脱走せし少女達と機人と呼ばれし者   作:衛置竜人

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第2部『連邦捜査部(シャーレ)、始動』
#11『幕間(プロローグ):聖園ミカは■■■である』


 

 

 

マグナス達がレラエルの差し金たるデスザウラーを討伐し、アツコの奪還に成功した事はリューズにも伝わった。

「いやはや、一安心といった所かねぇ。凱龍輝が間に合って良かったよ」

リューズは安堵した様子で紅茶を飲んでいる。

「全くそうだよ!無事で良かったぁ…あれ?無事で良いんだよね?この星本来のサオリは死んじゃって生きてるのは地球から漂流してきた方のサオリだけど」

「微妙な所ではある上に酷な言い方にはなるが無事で良いとは思う。この星本来の錠前サオリの事は残念だったが…

しかし改めて思うがあの様なゾイドが存在していたとは…ゾイドがいなかったという()()()()()といいマルチバースというのは興味深い」

と紅茶を飲みながら言っているのはリューズとはテーブルを挟んで向かい合う形でソファーに座る天使の様な羽を生やした少女と狐耳と尻尾を生やした少女である。

"聖園ミカ"と"百合園セイア"。トリニティ自治区で暮らしている彼女達は後にトリニティ総合学園の生徒会組織たるティーパーティーの生徒会長の内それぞれパテル分派のリーダーとサンクトゥス分派のリーダーとなる者である。

リューズとは2年前…サオリ達がアリウス自治区を脱走する数日前に()()を結んだのである。

 

 

 

 

 

そもそも世界は1つだけではなく無数に存在している。

 

宇宙の外には超空間が広がり、そこには別の宇宙が泡粒の様に浮いている…これが多次元宇宙(マルチバース)理論である。更にそこから宇宙の中のどこかの時間軸が分岐し、同一人物であっても全く別の人生を歩む所謂IF(もしも)の世界…平行世界(パラレルワールド)という概念に発展する。

 

 

 

 

 

とあるマルチバースのキヴォトス。その世界の空は澄んだ青ではなくまるでこの世の終わりと言わんばかりに赤く染まっていた。各地から煙や火は上がり、建物の多くは崩壊し、瓦礫と化し、人々は地に伏し、物言わぬ屍に成り果てていた。

そんな瓦礫と屍の山の中、聖園ミカはただ1人歩き、やがて休息の為なのか瓦礫の山に座り込むと、ある物達に睨み付けるかの様に視線を向ける。

 

銀色に輝くボディに血管の様に張り巡らされた紫色の発光体、人より巨大な姿をした異形。それは動物に例えるならゾウと恐竜の様な怪獣だろうか。

1体の巨大な恐竜の様な存在と複数存在するゾウの様な存在。ゾウの様な存在なら彼女でも倒せはする…だが、親玉と思われる恐竜の様な存在には自分の攻撃も効果はない…キヴォトスでも最強格の1人とされる彼女の力を以てしても。

「サオリ…」

ミカはポツリとその名前を口にする。この世界では白洲アズサは錠前サオリ達と決別し、ヘイローを破壊する爆弾でサオリを殺してでも止めようとした。しかし、サオリを庇って秤アツコは命を落とした。

 

覚悟をしていたとは言え家族の様な存在を手にかけてしまった事にアズサは死んだ目をして絶望した。

 

ミサキは自殺し、ミカが発見した時には包帯の巻かれた腕が浴槽から力なく垂れ下がっていた。

 

 

「…ミカ。もう、この有様だ。

好きにするといい。優しい心を持っていたお前を…憎悪の()()にしてしまったのは、他でもない私なのだから。

私は他人からたくさん奪ってきた…これで少なくとも公平になるだろう…

ああ…この役目が来るとしたら、アズサだと思っていたのだが…お前だったんだな、ミカ」

アリウス自治区へ続く地下回廊にてミカを待ち構えていたサオリをミカは撃つ事が出来なかった。

ヒヨリを殺してしまって憎んでいてもおかしくない筈のサオリから投げ掛けられた言葉に自分を重ねてしまい、彼女を撃てば自分にも救いはないと証明することになってしまうからだ。

