよ。ということで変換!」

 

『1270000DP入手しました』

 

い、インフレした...これなら最早原子力発電じゃなくて核融合発電とかできるんじゃないかな...自宅でもできた、こんだけ広いならできるね!

 

「問題はどうやって設置するかだね...」

 

「質問なのですが、車長は私たちをダンジョンのあらゆる場所に任意で配置できるのですね?」

 

「うん、そうだね」

 

「ならあなたが造ったものもあらゆる場所に任意で配置できるのでは?」

 

...そうじゃん!できるかもしれない!コアさんに聞いてみよう。

 

「てなわけでただいま!」

 

『おかえりなさいませ、マスター。では、マスターの質問にお答えいたします。結論から言って可能です』

 

「おお、!やっぱり!じゃあ早速作ろー!っと、建造物の撤去とかもできる?」

 

『肯定します』

 

これなら簡単に復興できそうだね!じゃあ早速やっていくけど...常温核融合炉でいいかな。あとは今後疾風の量産型とか新しい航空機とかエリシオンの同型艦も作るだろうからまずは陸軍基地と空港を復興させておこう。

 

(モデリング)

 

「でも不安だな、こんなに大きい核融合炉は作ったことないのに...」

 

「艦長?小さい核融合炉を作る方が凄いからな?ましてや高校一年生が作るなんて」

 

「そう?というかこれ作成は96階層でやった方がいいよね?」

 

「はい、ここで作ったら絶対に壊れるので96階層で作った方がいいと思います!」

 

そうだよね、うん。じゃあ原発まで移動しよう。

 

「じゃあ疾風、お願いね~」

 

「はい、わかりました」

 

ピョイッ

 

許可を取って私は疾風の上に飛び乗る。

 

「いや~風が気持ちいいね~」

 

「時速70km出てますからね。普通の人間じゃそんな呑気な事言ってられませんよ?」

 

「大丈夫、体が機械だから。そういうの関係ないから」

 

実に便利なものだ。この体は呼吸や食事、排泄は必要ない。でも、呼吸や食事はできるし、薬を飲んだりすると効果もあり、感触もある(任意でON/OFF切り替えできる)。ちなみにそういうトコを触ってみたらめっちゃ敏感になってた。ステータスの影響だろうね、きっと。

 

「てなわけで復興開始~!!!!」

 

***

 

「加工!って、やっぱりでっかいな...」

 

「サイズは大体原子炉と据え置きですけどね...あ、ここの道路亀裂ありますよ」

 

「おっけ!ありがとう!」

 

***

 

「あ、そうだった。陸軍基地で死体出したから血がこびりついてるね」

 

「ここは私がやろう。『ガシャッ』」

 

「ちょっと待って!主砲で吹き飛ばそうとしないd...『ドカンッ』」

 

***

 

「これで完成!いやぁ疲れたよぉ~」

 

「途中でエリシオンが吹き飛ばしたり建設途中にドラゴンロードが突っ込んできて一からになりましたからね」

 

「あの時のご主人様のキレ具合はヤバかったね~」

 

「一撃で倒さないように威力を調整して延々と顔面を殴り続けて惨殺していたからな...」

 

「まぁこの中で一番の戦犯は陸軍基地を吹き飛ばしたエリシオンだけど」

 

「うぐっ、それは言わないでくれ...」

 

22:00。結構夜遅くまで作業して何とか復興が終わった。途中でドラゴンロードが突っ込んできて滑走路を破壊したときはついキレてボコボコにしたけど途中でショップに「野良モンスター発生抑制装置」があったので設置してみると96階層にはモンスターが湧かなくなった。やったね、96階層は私たち専用の要塞になったよ。

 

「じゃあとりあえず今日はもう寝よっか」

 

「そうだな、今日はもう寝よう。さすがに機械の身体とはいえ精神的に疲れたな」

 

私たちは精神情報化生命体は身体的な疲労は感じないが、精神的な疲労はある。それにCPU内にバグが発生するので、それを処理するために眠る必要があるのだ。ちゃんと眠気も設定してある。まあ、やろうと思ったら起きたまま処理できるけど。

 

「てなわけで、じゃあまず疾風から撫でようかな」

 

なでなでなでなで

 

「ん、はふゅう...///」

 

可愛いなほんともう!

