「なるほど、彼女が東京駅で新幹線に乗って見送った後に行方が分からなくなったんですね。」
と、三輪は言った。
「ええ、佐和子は私と学生時代からの友人なんです。」
「ほう。」
「どこへ行くとか言っていませんでしたか?。」
「さぁね。」
「心当たりはないわ。」
「そうですか。」
早速、我々はその女性の捜索を行った。
「その女性は、見ませんでしたか。」
「ああ、この女性なら先週来られましたよ。」
「えっ、本当ですか。」
と、岩泉は言った。
「ああ、その女性なら先日に男と一緒に出掛けていたわ。」
「それは、本当なんですか?。」
「それで、何歳ぐらいの男かわかりますか?。」
と、三輪はバイト先の店員に聞いた。
「ええ、確か山陰の方へ行くとか言っていたわ。」
「ほう、山陰ですか?。」
「はい、場所は鳥取と島根県の出雲辺りと言っていたわ。」
「なるほど、山陰ですか?。」
「ええ。」
そして、岩泉と三輪と菅原は南と高杉に詳しく説明した。
「はい、勤務先の話によると昨日東京駅で新幹線に乗って山陰へ行ったのではないかと可能性があります。」
「それで、何かわかったのか。」
と、高杉は言った。
「はい、彼女の勤務先の話によると男と一緒に出掛けて行ったと言っていました。」
「えっ、男と一緒に。」
「誰なんだ、その男って。」
と、高杉は岩泉と菅原と三輪に言った。
「いや、わかりません。」
「そうか。」
菅原は、雨宮の友人に話を聞いた。
「あのー、雨宮と一緒にいた男についてなんですけど、何か心当たりありませんか?。」
「さぁね。」
「知らないわ。」
「そうか。」
菅原と三輪と岩泉は、南と高杉に報告した。
「そうか、その男に心当たりはないのか。」
「ええ。」
「彼女たちは、この男は知らないと言っています。」
「なるほど。」
そこへ、高山がやってきた。
「班長、足取りがつかめました。」
「ほう、何かわかったか。」
「恐らく京都から特急に乗って行ったと思われます。」
「ほう、東京から京都へは新幹線に乗って、そこから特急に乗ったって事か。」
「はい、早速調べてみると。」
高山は、時刻表で調べてみたら次のように説明した。
東海道山陽新幹線「のぞみ3号」
東京発 6時56分
京都着 9時10分
山陰本線・特急「スーパーはくと3号」
京都発 9時50分
鳥取着 12時54分
「ほう、なるほどすると京都へは新幹線に乗ってそこから山陰へ行ったんだね。」
と、高杉は言った。
「ええ、京都から特急に乗って山陰へ向かったと思われます。」
「ほう、と言う事は東京から京都へは新幹線に乗り、京都から特急に乗って山陰へ向かったって事か。」
「ええ、可能性があります。」
そこへ、1本の電話が入ってきた。
「はい、公安特捜班、何、女性の死体が発見された。」
「えっ。」
「場所は何処ですか、鳥取砂丘。」
そして、翌日。
高山と岩泉と南も伴って、鳥取へ向かった。
「やはり、でも何で彼女が鳥取砂丘へ来たんですかね。」
「さぁ。」
「それで、その発見者は。」
「その女の子です。」
「えっ、歩夢ちゃん達か。」
と、南は言った。
「何だ、歩夢ちゃん達も鳥取へ来ていたのか。」
「そうよ。」
「ところで、怪しい男は見なかったか。」
「さぁね。」
「私、知らないわ。」
と、侑は言った。
そして、事件は意外な展開になった。