「そうだね…ミカは悪い子だ。

人を騙し、己を偽り。人を傷つけ、己を痛めつけ…そんな事をしておきながら、結果を受け入れる事ができずに泣いてしまう…そんな子だ。

でも、和解の手を差し伸べようとする優しさも持ち合わせているし、嫌われる事を恐れて自傷してしまう、不安定な子供でもある。

ミカは魔女じゃないよ。ミカは、人の言う事を聞かないだけの不良生徒だ。

ミカ、サオリ…一度や二度の失敗で道が閉ざされるなんて事はないんだよ。

この先に続く未来には、無限の可能性があるんだから。

チャンスがないというのなら、私が何度だって作るよ。

生徒が未来を諦める事なんてあってはいけない。そういう事は、大人に任せて」

間違いを犯した2人を優しく諭すのは"先生"だ。彼は2人にも救いの手を差し伸べた…そしてそれをベアトリーチェは台無しにした。元々アツコを利用しようとしたベアトリーチェだったが、彼女が死んだ事を受けてサオリを代替品として連れ去り、"儀式"を執り行った…しかし、召喚されたのはベアトリーチェの求めた物ではなくあの怪物達だった。

今、サオリはあの恐竜の様な存在の中にいる…彼女の存在をコアにしているのだ。

 

あの怪物達が"先生"の命を奪った。

 

あの怪物達がキヴォトスを滅茶苦茶にした。

 

自分自身がサオリの家族(ヒヨリ)を殺してしまった…その結果、こうなってしまった。

 

怪物達は今もキヴォトスを蹂躙している…この悪夢の様な光景は()()()()()()()への天罰なのだろうか…今のミカにはゲヘナへの敵意(憎しみ)もどうでもよくなっていた。

一休みが終わったのかミカは立ち上がり、あの恐竜の様な怪物…古の皇帝竜へ立ち向かう。たった1人では敵わないとしても戦うしかない…あの中に囚われた友人(サオリ)を救う為に、贖罪の為に…

痛みに耐えながら必死に怪物と戦う。外からの攻略が難しいなら中に入れば良い。そのタイミングを見計らい、遂に内部へと侵入出来たミカはサオリの姿を発見した。

「サオリ!サオリ!」

しかし、サオリは諦めにも見える薄ら笑いを浮かべたまま動かない…そしてミカは気付いてしまった…彼女のヘイローが今にも消えそうな事を…

「ミカ…最期に…頼みがある…」

「頼みって…!?」

「こいつを…古の皇帝竜…ゼログライジスを止める為に…私を…」

「そんな…そんな事をしたら…!」

サオリが言わんとした事をミカは理解してしまった。

一方、古の皇帝竜…ゼログライジスは口からゾイド因子の代用品として周囲に漂う大気中の神秘を咥内から取り込みつつ胸部を展開、赤く輝くガトリング砲が出現する。

「早く…しろ…でないと…」

ゼログライジスは体内にいるミカからも神秘を取り込んでいる…このままではミカの命も危ういだろう。そして、ゼログライジスを止める事も叶わなくなる。

「……わかった…」

「すまない…君に…罪を…背負わして…しまって…」

表情は動かないもののサオリの目から涙が溢れ落ちていく。

「ごめんね…!」

銃を構えるミカ…彼女もまた涙を流していた。

「もっと早くあなたと、あなた達と和解したかった…!友達になりたかった…!」

サオリに向けて語るミカ…その声は震えていた。

「もし…来世があるなら…その時は…友になって…」

「うん…!なろうよ…!友達に…!だから、そうなれる様に祈るね。

いつか…いつか、再び巡り会える事を…そして、あなた達に、未来が……次の機会がある事を…だから、私は…あなたを…あなた達を赦すよ。

それは互いが公平に不幸であることよりも、もっと良い結末だろうから」

祈りながらミカは銃を引き金を引いた。

「…ありがとう…」

サオリの最期の言葉を聞き逃す事なく。

 

サオリを介錯したミカ。ヘイローが消滅した彼女に力はもう残ってはいない…身体を動かす力すらも。ゼログライジスを止める事は出来た…だが、ゼログライジスの内部に入ってでも止めたその代償は自らの命だった。

ゼログライジスの残骸から放り出されたミカは重力に任せてそのまま地表へと落下した。

 

 

聖園ミカは"人殺し"である。彼女は取り返しのつかない間違いを犯したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あれ?私…生きてる…?)