 

「艦長...?私は?」

 

「エリシオンは今日の戦犯だから最後ね」

 

「そんな...「はーい、じゃあ次は私ですね!」」

 

なでなでなでなで

 

「んん~、やっぱりこれはいいですねぇ!!!」

 

「して、最後にエリシオンだね」

 

「ああ、やっとだ!」

 

なでなでなでなで

 

「やっぱり生き返るな...///」

 

なんかエリシオンだけ声色が違う。こう、雌声というか。ちょっと要警戒かも。

 

「じゃあおやすみー」

 

「おやすみー」

 

「おやすみなさい」

 

「おやすみ」

 

こうして私たちは復興(要塞化)一日目を終えて眠りについた...

 

***

 

「おはよう、艦長」

 

「ん...おはようエリシオン...っえ!?誰!?」

 

「ご主人様、静かにしてください...起きますから...っえ!?誰!?」

 

「朝から騒がしいですね...二人とも、もう少し落ち着いて...っえ!?誰!?」

 

えっ!?誰この人!私が知る限りこんな綺麗な人仲間にいないんだけど!

 

「私だ、エリシオンだ」

 

「エリシオン!?その姿何!?というか髪綺麗だな、おい!」

 

「あなたが言えたことではありませんよ、車長」

 

「それよりもどうやって人の姿になったの?エリシオン」

 

朧月の言う通りだ、エリシオンはどうやって人の姿になったのだろうか。

 

「ああ、昨日取得可能スキルの欄に擬人化というスキルがあってな、それを使ったらこうなったんだ」

 

「そ、そう...」

 

今のエリシオンの姿は上からまさに銀髪美人である。銀髪ロングに赤色の瞳、透き通る様な肌の上に白の肩出しのスーツ、それの上に覆いかぶさる様に胸辺りまで黒のミニタイトスカート(前面はお腹辺りでV字型に分かれている)、そして白線と水色の線がついている黒いコートを着て、金属質の黒いブーツを履いている。なんだこいつ、私よりもおしゃれな格好しやがって。こちとら少し可愛さとゴツさを両立させようとして微妙になったけど性能は高い強化外骨格やぞ。

 

「私も服作ろう...」

 

エリシオンに比べて私は着ているものと言えばイクサバと適当につくったインナーだけだ。...ということで嫉妬心に駆られた私は起きて早々にモデリングを始めた。

 

「モデリング」

 

最近は三人に私が何をしようとしているのかを分かりやすくするために口で言葉を発してスキルを使うようにしている。

 

少女モデリング中...

 

「で、加工するか~」

 

で、加工出来たものに着替えていこう。

 

「お~!ご主人様、可愛いですよ!」

 

「ほんと?やった!」

 

因みにモデリングしてから着替え終わるまで3時間半である。イクサバの外見を改良していたので遅くなってしまった。

 

「艦長の服と私の服からして我々のイメージカラーは水色だな」

 

外見の話が出たのでここで解説しておこう。黒いボディストッキング(透けなんてものはねぇ!)に黒のホットパンツ、前面にファスナーと横線の2つの線でできた水色の十字架のある首辺りまで伸びたチューブトップの上に内側が水色の、黒を基調として水色を散りばめたショートコートを着て、標準的なスニーカーを履いている。全部黒が基調になっている。しゃーないね、黒に水色は合いすぎるんだよ。ちなみに快適に過ごせるためにスキルも付けておいた。余談だが下着も作った。紹介?するわけねぇだろ舐めてんのか。

 

