バトルスピリッツ ソードブレイヴ   作:異次元

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新たなる戦い、レジェンディアへ

それから時は流れて2012年8月30日……。

 

駅の近くの時計台に1人の赤い髪の青年が立っていた。

激突王の二つ名を持つ元赤のコアの光主、馬神弾である。

 

そこへ、紫の長髪の少女がやってきた。元紫のコアの光主、紫ノ宮まゐである。

 

「弾、お待たせ」

 

「俺もいま来たところだ」

 

「それじゃ、行こうか」

 

「ああ」

 

そう、二人はこれからデートなのだ。二人は手を繋いで歩き出す。

 

午前中はゲームセンターで沢山のゲームをして、昼食をとり、午後はカードショップでバトルスピリッツを行った。当然ながら殿堂入りカードバトラーの登場に観客が湧いていた。そんな時、

 

カードショップのスタッフが弾に近づく。

 

「すみません。弾君」

 

「どうしました?」

 

弾はスタッフにそう言う。

 

「これを弾君に渡してほしいと言われまして」

 

スタッフは弾に手紙を渡す。弾は手紙を広げ、まゐは横から手紙を見る。手紙にはこう書いてあった。

 

『今日の夕方、君が未来へ行くことになった場所で待っている』

 

「なにこれ?」

 

まゐは疑問に思う。

 

「分からない、が行ってみないとどうにもならないな」

 

弾はそう決意する。

 

「ならあたしも行くわ」

 

とまゐはそう言い出す。

 

「でも……」

 

「言ったでしょ。貴方を失いたくないって。何と言われようと行くわよ」

 

こうなったらまゐは止められない。弾はまゐを連れて2年前に未来に行くきっかけとなったあの場所へ向かった。

 

 

 

 

それから、夕方……。

 

二人は手紙の主を待っていた。ふとまゐは弾に聞く。

 

「グラン・ロロの事もそうだけど、未来での戦いは忘れられない?」

 

その質問に弾は迷わず、

 

「ああ、忘れられないね。あの時の戦いは俺にとって何よりも代えがたい物だ。」

 

そう答えた。さらに、

 

「今でも、もっと強い奴とバトルがしたい。あの体中を沸騰するような凄いバトルがしたい。そう思ってる」

 

そう付け加えた。まゐはふふっと笑い、

 

「そういう所、変わらないね」

 

と言う。その時、

 

「なら、新しい刺激を試してみるかい?」

 

と二人の背後から声がした。弾とまゐは声のする方に振り向く。そこには、赤い仮面の男がいた。

 

「お前か?あの手紙を送りつけたのは」

 

弾は聞くと

 

「そうだ。俺はジャスティス立花。天空三賢者の一人だ。激突王」

 

赤い仮面の男…ジャスティス立花はそう言った。

 

「ジャスティス……」

 

「立花……?」

 

弾とまゐはそう声を揃える。

 

「先に言っておくが俺はこの世界の人間じゃない。レジェンディアと言う別の世界の賢者だ」

 

ジャスティスはそう言った。

 

「そうか。じゃあ何のために俺を?」

 

弾が聞くと、

 

「決まっている。君のようにバトルを求めている者を招待しようと思ってね。それに、先程も言ったように新たな刺激を味わってみる気はないかと思ってね」

 

とジャスティスは言った。

 

「新たな刺激……?」

 

まゐが聞くと、

 

「そう……。追われる恐怖さ」

 

ジャスティスは言った。

 

話によると彼の世界、レジェンディアにはソードアイズと呼ばれるカードバトラーがいて、現在は光と闇が争っている状態らしい。

 

ジャスティスの依頼はそこに激突王を投入して光と闇の争いを激化させるとのことだ。

 

さらに、弾に相当する赤の戦士…赤のソードアイズはバトスピ初心者とのことだ。

 

この話を聞いて弾は思った。

 

面白い…と。

 

行ってみたい…と。

 

そのソードアイズに会ってみたい……と。

 

弾は決めた。

 

「俺、そのレジェンディアに行くよ」

 

ジャスティスは

 

「君ならそう言うと思ったよ」

 

と答えた。ジャスティスはまゐに視線を向けて、

 

「そこのお嬢さんはどうするんだい?」

 

と尋ねた。まゐは迷わず、

 

「あたしも行くわ。グラン・ロロでもないまだ知らない世界に弾を一人で行かせたくないし」

 

と即答した。ジャスティスは

 

「決まりだね、なら……」

 

とジャスティスは両手から光を放つ。すると、彼の両手には二つのデッキが握られており、それを弾とまゐに渡した。

 

「これから行く世界のデッキだ。残念ながらXレアは入っていないから、キースピリットは自分達で用意してほしい」

 

と言い、さらに5つの穴がある小さい板の様なものを二人に渡す。弾は炎の意匠をした赤色で、まゐは夜を思わせる紫色だ。

 

「これは…?」

 

まゐが聞くと、

 

「ライフカウンターだ。バトルをする際に、君たちの命を守るプロテクターの役割を持っている。くれぐれも無くさないようにね」

 

とジャスティスは答えた。そして、

 

「準備はいいかい?」

 

と聞く。二人は、

 

「ああ(ええ)!」

 

と答え、ジャスティスは右手を翳す。すると光の扉が現れ、弾はまゐの肩を抱き寄せ、まゐは弾につかまり、二人は光の扉に向かって飛び込んだ。光の扉は二人を吸い込むと、やがて消滅する。残されたジャスティスは

 

「赤と紫のコアの光主達よ……。君たちの活躍に期待しているよ……」

 

と言い、やがて新しい光の扉を出すとそこに入り、光の扉は消滅した。

 

その場にはだれもいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ツルギ「キザクラのソードブレイヴ、『光翼の神剣エンジェリック・フェザー』を手に入れ、メガラニオンへ向かう俺たち。その途中、ソードアイが謎の力に反応し、その村に行く。そこにいたのは、赤の男性カードバトラー、馬神弾と紫の女性カードバトラー、紫乃宮まゐだった。交流の末、女同士という理由からキザクラはまゐに勝負を挑む」

「次回、赤と紫の光主現る! 魔界七将アスモディオス!」

「バトスピは今、神話になる」
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