死んだ筈のミカだったが、彼女は何故か意識を取り戻した。窓から見ると空は澄んでいる。不思議に思って立ち上がる視点がおかしい事に気付いた…視点が妙に低かったのだ。

何かがおかしい…そう思ったミカは鏡で自分の姿を確認して

「う…そ…?」

思わずそう呟いた。鏡に映っていた自分の姿…それはまだ幼き日の自分の姿そのものだったからだ。

 

暫くして落ち着いた彼女は今自分が置かれている状況を理解出来た…死んだのは確かだが、その後どういう訳か記憶を保ったまま幼き日…少なくともエデン条約締結式の数年前までタイムリープしたのは把握した。

(だけど、此処は私が知るキヴォトスじゃない…そもそもゾイドって何じゃんね!)

しかし厳密には単純なタイムリープではない…このキヴォトス…いやキヴォトスだけでなくこの惑星にはゾイドなるメカ生体が存在し、自分達は惑星Ziという星からの移民者の末裔だというのだ。少なくともミカの前世でのキヴォトスとは別物だ。

(もしかして、アイツらもゾイドだったのかな…?)

ミカはゼログライジスやゼロファントスの事を思い出す。確かにあれらにもキャップ(サーボモーター)らしき物が付いており、あれもゾイドの一種ではないかとミカは推測したのだ。

 

ミカは幼馴染みのナギサを筆頭に周囲には悟られないようこの世界に関する情報を出来る限り集めた…のにも関わらずセイアにバレた。

セイアは頭脳明晰なのに加えて神秘由来の能力によってかなり高精度の未来予知が可能なのだ。

セイアから接触し、迫られたミカは期待半分馬鹿げた話だと信じてくれず取り合ってくれないかもしれないという不安半分でミカはセイアに"前世"の事を話した。ミカの不安に反してセイアは自分の話すんなり受け入れ信じてくれてらミカは信じて貰えて良かったと泣いた。

因みに幼馴染みで後のフィリウス分派のリーダーとなる桐藤ナギサに話さなかったのは自分が転生者だと言っても冗談だと思われてまともに取り合ってくれない可能性が高いのとこの時点の彼女はアリウス分派との和解に対して何の利益もないと損得でしか見ておらず時期尚早と判断したから、そして彼女を巻き込みたくないからである。

尤もセイアからはいずれは話さないと拗れると釘を刺されたが…

 

セイアを仲間に引き入れた次は錠前サオリと"先生"の所在だ。錠前サオリの所在は確認出来た。確認した段階ではまだアリウス自治区にいるらしい。調べている段階で彼女にも()()()()があったが、一先ずこの世界にもサオリがいる事には安堵した。

「…しっかし…キッツいなぁ…()()()()()()()()()()()()事…」

しかし、問題だったのはこの世界には"先生"がいないという点だった。ミカとセイアの協力の元、出来る限りの手段を使って自分の前世にて後に連邦生徒会が立ち上げるシャーレの担当顧問となった人物…つまり"先生"となる人物の所在を探った。

しかし、自分の前世の世界かこの世界のどちらかがイレギュラーだったのかどうやら"彼"はもうこの世界に存在していない…存在はしていた様だが既に死んでいる事が分かったのだ。

前世での自分への天罰なのか…現実は無情である。

「…いやちょっと待つじゃんね…!?もしかして…この世界、詰んじゃってる!?」

"先生"はキヴォトス人と比べてあまりにも非力だった。自分達と違って銃弾1発で死にかねない程脆かった。それでも生徒達に真摯に向き合い、様々な問題を解決すべく奔走した…故に"先生"を慕っていた生徒は山程いたのだ…かくいうミカもその1人であり、"先生"のおかげで解決した問題も沢山ある。

「どうにかしないと…」

考えに考えた末にミカが辿り着いた結論は至ってシンプルなものだ。

 

 

"()()"()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

単純だが気が遠くなりそうな案…それでもミカはやると決意した…この世界に転生した意味と前世での贖罪の為に。

 