名称:桜花のチューブトップ

サイズ:M

アクティブスキル:吸着

パッシブスキル:保温 保冷 超速回復(HP MP)≪特級≫ 軽量化≪特級≫

柔軟性強化≪特級≫ 伸縮性強化≪特級≫ 筋力強化≪特級≫ 疾風迅雷≪特級≫

耐久性上昇≪特級≫ 衝撃吸収≪特級≫

 

名称:桜花のホットパンツ

サイズ:M

アクティブスキル:吸着

パッシブスキル:保温 保冷 超速回復(HP MP)≪特級≫ 軽量化≪特級≫

柔軟性強化≪特級≫ 伸縮性強化≪特級≫ 筋力強化≪特級≫ 疾風迅雷≪特級≫

耐久性上昇≪特級≫ 衝撃吸収≪特級≫

 

名称:桜花のショートコート

サイズ:M

アクティブスキル:吸着

パッシブスキル:保温 保冷 超速回復(HP MP)≪特級≫ 軽量化≪特級≫

柔軟性強化≪特級≫ 伸縮性強化≪特級≫ 筋力強化≪特級≫ 疾風迅雷≪特級≫

耐久性上昇≪特級≫ 衝撃吸収≪特級≫

 

名称:桜花のボディストッキング

サイズ:M

アクティブスキル:吸着

パッシブスキル:保温 保冷 超速回復(HP MP)≪特級≫ 軽量化≪特級≫

柔軟性強化≪特級≫ 伸縮性強化≪特級≫ 筋力強化≪特級≫ 疾風迅雷≪特級≫

耐久性上昇≪特級≫ 衝撃吸収≪特級≫

 

名称:桜花のスニーカー

サイズ:24cm

アクティブスキル:吸着

パッシブスキル:保温 保冷 超速回復(HP MP)≪特級≫ 軽量化≪特級≫

柔軟性強化≪特級≫ 伸縮性強化≪特級≫ 筋力強化≪特級≫ 疾風迅雷≪特級≫

耐久性上昇≪特級≫ 衝撃吸収≪特級≫

 

「はい」

 

「いや、はいじゃないですよ。なんでイクサバ並みのスキルが付いてるんですか」

 

「えぇ~いや、だって正直に言うと強化外骨格って装着してて楽しくてかっこいいけど閉鎖感すごいのよ。だから普段はこれで終わらせようかなと思いまして」

 

「見た目がかっこ悪いと思ったから変えたわけではなく?」

 

「うん、まぁ、うん。あ、イクサバの方もスカートじゃなくてオーソドックスなタイプにしておいたからカッコよくなった!これで万事解決!」

 

凄い動きやすい。今まで着た服の中で一番だね、さすがスキルだ。ちなみにアクティブスキルに吸着が付いているのは、パワードスーツを装着するときにかさばって装着できないということが無いようにつけた。私はアイ〇ンマンのナノテクから学んだのだよ。ちなみにカーボンナノファイバー70%、ポリエステル30%である。やっぱり肌に触れる所はポリエステルじゃなきゃ。因みにカーボンナノファイバーは伸縮性と柔軟性をめっちゃ高めて頑丈にした。私は夏場のパジャマみたいな動きやすい服装が大好きなのだ!

 

「じゃあ早速復興いこうk「いやちょっと待ってくださいよ」」

 

「私たちは擬人化していないんですけど」

 

「そうですよ!仲間外れですか!」

 

この場合だと仲間外れなのはエリシオンの方だと思うんだけど...まあやらせてみよう、なるようになるさ。

 

「じゃあ擬人化していいよ」

 

「あ、そんなあっさりなんですね」

 

「別に取りたいスキルとかあったら言ってくれて構わないからね?なんなら私がカスタマイズで付けるからね?」

 

「はーい!じゃあ擬人化!」

 

「擬人化」

 

「おお~、なんというかなんかエロい。エリシオンも疾風も朧月も皆えっろいわ」

 

