「でっかー…」
受験で来たわいいけどここまでデカいと口に出るよなぁ……予算がそれほど出てると言うべきか
「とりあえず行くか」
右手に握った錠前が鈍く光を反射するのを見つつもポケットに直し門をくぐる
「今日は俺のLIVEへようこそおおお!Hey!!」
筆記試験も終え実技の説明に入るとは言われたが……これはある意味で緊張も解れるなw
まぁ俺含めて他の生徒も今のノリで返事は出来ないけど
〝DJヒーロー プレゼント・マイク〟プロヒーローの活躍する中自分がメインパーソナリティのラジオ番組も持つ人気ヒーローだ、まぁなんでそんな男がここで受験の説明をしているかはまた後ほど
そのまま返事が貰えなくてもめげないプレゼント・マイク、時々ラジオのノリを加えつつ解決を続けていく
しかしロボが3体?手元の冊子には4体って書かれてるけど印刷ミスか? それともなんかの要素か
「質問よろしいでしょうか!こちらの冊子にはロボは4体と書かれています!!ですが今の口頭説明では3体と言われていますもしこれが雄英側のミスであれば深刻な物になります!!」
真面目だねぇ、いやまぁミスはやばいけどそんな深刻とか言うほどか?口頭で説明してんだし
「そしてそこの縮れ毛の君ぃ!!さっきからボソボソうるさいぞ!記念受験のつもりならここから速やかに去りたまえ!!」
「ごっ ごめんなさい…」
はいムカついた、確かにその子ブツブツうるせぇとは思ったけど言い方があるだろ
「んじゃあお前が去れよ うっせぇな」
「なっ! 俺の何処がうるさいと言うのだ!!」
「一から十までうるせぇだろうが、質問するのもいいけどまだ説明中でわざわざ入り込んで質問してるし」
「大体テメェにそんな権限ないのになんでソイツに指示出してんだ? 俺は正しいんだ当たり前の事言ってるんだ!!って言いたいってか?」
「お前のそれはただの自己満足なんだよ!わかったか!!」
俺からボコボコに言われた眼鏡は多少たじろぎながらもひや汗をかくだけで言い返してこない、まぁ言い返せないよな
「Hey Hey元気なリスナーズもその辺にしときな?説明の続きだが4体目は0ポイント、マリオはやった事あるだろ?あれに出てくるドッスン見たいなもん要はおじゃま虫だ」
「質問への返答ありがとうございます…!」
一瞬顔を顰め悔いる?それか悔しいのか分からんがそのままプレゼント・マイクに向き直りお辞儀着席していた
……ちょっといい過ぎたか?いけねぇまたカッとなってやっちまったなぁ…
「さて君達受験者に我が校の校訓を教えよう! かのナポレオンも残したこの言葉Plus・Ultra!!君達に良い受験を」
Plus・Ultraね、いい言葉だ感動……おっとこれはなんか違う気がする
「さて 行きますかね」
とりあえず渡された番号のフィールドにバスで移動っと……ん?校内にバス??
マジで校内にバス走ってたよえっそんな事ある?今どきの学校って校内バス移動が普通なの?*1
「っと 準備だけしとくか」
俺の個性を発動させ左手にドライバー、右手にはポケットから取り出した錠前を握る
左手に持つドライバーを腰に押し当てベルトが巻かれ固定される、そして右手の錠前を開く
〔マツボックリ!!〕
錠前が空くと俺の真上の空からジッパーが出現、音を立て開きその中からマツボックリの形をした鉱物がゆっくりと出てくる
「なんだぁ!?」 「マツボックリ?」
周りの声を無視し錠前を腰のドライバー 〝戦極ドライバー〟に装着しロックする
〔ロックオン!!〕
ドライバーからアップテンポに法螺貝の吹く音が流れ出す、そしてカッティングブレードを叩き錠前が切れるように開く
瞬間、俺の体はアンダースーツに身を包み上空に待機していたマツボックリ型の鉱物が俺の頭に装着ゆっくりと開いていく
〔ソイヤ!!マツボックリアームズ! 一撃!インザシャドウ!!〕
開かれた鉱物は鎧となり俺の身に装着される、そして同時に現れた固有武器影松を右手でしっかり握る
戦極ドライバーの左腰には先程まではなかった無双セイバーが装着される
「姿が変わった!」 「いや特撮ヒーローかよ!!」 「ケロッ…マツボックリが鎧になるのね」
特撮ヒーローではあるな さて後はスタートを待つだけ
【はいSTART】
「不意打ち上等!?」
スピーカーから急に流れたスタートの言葉、咄嗟にダッシュしちまったけどいいんだよな?
