とりあえず今回はプロローグになります。
稚拙な文章ですが、お目を通していただけると嬉しいです。
「ここは・・?」
目が覚めると僕は見知らぬ場所にいた。
起き上がり、きょろきょろと周りを見渡してみるが自分の知っている物は何もない。
ただただ地平線が続く。
後ろを振り返ってみると大量の植物が絡みつく巨大な塔がそびえ立っていた。
「夢でもみてるのかな・・」
今目に見えるのは広い草原、あちこちにふわふわと浮く謎の球体、真後ろの塔、そして塔の入り口に腰を下ろす一人の老人。
・・・・・・・老人?
「うおおお!!??」
この老人、さきほど自分が塔を見たときには影すらなかったのにいつのまに・・。
二度見してみたが景色は変わっていなかった。
その老人は中世の魔術師を思わせる風貌をしており、鼻の下には立派な髭、そして
いかにも偉そうなローブを羽織っていた。
「ジジイとはなんだ、失礼な小僧だ」
「いや・・あんた誰だよ・・・てかここどこ!?」
「ここか?ここは旅立ちの塔。冒険者が最初に通らなくてはならない試練の塔だ。」
「旅立ちの塔?」
「ああ。お前はさっき夢だと言ってたが、ここは決して某ネズミがいる夢の国などではないぞ?」
「信用ならないな」
「自分の頬でもつねってみろ。現実だとわかるさ」
「ったくこんなことが現実にあるわけがな・・・痛っ!?夢じゃねえ!!」
「全く、年上の話を疑うからだ。馬鹿者めが」
「うるせぇ!じゃこれが現実ならなんで俺はこんなところにきちゃったんだよ!」
「・・・・」
ジジイの表情が険しくなった。
それに気圧されるように自分も押し黙る。
「なあ、教えてくれよ!どうして俺がこの世界なんかにきてしまったのか、どうやったら元の世界に帰れるのか」
ジジイはうーん、とうなった後
「短刀直入に言おう。君はすでに死んでいる」
頭が真っ白になった。
死んでる・・・?ウソだろ・・?
否定する言葉を発しようとするが、彼の喉からはヒューヒューと細い息がもれるだけだ。
「動揺するのも無理はない。君は前の世界ではただの高校生だったのだから。」
愕然としている俺にジジイはこう言った。
「しかしまだ絶望するにはまだ早いな。
「え・・・?」
「お前には可能性が残っている。」
「俺は生き返れるのか!?」
「落ち着け小僧。ワシが言っているのは可能性の話だ。確信あるわけだはない。だが何もせずにここでウジウジしているよりはマシなのではないかね?」
「・・・」
「まあそれはお前さん次第だ。わしもできる限りのサポートはしてやる。」
「教えてくれ!俺はどうすればいい!こんなところで俺は死ねない!!あっちでやり残したことがまだたくさんあるんだ!!」
「伝説の大地へたどり着け。」
「伝説の大地・・・」
伝説の大地。
全ての龍の長が住むと言われる場所。
それは全ての冒険者が目指すこの世の果てだということをこの少年はまだ知らない。
「そこにお前さんがこの世界にきた真実があるはずだ。」
「あんた何者なんだ・・・・」
「ああ、自己紹介がまだだったな。」
ゆっくりと彼は言う。
「わしの名はヴィジャス。時空の魔術師だよ。」
これは一人の少年、士(つかさ)のこのパズル&ドラゴンズの世界で成長していく物語。
これはその序章である。