聖園ミカは"転生者"である。今度こそ最善の未来を目指して戦うのだ。

 

 

 

 

 

その過程でミカはセイアからある存在の事を聞いた。リューズ・ファントン。ミレニアム自治区を拠点に活動している人物。どうやらこの惑星の歴史に精通しているという噂だ。

そんな名前の人物などミカの前世にはいなかった…彼女からしてみればイレギュラーな存在だ。

もしかしたら何か収穫があるかもしれない…そう思ったミカは彼女にコンタクトを取る事にした。

 

 

マグナスからの連絡が来る前、リューズはパソコンのモニターとにらめっこしながら百鬼夜行連合学院から取り寄せた高級菓子を堪能していた。ファントン星人は種族単位で健啖家であり、リューズも例外ではない。故に食にも当然興味はあるのだ。

「おやおや?メールかい?」

そんな彼女の元に一通のメールが届いた。内容としては簡単に言えば会って話がしたい。仕事の依頼ですらない、嫌がらせか何かと思った彼女はメールをデスクトップのゴミ箱に入れようとして送り主を見て思い止まった。

 

送り主:聖園ミカ&百合園セイア

 

彼女達の事は噂で聞いていた。まだ幼いながらも素質を有し、それぞれパテル分派とサンクトゥス分派のリーダー()()。そんな彼女が何故接点のない自分と会って話がしたいのか?疑問は尽きないがそれは本人に聞いて話した方が早いと判断したリューズは受ける事にし、了承のメールを送った。

 

 

数日後。ミカとセイアは指定された場所へ1人で訪れた。抜け出すのは得意な方だ。

「やぁ、待っていたよお嬢ちゃん。私がリューズだ。何時も話している通りで構わないよ。その方が君達も話しやすいのだろう?」

リューズの言葉にミカとセイアは頷く。

 

 

とある部屋にて3人は紅茶とお菓子が置かれたテーブルを挟んでソファーの上に座っていた。

「さて、早速本題といこうじゃないか。君達は何を知りたい?」

「おかしな質問かもしれないけど、()()()()()()()()()にあなたはいなかった…あなたは一体何者なの?」

ミカの質問の意図をリューズは驚くと共に察した。

「なるほど…その質問に答える前に聞かせてほしい。君は…所謂()()()…そうじゃないかね?その質問が飛び出して来るという事は君は何処かの世界から転生してきた、そうとしか思えないのだよ」

「もしかしてミカの話を信じてくれるのか?普通なら荒唐無稽な話かもしれないのに」

「確かにそうだね。だが、私は転生者というのは信じているさ。広大な宇宙…マルチバースの中には本来ならリセットされる筈の記憶を保ったまま転生してしまった、なんという事もあるからね。私も宇宙を旅していった中でそういった人物に会った事ならあるよ」

「もしかしてあなたは噂通り宇宙人…?」

ミカはリューズの言葉と彼女に関する噂、そしてこうして対面した事で感じる違和感…他のキヴォトス人とは何か違うという直感からそう質問する。

「見ただけじゃ分からないだろうと思ってはいたが…そうか、君達の神秘は強力故に騙す事は出来ないか。聖園ミカ、君の質問だが、肯定しよう。確かに私は宇宙人だ。この姿もこの地で目立たぬよう擬態しているに過ぎない。ヘイローも擬似的に再現したものさ」

そう答えるとリューズは擬態を解いて本来の姿へと戻った。その事実にミカは思わず「わーお」と呟いた。セイアも口には出さないが驚いてはいる。

「私はこの宇宙の外の外、遥か彼方のファントン星から流れ着いたファントン星人さ。あぁ、前もって言っておくが母星に戻るつもりはないよ。そもそも宇宙船は壊れて動かせないしこの惑星、此処での暮らしを気に入っているからね。

今は持っていた技術を生かしてゾイドの改造武器の設計委託を受けたりコンピューターの使い方のレクチャーをしたりしてるよ。あぁ、この惑星の歴史に関してはこの惑星の事を調べる過程で得たものさ。此処に来てもう何年経ったか忘れたけど、今や歴史の授業も出来る位には知っているかもしれない…は流石に言い過ぎかもしれないねぇ。

