学校を終え家に帰宅、制服を洗濯機に叩き込み晩飯の用意をする
実家だとこれを母さんがしてくれた事だから一人暮らししてみると改めて偉大さがわかるぜ
冷蔵庫から豚肉と適当な野菜を取り出し、野菜を切り豚肉も一口大に切り片栗粉を満遍なくまぶす
そして油を多めに引いたフライパンに豚肉を入れ揚げていく、揚げ終えたら1度豚肉を取りだし油を少し減らして野菜を炒め火が通ったら豚肉を再度加えて和えていく
「タレはめんどくせぇし市販ので良いよな」
市販で売ってる酢豚の元を開けフライパンに投入に全体に絡みついたらお皿に盛る
「汁物はこれでよしっと」
市販で売ってる春雨スープ、今日は坦々麺風の物にお湯を注ぎ米を茶碗に盛って机に置く
「っし いただきます!」
カリッとした豚肉とシナっとした玉ねぎを口に含み白米をかき込む
「うん!うめぇ!! しっかし初日から除籍とはなぁ」
やっぱり一筋縄じゃ行かねぇよな、流石トップヒーロー続出高なだけあるぜ
待ち時間だったスープ春雨を混ぜて口に含む、最近のレトルトはほんとにうめぇ
晩飯を終えて食器を洗い適当につけたテレビを見る、Mt.レディまたも活躍…と共にビルの破壊
「本末転倒だろ…」
他にも流れるは今日の活躍したヒーローや今世間を騒がせるヒーロー殺しの話題などだ
「ヒーロー殺しね…今日襲われたのはマスター・ドリラーってヒーローか」
幸いヒーローは無事だったみたいだ、インゲニウムとそのサイドキックの羊みたいな人がテレビに映ってる
マスター・ドリラーってヒーローも数日で復帰出来るそうだ
「世の中物騒だな…寝るか」
寝れるかだけ心配だけどな……
「うっ……うぅぅ!!」
黒影に変身した俺の体に植物のツルが絡みついてくる、苦しい…首に巻きついてる訳でもないのにドンドン苦しくなって目元の近くまでツルが巻きついてくる
終いにツルがどんどん閉まっていき……俺は飲みこまれて消える、纏っていたマツボックリアームズとロックシードがカタンっと音を立て静かに落ちる
「うわあああああああああああああああ!!!!」
布団をおしのけ目が覚める、自分の腕を見てちゃんとそこにあるか 俺が存在しているかを確認する
「はぁ……はぁ……」
夢だと分かってるはずなのに…また起きちまった、個性が発現してからだ今の夢を見るようになったのは
まるで黄金の果実争奪戦*1の時の初瀬達のように消えてしまう夢
「4時か……はぁ」
11時頃から寝て4時か、5時間寝れたならまだ良い方か
「寝直す気分じゃねえな…」
なにより……寝たらまた自分が消滅してしまう気がする…それが怖くて仕方ないんだ
結局そのまま寝れずに朝を迎えて今日も雄英に登校する、サクラハリケーンを運転しつつもあの夢を考えてしまう
個性が出てから見始めた夢、母さん達が心配して病院なんかにも連れてってくれたが原因は不明
恐らく個性による何かの変化としか言えないと医者も匙を投げてしまっている
何となく予想だが、これは初瀬の追体験だと俺は思ってる
本編ではヘルヘイムの実を食べ侵食を受け、黄金の果実争奪戦ではまた別の意味でもヘルヘイムの侵食に近いものを受けている
まぁここまで悩まされてきたら半分慣れてきたもんだ、雄英に着きサクラハリケーンを回収して下駄箱に向かう
「よっ えーちゃん」
「せっちゃん おはよう」
せっちゃん事取蔭 切奈、彼女の父と俺の父さんが幼なじみでありその関係故に県は違えど家族ぐるみの付き合いの為昔から交流のある友達だ
「おはよう! 大丈夫?」
「何が?」
「顔色…悪いよ?」
頬に嫌な汗がつたう、誤魔化せてないか
「そんなに?」
「いや何となく…またあの夢?」
彼女も俺の悩みの夢の事は知ってる、家族ぐるみの付き合いで旅行なんかにも行ってたりしたからな
「大丈夫な訳? 何時間くらい寝れたの?」
「5時間位?寝れた方だぜ?」
心配そうなせっちゃんの頭を軽く撫でてお互い教室に向かう
教室につけばみんな妙に浮ついた様子だ
