ブルアカ二次短編集   作:朱汰清家

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勇気を出してバレンタインチョコを渡すミカ

モモトーク

ミカ『先生☆』

ミカ『今日が何の日か知ってる?』

先生『バレンタインでしょ』

ミカ『そう! お店で面白いチョコがあったんだ』

ミカ『だから今からチョコ渡しにシャーレに行くね♪』

先生『どれくらいかかりそう?』

ミカ『もう目の前♪』

先生『……え』

 

 

「やっほー先生♪ 来たよー」

 オフィスの扉を開け、ミカが入ってくる。

 連絡が来てから一分もたってない。

「ほんとに目の前だったね。もっと早くに連絡くれればおもてなしの準備も出来たのに」

「あ、ごめんね先生。迷惑だった……?」

 明らかにしゅんとして落ち込むミカに慌てて補足する。

「いやそういうつもりで言ったわけじゃないから気にしないでいいよ」

「……ほんと?」

「うん、本当だよ」

 気持ちが晴れたのか笑顔になるミカ。

「それじゃあ先生、これが本題のチョコだよ!」

 そういいながら小さな小箱を手渡してくる。それを受け取り中を開ける。

「これは……ハートの形をしたアクセサリーみたいだね」

 中に入っていたのはハートの形をしたネックレスでとてもチョコには見えない。

「そう! これはアクセサリーチョコっていうんだって! すごいよね、本物のアクセサリーと見間違うぐらいきれいに作られてるんだ♪」

 こういったチョコもあるのかと感心した。それにしてもアクセサリーチョコか。

「ミカらしいバレンタインチョコだね」

「え……?」

「だってミカ。アクセサリーを集めるの好きだったよね」

「……覚えててくれたんだ」

「私の生徒のことは何一つとして忘れないよ」

「……わーお。……先生って他の生徒に対してもそんな感じなの?」

「んー? そうだね。生徒によって対応を変えようとはしてないし」

「…………素でこれは危険すぎじゃないかな」

 ミカがぼそりと何かをつぶやく。

「? 何か言った?」

「んーん。それよりチョコ食べてみてよ先生♪」

「そうだね。いただきます」

 手に取ってみると確かにアクセサリーとは違った感覚だった。

 こうも精巧に作られていると少し気がひけるが、思い切って口に含む。

 瞬間、チョコレートの甘みとほのかな苦みが口全体に広がる。嚙んでみるとコリっとした音がして別の味がしてくる。

「これは、アーモンドかな?」

 見た目だけでなく味や中身もしっかりと作られていて期待以上の満足感を得ることが出来た。

「うん、おいしいよミカ。ありがとね」

「喜んでもらえてよかったー。また今度買ってくるね!」

 ミカは満面の笑みを浮かべる。

「それじゃあ先生、またくるねー♪」

「うん、いつでもおいで」

 ミカがオフィスを出るときこちらに向けて手を振ったので同じように手を振り返す。

 そのまま出ていき、コツコツと足音をならしながら遠ざかっていく。

 もうそろそろ聞こえなくなりそうだなと思った時、全速力でダッシュする足音が響いた。

 

「……今度来た時に注意しないとかな」




昔かいてた時はミカの趣味と合わせてアクセサリーチョコって発想天才だろって思ってた。
読み返して思った。
アクセサリーチョコってなんだよ。
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