転生したらハロだった件   作:デンドロビューム

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タイトルがルシフェル。
筆が乗らないな~
誰か高評価してくれないかな~(チラチラ)


鼻☆塩☆塩

リムルが今後の方針を決めるという事で、集まったのは以下13名。

ホブゴブリンのリグルドとリグル。ルグルド、レグルド、ログルド、リリナ。

ドワーフのカイジン。

鬼人のベニマル、シュナ、ハクロウ、シオン、ソウエイ、クロベエ。

そして、リムルと僕。

 

「20万のオーク、その本隊が大河に沿って北上している。そして、本隊と別働隊の動きから予想できる合流地点は、ここより東の湿地帯。」

 

偵察をしていたソウエイが報告をする。

聞く限り、オーク達は湿地帯にある何かを求めて行動している考えられる。

 

「つまり、蜥蜴人族(リザードマン)と言う事ですな?」

「うむ。」

 

どうやら湿地帯は蜥蜴人族(リザードマン)達の土地らしい。

蜥蜴人族(リザードマン)はガビルの態度からして、強さはオーガや牙狼族には劣りそうだが十分に強い魔物なのだろう。

そんな奴らにもしオークの大群が用があるなら、配下にするか戦うかのどちらかではないだろうか?

 

「……オークはそもそもあまり知能の高い魔物じゃねぇ。この進行に本能以外の目的があるって言うなら、何かしらバックの存在を疑うべきだろうな。」

「バックの存在だべか?」

 

確かに。オークが賢くない魔物なら、カイジンの言うように上からの指示に従っている可能性が高い。

じゃあその指示を出している上は……もしや魔王か?

 

「例えば魔王とかか?。」

 

同じ様な結論に至ったらしいリムルは話を続ける。

 

「お前達の村に来たとか言うゲルミュッドとか言う魔族が絡んでるんだとしたら。」

 

リムルの言葉に室内がシンとする。

 

「ま、今のところなんの根拠もないが。」

 

確かに根拠は無い。しかし対策しなくても良い理由にはならない。

会議が終わったらザクの改修と武器の製作を早く進めた方が良いだろう。

 

「……魔王が絡んでいるかどうかは分からん。だが――」

 

どうやらベニマルには何か心当たりのある存在がいるらしい。

 

「だが?」

「オークロードが出現した可能性は、強まったと思う。」

 

オークロード。

確か何百年かに一度現れて来る、特殊なユニークスキルを持った個体と聞いている。

ユニークスキル持ち、それも”特殊な“と言うからには、今まで洞窟で出会った様なやつとは別物と考えて良いだろう。

 

「20万もの軍勢を、普通のオークが統率できるとは思いませんから。」

 

20万の軍勢を統率できる、特殊なユニークスキルを持った相手。正直死ぬほど厄介そうだ。

 

「居ないと楽観視するよりは、警戒するべきだと思います。」

「そうだな。」

 

取り敢えず、迎撃にはゴブリン達の武器も必要だろう。どの様な武器が使いやすいか考えておこう。

 

「――ッ!」

 

突然何かを感じ取ったのか、ソウエイが反応を出す。

 

「どうした?」

「偵察中の分身に接触してきた者がいます。」

「接触?」

「リムル様とボルド様に取り次いでもらいたいとの事。いかがいたしましょう?」

 

どうやら僕らに用があるヤツが接触してきたらしい。

せっかくだし取り次いでもらいたいが、いったい誰だろう。

 

「誰だ?ガビルでもうお腹いっぱいだし、変な奴だったら会いたくないんだけど……」

「変、ではありませんが……大変珍しい相手でして……その、ドライアドなんです。」

「ドライアド!?」

 

リムルが「やった!」と言わんばかりのオーラを出しながら声を上げる。

ドライアドってまさか、あの木の精霊的な女性型の魔物か?

