近所の兄ちゃんとプラモデル作って遊んでたら…兵器になりました。 作:毘沙死狂騒曲
前回のあらすじ
男なのにISの適性があった零士、そして紛争地帯で戦う博一
俺は家族以外で割とマジで信頼できる幼馴染の更識簪と布仏本音に博兄ぃのことを話した。
2人は少し信じられない様子だったが、すぐに受け入れたようだ。
簪「まさか博一さんがそんなことをしてたなんて…」
本音「ひろろんさんすごい人だったんだね~」
零士「本当に…まさか近所の兄ちゃんが…情報量が多すぎて処理できないよ…」
すると簪が考え込むそぶりをして、俺に提案してきた。
簪「いろいろとことが大きいし…私の家族に相談してみない?」
零士「それは…お前の家族を巻き込んじゃうかもしれないし、それにお前楯無さんと距離置いてるだろ?」
簪「それはそうだけど…零士がひどい目に合うのはいやだし…」
本音「うんうん。れいれい、こればっかりはかんちゃんにお願いした方がいいと思うよ~」
俺はすごい迷った。
博兄ぃのことで簪のご家族に迷惑はかけたくない…
だがそんな俺の思いなんて気にしてないのかささっと簪は両親に電話していた。
零士「簪、ちょっまっ!」
俺は簪を止めようとするが本音に捕まる。
零士「本音貴様ァ!」
本音「ごめんねれいれい~今回ばっかりはかんちゃんに頼るべきだと思うんだ。」
零士「んなもん知るかァ!」
俺はたまたまポケットに入ってたレロレロキャンディーを投げて本音から逃れた。
しかし時すでにお寿司。
簪の様子を見るにちょうどすべて話し終わったようだ。
零士「遅かったか…チクショー!」
簪「よしっと…零士。今から私の家に来て。」
零士「それって拒否権は?」
簪「ないよ?(⌒∇⌒)」
零士「デスヨネー( ̄∇ ̄;)」
そういうことで、俺は更識家に連行された。
更識家にて…
零士「本当に来ちゃったよ…」
簪「お父さん。来たよ。」
家の扉が開き、中から男性が出てくる。
更識父「君が零士君か。簪から話は聞いているよ。さぁ、中に入ってくれ。」
零士「あ…はい。お邪魔します。」
俺は家の中に入る。
家の中は…まぁすごかったよ。
すごい豪華ってわけじゃないけどそこらの一般家庭よりはいろいろあるって感じだった。
更識父「君が男性の身でありながらISを動かしたと聞いた。だから、それを一度確認させてくれないか?」
零士「…分かりました。」
俺は待機状態のISを展開した。
まだどのガンプラも読み込ませてない素体の状態だ。
更識父「めずらしい…全身装甲か…」
零士「あとは…こういうことも…」
俺は一度ISを解除し、都合よくたまたま持っていたガンダムアストレイレッドフレームのガンプラを読み込ませてからもう一度起動した。
それによって俺のISはガンダムアストレイレッドフレームの姿になった。
更識父「姿が変わった…⁉」
零士「HGのガンプラを読み込ませることによって多彩なMSになることができます。」
更識父「これは…すごいな…」
すると簪の姉である楯無がやってくる。
楯無「ねぇ、零士君。もしよければ、そのISの力を見せてくれないかしら?」
零士「…どうしろと?」
楯無「簡単よ。私とISを使った模擬戦をしてほしいの。」
更識父「楯無!」
零士「いいですよ。」
更識父「仕方ない…二人とも、ついてきなさい…」
俺と楯無さんは更識父についていった。
そこは訓練などで使われる闘技場のような場所だった。
零士「こんな場所もあるのか…」
楯無「そりゃあ、暗部だからね。」
零士「暗部て…」
すごいな簪の家…
なんでもあるじゃん…
俺と楯無さんはそれぞれ位置についてISを展開する。
俺はガンダムアストレイレッドフレームを、楯無さんは霧纏の淑女を。
楯無「じゃあ、行くわよ!」
楯無さんは水のフィールドを形成し、その水を自在に操って攻撃してくる。
俺は対ビームシールドでなんとか防ぐが、このままではジリ貧だろう…
俺はバクゥヘッドを装備し、ビーム刃を展開して楯無さんに斬りかかる。
零士「ハァ!」
だが楯無さんは螺旋状の水で貫通力を上げた大型ランス蒼流旋でいとも簡単にバクゥヘッドごと俺を攻撃する。
零士「グハァ⁉」
俺はフライトユニットのスラスターの出力をフルにして対ビームシールドで守りながら楯無さんに突っ込んだ。
零士「うおぉぉぉぉぉ!」
楯無「甘いわ!」
楯無さんは蒼流旋で対ビームシールドを貫いてきた…と思ったら蒼流旋に纏わせている螺旋状の水を霧にし、対ビームシールドをすり抜けた。
そしてすぐに霧を気化し、その衝撃で俺は弾け飛んだ。
零士「ガァ…‼」
だが俺は何とか立ち上がり、レッドフレームの代名詞ともいえるガーベラ・ストレートを持ち、鞘に手をかけた。
零士「…」
楯無「こないの?じゃあこっちから!」
楯無さんは防御に使用している水を槍状にし、さらに高速で振動させて俺に飛ばしてきた。
対ビームシールドを失った今、あれを真正面から喰らったら終わりだ…
零士「一か八かだな…」
俺は深呼吸をして走り出した。
そして襲い掛かってくる水の槍を左肩を前に出して受けた。
左腕ではもう使い物にならないが、俺はガーベラ・ストレートを抜きながら体を右回転させその勢いで斬撃を楯無さんに放った。
楯無「やるわね。でも…現実は甘くないわ。」
俺が斬撃をぶつける寸前に、楯無さんは俺の顔面に蒼流旋をぶつけた。
零士「ふべっ!」
俺は地面に叩きつけられ、大の字に倒れた。
零士「Ω\ζ°)チーン」
楯無「…大丈夫?」
それから俺はしばらく寝ていた。
俺が起きると、そばにいた簪が抱き着いてきた。
簪「零士ぃ~よかったよぉ~‼」
零士「簪…心配させたのは悪かったが…離してくれ。痛い。」
簪「あっ…ごめん。」
簪をなだめていると、更識父が部屋に入ってきた。
更識父「零士君、目覚めたのか。よかった。」
零士「あぁ…はい。ところで…楯無さんは?」
更識父「楯無なら簪に「お姉ちゃんなんて大っ嫌い!」って言われたからか部屋で干からびてるよ。」
零士「えぇ…」
簪「大丈夫。悪いのは嫉妬を拗らせたお姉ちゃんだから。」
更識父曰く、楯無さんは簪と仲がいい俺に嫉妬していたらしい…
ならあんたも仲良くなれるよう頑張れよ…
嫉妬でこんなことしてるから嫌われるんでしょ…
更識父「そうだ、零士君。君に提案があるんだが…」
零士「なんですか?」
更識父「簪と一緒にIS学園に通わないか?」
零士「簪と一緒はうれしいですけど。謹んでお断りします。」