帰還者、未踏の秘話   作:もりいぬ

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※本作は元々本編のおまけとして執筆した作品ですが、外伝シリーズの方へと移動いたしました。

 息抜き代わりにネタに走った作品です。軽い気持ちで読んでいただければと思います。
 メタ発言だらけなので、メタ系の作品が嫌いな方は閲覧をお控えください。また、今作は物語の本筋にはかかわらないので読み仮名は振っておりません。



非物語シリーズ
メタ発言集・①


「皆、こんにちは。初めましての人は初めまして。この物語の主人公をやっている、月城遼河だ。それと、隣にいるのが──」

 

「月城あやめです!よろしくお願いします!」

 

「今日は俺たち2人で進行していく。よろしく頼む」

 

「頑張るよ!」

 

「さて、今回はちょっと趣向を変えて……俺が作者から聞いてきたっていう体で、創作の裏話や裏設定のようなこと──つまるところ、()()()()()()をぶっちゃけるコーナーだ」

 

「結構作品の“めたてき”な話らしいから、嫌いな人は気を付けてね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、早速1つ目。『実はオリジナル主人公は元々射手だった』って話だな」

 

「ええっ!? 遼河くんみたいなアタッカーじゃなかったの!?」

 

「ああ。ボーダー最初の射手、って設定で作ってたらしい。でも、それだと『なんかありきたりすぎないか?』って考えたらしくてな。で、結論として『そういえば帰還モノってあんまないよなぁ』って思って、今の俺……"月城遼河"ってキャラの原型ができたって話だ」

 

「でも、それも割とよくある話な気がするけど……?」

 

「だから、『旧ボーダーからの古株』っていう設定と、『黒トリガーの類は一切使わない』って設定を入れたって言ってた。向こうの世界から帰ってきた、って設定の作品はこの作品以外にもあるって話だけど、この2つの設定を両方含んだ作品を作者は見たことがないらしいからな」

 

「遼河くんの武器って、弧月だけだもんね」

 

「ああ。今も昔もこれ1本だ」

 

「それじゃあ、作者さんが元々考えてた主人公ってどんな人だったの?」

 

「詳しくは聞いてないんだが……。なんでも、コンセプトとしては『変態バイパー使い』だって聞いた」

 

「へんたいバイパー使い……?」

 

「なんでも"変態"って肩書きの通り、那須とか出水なんて目じゃないレベルのバイパー使いらしい。想像力とか、空間認識能力が極めて高いんだろうな」

 

「その人が遼河くんと戦ったら、どっちが勝つのかな……?」

 

「俺も気になって聞いてみたんだ。そしたら、『二宮さんと弓場ちゃんみたいな相性になるんじゃないか』って話だったな。普通の手段じゃ向こうが勝つけど、俺の間合いに引きずり込めれば俺が勝つ……って感じだと思う」

 

「へえ~」

 

「ただ……向こうは黒トリガーを持ってるって言ってた」

 

「黒トリガーもってるの!?」

 

「確かに言ってた。能力までは聞けなかったけど、『総合的な火力なら星の杖よりヤバい』って言ってた」

 

「星の杖……って、アフトクラトルの国宝だったよね?」

 

「ああ。防御不能の広範囲無差別即死斬撃とかいうめちゃくちゃなトリガーだな。それより火力が高いトリガーなんて、どれほど凄まじいのか想像もつかない」

 

「ひぇえ……。戦いたくないね……」

 

「まったくだ。実際、大規模侵攻の時に『射月』を使った主人公が『卵の冠』を火力で圧し潰すっていう展開を考えてたとかなんとか」

 

「えっと、卵の冠ってトリオンで出来てるものならなんでも溶かしちゃうトリガーだよね?」

 

「……ああ。それを火力で圧殺できるってことは、相当物量攻めが得意なトリガーなんだろうな」

 

「なるほど~。あ、そういえば、その人の名前って聞いてないの?」

 

「えーと、確か……そうだ、『真月(まつき)遊星(ゆうせい)』って聞いたな」

 

「もしかして、その人も遼河くんのモデルになってたりするのかな?」

 

