痛いほど眩しい朝日を浴び、目を開く。
シャーレに私が居た。
”いや…なんで?”
つい答える人も居ないのにツッコミを入れてしまう。
さっきまでセイアと一緒に学園に行ってたはずのなのにシャーレに戻っている。
疑問を抱えたままシャーレの時計を見ると、時刻は正午の12時を指していた。
*
とりあえず目の前にあった仕事をほり投げてシャーレを出る。
何かをしなくてはならない。そんな焦燥感に煽られながら、とりあえず同行していたセイアの居るトリニティに向かうことにしたが……思ったよりも現実は厳しいらしい。
辿り着いた先にあったのは別に何の変哲もないトリニティだった。
ただ1つ、セイアに会えないということを除いたら。
―――体調不良らしい。
はァとため息しながらシャーレへとぼとぼ歩く。
結局その日はなにもやること無く仕事だけを淡々と処理する日だった。
そのままうたた寝をし始め…
*
あまりにも眩しい日差しに目が覚めると時刻は正午の12時を指していた。
嫌の予感がした、昨日までの焦燥感なんてものじゃない程、確信的で、絶望的な、嫌な予感。
ゴクリと生唾を飲む。
なんとかしなくちゃいけない、そんな使命感に似た感覚が足を震わさせた。
とりあえずなんとかしないとという使命感に似た焦燥感の行動は手にタブレットを握らせた。
深呼吸をしてとりあえずティーパーティー繋がりでナギサに電話をかけることにした。
シッテムの箱に電気をつけ、とりあえずティーパーティー繋がりでナギサに電話をかけることにした。
なにか…知っているかもしれない。
淡い期待感を持ちながら電話をかけた。
「先生…ですか、どうしたましたか?」
"あぁ、ナギサ…実は"
声を出して言おうとした言葉を飲み込む。
――私はなんて伝えればいい?
なにか嫌な予感がしました…程度じゃ意味が分からない、だけどこれは確かに嫌な予感……いや違和感に似ている。
「――先生?」
時間をかけすぎた、どうする?どう伝える?
思考する脳は簡単な問いを伝える。
"ナギサ、私って今日セイアを訪問したっけ?"
「?いえ…特にそういう事は――」
"―――ありがとうナギサ"
「え?えっと…はい?」
"要件はこれだけ、ありがとうね!"
困惑した様子が伝わるナギサの声から離れて思考することに専念することにする。
違和感の正体、それに近づいた確信がある。
とりあえずわかったのは『昨日した行動がなくなった事』だった。
昨日、私がセイアを訪問したことをナギサが知らないわけがない、だとするなら昨日した行動が白紙となったと考えるのが道理だと…思う。
もちろんこれは推測で本当のことかわからない。けどこれが本当だとしたらどうしてそんな事が…?
むむむと考え込んでしまう。
ずっと考えても意味がない、考え込みすぎて疲れた。
"ふぁ…"
ドスンとソファに寝転ぶ、考えることが多い、よくわからない現象、会えないセイア………会えないセイア?
そういえばセイアはあの学校へ行く前に気になることを言っていた…はず。
だけど全然、いや全く思い出せない。
夏の暑さで頭をやられたのかと自分の事ながら突っ込みたくなる。
あの学校について言ってたはずなのに全くと言っていいほど思い出せない霧がかかってる……というものではなく、すっぽり消えてるような。
とりあえず今日はもう休もう。
空が暗い、眠気が痛い、意識が朦朧として――
*
うんうんと唸る頭を日差しが滅多刺しにする。
大きな欠伸を経て、椅子から盛大にこr……痛ァ!!
背伸びしたら冷たい床に落ちたのだが!?
……何やってるんだろうか…私。
何気なしに時間を見ると――
やっぱり変わらずの正午の12時だった。
そういえば日付はどうなってるんだろうか?
何となくまだぼんやりした頭で考える。
時計を見ると、
…………?
"は?"
疑問が脳裏を貫いた。
そこにはセイアと一緒にあの学校から行った日と全く同じ日付があった。