転生したらハロだった件   作:デンドロビューム

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今回は英作のスキルについて&夢です。
楽しんでもらえると嬉しいです。


実験と決意

これは夢だ。何度目かわからないいつもの夢。

青空の下僕は只ひたすら走っていた。足の回転数(ピッチ)はどんどん早くなり、加速を始める。

全身に風を受けつつ加速し続け、重力にあらがって大地を離れる。

離陸した後も加速は止まらない。まるで背中に翼かバーニアでも付いているような感覚で、文字通り今ならどこでも行けそうな万能感が体を埋め尽くす。

遂に加速が限界になり、周りの物が銃弾のような速さで後ろへと流れ始める。

空気抵抗も僕を押さえ込み始めるのは、まるで「これ以上はダメだ」と言い聞かせているようにも感じた。

それでも高速飛行は続いた。まるで「もっと速く」と急かすように。

 


 

目が覚めた。

未だに全身に空気抵抗の様なものを感じる。

久しぶりに見たこの夢は、この世界で感じた不安やストレスを一緒くたに吹き飛ばして、心を癒してくれた。

僕は夢の余韻に浸りつつも、スキルと、使用後の眠気について考える。

(あの瞼を引きずり下ろす様な眠気はなんだ?体内魔素とかいうやつを消費したって謎の声が言ってたけどそれが原因か?)

(だとすると魔素を消費するのはヤバいな。確か80%を消費してスキルを取得したはずだから、魔素を使うときは60%までにするか)

眠気に関する思考がひと段落して、もう一つの事を考える。

(そしてスキル。「採掘」ってスキルを獲得したけど、元々僕が持ってるスキルがあるのかは不明だ。)

(とりあえず実験してみよう。)

そう考えるや否や、僕は外に向かう。

(ひとまず実験対象は壁の水晶だ)

外に出た僕は壁の水晶に手で触れ、スキルが発動するようにとにかく念じまくった。

(スキル出ろ!発動せよ!発射!)

僕は時間を忘れて実験をし続けた。

 

実験開始から体感3時間経過した頃、ある言葉をきっかけに、突如として自らのスキルを知る事になる。

「説明書オープン!」

半ばあきらめの混じったこの言葉がきっかけとなり、またもや謎の声の返事が聞こえた

《確認しました、ユニークスキル「製作者」の基礎情報を体内魔素の20%を消費し獲得…成功しました。》

(なんだこれ!?情報が一気に頭の中に入ってくる!?)

想像をたやすく超えて来るほどの痛みが頭の中を襲う。

まるで鋭い何かが頭を貫いてゆくのを感じるが、次の瞬間その感覚は止むとともにスキルの情報が頭の中で展開される。

(ユニークスキル「製作者」?なるほど、製作補助、スキル獲得補助、そして解析鑑定の3つができるのか…いいスキルを手に入れたようだ。)

(それに今回は魔素を消費してもそこまで辛くはない。やはり大量の消費がまずいのか…)

思考が落ち着いたところで次の作業に移ってゆく。

 


 

突然だがみんなのガンダムのお気に入りの機体はなんだろうか。

ガンダムなどの主役機?それともザクやジムなどの量産機?はたまたゲルググなどのエース機だとか?

そんな質問をしている僕の答えはずばり、「ザクⅡ」である。

僕がなぜザクを選ぶのかと聞かれれば答えは一つしかない。

ロマンとカッコよさを持ち合わせているからである。

みんなも一度ぐらいは考えたんじゃないだろうか。

かの「赤い彗星」や「真紅の稲妻」が乗るカッコいい赤い機体に一度でいいから乗ってみたいと。

そして、できる事なら自らがザクを駆ってエースになりたいと。

もちろんそんなことは非現実的だし、人に伝えれば馬鹿にされるか憐みの目で見られるかのどっちかだろう。

だが、今のこの世界の僕ならそれができる。

スキル「製作者」ならおそらく制作補助によってザクⅡの製造も楽にできるだろう。

鉄などの地下資源ならスキル「採掘」によって集めることが可能だと解析鑑定により分かった。

つまり何が言いたいのか、僕がこの世界で何をしたいのか率直に言うと、

 

僕は「ザクⅡ」を造る




ステータス

前橋 英作

種族:ハロ?

所持スキル

ユニークスキル「製作者」
効果:製作補助
   スキル獲得補助
   解析鑑定

エクストラスキル「採掘」
効果:物体粉砕
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