まず疾風は白の胸元が開いた長袖のショートTシャツと結構ギリギリの黒のハーネスベルトで要所を隠し、黒に水色の三角が入ったホットパンツ、ストッキング(透けなんてものはねぇ!)とその上にプロテクター、そして最早おなじみのストッキングより若干明るいボディストッキングを付けた姿だ。実にエロい。ボディストッキングからわかるへその形が特にエロい。

朧月はチューブトップタイプの、黒の胸部プロテクターの上に前面に下が逆三角型に分かれた白い布をつけて、黒のホットパンツと黒基調の水色を散りばめたパーテックスシールド感がある腰マントと肩を出して着崩したスタイルだ。

 

「私思ったんだ」

 

「何をだ?」

 

「私たち...全体的にへそ出し肩出しが多くてめっちゃエロいと思う。まあそれがいいんだけど」

 

「つまり、何が言いたいんですか?」

 

「...この格好で地上に出たらすごいナンパされそうっていう話」

 

「あれ?地上出るんですか?」

 

「うん、今までは軍としては弱くて情報を握られたら対処できなかっただろうけど今なら空港と陸軍基地、核融合炉とついでに三人が寝た後に壁立てたからどうにかなると思うんだよね」

 

「え、昨日壁立てたんですか?」

 

「うん、それと全部の転移魔晶石を回収してきたからこの場所に攻め入られる可能性はない。それに野良モンスター発生抑制装置も付けたし、この階層は二七式と八式の量産型が哨戒してるからしばらくは開けておいても大丈夫だと思うんだ。あ、でも万が一のことがあるかもだから三人にはここで待機してもらうよ」

 

量産型の二七式や八式にプログラムを書き込むと、その指示通りに哨戒して見敵必殺《サーチ&デストロイ》してくれるようになった。なので警備も万全である。

 

「じゃ、レッツ地上へ~!」

 

「そんな!待ってくだs...」

 

(ワープ)

 

***

 

「空気がまずい。排気ガスがヤバい」

 

まだ電気自動車が普及してない家庭もあるからぁ...

 

『やめてください!』

 

7m先で一人の女性が4人のめっちゃ軽そうでチャラいやつらに絡まれている。さながらチャラ男A、B、C、Dってところだ。まぁ、助けるかぁ...進行方向だし。

 

「あの、その人嫌がってるぽいのでやめてあげてくれません?」

 

「あ、なんだテメェ?ってうお!すっげぇ美人!」

 

若干ドスを効かせた声でチャラ男Bに答える。

 

「へぇ、美人じゃん!俺たち今からカラオケ行くんだけど、俺らと一緒に行かない?」

 

「行きません。それよりもその子が嫌がってるっぽいので話してあげてくれません?」

 

キッパリと断った。

 

「そんなこと言わずにさ~いいじゃんかー」

 

チャラ男Cが私に触れようとする。

 

「おい、お前何触ろうとしてんだ。殺すぞ」

 

私もドスを効かせて冷たい声で脅しをかける。ふっ、私の体は最早人間ではない!やろうと思えば体中に電流を走らせることが出来るのだ!

 

「はぁ?殺すぅ?君誰に言ってるのかわかってる?C級の鈴木 優男だぜ?君見た感じDかEっしょ。拒否権とかないからね?」

 

「本性表したね、殺ったろうか?」

 

「さっきからごちゃごちゃ何を言ってんだ?ほら、早く来いよ」

 

「るっせぇな。とっとと失せろヤリチン野郎」

 

私はこの手の、社会に何で存在できてるのかわからない輩が大嫌いだ。というか私自身と私の大切なモノに害がある奴が大嫌いだ。だからここでボコボコにしてハンターに復帰できなくする。

 

「は?なんだとこのクソアマ!」

 

「かかってきな!クソゴミ虫!」

 

