デート・ア・ライブ IFの精霊達   作:七蜘蛛

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黒部ナノカに転生した転生者がマーゴと共に暗躍(?)する話です。そして今回は読者からいただいたキャラも一瞬ですが登場予定です。


『識別名:スナイパー』黒部ナノカ(魔法少女ノ魔女裁判)

 

天宮市来禅高校・ライブ会場近くの廊下

 

マーゴ「フフフ...♪予め用意して貰った偽物の招待状が役に立ったわ♡」

 

カゲマル『あまりこの様な手段はよくないでござるが...。』

 

マーゴ「さて、ナノカちゃんは...。」

 

「ここよ、宝生マーゴ。」ヌルッ

 

曲がり角からヌルリと銃を装備した黒い少女「黒部ナノカ」が現れる。

 

カゲマル『で、出たでござるゥゥゥゥゥゥッ!!?』

 

ナノカ「静かにして、カゲマル。」

 

カゲマル『ってナノカ殿でござったか...!』

 

ナノカ「前に連絡した通り、ディーヴァはこの会場に現れるわ。」

 

マーゴ「そうなのね。」

 

『ねぇ〜、そろそろ出ていい?ってカンジ〜。』

 

するとナノカは右腕の袖を捲るとその腕には紫の紋章が描かれており、それが光るとそこから紫の機械が飛び出し、変形していき、鷲の様な機械の腕となる。

 

マーゴ「あら「サイト」ちゃん♡」

 

サイト『てかさっき会場見たけど人多過ぎてマジアガるってカンジ〜!』

 

カゲマル『サイト殿!油断は禁物でござるよ!常に警戒をせねば!』

 

サイト『あ?何?武士かよ?』

 

カゲマル『拙者は忍でござるッ!』

 

サイト『にしてもタケル、アンタホント忍者ごっこ好きなんだ〜!ウケる〜!』

 

カゲマル『カゲマルでござるッ!それに拙者は真の忍でござる!』

 

サイト『そういうところマジ変わってなくてウケる〜!可愛い〜!アタシ、アンタのそういうとこ好きー。』

 

カゲマル『拙者は真の忍ぃ...!』

 

ナノカ「サイト、話は後、仕事があるわ。」

 

マーゴ「そうね、取り敢えず会場に行きましょう♡」

 


 

ライブ会場

 

ワァァァァァァァァァァァァ...!

 

ナノカ「凄い人気ね。」

 

マーゴ「それだけ有名なのよ♡それでナノカちゃん。本当にこのライブで彼女(・・)が現れるのかしら?」

 

ナノカは片手で右目を覆う。

 

ナノカ「今の私は対象に触れずとも(・・・・・・・・)【幻視】が使える。そして【幻視】で見た未来では間違いなく彼女は来るわ。」

 

マーゴ「未来まで分かるってナノカちゃんは欲張りね〜♡」

 

ナノカ「なっ!?変な言い方しないでッ!!」

 

マーゴ「ウフフ...♪冗談よ♡」

 

マーゴとナノカがじゃれあってるといよいよライブが始まるのか出演者達が次々と出てくる。その中にはマーゴ達の会話にもあった「ディーヴァ」こと「誘宵美九」の姿もあった。

 


 

そしてライブが始まり、観客が盛り上がっている。のだが...

 

サイト『う〜ん...?』

 

ナノカ「どうしたの?サイト。」

 

ステージに立っている出演者を見ながらサイトが頭(手)を傾げる。

 

サイト『ん〜とねぇ、あの「五河士織」...だっけ?アイツじゃね?』

 

マーゴ・ナノカ・カゲマル「「『...え?』」」

 

サイト『何て言うか〜?線?僅かな体型?後、首にボイスチェンジャー付けてるからもしかして女装してんじゃね?ってカンジ〜。』

 

マーゴ「...ナノカちゃん?」

 

マーゴはナノカに目線を向ける。ナノカはそれに気付いたのか目を逸らす。

 

ナノカ「...私が【幻視】で見た未来には、五河士織が男だって明言された光景は見えなかったわ。」

 

マーゴ「...そう。」

 


 

そしてこのライブは五河士織側と誘宵美九側の勝負であり、結論を言えば五河士織側の勝利であったのだが、

 

美九「《破軍歌姫(ガブリエル)》ッ!」

 

美九はそれに納得できなかったのか、自らの天使である《破軍歌姫(ガブリエル)》を顕現させ、その力で発せられる音で観客達を洗脳する。その音はマーゴやナノカがいる場所まで届くところで

 

マーゴ「出番よカゲマルちゃん。」

 

カゲマル『任されよッ!ぬぉぉぉぉぉッ!!』

 