「はよ〜っす」
「おはよう黒柿」
ドア近くにいた耳郎が気づき挨拶を返してくる、話してるのは障子と葉隠か
「なんか皆浮ついてっけどなんかあんのか?」
「うっそー!黒柿君今日はヒーロー基礎学がある日だよ!?」
あー納得 そりゃ皆浮つくか
「オールマイトの授業か そういや今日だったな」
「忘れていたのか?」
腕からひょろっと生えた口から声をかけてくる、お前そうやって喋るんだな
「あはは あんま意識してなかったわ」
「ふむっ そういう考え方の人もいるか」
実際は寝ぼけてるってのもあるんだけどな……
授業も進み午後の部、みんなが楽しみで仕方のない授業が始まる
「わああああああたあああああしがあああああああ!! 普通にドアからきたああああ!!」
普通ってなんだろうなー(白目)そりゃ派手に来たって言うぜオールマイト
「すげぇ!本物のオールマイトだ!」 「シルバーエイジのコスチュームだ…」 「ってか画風違くねぇ!?」
みんなテンション上がってんな…まぁ憧れの人って奴だもんな
「HAHAHA! 私が担当するヒーロー基礎学は主に座学!そして実技をメインにしていくぞ!!」
ヒーロー基礎学の実技か、救助なんかはここてましっかり学ばないとな
「そして本日行うのはコチラ! 戦闘訓練!」
「戦闘…!」 「訓練!」
爆豪が悪い笑顔してるぜ…ありゃ本当に攻撃的なやつだぜ
「そしてこちら!」
オールマイトがリモコンを操作すると黒板がガタンッと音を立て稼働していく
「これは君達に入学前に送ってもらった個性届と要望により作られたコスチュームだ! これに着替え授業を行うぞ!!」
その言葉と共に皆のボルテージは最高潮だ
コスチュームの箱を受け取り更衣室を目指す、ちゃんと要望どうりできてりゃいいけど
白いシャツに黒く描かれたドクロ、黒に差し色の銀のラインの入ったレザージャケット
黒のダメージジーンズにチェーンの着いた黒のバイクブーツ、よしっ注文通りだな!
「なんだ?黒柿のそれほぼ私服じゃね?」
メッシュの入った髪、確か上鳴だったな
「俺は変身するからな! あんま目立つ奴じゃなくていいんだよ」
着替えたしさっさとグランド行かねぇと ないと思うけど除籍とか言われたら面倒だ
「皆かっこいいじゃないか!!」
皆集合するとオールマイトがグルっと皆を見渡し笑顔で叫ぶ
「コスチュームを身に纏うことで君達もわかるはずだ!ヒーローとしてスタートラインに立ったことを!」
いいこと言うじゃねえかオールマイト
「黒柿のコスチュームロックじゃん! ビジュアル系?」
「どっちかと言えば俺の趣味なんだがな それこそ耳郎のはロックバンド系イメージか?」
まあねと笑う耳郎を他所に質問攻めされてるオールマイトが聖徳太子と叫んでいる……なんで聖徳太子?
「チーム分けはこのくじで行う!」
「なっ! 適当なのですか!」
オールマイトの発言にいち早く飯田が反応する、多分個性のバランス等を考えて別れた方が良いとか言いたいんだろうな
「飯田君 多分だけどオールマイトは即席チームを再現したいんじゃないかな? ヒーローはその場でチームを組むことがあるし」
緑谷に言われハッとした表情になり飯田がオールマイトに謝罪する
「早すぎた判断!申し訳ございません!!」
「大丈夫!さぁくじを引いてくれ!!」
でも悪いけど多分オールマイトそこまで考えてないと思うぜ?……多分だけど
俺が引いたくじはE、相方はだれだ?
「ウチだよ」
おっ耳郎かさっきぶりだな!
「ロックコンビだね!」
「まぁそうなのか? 一応俺楽器弾けるしな」
そう言うと耳郎が目を光らせこちらを見てくる…どうしたよ?
対戦相手もくじで決まるが最初はA対D 不穏な気配はしたがその通りに進み緑谷が盛大に大怪我を負ったが勝利という形になった
「買った方がボロボロで負けた方が無傷…」
しかし見れば見るほど緑谷の個性は不思議だ、まるで発現したばかりというより使い方が理解できてないのか?