こいつ本当にハンターか?単調なストレートしかやってこないぞ。

 

「本当にC級なの?お前」

 

グチャッ

 

私は殴り掛かってきたチャラ男Cの右腕を左腕で払いのけて左顔面に()()()をして右フックを放った。

 

ドゴォッ

 

「おっと、やりすぎちゃったかな?」

 

すると左顔面が変形して近くにあったコンクリート塀にぶつかった。

 

「ガハッて、テメェ何者だ...」

 

「お前なんかに名乗る名前はない」

 

私はそう告げてチャラ男Cの顔面を蹴り飛ばした。

 

「で、アンタ達も私と戦う?」

 

「「「いえ!すいませんでしたぁぁ!!!」」」

 

逃げ帰っていった。おお、帰れ帰れ。

 

「あの!ありがとうございました!」

 

「いいよいいよ、貴方みたいな美人さんにお礼言ってもらえたんだから」

 

「か、可愛い...はう///」

 

「?」

 

「あ、それよりも!これ!ちょっとついてきて貰えますか?」

 

ん?何を...名刺?これは、スターライブぅ...

 

「ちょっと待った。なんでスターライブの名刺を?」

 

「えと、私がスターライブの社員だからですね?だからその、ついてきてほしくて」

 

ちょっと待て。ついてきてってどういうことだよ!

 

「ダメですか?」

 

ん~、あの人執念深いなぁ...やっぱり断w...

 

「そうだ!えっと、社長が『横浜第三ダンジョンに取り残された女の子がいる』って言ってたんですけど...」

 

うっそだろお前。なんで情報握られてんの?ってかこれ脅しだよね?100%脅しだよね?私が情報公開されるのいやだってことわかってて言ったよね?

行くしかないかぁ...

 

「わかった...行くよ。うん」

 

はぁ...あの社長執念深すぎるよ。

 

「じゃあ、あれに乗ってください!」

 

ブォォォン

 

「は?リムジン?絶対狙ってたでしょ...」

 

「ほら!早く乗って!」

 

「ああ、連行されちゃった...」

 

***

 

「はろー!桜花ちゃん!結局来ちゃったね?」

 

「...図ったでしょ」

 

「いやー?その話は私の社長室でね?」

 

相沢 凛(あいざわ りん)。それが大手Vtuber企業、スターライブの社長の名前。結構優秀だと言われてはいるけど...個人的にめっちゃ打算的だと思う。あと元気ハツラツ天真爛漫だね。

 

ガチャッ

 

「で、本題だね。まずあなたの正体に私は気づいてる。あ、私以外は知らないしこの部屋にはカメラも盗聴器もないから大丈夫だよ!」

 

「うん。じゃあ本題は?」

 

「そうね...あなたにうちのライブに出てほしいの!」

 

「もしかしてALL STAR LIVEのこと?」

 

「そう!一年に2回、セカンドワールドで行われる、3Dモデルを持ってるVtuber全員が参加する一大ライブ!あ、大丈夫。審査員としてだから歌わなくていいよ」

 

ALL STAR LIVE。それはスターライブが企画する超大規模ライブだ。セカンドワールドという今話題沸騰中のフルダイブVRのソフトで行われるファンも臨場できるライブだ。因みにセカンドワールドは両親が死んでからお金に困った私が作ったものだ。セカンドワールド内では創作者という名のアカウントで活動している。もちろん個人情報は流出しないように気を付けてる。あれハンターとか軍隊の訓練シュミレーターとしても使えるからね。特定されたら国の奴隷になってしまうわい。

 

「審査員として?」

 

「そう、審査員としてね。そうすれば絶対に話題になってライブに来る人数が増えるわ!(あわよくばうちの会社のVtuberとして...!)」

 

「審査員かぁ...ちなみに断ったら?」

 

「☆情報公開☆」

 

やっぱりだよね。完全に弱み握られたわ、受けるしかないかぁ...