【ほらほらどうした! 賽は投げられたんだぜ?走り出したリスナーに続け続け!!】
よし問題は無いみたいだそしてコイツが
「標的発見 破壊!」
「1ポイントって奴ね!」
突撃してくるロボをジャンプで回避し後ろに着地、影松で一突きし胴体から突き刺す
「グガ……ガガギゴ…!?」
影松を引き抜くば力無く項垂れ倒れる、これでまずは1ポイント
「ドンドン行くぜ!」
履帯から音を響かせ3ポイントが姿を現す、その足で結構早いのか
「蜂ノ巣ニシテクレル!」
両腕から放たれる弾丸を影松を回転させ防ぐ、思ったけど口悪いなコイツら
「おらよっと」
影松を3ポイントに投擲、頭を貫き地面に突き刺さる
「今ダ兄弟!」 「袋叩キダ!!」
「そりゃ無理な相談だ!」
これを好機と見た1ポイントが2体来たが腰に装着されている無双セイバーを引き抜き、近くにまで近づいていた1ポイントを切り裂く
「グガッ ppppp」
「お前はこうだ!」
無双セイバーのバレットスライドを引き銃弾を装填、ブライトリガーを引き弾丸がムソウマズルから放たれロボを撃ち抜いていく
「銃ニモナルトハ…不覚」
無双セイバーを納刀し影松を回収する、そこそこロボは倒したけど稼げるならまだポイントを稼ぎたい
「向こうからもドンパチ聞こえるし行ってみるか!」
その後もロボを倒したりピンチの受験生助けたりでそれなりにポイントが溜まってきた
「おらよ!」
今も目の前のロボを影松で突き刺し持ち上げて爆発させる
「ケロッ 助かったわ足軽さん」
「おうよ!気にすんなってケロちゃん!!」
「それじゃあまるで軍曹よ」
「おっ懐かしいけど知ってるか? 面白いよなケロロ!」
この子もその1人今偶然助けたカエルっ子
「私は蛙吹梅雨よ 梅雨ちゃんと呼んで」
「了解 俺は黒柿 影輔だよろしくな梅雨ちゃん」
自己紹介の後握手し周りを確認する、この辺のロボもあらかた壊しちまったらしい
「どうする梅雨ちゃん この辺の奴全滅させたっぽいけど」
「そうね……ケロっ!?」
梅雨ちゃんと相談していると地響きが鳴る、音の方を見れば巨大サイズのロボがビルに手を起き歩いている
「ドッスンってサイズだったのね……」
「おじゃま虫ってのも分かるサイズだな」
「……黒柿ちゃん」
「どうした梅雨ちゃん?」
こっちをじっと見た後梅雨ちゃんが切り出す
「私はあっちの方に行くわ 貴方はどうする?」
梅雨ちゃんの指さした方は今まさに巨大サイズロボが通過してる方だ
「私は逃げ遅れ子が居ないか見に行くわ黒「俺も行くよ」黒柿ちゃん…」
「ここで逃げたらヒーローになれる気しねぇし、任せとけよいじったなったらあんなデカイだけの奴俺がぶっ壊してやるよ!」
「ケロッ…ふふ頼りにしてるわ黒柿ちゃん」
「おう任せとけ!」
2人で今も歩き続ける巨大サイズロボの方に向けて走る
「痛た……」
「ケロッ そこに誰かいるの?」
巨大サイズの近くまでたどり着くとロボが壊したのか瓦礫の近くから声が聞こえる
「あっ! 危ないよまだあのデカイのが!」
「大丈夫よ 今出してあげるわ」
「任しとけ梅雨ちゃん おらよ!!」
そこには服だけが浮いており恐らく透明になる個性なんだろう、瓦礫を持ち上げると梅雨ちゃんがその子を引きづり出す
「OKよ ありがとう黒柿ちゃん」
「おう お前も大丈夫か?」
「2人共ありがとうー!私誰にも気づかれなくて…」
話を聞くとあの巨大サイズが出た時に避難し遅れたやつが居ないか見に来た所自分が崩落に巻き込まれたらしい
「私葉隠透! ほんとにありがとう」
「ケロッ…まだお礼を言われるのは早いかもしれないわ」
気づけば巨大サイズはもうすぐ近くまで来ていた、葉隠背負って逃げてちゃ間に合わねえか
「梅雨ちゃん 葉隠ちょっと隠れてな」
影松を振り回し構え直す、そしてカッティングブレードに手を添える
「黒柿ちゃん…」
「任せとけって…言ったろ?いざって時はあのロボぶっ壊すって」
カッティングブレードを3回叩く
〔ソイヤ!! マツボックリスパーキング!!〕
影松を両手で握りしめる
「ハッ!!」
そのまま両足に力を入れ飛び上がり回転し黒い旋風となり巨大サイズロボに向かって突撃する
「うおおおおおお!影牙旋!」
殴りつけてくるロボの右手を回転した俺がガリガリと音を立て削りつけていく
「よっと…ふぅ」
火花を散らしたロボが左向き倒れ地響きをあげ倒れる
「なっ?なんとかなったろ」
2人の近くに戻り葉隠に肩を貸す、女子やっぱり軽いな…
「凄かったわ…あら」
ブザーが鳴り響く
「終わったか、じゃあ後は救護班に任せるか」
近くにいた救護班、なんかメッッチャばあちゃんだけど大丈夫なのか?
「お疲れ様、ほらハリボーおたべ」
「おっサンキュー うめぇよな」
貰ったハリボーを食い試験を振り返る、最後に0ポイントの相手とかしたがまぁ大丈夫だろ
「んじゃまたな梅雨ちゃん」
「ケロッ そうねまた会いましょう黒柿ちゃん」
保健室に運ばれた葉隠だったな、まぁアイツともまた会えるだろ……あっ
「せっかく友達になったんだから連絡先聞いときゃ良かったな」
過ぎたことは仕方ねぇし帰るか…
この作品の黒影は無双セイバーを装備しています、オリジナル設定ですのでよろしくお願いします。