ジュンコが仲間になったことで効率はよりよくなった。
……入手経験値は幾分か減ったが、まぁそれは俺にとって誤差でしかない。
『ただ、問題はこれから皆が得るであろうスキルだな』
「ツルギは脳筋タイプ。オレは回復もできるタンク。ジュンコもアタッカーだったな」
「ああ。実は次はどれに進化しようかは決めてある。キラーアーマーになろうと思う」
この世界のキラーアーマーのランクはCだったな。成程、一気に特進しようと考えていたのか。
そういった手もありだったな。
『まずはここで狩りだ。二人のレベルが次の進化の条件を満たすまでやるぞ』
「それはありがてぇな。スライムジェネラルを目指すためにレベルを20にしないといけないからな」
辛くない?それ。
急に条件が厳しくなったな。メタル狩りに勤しまないといけないな。
「ではメタル狩りもしなければならないな。この墳墓にははぐれメタルが低確率ながら生息している。狩り続けていればいずれ出てくるだろう」
そいつはいい情報を拾ったな。人間が来ていない今の状況を利用しない手はない。
『よし、善は急げだ』
「っし…!張り切っていくか!」
***
『大地斬!』
強力な大振りの斬撃を地面に叩きつける。名の通り、地面を大きく削り、周囲のモンスターを殲滅していく。
ここにいる魔物はゾンビ系が多い。ボーンナイト、ポイズンゾンビ、ドラゴンゾンビ、ましょうぐも、ドラキーマ。たまにはぐれメタルとも遭遇した。
『逃げたぞ!囲め!』
「うおおおお!逃がすかぁ!」
ソウゴの小さい剣がはぐれメタルのHPを1ずつ削る。
そして連携としてジュンコが痛恨の一撃を繰り出してチェックメイトになった。
「よし、キラーアーマーに進化する条件を満たしたぞ!」
『それは重畳だな。ソウゴは?』
「オレは後1レベルで20だ」
ジュンコの進化条件は知ったが、ソウゴの進化先を見てなかったな。どれどれ…
のっかりゼラチン:メタルライダーのレベルが12以上
ハートナイト:メタルライダーのレベルが10以上
ダークナイト:メタルライダーのレベルが10以上で、闇属性の呪文を5回以上受ける
ダークランサー:メタルライダーのレベルが15以上で、「あまぐもの槍」を装備する。
スライムジェネラル:メタルライダーのレベルが20以上
おお、すごいな。進化先が5つもある。
こりゃあ迷うのも無理はないな。
因みに俺はというと。
伐採マシン:タイプGのレベルが10以上
デュランダル:タイプGのレベルが18以上
キラーマシン2:タイプGのレベルが15以上
この3つしかない。キラーマシン2になればまた分かれるかもしれんが…。
『あと一息だな。頑張るぞ!』
「「おう!」」
狩りを続行しようとしてる時だった。
突然地面が揺れ始める。
『何だ!?』
「地震か!?誰かがジバ系呪文でも撃ったのか!?」
「いや、これは……最下層のボスの咆哮だ!」
最下層のボスだと!?となるとまだ倒されて無い感じなのか?
『ちょうどいい、進化前に最下層のボスの討伐も視野に入れてみるか?』
「お!人間に取られる前にオレ達でやっちまおうって奴か?」
「それは賛成だ。おかげではぐれメタルがなかなか出てこないからな。一度黙らせに行くのもいいかもな」
満場一致で方針を決めた俺たちは、一度進化をやめ、最下層へと足を進めたのであった。