所でいつになったら塗装に進めるんですか
翌日、早速リムルのテントへ向かう。
「おはようリムル。体は大丈夫?」
「おうボルド、おはよう。体は何とも無いぞ。」
「良かった。それじゃあこれからベニマル達に町を案内するんだけど、来れるよね?」
リムルの体調に問題は無いそうなので町案内に誘うが、何か思い出せないかの様な顔をしている。
「あーボルド、ベニマルってのは確か・・・」
なるほど、覚えていないのか。
「忘れたの?ベニマルってのはオーガの若の赤髪君に君が付けた名前だろ?」
「あ、そう言えばそうだったな。悪い悪い、起きたばっかで思い出せなかったんだ。」
取り敢えず、リムルの気絶前後の記憶を呼び起こし、今日は町案内をすると言う旨を伝えた。
「なるほど。って言ってもうちに案内するような場所なんてあるか?」
「そこはまあ・・・とにかく、これを通して少しでもお互いの距離を縮めるんだよ。」
「まあそうだな。よし、取り敢えずベニマル達を呼ぶか!」
数分後、ベニマル達はやって来た。
「おはようございます、リムル様、ボルド様。」
「お、お前ら、ベニマル達か・・・?」
「皆、一段と素敵な顔になったね・・・魔素も凄い・・・」
なんとベニマル達の顔は、元々普通に整っていた顔が、進化によってもう1~2ランク上の物になっていたのだ。
ベニマルは正統派イケメン、シュナはかわいい系美少女、ソウエイはダウナー系イケメン、シオンはシゴデキ美女、ハクロウはより洗練された武士に、クロベエは近所の優しいおじさん、と言ったイメージだ。
クロベエの変化が弱いような気がするがそれは間違いである。他5名の変化がおかしいのである。
その上魔素量も格段に上がっている。
これほどまで成長するとは、名づけの影響もそうだが、ベニマル達の成長性も凄まじい物の様だ。
「ありがとうございます。これも全て、リムル様に名を授けて頂いたおかげです。リムル様、ボルド様、改めて我らの忠誠をお受け取り下さい!」
そう言ってベニマル達は僕たちの前に跪いた。
「もちろんだ。改めてよろしく頼むぞ!」
「うん、これからよろしく。」
こうして、僕達はベニマル達と言う強力な仲間を手に入れたのだ。
「取り敢えず、これから町を案内しようと思うんだが。」
「分かりました。では行きましょうか。」
こうして、僕たちの町の案内が始まった。
「ここが衣服を作る作業場だね。」
「て言うか、お前らの恰好、進化のせいでサイズが合ってないな。そういえば、お前らの中に衣服が作れる奴っているのか?」
「それなら私にお任せください。私、織物は得意なのです!」
どうやらオーガの里では
この話を聞いたリムルは、即刻ゴブリン達に繭の回収を依頼していた。
「よし、それじゃあシュナには織物を任せる。」
「はい!お任せください、リムル様!」
頼られたのが嬉しかったのか、シュナは勢い良く返事をしてくれた。
「では、仕事のできたシュナ様に代わり、リムル様のお世話は私が行わせていただきます。」
そう言ってシオンはリムルを自分の方へと引き寄せた。
心なしか、シュナとシオンの間にはパチパチとした空気が出来ているように見える。
「うふふ、ご心配なく。リムル様のお世話は私がしますので」
「いえシュナ様、それには及びません。リムル様は私が、責任を持ってキッチリお世話します!」
どうやらリムルはモテているらしい。
やはりあのスライムボディや可愛らしい人間体が人気なのだろうか?
僕はどちらかと言えばイケメン寄りの顔なので、親しみやすさ的な所でリムルには負けているのだろう。
「リムル様!ボルド様!お二人は私とシオン、どちらがリムル様のお傍に仕えた方が良いと思われますか!?」
うわっこっちに飛び火した!
