進化せよ!ドラゴンクエストモンスターズE   作:ヒラーズ

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VSジャック 最凶を撃退せよ!

『行くぞ!各自行動は自由だが、油断するな!』

 

俺は一番槍としてジャックに突っ込む。

低空飛行で突撃するその速度は遅いように見えているが…。

 

「……速い!」

 

突入する前にレベルは高く上げておいたため、素早さは結構速かったりする。

 

『ギガクロスブレイク!』

 

雷属性の二重の斬撃がジャックに飛ぶ。ジャックは避けようとしたが、素早さが元から遅かったのか、技が直撃した。

 

「痒いな…ハーゴンのベギラゴンの方が痛かったぞ」

 

そりゃあ、HPがほぼ7000だからこれっぽちの攻撃なんて蚊に刺された程度だろうよ。

因みに先ほどで受けたダメージでどれくらい減ったとなると…。

 

HP:6900→6550

 

HPが350しか減ってない。こいつ結構硬いな?

2回行動でもう一度同じ技を放つが、そこまで削れていない(残HPは6200になったが…)。

 

『硬いな…流石、古代兵器だ。並のモンスターでは傷つけるのは難しいか…』

「なら今度は俺達が行くぜ!」

 

リュウスケとソウゴが前に出て、煉獄火炎と灼熱斬が同時に飛んでいく。

直撃と同時に爆炎が上がり、煙が充満する。

少しして煙が晴れてもジャックは平気そうに立っていた。

 

「さっきから痒いぞ?舐めてるのか?」

 

HP:6200→5600

 

ちょっとずつだが効いている。

2回行動目にソウゴが殴ってもあまり減った様子がない。

 

「随分と硬いじゃないか…オムド・ロレスって確か常にマホカンタ持ちだったよな?」

『ああ。だから呪文は通じないぞ』

 

ベネルドも後に続き、攻撃し、魔法組であるジュンコとクラリスは防御した。

メタリスはにおうだちを使い、皆の前に出て攻撃防げるように立ち回る。

ディコンは暗黒斬を放ち攻撃、どれもこれ使用して、減ったジャックのHPはというと…。

 

HP:6200→4200

 

何とか2000も減らせたが…硬すぎるな。

 

「ふん、メタル戦法とはくだらないな」

 

ジャックは歯車を飛ばし、その攻撃をメタリスがすべて受けきる。

ダメージはそこまで受けてないものの痛恨の一撃が出たら大惨事になっていただろう。

 

問題視している中で一番危険なのは、こいつが回復呪文を持ってる可能性だ。

もしベホマなどでHPを全回復されたらリソースが持つかがわからない。

リソース切れで撤退は奴を逃がすのと同じ。ここで倒さないと嫌な予感がする。

 

『ならば戦略を変えるまでだ。後衛と中衛はテンションアップを優先してくれ、回復面はソウゴとベネルドに一任だ。頼んだぞ』

 

テンションアップ。それはジョーカー2のプロフェッショナルまでなら特性が無いとできない行動だが、ジョーカー3で特性関係なくテンションを上げれるシステムが追加され、よりモンスターをスカウトしやすくなったという事なのだが…

実はレベリングはただレベルを上げるだけではなく、何の概念があって、何がないのかを確認するための実験も兼ねていたのだ。

 

テンションアップのメリットはダメージや回復量が上がるだけじゃない。

常にマホカンタと常にアタカンタを貫通する効果が付与されるのだ。その為、暴走機関の特性は対アタカンタ・マホカンタ戦術に欠かせないものとなり、日々研究されている。

 

「あたしは毒状態を狙ってみるわ」

『それはありがたい!任せるぞ!』

 

オムド・ロレスはジョーカー2では裏ボスを務め、その割には毒が効くという欠点を抱えてしまっている。

しかもオレガノは毒ブレイク大持ちだ。無効にはできない。

その為、半々の確率で毒が通じる。

 

「食らいなさい」

 

オレガノは口から毒の息を吐き出し、周囲に毒をまき散らした。

運がよかったのか、ジャックにも変化が現れる。

 

「バカな…!毒状態に!?」

 

上手く毒状態にし、回復を手こずらせることに成功した。

これで奴は毒に苦しめられながら、戦闘をしなければならない。

 

『味方がテンションをためてる間、俺達前衛がダメージを与えるぞ!』

 

俺とリュウスケ、ディコンは攻撃に回り、ソウゴはバフをかけながら回復に徹する。

バイシオンで味方全員の攻撃力を上げ、その高い攻撃力を前衛がぶつける。

 

メタリスはメインタンクとしてみがわりを使い、皆の盾になる。

俺が考えたあらゆる戦術だ。ジャックはメタリスを突破しない限り不利になるだろう。

 

「クソ……戦術を変えてきたとたんにここまで強くなるのか…!?」

『言っただろう。泣きわめくのはお前の方だとな!』

 

モンスターズでの戦闘は質よりも量が勝る時がある。それはどのドラクエの作品の中でも同じことだ。

……まぁ、初代ドラクエは単身で魔王を退治しに行く物語だが…。

 

『今だ!ありったけの呪文をぶつけろ!』

「わかった!バギムーチョ!」

「いきます!ザバトローム!」

 

真空と水の呪文が合わさり、嵐のような極大呪文がジャックに襲い掛かる。

普通ならマホカンタで反射されるのだが、テンションアップの影響でその効果は貫通効果となり、ジャックを守る魔法の障壁が悉く破壊され、ダメージに直結した。

 

「ぎゃああああああ!!」

 

ダメージが凄まじかったのか、ジャックは吹き飛ばされ、蓄積された毒ダメージで見事倒された。

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