マーゴは左腕を前に出すとカゲマルは前に超音波の壁を発生させ、美九の声が届く前にその音を防ぐ。

 

マーゴ「さて、向こうも大変な事になってるわね♡」

 

ステージの上では五河士織が男である事が美九にバレてしまった上、五河士織と一緒に立っていた4人の精霊の内「ハーミット」こと「四糸乃」と「よしのん」、「ベルセルク」こと「八舞耶倶矢」と「八舞夕弦」が操られてしまう。それにより精霊達は士織こと「五河士道」へと攻撃を仕掛けるが耳栓をしていた事で唯一洗脳から逃れていた精霊「プリンセス」こと「夜刀神十香」が士道を救出する。しかし突如ライブ会場へと乱入してきたDEM最強の魔導士(ウィザード)「エレン・M・メイザース」が十香を攫ってしまう。そんな士道の事を気にすることもなく美九は攻撃を仕掛けようと精霊をけしかける。

 

マーゴ「まさかDEMまで来るなんて...流石にこれ以上はやらせられないわね。ナノカちゃん。」

 

ナノカ「...サイト。」

 

サイト『りょ〜解。』

 

するとサイトは自らを変形させるとスナイパーライフルとなり、ナノカは持ち手を掴み、ステージに向けて構え、狙いを定める。

 

ナノカ「...ッ!」

 

ナノカは引き金を引き、銃口から光弾が飛び出し、耶倶矢の天使「颶風騎士(ラファエル)」の片翼を狙い撃つ。

 

耶倶矢「うわぁっ!?」

 

夕弦「耶倶矢ッ!?」

 

四糸乃「ど、どこから...!?」

 

士道「っ!あれは...?」

 

士道はマーゴとナノカの存在に気付く。サイトは小型のハンググライダーの様な型に変形し、ナノカとマーゴは片手で持ち手に掴み、ステージ上まで滑空し、着地する。

 

士道「AST...?でも武装していない...?」

 

美九「誰ですかぁ、貴女達?」

 

マーゴ「一言で言い表すなら、貴女達と同じ精霊ね♡」

 

士道・精霊達「...っ!」

 

美九「だとしたらどうして貴女達はそちら(・・・)に立つんですか!?」

 

美九は《破軍歌姫》による洗脳が効いていない事に信じられないでいた。

 

マーゴ「そうねぇ...届いていない(・・・・・・)、といったところかしら?」

 

美九「っ!なら!《破軍歌姫》!」

 

美九は再び《破軍歌姫》を顕現させる。

 

美九「ーーーーーーーーっ!」

 

マーゴとナノカを操ろうと声を発するも

 

カゲマル『させんでござる!』

 

マーゴの左腕からカゲマルが現れ、超音波で相殺する。

 

士道・精霊達「...っ!?」

 

マーゴ「フフフ...残念だったわね♡」

 

カゲマル『拙者がいる限り、意思を無視しての操るなどと非道な行為は許さんでござる!』

 

美九「一体何ですか...その機械は...?」

 

ナノカ「...話す必要はないわ。」

 

サイト『そういう事〜。』

 

サイトは元の形に戻る。

 

士道「...っ(こっち(サイト)の方からも声が...?)」

 

マーゴ「せっかくだから、こっちも「声」で対抗してあげるわ♡カゲマルちゃん。」

 

カゲマル『承知した!』

 

するとカゲマルは変形し、メガホン型の音響兵器となり、マーゴはそれを顔の横に持ってくる。

 

士道・精霊達「...?」

 

マーゴ「いくわよ?スゥー...。」

 

マーゴは目を閉じ、静かに息を吸う。そして

 

マーゴ「ーーーーーーーーっ!」

 

『ーーーーーーーーっ!』

 

マーゴの口から美九と同じ声(・・・・・・)が発せられ、それが音響兵器となったカゲマルを通じて、大音量で精霊達に襲い掛かる。

 

美九「...っ!?」

 

耶倶矢・夕弦「くっ...!?」

 

四糸乃「きゃっ...!?」

 

よしのん『うわわっ!?』

 

精霊達は思わず耳を塞ぎ、動きが止まる。

 

美九「私と...同じ声...!?」

 

四糸乃「どうして、お姉様の声が...!?」

 

マーゴ「驚いてくれて嬉しいわ♡私、声真似がとっても得意なの♡」

 

美九「...っ!(ただ真似しただけの声じゃなくて何もかもが全く同じ声...!一体どうなって...!?)」

 

そして互いが構えている中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらあらぁ、随分と楽しそうではありませんこと?」

 

ステージに響く様に声が聞こえる。

 

マーゴ・ナノカ「...!」

 

精霊達「...っ!?」

 

士道「この声は...!」

 

