転生したらハロだった件   作:デンドロビューム

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今回新スキルと武器の獲得です。
ちなみに主人公のザクは塗料が無いため金属色で、ブレードアンテナがついています。


食事と予定

やはりザクは強い。

達成感に浸りつつアーマーサウルスから装甲を引きはがして行く。

「南無阿弥陀仏」

一応、自分が殺した相手ではあるので念仏を唱えておく。

何故こんな事をしているかと言えば、命を無駄にしない為である。ただ殺して放っておくのは少し罪悪感を感じるし、殺された側もかわいそうである。

それに先ほど倒したアーマーサウルスは、解析鑑定によればかなりの年月を生きた強者だという。

そんな強者の装甲で武装を造れば強いこと間違いなしだろう。

それに今の僕でも食事を摂る事ができるようだし、どんな味なのか気になる。食事はやはり人間の楽しみの一つだろう。

今も俺の心は人間なのだから、何か食べたりして楽しまないと娯楽の少ない洞窟の中では心が死んでしまいそうだ。

とりあえずアーマーサウルスの装甲は全て外した。ザクという大きな体を手に入れたことにより作業がしやすい。

アーマーサウルス。名前からしても見た目からしてもトカゲだし、やはり雑菌類の心配もある。しっかり熱を通して調理しよう。

魔素を熱変換してアーマーサウルスを焼く。

しばらくすると美味しそうな匂いが漂ってくると共に、毎度おなじみの謎の声が聞こえる。

《エクストラスキル「放熱」を獲得しました。》

(待ってました!これで新しく試せることが増える!)

心の中で歓喜の声を上げつつ、肉を焦がさないように慎重に加減を調節していく。

ようやく焼きあがったようなので、すぐさまコックピットから飛び出る。

(さて、トカゲはどんな味がするのだろうか…)

「いただきまーす!」

トカゲにかぶりつくと、そこには天国があった。

何日も食事と呼ばれる行為をしていないという影響もあるだろう。

だが、それを差し引いてもトカゲの肉汁、味、食感は、前世を含めた全ての食事の中でも最上級の美味さだった。

生きていて良かったと言うのはこういうことだろう。

あえて言おう美味であると。

 


 

食事も終わったところで、今後の事について考えようと思う。

まず、第一に武装の製作。素手だけじゃやっていけるか分からないし、武器はあった方が便利だ。

次に「放熱」を使った実験。これからは安全な時間が少なくなるだろうし、ここには滅多に魔物がいない。

今言ったことを終えてから、僕は外を目指す。こんな洞窟の中じゃあ使える資源も限られてくる。

ザクⅡを造り終えたからと言って、後々MSの製造をしないわけでもない。この今乗っているこのザクⅡも改修を繰り返していくつもりだ。

だからこそ使える資源は多ければ多いほどいい。

それに長い間人と話していないせいかなんだか寂しいのだ。

ともかく方針は決まった。早速作業開始だ。

 


 

「放熱」を使って真っ赤に染まった魔鉱石の棒で、アーマーサウルスの装甲を片側の反った、大きな斧のような形に切り取る。

それを「製作者」に助けてもらって作った砥石で丁寧に研ぎ、刃物と言える切れ味のある状態にする。

出来た刃を先ほど使った魔鉱石の棒と刃の部分を溶接する。

(さすがアーマーサウルスの装甲だ。刃からまるで重みを感じない。)

完成した自らの武器、ヒートホークに感嘆の思いを向けつつ、ザクから出て穴の中へと向かう。

(成功するかは分からんが試すのみ!)

自らの実験の結果に不安を感じつつ、「製作者」の製作補助を発動する。

(「放熱」を材料に一段階上のスキルを製作する!)

目的を念じた僕の頭に情報がインストールされる。

(体内魔素の消費は80%、おそらく大丈夫だ。眠りはするだろうが死ぬなんてことはないだろう。)

決意を固め早速スキルの製作を開始する。

30秒程経った頃、僕の頭に静寂を引き裂いて声が届く。

《確認しました。ユニークスキル『放熱者(モエルモノ)』を製作・・・成功しました》

僕の実験の成功を知らせる声が聞こえるとともに、僕の心は深い夢の中へと消えていった。




ステータス

前橋 英作

種族:ゴーレムコア

所持スキル

ユニークスキル「制作者」
効果:制作補助
   スキル獲得補助
   解析鑑定

ユニークスキル「放熱者」
効果:不明

エクストラスキル「採掘」
効果:物体粉砕

主人公の大きさは頭より大きいくらい、ザクは普通の人の1.5倍ぐらいです。
主人公以外にハロっぽい種族もそう呼ばれる種族も今のところいません。
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