そうだな。ここは無難に・・・
「リムル、君はどう思う?」
「そ、そうだな。シュナは仕事が大変だろうし、手が空いた時にでも頼むよ。」
「分かりました!」
ひとまず、リムルのお世話係の話は纏まったのだった。
一体何故お世話をするのかは永遠の謎である。
「ここが鍛冶場だな。防具や武器、道具だったりを作ってる。」
ジーーーーーッ
「あれ、もしかしてクロベエ、鍛冶に興味あるの?」
「実は、オラは里では刀鍛冶だっただ。だから、少し気になったんだべ。」
どうやらクロベエは里で刀鍛冶をしており、刀のみならずほかの武器や鎧を作ることもあったそうだ。
「そっか、それならクロベエにはこれから、カイジン達といっしょに仕事してもらおうかな。」
「んだ、分かっただ!」
「俺は名はカイジンだ。よろしくな、クロベエ!」
「よろしくだべ!」
こうしてクロベエはカイジン達と鍛冶場で働く運びとなった。
せっかくだし、タイミングを見てクロベエにはオーガの里の技術だとかを教えてもらおうと思う。
「ここは修練場だね。」
どうやら今はゴブタ達が訓練をしている様である。
「お、ゴブタ達結構頑張ってんなー!」
「ホッホッホ、あやつ、筋が良いのう。」
ふと、ハクロウがゴブタを見てそう呟く。
「リムル様、ボルド様、儂にあやつ等を任せてくれませぬか?」
「良いぞ、ハクロウにはゴブタ達の訓練を任せる。」
「ありがとうございます。」
こうしてハクロウはゴブタ達の訓練役となった。
「そういえば、ハクロウってどれくらい強いんだい?」
「ハクロウは、剣術なら里では最強でした。我が父よりも強く、俺やソウエイやシオン達もハクロウに訓練してもらっていました。」
どうやらハクロウはオーガの里でも上澄みであったようだ。戦っている途中に見えた剣技にも頷ける。
「なんでも、昔オーガの里にやって来た若武者の血筋なのだそうです。」
「左様。我が祖父こそ、荒木白夜という剣豪ですのじゃ!」
なんとハクロウは日本人との混血のようだ。
こちらも前世ではアメリカ人と日本人とのクォーターだったので、少し親近感を感じる。
「そっか、だから刀を使っていたのか。じゃあハクロウも侍なんだな。」
次の瞬間、進化によって成長したハクロウの魔素が更に増加した。見た目も更に若返っている。
恐らく『侍』と言うハッキリとした役割を与えたからなのだろう。そういえばリグルドを「ゴブリンロード」にした時も他のゴブリンより強くなっていた気がする。
「よし、お前は今日から『侍』だ。忠義に生きる者として、しっかりベニマルの下に励んでくれ!」
しかしこれに意を唱える者がいた。
「待ってくれ、俺もそのサムライとやらにして欲しい。」
どうやらベニマルも侍にして欲しいようだ。
しかし良いのだろうか、今更ながらベニマルはオーガ達の長の様な存在だろうに。
「それはいいが、お前里長にはならないのか?」
「今更ですね。俺はあなた方の下についた。我等の忠誠をあなた方に捧げたのだ。俺をあなた方に忠義を捧げる『侍』と認めて欲しい!」
「私も、お願い致します!」
どうやらベニマルもシオンも『侍』にして欲しいらしい。
これに対してリムルが出した答えは・・・
「分かった、お前達は今日から『侍』だ!俺達の為に忠義に励め!」
「「ははっ!!生涯をかけて誓います!!!」」
誓った!さすがベニマル、僕達への一生の忠誠を誓ってのけるッ。そこにシビれる!憧れるゥ!
流れに乗ったリムルは、クロベエに『鍛冶師』、シュナに『巫女』の職業を任命した。
そしてソウエイはと言うと・・・
「ソウエイ、君は何が得意なんだい?」
「そうですね、偵察などでしょうか。それに関する能力を持っていますし、何より自信があります。」
「そうか、ならお前は『忍者』だ!俺達を支える為に闇に忍んでくれ!」
「ははっ!お任せください!」
こうして、ベニマル達は新たに職業を手に入れ、町案内も恙なく進行していった。
「案内する場所は今のところこれくらいだ。どうだった?俺たちの町は。」
「発展していて、住みやすそうな所です。住人も皆幸せそうだった。」
随分と嬉しいことを言ってくれる。
しかし重要なのはそこではない。
「そうか。お前たちは気に入ってくれたか?」
「ええ、もちろんです。」
「そうか、なら良い。」
心なしか質問をしたリムルの顔は、いつもより嬉しそうな笑顔だった。
こうして町案内は終了した。
これからはやる事が多くなっていきそうである。
オークの対応、場合によっては迎撃、それに関する準備。
しっかりと気合を入れていこう。
ステータス
ボルド・テンペスト(前橋 英作)
種族:
搭乗機体:ザクⅡ S型
所持スキル
ユニークスキル「製作者」 ユニークスキル「蓄熱者」
効果:制作補助 効果:放熱変換
スキル獲得補助 吸熱変換
解析鑑定 魔素変換
熱操作
ユニークスキル「高速者」 ユニークスキル「既知者」
効果:身体能力三倍化 効果:演算解析
攻撃予測 魔力感知
超速再生 告知
ユニークスキル「改造者」 ユニークスキル「潜行者」
効果:合成 効果:影潜行
分解 影収納
固有スキル「魔力生成」
効果:魔素生成
アーツ:隠密
そろそろ塗装。ですかね?
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