続いてB対Iチーム…なんだが
「やりすぎだろおおお!」 「さっ 寒ぅ…」 「ビルを丸々凍らせて捕まえるって最強じゃねーか!」
Bチームの轟の個性によりビルを丸々凍結させてしまう、ビルにいたIチームはそのまま行動不能により轟に核を取られ終了
「さーて続いては〜!! Eチーム対Jチーム!!」
おっ出番だな
「Jチームはビル内でスタンバイだ!!」
「んじゃ俺らも行こうか」
「うん 勝つよ!」
切島、瀬呂チームがスタンバイしてる間俺らは外で待機している
「今のうち変身しとくか」
【マツボックリ! ロックオン!!】
右手で解錠したロックシードを左に投げキャッチ、ドライバーにセットし親指でロックする
法螺貝の音色が響きカッティングブレードを操作する
【ソイヤ! マツボックリアームズ!一撃!インザシャドウ!!!】
「それってさデザイン足軽?忍者?」
「どっちもじゃね?」
しかしどう相手が攻めてくるかだよな、切島は分からねぇけど瀬呂はテープだから足止めか?
[それでは両チーム用意ができたので START!!]
「行くか」
「ん その前に」
耳郎の耳のイヤホンジャックが壁に刺さる
「……最上階に1人 そこに続く階段に1人いるね」
おー!そんな事出来んのか!
「すげぇな耳郎!」
「へへっ でもどうしようか確か階段1つしかないよね」
「迂回のしようがないなら突破するしかないだろ? 階段の奴は俺が引きうける」
「じゃあその間にウチが最上階の奴が守ってるだろう核を取るって感じね」
お互い頷き、グータッチしビルの中に突入する
「おらー!!かかって来やがれー!!」
階段に居るのはやはり切島だな、しかし
「普通あんな大声出す?」
「迂回のしようがないからこそだろうな…んじゃ上のやつは任せるぜ耳郎」
階段影から飛び出し切島に影松を振り下ろす
「来たなぁ!」
両手をガチガチに固めた切島が影松を受け止める
「黒柿1人か! タイマンなんて漢らしいぜ!!」
「そうかよ!」
切島の両手を弾き上げ石突の部分で硬化してない横腹を叩きつける
「ぐおっ!?」
そのまま体制を崩した切島を両手で持った影松で階段手すりに押さえつける
「今だ行け!!」
そう言うと物陰から耳郎が飛び出し階段を走り上がる
「任せたよ!」
一度耳郎の方に振り向き頷き返す
「くっそおおお!!」
「うおっと!」
切島が気合を入れて叫び押し返される…っとと階段だから足場が悪いな
「急いで耳郎追わねぇと っあ!?」
階段を上がろうとする切島に向けて影松を振るう
「タイマンがお望みなんだろ? 無視すんなよ!」
更に影松を振り回し上に上がろうとする切島の妨害に入る
「へっ! なら黒柿を倒して行くだけだぜ!!」
よし乗ってきたな
「あの閉所であそこまで長物を振り回せるなんて」
八百万少女の言う通り、広い空間であれ長物を使うのは難しいだが黒柿少年は決して広くない階段にて長物を巧みに使いこなしている
「うおっ!黒柿の奴階段の手すり足場にして切島の上取ったぞ!!」
「そらよ!」
上をとり影松を突き刺すように前に突き出す
「なんのぉ!」
ガキンっ!と音を立て伏せがれる、マジで硬いな
【マツボックリスカッシュ!】
カッティングブレードを一度切り影松を地面に突き刺す
「影撃脚!」
ジャンプし右足を突き出し切島に向かう
「はああああ!! セリャアアアアアアア!!」
右足に松かさ状のエネルギーを纏い切島に放つ
「根性おおおおおおおお!!」
硬化した両手で切島がクロスチョップで抵抗する
「くっ!?」 「うおっ!?」
拮抗したエネルギーの衝撃によりお互いバランスを崩し倒れる
「うおおおおおお!?」
ただ場所が悪く切島がゴロゴロっと音を立て転がり落ちていく
「っう……仕方ねぇまだ使うつもり無かったが!」
【ドングリ! ロックオン!!】
新しい錠前を解錠しベルトに付けられていたマツボックリを外し付け替える
身にまとっていたマツボックリアームズが光の粒子となって消えクラックから新しいアームズが頭上に滞空する
カッティングブレードを切り頭上のアームズが降りてくる
【ドングリアームズ! Never give up!!】
ドングリアームズが装着されアームズが鎧となり開き新しいウェポン、ドンカチが生成される
「さぁ 第二ラウンドの始まりだぜ!」
影撃脚
どのアームズでも使える共通技、ライダーキック枠