 

「ドライアド様が最後に姿を見せたのは……数十年前以上ではなかったか!?」

「か、構わん!お呼びして。」

「はっ。」

 

リムルがそう言うと、机の上から光と共にツタ植物が生えてきた。

 

突然の出来事にほとんどが驚き、クロベエとハクロウ以外のオーガは身構える。

 

ツタ植物は急速に伸びてゆき、やがて人が入れるくらいの大きさの蝶の蛹の様になった。

そして遂には蛹を突き破り、中から緑色の髪の女性が姿を現した。

 

「『魔物を統べる者』と『魔物に齎す者』、およびその従者たる皆様、突然の訪問をすいません。」

 

どこか清廉な声が部屋に響く。

 

「私は、ドライアドのトレイニーと申します。どうぞお見知りおきください。」

「俺はリムル・テンペストです!でこっちが――」

「初めまして、僕はボルド・テンペストです。どうぞよろしくお願いします。」

 

トレイニーさんの自己紹介に倣いこちらも軽く自己紹介する。

心なしかリムルの自己紹介には、綺麗なお姉さん(ドライアド)を見ることができた喜びが混じってる気がする。

 

「えっとそれで、トレイニーさん。一体どんなご用件で?」

「本日はお願いがあってお伺いしました。」

「「お願い?」」

 

お願い?この時期だとオークの大軍についての事だろうか?

 

「リムル・テンペスト『魔物を統べる者』、ボルド・テンペスト『魔物に齎す者』。貴方達に――

 

――オークロードの討伐を依頼したのです。」

 

どうやら予想通りの要件の様だ。

 

「オークロードの討伐……えっと、俺達が、ですか?」

「ええ、そうです。」

 

しかし、そんなトレイニーさんの依頼に快く思わない者がいる。

 

「いきなり現れて随分と身勝手な物言いじゃ無いか。ドライアドのトレイニー殿……」

 

リムルへ要件の概要を伝え、床へ降り立ったトレイニーさんにベニマルが食ってかかる。

やはりベニマルは仇であるオークの親玉を僕らに奪われるのが堪らないのだろう。

 

「なぜこの町へ来た。ゴブリンよりも強い種族は居るだろう。」

「そうですわね、オーガの里が健在ならそちらに出向いていたでしょう。まあそうであったとしても、お二人の存在を無視する事は出来ないのですけど。」

 

どうやらトレイニーさんの用はオークロードの討伐以外にも何か素振りを見せつつ、話を続ける。

 

「我々の集落がオークロードに狙われれば、ドライアドだけでは抵抗できません。ですからこうして、強き者に助力を願いに来たのです。」

「オークロードがいる事自体、俺らの中では仮説だったんだけど……」

「でも、彼女は居ると言っているよ?」

 

おそらくオークロードが居ると言うのは本当だろう。

 

「ええ、居ますよ、オークロード。ドライアドはこの森で起きた事ならば、大抵把握していますの。」

 

トレイニーさんはそう言うと、いい音をポテチを食べる。

どうやらオークロードの存在は確定情報と考えて良いらしい。

 

「ドライアド様がお認めに……!」

「なら、本当に……」

 

場が驚きと沈黙に溢れる。

リムルは少し悩む様子を見せて、俺に念話を繋げてくる。

 

(ボルド、どう思う?)

(僕にはなんとも。ただ、もう少し待って貰うのも手なんじゃ無いのかな?)

(そうだな……)

 

「返事は少し待ってくれ。鬼人達の援護はするが、率先して藪をつつく積もりは無いんだ。情報を整理してから答えさせてくれ。」

 

リムルがそう言うと、トレイニーさんは肯定的な様子の笑みを浮かべた。

 

こうして、再び会議は再開された。

トレイニーさんを加えて。

 

「会議を続けるぞー。オーク達の目的について、何か意見のある者はいるかー?」

「……思い当たる事が、一つあります。」

 

リムルの呼び掛けにシュナが声を上げる。

 

「ソウエイ、私達の里、調査してきましたか?」

「……はい。」

 

シュナの言葉に、ソウエイが重々しく答える。

 

「その様子では、無かったのですね……」

「はい。同胞のものも、オークのものも、唯の一つも……」

「何が?」

 

リムルが疑問を口にする。

オーガとオークどちらのものも無かった?――まさか。

 

「死体です。」

「えっ!」

 

リムルが驚きの声を出す。

思えばオーク達はなぜ20万の大軍でありながら、なぜ大規模な進行をこうも続けられたのか。

その答えは簡単だった。

 

「20万もの大軍が食えるだけの食糧を、どうやって賄っているのか疑問だったが……」

「それってまさか……」

 

どうやらリムルも気づいたらしい。

ここで、トレイニーさんから情報が開示される。

 