「さあ……。でも、名前に『月』は入れたかったらしいぞ。うちの作者、そこらへんのこだわりすごく強いからな」

 

「話を作る前に、わたしたちのキャラの設定を全部作ったって言ってたね」

 

「そうだ。『ワールドトリガーが原作なんだから、中途半端な設定のキャラを出すわけにはいかない!』っていう作者の変なこだわりが発揮されたわけだ。俺の名前についても、『()()()()()()()()()()()()()、かつ()()()()()()()()()()()』をコンセプトに考え出されたらしいし」

 

「“りすぺくと”……ってことなのかな? でも、そのおかげでわたしたちがここにいるんだよね」

 

「そういうことになるな。ちなみに、プロフィールで紹介している俺たちの設定もまだ全部は公開してないらしいぞ。あやめのサイドエフェクトについてもプロフィールの中で仄めかしたくらいで、話してないわけだしな」

 

「いつか話すことになるのかな?」

 

「たぶんな。ただ、『やるにしても本編じゃやらない』みたいなことも言ってたな」

 

「うーん……。ま、いっか。話す時が来たらってことで!」

 

「そういうことだな」

 

 

 

 

 

「じゃあ次! わたし、『ヒロインって何人考えてるの?』っていう質問したよね?」

 

「あやめが聞きたかった質問の1つだな」

 

「うん。……ちょっと、不安になっちゃって」

 

「不安……? 少し気になるが、それは置いとくとするか。で、作者の答えについてだが……。『恋愛的な展開になることは今のところない』だってさ。単純にそういうのを書くのが苦手ってのもあるらしいけど──『原作の雰囲気を尊重したいから』っていうのが一番の理由らしい」

 

「ええっ!? そんなぁ……」

 

「……なんで、あやめが凹んでるんだ?」

 

「むぅ、なんでもありませんよ~だ」

 

「……? まあいい。でも、俺と絡む女の子キャラってのはもう目星がついてるって話だ」

 

「それって誰か聞いたの?」

 

「まずあやめだろ? 次に歌歩。この2人は、俺との繋がりが元々強いからってことで確定枠って言ってたな。で、他にも旧ボーダー繋がりで小南と、ゆりさん。千佳との絡みは無くはないけど、そんなにないって聞いたな。他にもいるらしいけど……『これ以上は先の展開に関わるからさすがに話せない』って言ってた」

 

「……気になってたんだけど、どうして歌歩ちゃんとつながりを持たせたのかな?」

 

「実のところ、割と誰でもよかったらしい。それこそ嵐山隊の綾辻とか、なんなら草壁隊の草壁早紀、って子でもよかったって言ってた。それでも歌歩を選んだ理由は、『歌歩が甘えられるポジションの人が欲しかった』って聞いた。あと、感極まって『お兄ちゃん』って言っても違和感がなさそうなキャラが歌歩くらいしか浮かばなかったとかなんとか。……でも正直、俺がちゃんと兄らしいことをできているって自信はないな。わざとじゃないとはいえ、5年間もほったらかしにしてたわけだし」

 

「でも、歌歩ちゃんは遼河くんのこと覚えてたよ?」

 

「そうだな。俺としては、もっと甘えてくれてもいいんだけど……案外、向こうも俺との距離感を掴みあぐねてるのかもしれないな。……今度、どこかに連れて行ってやろうかな」

 

(うう、羨ましいなぁ。わたしも、もっと甘えた方がいいのかな……?)

 

 

 

 

 

「それじゃ、次の話題は──『俺たちの元ネタ』についてだな」

 

「それって、わたしたちを作った時に参考にしたものってことだよね?」

 

「ああ。あやめの解釈で合ってる。……とはいえ、あやめに関してはそれなりにバレてるだろうな」

 

「……わたしって分かりやすいのかな?」

 

「少なくとも、作者的には激似らしいぞ。具体的には中の人まで同じ想定で作ったって話だしな。俺も1回元ネタになったキャラの画像を見せてもらったんだが……ホントにそっくりだった」

 

「ええっ!? そんなに似てるの!?」

 