すると士道の背後の影から黒と赤のドレスを纏った左の瞳が金色の時計の文字盤となっているツインテールの少女が姿を現す。更にその後ろから胸元が空いた黒い鎧で身を包み、真紅の瞳をした白銀の髪の少女が腕を組みながら現す。

 

士道「!「狂三」ッ!?それにお前は...!」

 

士道は現れたツインテールの少女「時崎狂三」と黒い鎧の少女を見て驚愕する。

 

「そう言えば会ったのは狂三とイフリートが戦ってた時だけだったな。俺の名前は「呂布」だ。お前達からの呼び方は「バーサーカー」だったな?」

 

その少女「呂布」は士道に名前を告げ、マーゴとナノカに目線を向ける。

 

マーゴ「あら狂三ちゃん♡こんな所に何か用かしら?」

 

狂三「キヒヒヒッ!実は士道さんと取引をしようと思いましてね。」

 

士道「と、取引...?」

 

狂三「ここではアレですので、ついてきてもらいますわ。」

 

すると士道は影の中に沈み始める。

 

士道「なっ...!?」

 

呂布「安心しろ、命を取る訳じゃない。」

 

すると狂三と呂布も沈み始め、3人の姿が消える。

 

ナノカ「...相変わらず読めない子ね。」

 

マーゴ「まぁ、そこも魅力的じゃないかしら?」

 

美九「さっきの人達といい、貴女達は何が目的なんですか...?」

 

美九と精霊達は警戒心を強める。

 

マーゴ「まぁいいわ、取り敢えず適当に時間稼ぎでもしましょうか。」

 

耶倶矢「時間稼ぎ...?」

 

夕弦「疑問、夕弦達を相手にいつまでも持つと思わないでほしいです。」

 

ナノカ「...そもそも目的は貴女達じゃない(・・・・)。」

 

四糸乃「え...?」

 

よしのん『どう言う事〜?』

 

精霊達はマーゴとナノカの狙いが読めない。

 

マーゴ「私達の目的はこの場に現れる彼女(・・)を確保する事なの。」

 

美九「彼女...?」

 

ナノカ「でも彼女はそう簡単に姿を見せてはくれない。けれど...。」

 

ナノカは美九を見つめる。

 

ナノカ「貴女(美九)が多くの人を巻き込んだ事で彼女が現れる未来が視えた。」

 

マーゴ「悪く言えば彼女を誘い出す為の()といった所ね♡」

 

美九「なっ...!?」

 

耶倶矢「貴様!お姉様に何ということを!」

 

夕弦「宣言、生きて帰れると思わない事です!」

 

四糸乃「ゆ、許しません...!」

 

精霊達が各々の天使を構える。

 

サイト『...ん?』

 

するとサイトは視界の端(サイトから見て美九達の斜め後ろ辺り)で光の様な何かが灯るのが見えた。

 

サイト『ナノカ、来た(・・)みたいってカンジ〜。』

 

ナノカ「!そう...。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

するとステージの精霊達全員(マーゴとナノカを含む)を囲う様に炎が突如として現れる。

 

精霊達「...っ!?」

 

マーゴ「フフ...待っていたわ♡」

 

マーゴはこの場に増えた霊力(・・)の反応がある観客席の方を見るとそこから火柱が立ち、弾けると中から1人の少女が現れる。

 

「...てめーら、精霊だな...。」

 

その少女は肩が露出しているフード付きのボロボロ(・・・・)のローブを身に纏い、足首には鎖で繋がれた重しを引き摺っている。

 

美九「な、何ですか...この悍ましい力(・・・・・)は...!?」

 

その少女から感じるのは精霊達の扱う天使とはまた違う、まるで対称的(・・・)な力だ。そしてその少女の爪は長く鋭く腕が黒く染まり(・・・・・)、まるで異形の様(・・・・)であった。

 

ナノカ「来たわね...。」

 

ナノカもその少女に対し構えを取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てめーら全員...1人残らずここで死ね!」

 

その顔に亀裂(・・)が入った、灰色の髪と血の様に赤い瞳の少女「紫藤アリサ」は業火を発生させる。

 




ラタトスク報告書
⚪︎月×日
識別名:スナイパー
危険度:B
〈天央祭〉の期間中、来禅高校にて存在が確認された新種の精霊。黒い服装と腕に包帯を巻いた黒髪の少女の姿をしている。行方知れずであったライアーと共にライブ会場へと姿を現した。背中に銃を背負っており、右腕からはアームズの様な機械で出来た腕が出現しており、ライフルなどに変形する。同じくライアーにも形は違えど同様の物が確認されている。現時点での危険性は判別できていない為、仮の危険度としてBとする。
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