「ユニークスキル『飢餓者(ウエルモノ)』。世に混乱をもたらす災厄の魔物、オークロードが生まれながらに保有しているスキルで、オークロードの支配下にある全ての魔物に影響を及ぼし、蝗の様に周囲の物を食べ尽くす。食らった相手の力や能力までも取り込み、自分の糧とするのですが――」

 

どうやらオークの兵糧問題は死体を食べることにより解決していたようだ。

しかも食べた相手を力や能力を取り込むとは、まるで――

 

「リムル様の「捕食者」と似ていますわね。」

 

なるほど、だからこそトレイニーさんはリムルの事を無視できないと考えたのか。

 

「「飢餓者」の代償は満たされる事の無い飢餓感。オーク達は果てしない飢えを満たし、力を得る為だけに進むのです……ただそれだけが、彼らの王の望み故に……」

 

なるほど。

つまりオークの目的は腹を満たし強くなり続ける事であり、その性質上放置を続ければ無制限に強くなり続けると言う訳か。

そうなると早期の対応が必要ではないだろうか。

 

「さて、となるとだな、うちも安全とは言い難いな。テンペストウルフに鬼人、ホブゴブリンにゴーレム。味は兎も角、オーク達の欲しがりそうな力を持った餌だらけだ!」

「一番奴らの食いつきそうな餌を忘れていませんか?」

 

そうだ、このチートスライムも強力な餌候補だ。

 

「いるでしょ?最強のスライムが。」

「どこに?」

 

どうやらリムルは本気で分かっていない様だった。

 

「それに、オークロード誕生の切っ掛けとして魔人の存在を確認しています。貴方様方は放っておけない相手かと思いますけれど。」

「魔人……か。」

「いずれかの魔王の手の者ですからね。」

 

つまり今回のオークロードの上には魔人がおり、その上には魔王が君臨している。

ならばその魔王を足掛かりにレオン・クロムウェルに辿り着く事ができるかも知れない。

 

「リムル・テンペスト様、ボルド・テンペスト様、改めてオークロードの討伐を依頼します。暴風龍ヴェルドラの加護を受け、牙狼族を降し、鬼人を庇護する貴方様方ならオークロードに後れを取る事は無いでしょう。」

 

(リムル、この依頼受けた方が良いんじゃないかな?相手は時間さえあれば食って強くなって行く。なら後手に回った方が不味い。)

(確かにそうだが……20万だぞ?)

(それはそうだけれど――「当然です!!リムル様とボルド様ならばオークロードなど敵ではありません!!」

 

悩む様子を見せている僕とリムルを気にも留めず、シオンが力強く返事をする。

 

「やはりそうですよね!」

「ええ!」

 

どうやらトレイニーさんは納得してくれたみたいだ。

リムルが(嘘―!?シオン勝手に!?)と言う顔をしているが、一度吐いた唾を飲み込む事はできない。

 

(決まったね。)

(仕方ないな。)

 

「分かった、オークロードの件は俺達が引き受ける。皆もそのつもりでいてくれ!」

 

リムルのその言葉に皆のやる気に満ちた返事が返ってくる。

 

「はい、もちろんです!」

「どうせ最初からそのつもりだ!」

「俺達ぁ旦那らを信じて着いて行くだけさ。」

「その通りですぞ!我らの力を見せつけてやりましょう!!」

 

「「「おー!!!!」」」

 

こうして、会議の方針はオークロードとの戦いへと向かう事となった。




ステータス

ボルド・テンペスト(前橋 英作)
種族:人型炉心(ゴーレムリアクター)
搭乗機体:ザクⅡ S型
称号:「魔物に齎す者」
所持スキル
ユニークスキル「製作者」 ユニークスキル「蓄熱者」
効果:制作補助      効果:放熱変換
   スキル獲得補助      吸熱変換
   解析鑑定         魔素変換
                熱操作

ユニークスキル「高速者」 ユニークスキル「既知者」
効果:身体能力三倍化   効果:演算解析
   攻撃予測         魔力感知
   超速再生         告知

ユニークスキル「改造者」 ユニークスキル「潜行者」
効果:合成        効果:影潜行
   分解           影収納

固有スキル「魔力生成」
効果:魔素生成

アーツ:隠密

更新してない間は「餓死寸前ジェネリック精神崩壊カミーユ」の小説を書こうとしていました。
何でですかね(困惑)

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