 

「モデルはこっちで作ればいい?」

 

「そこまでしてくれるの?さては結構乗り気だなー?このこの~」

 

相沢社長が私の脇腹を左肘で突いてくる。地味に痛いからやめてほしい。

 

「趣味でモデリングしてたから多分できるよ?」

 

「3Dでも?」

 

「主に3Dだったから大丈夫」

 

そもそもイクサバのモデルを流用すればいいし、人間のモデルとかも一応アンドロイドとかワールドメーカーとしてのモデルを作ってたからいけるはず。

 

「じゃあお願いしてみようかしら...因みにちゃんと動かせるよね?」

 

「だから心配しなさんなって。大丈夫だよ」

 

うん。だってセカンドワールドを創る過程でモーションキャプチャもやってたからこっちもいけるはず。我ながら私ってダンジョンマスターじゃなくても結構チートだな?

 

「じゃあ家まで送っていくね」

 

「それ私の住所特定したいだけじゃなくて?」

 

「バレちゃった?まぁいいじゃない、減るものじゃないんだし」

 

「私のメンタルの耐久値が減るんだよなぁ...」

 

うーん。まぁ相沢社長は悪い人ではなさそうだし...大手企業の社長さんだし世渡り上手だと思うし、味方としても損はないかな?

 

「ん、じゃあお願いするね。住所は横浜市青葉区の〇ー〇-〇〇だよ」

 

いやー結構いいところ住んでるんだよね、私。やはり持つべきものは金!...とできれば友達。ワタシ、モウ、トモダチ、イナイ。

 

コツッ コツッ コツッ コツッ

 

「へぇ~結構いいところ住んでるね?」

 

「伊達にハンターやってないからね」

 

「じゃあ私が運転するからこれに乗ってね」

 

ガタッ ブオオオオン

 

相沢社長は黒のSUVの中に私を招き入れると走り出した。結構ごつい車乗ってるんだなぁ。

 

「あ、桜花ちゃんってなんであのダンジョンの深層にいたの?」

 

「まず、同じ高校に通ってた友達とパーティーを組んでダンジョンに潜ってたんだけど...」

 

「うんうん」

 

「そこでなんと!31階層にあった転移魔晶石にうちのパーティーリーダー(役立たず)が触ってパーティー全員96階層送り。そこで私は殿に使われてほかの三人は逃げましたとさ。殺意高し殺意高し」

 

「そんなめでたしめでたしみたいなノリで殺意を高めないでもらって。てかそいつら大分ひどいね?桜花ちゃんみたいな優良物件を殿に使って殺そうとするとは...サイテーだね。死んだほうがいいよ」

 

うん、相沢社長も大分殺意高いね。まあ当たり前なんだけどね。それにしたって...

 

「私が優良物件?」

 

「そりゃそうでしょ!見たところ身長は170cm越えでモデル体型、それでいて銀髪に赤眼で声もいい!こんな優良物件見たことない!うちのVtuberにしたいぐらいだよ!」

 

そ、そんな///私はそんなんじゃ...///

 

「かわいい!...じゃなくてさてはあなた褒められることに耐性がないわね?恥ずかしがり屋さんね?」

 

うるしゃい///だまって...

 

こうして私はとても赤面しながら帰宅した...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うう///ひどい目にあった...」

 

ピロンッ

 

ん?なにこれ。どれどれ...スターライブから???これ創造者としてのアカウントだけど...ALL STAR LIVEへの招待状...ん~。

 

「これでいっか」

 

『答えは既に知っているはずです。』

 

送信っと、これでいいかな。我ながらちょっと粋な計らいだね。




次回は桜花を学校に向かわせてみようと思います。死んだはずの生徒が教室に何食わぬ顔で来る、さぞ衝撃的でしょうね。因み前書きと後書きは深夜テンションで書いております。あと素のふとももっていいですよねぇ...顔を挟まれてみたい。

竹槍万歳!
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