さて、次は君の話を聞かせてくれないかな?」

リューズの言葉にミカは自分の前世での事を話した。

「なるほど…異なる歴史を歩んだパラレルワールドのキヴォトス…実に興味深い。気が言ってた怪物もサーボモーターがついてて金属の外殻で覆われている点からゾイドだろうと私も思うね。まぁ、私もゾイドに関してはすべて把握している訳ではないからそこまで詳しくはないけどね」

「この世界もミカがいた世界の様な歴史を歩む可能性は…」

「否定は出来ないだろうねぇ…この惑星に住み始めてそれなりには経っているが、それでも未知の事が多い。そんなこの世界で君達はどうしたい?」

「私は…私達の描くお話は、私達が決めたい。

あんな怪物の手によって私達の青春の物語(ブルーアーカイブ)が終わらされるなんて、そんなの嫌だから!だから終わりになんてさせない、まだまだ続けていきたい!」

ミカの思いを受け止めたリューズは満足げにそうだね…と呟く。

「君の勝ちだ、聖園ミカ!私もバッドエンドは望んではいないからねぇ!誰も犠牲にならない!素晴らしい!素晴らしいじゃないか!」

笑みを浮かべながらリューズはミカに向けて手を差し伸べる。

「私に出来る事は協力しよう。同盟を結ぼうじゃないか聖園ミカ、百合園セイア」

その手をミカは握る。

「ミカで良いよ」

「セイアで構わない」

「ならば、私の事も気軽にリューズと呼び捨てにしてくれ」

「それじゃ、早速だけどリューズに頼みがあるの。まずは"先生"の代わりになり得る人を探すのを手伝って欲しいの…連邦生徒会長が行方不明になる前に」

「うむ、分かった。候補となる人物を何人かピックアップしよう。年単位はかかるかもしれないが…

しかし、君は良いのかいミカ?君にとって"先生"は唯一無二の存在なのだろう?あっさり代わりとなり得る人を探せと…」

「思うところはあるよ。私にとって"先生"はあの人だけ…でも、それは私の独り善がりだから。この世界の皆の為にもやるしかないじゃんね」

「分かった。君の思いに敬意を払おう。何か情報が入れば共有しよう、我が友よ」

 

 

その数日後だった…この世界のサオリがアズサ達を連れてアリウス自治区から脱走し、マグナスと出会ったのは。マグナスからの連絡を受けたリューズは直ぐ様ミカとセイアに連絡したのだ。

そしてセイアは予知夢で2年後にレラエルが動き、ライガーゼロやデスザウラーを持ち出し、マグナス達が敗北する未来を見てしまったのだ。その最悪の未来を回避すべくリューズが導き出したのがあらゆる荷電粒子砲に耐え得るゾイドたる凱龍輝である。

 

デスザウラーを原因とする最悪の未来は回避出来たが問題はまだある。ライガーゼロやデスザウラーとの戦いで機体を失ったアズサ、ミサキ、ヒヨリの新たなゾイドの準備とマグナス用の機体の開発だ。

「まだまだ忙しくなりそうだ」

そう呟くリューズは不適な笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

To be continue…

 

 

 

 

 







・ファントン星人リューズ
別名:健啖宇宙人
身長:2m
体重:92kg
出身地:ファントン星

ゾイドやトランスフォーマーが実在せずかつワルダー帝国の侵略も受けていない宇宙、光の巨人(ウルトラマン)が存在する宇宙にあるファントン星から時空の裂け目を通ってこの惑星に流れ着いた漂流者。雌雄の判別がつきにくいが女性である。
本業は技術者であるのだが、この惑星の文化や歴史にも興味を抱き、趣味の領域で調べ始め、その過程で後にこの世界に流れ着いたラチェットやマグナスと知り合う事なった。
宇宙人である事はそこまで隠す気はない(そもそもこの惑星の住人自体宇宙人の末裔の様な存在である)が、それでもこの惑星では比較的目立つ外見故に外部の者と接する際や拠点の外に外出する際にはキヴォトス人の姿へと擬態する。擬似ヘイロー顕現装置も彼女が自らの手で作り出した物である。


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