進化して3時間くらいだろうか、レベリングをするための狩りが思った以上にうまくいっている。
さっき対峙していたくびかりぞく相手でも余裕で勝てるようになった。これがランクの差って奴か…。
連続攻撃があるおかげで隙も付ける。
強くなったなぁ…だが油断はしないぞ!
後に俺は人類サイドに喧嘩を売る可能性だってあるし、この先全てが魔物相手というわけじゃないからな。
ステータスボードのシステムに色々問いかけたところ、魔物使いというジョブを持つ人物には注意しなきゃいけないらしい。
もし、スカウトアタックの抵抗に失敗し、仲間にされた時、俺の生涯はその魔物使いのために尽くす羽目になる。
それだけは絶対に避けなければならない。
『そのためにも、強くならなくちゃな!』
武器を振り回しながら周囲の敵を倒しまくる。
ここまで強くなれば最早作業ゲーになってくるな…。
一定の魔物を倒し終え、ステータスボードを開く。
そう、次の進化先とその条件を確認するためだ。
種族名:プロトキラー
ランク:E
系統:物質 レベル1→4→8
所持スキル
・ヒャド&デイン☆
・すばやさアップ1
特性
・1~2回行動
・れんぞく×2
・メタルハンター(自動引継ぎ)
能力値
HP:105 MP:52
攻撃力:100 守備力:82
素早さ:65 賢さ:52
次の進化先と条件
キラーマシン:プロトキラーのレベルが10以上
キラーマシンライト:プロトキラーのレベルが9以上
わぁお、後1レベル足りねぇ。
けど、逆に2レベル上がればキラーマシンになれるってやべぇぞ。
それにレベリングの際にヒャド&デインをカンストしたからな。次に得られるスキルが楽しみでもある。
しかし、この密林のモンスターの経験値ではレベルが上がらなくなってきた。そろそろ狩場を変えるべきだろう。
『この密林とはお別れだな。ここを抜ければ、平原だ。そこから遺跡やら山に行ければいいが…』
所持品を纏め、密林の出口に向かって歩き出す。
苦労を思い出しながら向かっていると、話し声が聞こえた。
俺は隠れながらその声の正体を見る。
「もう少し探索したら帰ろうか」
「そうだな。こんなところで巨大モンスターと遭遇なんて冗談じゃないしな」
「そうね。慎重に行きましょうか」
人間だ。いや、とがった耳を持つ種族もいるな…エルフか?
3人PTだが、構成は前衛1、後衛2だが、僧侶っぽい女性は金属鎧を着てるな。俗にいう神官戦士だろうか。
何がともあれ、ガチパーティであることは間違いないな。
対人戦は欲しいと考えていたが、流石に三人相手はきついな…。
(このまま通り過ぎるのを待つか)
今は冒険者のガチパに挑むのは得策じゃない。仲間もいない状態で挑むのは分が悪いし、いくら全体攻撃を持ってるとはいえ、MP切れを起こせば攻撃手段が減る。
それだけは絶対に避けないといけない。
足音が近づく。蒸気もならべく出さないようにしてるが…。
「……」
「……」
「……」
『……』
あ、あれ~?おかしいな?なんで凝視されているんだ?
確かに青いけど、そこまでバレるような色じゃないと思うんだけどなー……。
「こんなところに物質系のモンスターとエンカウントするとはな…」
「ラッキーじゃねぇか。丁度硬い奴をぶっ飛ばしたかったところだぜ!」
「恨みはありませんけど、お覚悟を願います」
で、デスヨネー!畜生!交戦不可避か!
武器を構え、3人と対峙する。
初めての対人戦。武器をしっかり握りしめ、覚悟を決める。
(うおおおおおっ!かかってきやがれぇ!)
やけになって3人に襲い掛かった。
多分、人間側ではきっと「プロトキラーが現れた!」って表示されてるんだろうな。