進化せよ!ドラゴンクエストモンスターズE   作:ヒラーズ

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マジかよ…このシステム便利すぎる

さて、どうしようか…話し合ってもキリがないが、かといって蔑ろにできない。

何しろ、俺達が西の国に言ってる間、他の勢力が拠点を攻撃するという可能性は捨てきれない。

 

そう悩んでいる時に、ふと、ステータスボードを開く。

すると…

 

『おめでとうございます!初めて拠点を持ち、パーティーを組みました。これではまるでクランです!そこで新たな機能が解放されます!

確認しますか? はい/いいえ 』

 

新たな機能?こんな時にか?

俺達は一旦話し合いを止め、新機能を確認する。

 

『もちろん。はいを選択だ』

 

新機能:拠点自動防衛機能

拠点を持つことを条件に開放される機能。PTのリーダーが決定権を持ち、その拠点に自動的に魔物タイプの衛兵を配置。

留守中はこの衛兵が拠点を守ります。衛兵の強さはPTの強さに影響し、強ければ強いほど防衛力が向上します。

 

ほほう。これは強いな。つまり、留守番係はいらないという事か…。

強ければ強いほど、衛兵も強化され、より強い防衛力が構築される…面白い機能だな。

ドラクエにはない機能だが、拠点を持ってしまった以上、こういった抑止力は必要だ。

 

『ただ、仮にベネルド達が来たとして、通してもらえるかだな…』

 

ヘルプをよく見ると、PT全員が味方と認識してるなら普通に通してもらえるそうだ。

 

『……意外な形で解決したな。さっきまでの話し合いは何だったのか』

「まぁ……解決できりゃそれでいいんじゃね?」

 

とりあえず、防衛機能をオンにする。

切り替えたとたん、扉が叩かれる。入ってきたのはBランクのモンスター「からくりだいみょう」だった。

 

「ツルギ様の命により、馳せ参じました。ホウセンとお呼びください」

『ホウセン……三国志の呂布奉先か。後ろにいるのはとうろうへいとたけやりへいか。防衛戦力が不足してると思うが…』

「ご安心ください。見た目は低ランクのモンスターであっても、皆様の実力に負けず劣らずの性能を持ちまする」

 

そこまで言えるのか…

少し不安で確認してみると、俺の数倍は強かった。

指揮能力も高く、統率も取れている。恐らくリーダーが変われば、防衛するモンスターも変わるんだろう。

俺は物質系のモンスターだから、物質系の近衛兵が来た感じだな。

 

「して、お聞きしますが。ツルギ様御一行は何処へ向かうおつもりで?」

『ああ…西の国の厄介ごとを片付けようと思ってな。イレギュラーハンターズを片付けて、西の魔王は勇者に倒させる算段だ』

 

イレギュラーハンターズを勇者にぶつけるわけにはいかないしな。

それに、勇者の旅にベネルド達が同行してる可能性が高い。

 

強くなったとはいえ、不安はぬぐい切れない。そこで俺の方のグループは勇者の旅のもっとも邪魔となる勢力を僅かながら潰しておくのが西の国に行く目的だ。

イレギュラーハンターズの目的が特異点の魔物(イレギュラーモンスター)とはいえ、ベネルド達の存在が奴らに知られれば、紛れもなく勇者も狙われる。

そうなる前に倒す。それが手っ取り早いだろう。

 

「成程…では、私から情報を」

 

ホウセンが俺達に情報を開示する。

何やら西の国では国王が魔王と結託して悪さをしているという噂だ。

そのせいか反抗勢力としてレジスタンスが結成され、イレギュラーハンターズとは敵対してるようだ。

戦況は芳しくなく、拮抗状態が続いていて、決定打が無い感じなのだろう。

 

『一枚岩ではないのだな』

「まぁ、国の主が魔王と結託してるって話が流れりゃあな…」

 

何やらかしたんだ?あの王様は。

だが、後顧の憂いは一時的断てたのは大きい。

 

『よし、善は急げだ。皆、また旅の準備を始めるぞ』

「よっしゃ。そうと決まれば、武器や防具を調達しねぇとな」

『……別に残っても良かったんだぞ?オレガノ』

「いや、行くわ。あたしの力…必要になるでしょ?」

 

……随分と心強くなったな。オレガノ。




次回、ついに西の国へ!
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