「あとであやめにも見せるさ。……で、立ち絵を公開しようとしたけど似すぎてて没にしたらしい。俺たちのプロフィールで、容姿についての記述が曖昧にされてるのはそのせいだって言ってた。あと、単純に作者の絵心がなかったんでAIに作らせたけど納得いかなかったとかなんとか……」

 

「ええ~……」

 

「というわけで、俺たちの立ち絵が公開される予定は今のところないらしい」

 

「あとでこっそり見せてもらおうかな……?」

 

「まあ、こっそりならいいんじゃないか? ああそれと、『あやめの元ネタは1人じゃない』って言ってたぞ。事実、俺もそうらしいし」

 

「遼河くんにも“もとねた”があるってこと?」

 

「それについてなんだが……俺に関してはハッキリこれだ、と言える元ネタがないらしい。ただ、意図的にイメージに加えたキャラはいるって言ってた」

 

「ってことは、遼河くんの“もとねた”はいろんなところから集めてるってことなのかな?」

 

「多分そうだろうな。詳しくは覚えてないらしいんだが……間違いなくこのキャラだけは元ネタに入ってるってキャラを1人だけ聞いた」

 

「それって誰なのか聞いたことあるの?」

 

「自分に関わることだしな。もちろん聞いたさ。具体的な名前は伏せるが、割と昔の特撮だったかに出てくる剣士だって話だ。小さい頃に1回見てから、その姿が忘れられなかったらしい。で、『月城遼河』っていう剣士キャラを作るにあたってそのキャラのイメージを入れてみたって聞いた。俺が剣1本だけで戦ってるって設定も、そのキャラのイメージに引っ張られてるって話らしいし……」

 

「作者さんが忘れられなかったって言ってたってことは、それくらいカッコよかったんだね」

 

「ああ。俺も見せてもらったが……本当にカッコよかった。ありきたりな言葉しか出てこないけどさ。俺も、あんな剣士になれるだろうか」

 

「……遼河くんは、もう十分かっこいいよ!」

 

「──ありがとう、あやめ」

 

 

 

 

 

「じゃあ、次は作者が知り合いからされたらしい個人的な質問についてだ。『遼河にもいろんな世界線があったのか?』って質問だな」

 

「独特な視点だね……」

 

「いや、案外そうとは言い切れないぞ。迅のサイドエフェクトの影響を考えれば、パラレルワールドなんて無限に起こり得るわけだしな」

 

「たしかに」

 

「で、それについての作者の答えだが……本編中だと迅が軌道修正するから、その可能性は低い。あり得るとすれば、俺が近界を放浪していた時の話だそうだ」

 

「それって、わたしと旅してた時ってこと?」

 

「そうなるな。どういう未来があるのか聞いてみたんだが……それこそ、お前が死ぬ未来とかも普通にあるらしい」

 

「ええっ!?」

 

「……まあ、そういう反応になるよな。俺も驚いたし。なんなら、『あやめはいくつかの未来じゃ黒トリガーになってる』みたいなこと言ってた。あやめの黒トリガーを使って、自分の身体を顧みないで人殺しに明け暮れる未来もあったらしい」

 

「ええ!? そんなのダメだよ!」

 

「もしもの話だ、あやめ。実際に俺が人を殺したのを見たことがあるか?」

 

「ない、けど……」

 

「なら、そういうことだ。でも、あやめが黒トリガーになる未来もあるって聞いた時、少しだけ納得できてしまったんだ」

 

「──なんか、わかるかも。『このまま死んじゃうくらいならー』って、自分から黒トリガーになっちゃう気がする。それに……たとえ黒トリガーになっても、遼河くんと一緒に居たって証を残せるから

 

「……? どうした?」

 

「え? あ、ううん! なんでもない! ただ、もし黒トリガーになるしかなくなったらわたしは黒トリガーになったのかなー、って考えてたんだ」

 

「……させないさ。俺がいる限り。それに少なくとも……俺はその未来を選ばなかったし、選ぶつもりだってない」

 

「えへへ……ありがとう!」

 

 

 





以降、このシリーズは外伝作品扱いといたします。ご理解の程をよろしくお願いします。
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